人ならざるものと過ごす日常   作:哀上男

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一体目標とはなんだったのか
4話目にして4ヶ月も期間を開けてしまうという失態を犯しました哀上男です
この作品を読んでいただいている方がいらっしゃいましたらこの場をお借りしてお詫びいたします

長期間空けてしまっている間も書き溜めているので時間が出来次第随時投稿してく予定です
では、本編をお楽しみください



真昼の夢

僕が祖母の家で暮らしてから数日が経過した

 

座敷童の小町と過ごす日々にも徐々に慣れていた、というよりも大した変化がなかったという方が正しいのだろうか

 

この数日間も特に目立ったこともなく、特筆するとしたら宅配のお兄さんが……

 

 

 

 

 

 

  ●

 

 

 

 

 

 

「お荷物お届けに参りましたー」

 

「ありがとうございます」

 

「今日はあの子はいないんスね?」

 

「えっ……ああ、まあ……」

 

そういえばそうだった……このお兄さんからは脳内で女の子と同棲してる設定でその上人にもその妄想を共有しようとする変質者だと思われてるんだ……

 

初日の出来事を思い出して泣きそうになる……もうやめよう

 

「そうっスよねぇ……人間誰だってああいう風に逃げたくなるモンっスよねぇ……(遠い目)」

 

お兄さァァーーーーーん、それは大きな誤解なんだ!!

 

と叫びたくなるのを必死に抑える

 

これ以上異常をきたした人間だという誤解を与えてはいけない

 

「その意気っスよ!なんだって諦めたらダメっスよ!!じゃあ、自分はもう行くっス!!」

 

励ましという刃物を心に突き刺して去って行った

 

 

 

 

 

 

  ●

 

 

 

 

 

 

優しさが凶器にもなるということを教えてくれたくらいだ

 

「……さん?…人さ…………」

 

もう、あのお兄さんの誤解は解けないだろう

 

「往人さん!」

 

「お゛うっ!?」

 

突然、大声で名前を呼ばれる

 

「さっきから何を一人でぼけーっとしてるんですか?」

 

「いや、もう僕はお兄さんとはダメかもな……ってね」

 

「えっ……そのような趣味が往人さんには……」

 

「いやいや!!宅配のお兄さんの誤解の話だって!!」

 

意外とこの座敷童は俗物的なのかもしれない

 

「まあ、そういうことにしておきます……それより朝ごはんはまだですか?」

 

「ああ、ごめん。今から作るからちょっと待ってくれ。それと僕、昨日夜遅くまでちょっとした作業をしててさ、あまり眠れてないからご飯の後少し寝させてもらってもいいか?お昼ご飯は作り置きしておくから」

 

「それは構いませんが、あまり無理はしてはいけませんよ?」

 

「ん、心配してるのか?ありがとな」

 

「ええ、私のご飯を作るのは往人さんしかいませんから」

 

僕じゃなくてご飯の方が重要らしい。ちょっと涙が出そうだ

 

「とりあえずご飯、作ってくるよ……」

 

「お願いしますね」

 

 

 

 

 

 

  ●

 

 

 

 

 

 

「ごちそうさまでした」

 

「お粗末様でした」

 

「それでは、食器の方は私が片付けるので往人さんは早く休んでくださいね」

 

「……じゃあお言葉に甘えようかな」

 

「はい、遠慮なく休んでください」

 

「何かあったらすぐに起こしていいからな?」

 

「分かりました、ではおやすみなさい」

 

「うん、おやすみ」

 

そうして僕は自室に戻り眠りについた

 

 

 

 

 

 

  ●

 

 

 

 

 

 

『母さ……キ…………れ……よ』

 

『本当……、珍…い……こ…にキ……なんて……か…ら?』

 

のどかな田園風景が一面に広がる場所

 

男の子とその母親であろう女性が会話をしている

 

『近くに…物の……者さ…がある………てもらい…しょう……』

 

何かを抱え近くの建物に向かっていく

 

 

 

 

 

 

  ●

 

 

 

 

 

 

「……」

 

目が覚めるといつもの自室

 

眠りについてから3時間ほど経過している

 

「確か……アレって……」

 

先ほどの夢について何かが引っ掛かる

 

「まあ、考えても仕方ないよな……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕が思い出すのはまだ先の話

 

 

 

 

 




今回も読んでいただきありがとうございました
毎度のことながらご指摘やご感想、批判など皆様の意見をお待ちしております
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