Aqoursな日々   作:A×K

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実は今、沼津に聖地巡礼してます(泊まりで)←
ラバーストラップとか買ってるんですが鞠莉が圧倒的確率で出る…


ネタバレ注意報


第93話

「…………んで、東京駅に出迎えに来たけど…」

 

当の本人はまだ来ていない。

連絡を居れても返事がない。

 

「…まぁ、待つか」

そういうマイペースなところも母親らしい。

 

(……と言うか、ここ最近東京に来ること多いな…鹿角姉妹の時といい…)

 

「東京に~………帰還!」

「…なんか、同じようなテンションの奴を知り合いに1人知ってるよ……と言うか、遅かったね母さん」

「んー、少しね…連れも迷っていたのもあったし」

 

「…連れ?」

そう聞くと母親の後ろからひょこっと顔を出した女の子。

…いや、俺より少し年上だろうか?

 

「初めまして、渡辺月です♪」

「……渡辺……月……?」

Go〇gleならぬ悠グルが思い当たる件数は1件しかない。

 

「あーーー!

曜の従姉妹!?」

「おっ、その様子だと曜ちゃんから色々聞いてるみたいだね?♪」

にこやかに笑いながら握手を求める月さん。

 

「…よ、よろしくお願いします…(なんか男の子みたいな顔立ちだな…)」

「ふふっ、曜ちゃんが色々良いと言うのもわかる気がするな~♪」

「…え?」

 

「あー、こほん」

何やら聴き捨てならないセリフが来たと思ったが…母親に遮られた。

 

「まぁ、月はイタリアで一緒に行動してたんだけど…今回、東京に行ってみたいっていう経緯でね

ちょうど東京にも用があったからね」

「あぁ、なるほどね…」

「ついでに君の顔も見てみたかったしね♪」

「…お、おう…」

 

調子が狂わされる…。

この手の人は女の子のファンが多いんだよなぁ…。

 

「特にスーツとかピシッとした衣装が似合いそうだよねぇ♪」

「…そこも、曜に似てるんですね」

 

「んまぁ、久々だし東京巡って一緒に飯でも食べようや」

「あとは俺の荷物持ちな」

「さすが、忘れてないね♪」

 

こうして、初めて曜の従姉妹、月さんと顔合わせをし俺たちは東京の街中に出向いた。

 

「……曜ちゃんは、今スクールアイドルやってるんだよね♪」

「うん、まぁ千歌ちゃんのお誘いもあってね」

「色々聞いてるよ~♪

千歌ちゃんに梨子ちゃん、果南ちゃんに花丸ちゃん♪」

「あー、確かに曜が前に色々話してるって言ってたような気がしたようなしないような…」

 

「…ところで~……なんで''呼び捨て''なのかな?」

「え''っ……………」

痛いところを突かれた

「あはは、なんてうそうそ♪

その辺もちゃんと聞いてるからね♪」

「あ、あはは~……………」

言い逃れはできないようである。

 

 

 

 

 

なんて話に夢中になってると……。

 

 

 

 

ドンッ。

 

 

「いたっ…!」

「あっ、ご、ごめんなさい!よそ見して…!」

「なーにやってんの、バカ息子……………あれ?」

 

ペコペコする俺を後目に母が何やら話しかけている。

「久しぶりだね、ラブライブの本戦以来かな?」

「ええ、お久しぶりです♪」

 

「…あれ……?」

「ん、どうしたバカ息子」

…この人……確か……。

 

 

「あーーーーーー!この前曜と東京に来た時にぶつかった人!」

「あっ……もしかして…あの時の君?!」

 

「え、曜ちゃんと東京に?」

「あ、ああ…それはまた別の機会に…」

 

「へぇ、まさか顔見知りだったのね」

「ということは…こちらは息子さんですか?」

「そ、挨拶しとけバカ息子」

 

「バカ息子バカ息子…って…

度々すいません…冴木 悠って言います」

「大丈夫よ、私の方こそごめんなさいね♪

自己紹介出来て良かったわ…絢瀬絵里よ♪」

 

「…絢瀬…絵里…」

「この人はなぁ~…伝説のスクールアイドルμ'sの一員だぞ~?」

「えっ、あのμ'sの!?」

 

月さんは知っているようだ。

確かルビィとか凄い熱量で話していたなぁ。

 

「そんな、昔の話ですよ…今は普通の大学生ですし」

「懐かしいなぁ…このあと何かあるの?」

「いえ、特には…」

「じゃあ少しでもお茶飲まない?

