Aqoursな日々   作:A×K(アツシくん)

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いよいよ物語も最終章へと突入しました。

自分で読み返すとやっぱり最後まで投稿して完結させたいという思いが強くなってきますね…!

頑張って更新するので見ていってくださいね!

今回は何やらピリピリモードから始まる…?


第92話

「………………………」

 

「むむむむ………!!」

「うーん……おーー…あー…うーーん…?!」

「これと…これはー…うーん…」

 

…部室に入ると、各々が悩ましい声を上げていた。

聞こうにも話しかけるが、教えない!と門前払いされる。

おかげで部室の中はピリピリムード一色だった。

 

(俺なんかしたかなぁ…心当たり全然ない…)

やることも無いので本戦で披露するライブの曲と衣装を見る。

もちろん、既に完成間近で練習も滞りなく行われているが…みんなと話せないとなるとこうなるよなぁ…。

 

 

 

────────────────────

 

【千歌 視点】

 

 

それは、遡ること…悠くんが来る30分前のこと…。

 

「みんな……バレンタインデーは…''戦争''だよ…!」

「戦…争…?」

「確かに、渡す予定だったけど…戦争は言い過ぎじゃない?」

 

「甘いよ…!

もちろん、悠くんに渡すのは当たり前だし大前提だけど…

悠くんの好みとかで…貰った時の嬉しさが違ったりするかもよ…!」

「悠さんの場合、そのようなことは言わないで心から嬉しがると思いますが…」

「でも…確かにそうずら

悠さんに、1人恋人を決めてもらうには…避けられない争いずら…」

「…る、ルビィはお姉ちゃんと協力して作る…!」

 

「こうしちゃいられないわ…!材料を小原グループの人達に集めてもらわないと…!」

 

 

 

 

…こうして、あと数日に迫ったバレンタインデーに向けたAqoursのメンバーによるデスマッチ?が始まったのだった。

本人はもちろん、知らないこと。

今回ばかりは…千歌の口からも言えないの…ごめんね、悠くん。

 

 

(…なのはいいけど~…………)

悠くんの甘いものの好みとか分からないなぁ…。

聞いておけばよかったと後悔する。

 

みんなの合意で聞かない約束になった。

あくまでも、自分で考えるのが絶対条件だった。

 

(やっぱりミカンとかかな?…あー、でもフルーツを使ったチョコレートとかあるから…いいかも)

「うーーーーん…」

みんなも悩んでる…でも、それだけ悠くんにあげたい気持ちが現れてるって証拠だよね…。

 

 

(ここはいっその事……自分の体にチョコレートでも塗って……!)

…と、思ったが想像するだけで恥ずかしさと襲われるという事が頭に過り自分で自滅してしまう。

…と言うか、他の人も考えてるはずだよ…鞠莉ちゃんとか善子ちゃんとか。

 

(とりあえず、帰ったらネットで調べておこうかなぁ~)

「ほら、千歌…お茶」

「うわああああああぁ!?あっ、ありがとーぅ!?」

 

 

────────────────────

 

 

「……どこから声出してんの…」

飲み物を渡すやいなや高音を発する千歌。

因みにほかのメンバーも同じような反応をしていた。

 

(あれか?今度隠し芸大会でもするんか?)

真剣に携帯や雑誌とにらめっこするAqoursのメンバー。

鞠莉だけは電話して足早に部室を後にしていたが…。

 

「…ん、まぁいいや

あんまり詰め込みすぎるなよ?」

「あ、あははっ…ありがとうね、悠くんっ♪」

恥ずかしそうに笑う千歌。

…可愛い。

 

「悠~、携帯鳴ってるよ~?」

果南が机の上に置いておいた携帯を持って呼びかける。

 

「ん…誰から?」

「悠のお母さ……」

「無視しといていいよ」

「えっ?」

 

多分、ろくなことではないだろ。

何となく、直感がそんなふうに告げている。

 

「でも、出ておいた方がいいよ~…?」

「…まぁ、ごもっともな意見です…」

携帯を受け取り部室の外で電話に出る。

 

 

【ガッデム!!!】

「電話越しでも暑苦しいわ」

 

【新年開けたのに暑苦しいなんてアナタの周りには灼熱地獄か!】

「上手いこと言ったつもりか」

【それともあれか!Aqoursのみんなとあっつあつってことか!】

「聞くのすらしんどいんですが!?」

 

ペースをガタガタに崩されまくりだが、咳払いをし冷静さを保つ。

「…それで、要件は?」

【んー、難しいことではないのだけど…週末、東京に行くのに付き合ってくれない?…あ、もちろん荷物持ちって意味も含んでるけど】

「…ちょっと待っといて」

 

部室のドアを少し開けて千歌に確認してみる。

「千歌~今度の週末俺東京に行くけど…大丈夫そう?

母さんと一緒なんだけど……」

「い、いいよ!むしろ好都合!!」

食い気味に肯定された。

好都合とはどういうことなのだろう…あ、旅館の手伝いが忙しいからかな?

 

【あら~、千歌ちゃんと喧嘩でもしたの?】

「しとらんわい、そんで、東京駅に行けばいいのね?」

【そっ、よろぴこ~♪】

 

そう言うと母親からの電話は切れた。

「…全く、仕方の無い人だ」

 

 

 

 

 

 

…ただ、この時は気がつかなかった。

この東京巡りが…衝撃的な内容になることを。




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