初めに自己紹介を
第一号型(T-1型)魚雷挺 1号
艶のある黒髪ロング
(作戦中は邪魔になるのでポニーテールにしている)
切れ長の紅眼
白い肌
(幼女らしからぬ冷ややかな印象を与える容姿の為
黒のゴシックドレスを着ていたら深海側と間違うと
笑いながら友人が話していた)
艤装は黒に塗装された長方形の木製ボックス
ベルトでポーチの様に固定するタイプで
その比較的小型な箱の中には
64式水冷航空エンジンが2機内臓されている
(国産の艦船用エンジンの開発が間に合わなかった為に航空機用のエンジンを流用したらしいが軽量化した艤装の効果もあり速力38ノットを叩き出す事が出来た)
兵装は太ももに固定する形で45cm魚雷を2機
対航空機用に7.7mm機銃(見た目SIG P220)を2丁
服装は白黒チェックのスカートに濃い藍色の園児服……
これが今世で私に与えられた名前と体である
月明かりと揺らめく炎で薄く照らし出された海面
遠くで波が岩を叩きつける音が聞こえる
ゆっくりと沈みゆく戦艦ル級をぼんやりと眺めながら今日も今日とて意味のない報告を無線で伝える
[沿岸戦線異常なし]
……今となってはお決まりになった報告だ
[異常なし]……つまり、ここでは戦闘は行われていないということだ
この報告はこれからも決して変わる事はないだろう
例え姫級の敵が表れようとも…
例えどれ程 魚雷挺の仲間達が戦死しようとも……
私達は提督の真意に気付くのか遅すぎた…
日に日に勢いを増していく鎮守府への攻撃
(本当に平和だったのはいつだっただろう?)
失ってしまった懐かしい日々を思い返す…
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~2年前~
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[此方沿岸警備 周囲に敵影はありません]
[此方指令部、状況を確認した。引き続き警戒しつつ帰投せよ]
何もない水平線を見つめながら定期連絡をいれる
この鎮守府私が建造され早3カ月となるが深海側のお客さんをお目にかかる事は少ない。少し前に行われた大規模作戦が項をなしたのか深海側の動きはめっきり少なくなった
この鎮守府は深海側のせいで分断された本国と大国を繋ぐ重要な海路上に存在する中継基地であり最前線の前哨基地でもある
大戦時代に使用されていた基地を修復して使用しているため古めかしい外見ながらも前哨基地とは思えないほどの設備が整っている。
そして一番の特徴としてはこの島の周辺には見渡す限り陸地がない[絶海の孤島]ということだろう。
鎮守府に見切りをつけて皆でこの島から脱走しようという案もあったが魚雷挺の航続距離を遥かに上回る為断念した
(まるでアルカトラズだわ)
唯一の救いは提督が私達に無謀な作戦を強要しない事だ
何だかんだで警備に必要な弾薬や燃料も工面してくれてるのは有難い
意外なことに提督は艦娘達から慕われている
艦娘を只の兵器としてではなく一人の人間として見てくれていると人気らしい(例外なのは魚雷挺だけのようだ)
若手ながらも最前線を一人で任せられるほど有能な人物だ
(私達も無能ではないと提督に証明出来れば少しは待遇も変わってくるのだろうか)と少し考えてしまう
「早く帰るよ!」
「置いていくよ~」
先を進む金髪ツインテールと私に似た顔立ちの黒髪幼女
戦友(PT-109)と妹分(T-1型 2号)だ
火力不足を補う為1チーム3人編成で私は彼女達と共に常に行動している
妹の横に並びまったりと帰路を辿る
途中横をすり抜ける金の影
振り返る友の顔は楽しそうだ
幼きながらも端正な顔立ちで思わず見とれてしまう
呆気にとられる姉妹を見て更に彼女の口角は上がる
「おっそ~~い!」
彼女の顔はいわゆる[ゲス顔]の様になっている
某駆逐艦の台詞を言うのはあえてだろう
「「‥‥‥‥‥‥‥」」
軽量な体に3600馬力のエンジン
幼い体に精神年齢を引っ張られた大人達の
熱いドラッグレースが今始まる…
次回から徐々に戦闘を入れていきたい所ですが
自分の想像を文章に表せれるか心配です
箇条書きみたいな書き方になってしまってますが
よくよくは読み手に風景や人物の感情がわかるような
書き方が出来れば良いなと!