バカ息子が奢るってよ?」

 

「なんでだよ…まぁ、いいけど…」

「あら、じゃあお言葉に甘えようかしら♪」

 

物腰柔らかそうな金髪の美少女はそう笑った。

…どこかのシャイニーとは大違いだなぁ…。

 

 

───────────────────────

 

「シャ、シャ…シャイニーっ!」

「ちょ、どんなくしゃみしてんの…」

「これは…悪い噂をされてるわ、果南!」

「悠だったりしてね?」

「ありえそうね…」

「あはは、まあまあ…悠はそんなことしないと思うよ?」

「果南は悠に甘々ね~…」

「そ、そんなこと……!…ごにょごにょ…///」

 

 

────────────────────

 

 

「──────────そんで…」

喫茶店に入った俺と母と月さんと絢瀬さんと……。

 

 

「やっほ、久しぶりやね?♪」

「まさか、絵里の誘いだからと来てみたら…」

 

──────────もう2人来た。

しかも、あの時の2人。

 

「んじゃ、私が紹介するわ~

東條希ちゃんと矢澤にこちゃん

絵里ちゃんと同じμ'sのメンバーよ」

「…と言うか、なんで母さんがμ'sのメンバー知って…」

 

「ウチらのライブを見てくれたりしてたんよ♪

もちろん、本戦の審査員もしてくれたし♪」

「ま、腐れ縁ってやつよ」

「へぇ~…」

月さんが感心したように頷く。

 

「そう言えば、Aqours…言うたっけ?本戦に出場するんよね?」

「あ、あぁ…今度のラブライブにね」

「あら、そうだったの?

…じゃあ、応援しに行こうかしら?♪」

「えっ…………!?」

思わぬ提案に思わず聞き返してしまう。

千歌やルビィ…ダイヤが知ったらどうなるんだろ。

 

「伝説のスクールアイドルに応援してもらえるなんてこりゃあ、不本意な結果じゃ終われないなぁ?Aqoursのリーダーさん?」

「は、ハードル上げるなよ!」

「あははっ、なんか面白い人ね、貴方

…まぁ、μ'sとAqours…少し通ずるものはあると思うわね」

「同じ9人やし♪」

「違うとこといえば…男の子のリーダーがいることかな?♪」

 

「ちょ、絢瀬さん…」

「じゃあ、約束しよ♪

本戦見に行くって約束♪」

小指を出す東條さん。

 

「は、はい…見に来てください…っ」

…この事は千歌達には直前までは言わないでおこう。

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

「じゃあ、私と月ちゃんは泊まってイタリアにまた帰るから」

「ほんとに大丈夫?」

 

「子供じゃないんだから大丈夫だよ

また何かあったら連絡するよ」

「悠くん。」

「あ、は、はいっ」

「曜ちゃんのこと…よろしくね♪」

「わ、分かりました…!」

 

最後にがっちりと握手をし、母さんと月さんはホテルに。

俺は内浦に戻ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

【その帰り……】

 

「ば、バスがねぇ~…!!!」

終車のバスが終わってました…。

 

「仕方ねぇ…タクシーで帰るか…って、鞠莉からすごいメッセージきてるし…」

 

【なんか私の悪口を言ってた気がするんだけど…気のせいよね?】

…後で謝っておこう。




余談ですが淡島や長井崎中学校…天島神社や淡島神社に行きました。

カエル館にも行きましたが…作者はカエルが苦手です笑

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