Aqoursな日々   作:A×K(アツシくん)

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ついに99話目です。
巡り巡ってついに卒業式…そして…。

ラブライブが終わった後日談から始まります。


第99話

ラブライブ本戦を優勝で幕を閉じて数週間が経った。

 

「……………………」

学校に行く前に砂浜で1人座り込み海を眺める。

あれから部活という部活はしていない。

3年生が卒業式の準備やリハーサルがあるからだ。

 

特にダイヤと鞠莉は生徒会長と理事長だから無理もない。

「あっ、悠くんここに居たんだ♪」

「千歌…」

「もー、どうしたの?

なんかセミの抜け殻みたいになってるよ?」

「あはは…なんかこうのんびりしてるのも平和だなーって…」

 

しいたけを撫でながらそう呟く。

「よいしょっ…と…まぁ、1年間慌ただしく動いてたりしたからね~…」

「…静かだなぁ…」

「…ふふっ、悠くんが内浦に来て1年経ったかぁ~♪」

「早いねぇ……」

 

ザザーっと波音がするだけで他の船の音や車の音は聞こえない。

「…よしっ、悠くん!学校行こっ!」

「……あぁ……」

 

事実に目を背けたくなったが…うだこだしてても始まらないので学校に向かうこととなった。

 

 

────────────────────

 

「あっ、悠くん!♪

おはようございますであります!」

「なんか暗い顔してるけど…大丈夫?」

 

「…うん、大丈夫だよ」

「うーそっ…何か考え込んでるんだね?」

「……やっぱり果南にはお見通しか…

いや、3年生は…卒業、なんだなって……」

 

「「あっ…………」」

曜と果南が、口を揃える。

 

「…ちょっと、みんな集めよ?」

その提案とともに千歌が携帯を取りだし部室に他のメンバーを集合させた。

 

 

「どうしました、千歌さん?」

「朝に呼び出すなんて珍しいわね~?」

 

「…うん、少し私から…伝えたい事があってね」

ラブライブの優勝旗を見つめながら千歌が話を続ける。

 

「……Aqoursを…''解散''させようかなって…」

「「「えっ……!?!?」」」

 

その言葉にみんながみんな言葉を失った。

「な、何でずら…?」

「そんな…解散なんて…っ」

 

「私ね……やっぱりAqoursはこの9人じゃなきゃ…ダメだと思うの…

3年生が卒業したら…6人だし…

新しい人が来るかもしれないけど…それは…Aqoursって呼べるのかなって…」

 

「り、リーダー…何か言ってくださいまし…っ」

「………………………」

 

正直……千歌の言う通りだと思う。

「…俺も…Aqoursはこのメンバーじゃなきゃ…嫌だ」

「悠さん……」

「…うん、悠がそう言うなら…私もそれが一番いいと思うな」

 

「…もちろん、それでAqoursがおしまいな訳では無いよ

いつも心には…皆がいるからね

離れ離れになっても…AqoursはAqoursだからね」

「……よしっ、みんなで写真でも撮ろうか!」

「えっ、悠くん…?」

「記念だよ、記念っ」

 

「そうだね、撮ろっか♪」

優勝旗の前で並ぶ9人。

みんないい笑顔だった。

 

「おーいっ、悠くんも入りなよ~!♪」

「ちょ、ちょっと待っててな…セルフタイマー…ってどうやるんだ……?」

 

現代っ子だと思っていたがまさかこんな所で手間取ってしまう。

「ええっと……あ、い、いきなり5秒前になった!」

急いで写真に収まろうと小走りしたら足がもつれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「わああああっ!?」」」

……受け止められるような格好で写った写真が携帯には収められていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

そして、ついに迎えた卒業式。

生徒会長の言葉と…滞りなく卒業式は進んでいった。

 

続いて理事長の言葉……と言ったところで…。

 

「まずはスクールアイドル部の小原鞠莉として報告があるわ♪

…ラブライブで優勝することが出来たわ

応援に来てくれた生徒も居たみたいだし…改めてお礼を言わせてちょうだい…ありがとうね♪」

 

その言葉に在校生が拍手を送る。

「…とまぁ、卒業式はこれまででお開きにしておいて~♪」

いつものペースで話し始める鞠莉。

 

「この後みんな残ってちょうだい?♪」

その言葉は在校生にとって不思議でしょうがなかった。

 

 

 

 

────────────────────

 

 

「みんな集まってくれてるわね~♪」

「集まってくれたのは他でも無いですわ…私達3年生から皆さんに…在校生とAqoursの2年生と1年生の6人に伝えたいことがありますの♪」

「みんな聞いてくれるよねっ♪」

 

「私たちに?」

「伝えたいこと?」

「ずらっ?」

 

その言葉に1年生たちが首を傾げる。

いつの間にか在校生がAqoursのみんなを囲んでいた。

 

「…千歌ちゃんっ」

「…うんっ、これが…ほんとに最後のライブ!」

 

「─────そうですっ!

輝きたくて……始まりたくて

仲間に出逢いながら 走ってきた道」

 

いつの間にか録音した音楽が体育館で流れる。

それだけじゃない、校舎の方でも流れているのが聞こえている。

 

「─────0から1ってなんて大変なんだろう」

「だけど それが───────」

「「繋がりになったよ…♪」」

 

 

体育館で、Aqoursとしての最後のライブをするみんな。

その姿を見て…本当にみんなライブが好きなんだなとしみじみと感じた。

 

「悠くんっ!」

なんて考え事をしていたら千歌に手を引かれた。

 

「行こっ!♪」

「…えっと、どこに?」

「いいからっ!♪」

 

手を引かれて連れてこられたのは…校庭。

 

「一緒に歌お、悠くん!♪」

「ほらっ、悠くんも一緒に!」

 

「リーダーっ♪」

「一緒に歌って踊らないと意味ないずらっ♪」

 

みんなに誘われ、一緒にライブに参加した。

そう、今までの俺たち…Aqoursの筋書きを表した曲…

''僕らの走って来た道は…''と共に。

 

その歌声は青い空の元どこまでも響いていった。

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

色々あった卒業式も終わり部屋へと戻った。

「…2週間後には3年生かぁ…」

 

鞠莉とダイヤ曰く、あのラブライブの後の反響もあったのか新入生も増えたようだ。

…しかし、何故か男子生徒は1人たりとも入らないらしい。

これも理事長の特権なのだろうか…?

 

「……さて…………………」

もちろんAqoursとの約束を忘れた訳では無い。

本当に好きな人と1人と付き合う。

 

それは恨みっこなしの真剣勝負。

きっと、みんなも俺の答えを待ち遠しくしているだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…俺が本当に好きな人は────────




次から分岐です!

※その前に梨子の誕生日パートを作りますので
分岐ルートはその後から突入します。

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