始まり
「これは素晴らしい…!!ドクター!!この子を見てくれ!!」
男は液体が中に入ったカプセルに入った男の子に手を向けドクターという男を呼ぶ
「なんだね…?この子供は確か衰弱していた…"脳無"を作り出すための実験台じゃないか。この子供がどうした?」
「この子供に個性を3つ与えたんだよ。普通ならばこの時点で物言わぬ人形とかすんだ。しかしこの子供は元の状態に…いやむしろ元よりも力が上がっている!!」
「なんだと…?なんの個性をこの子供に与えた?」
「この子が持っていた個性は"学習"…そして私が与えた個性は"エネルギー"、"身体能力向上"そして"エアウォーク"…!!この子の新たな個性の名は…そうだな…"破壊者"とでもな付けようか」
男が喜びカプセルに手を置く
「君は…弔を支えてくれるいい配下になってくれる」
すると扉が蹴破られ派手な服装の男が入ってくる
「……来たか。予定より随分と早い…力を上げたね?オールマイト」
「貴様を…初代から続く戦いに終止符を打ちにやって来たぞ!!オール・フォー・ワン!!」
「はぁ…」
男はカプセルを触りオールマイトに話しかける
「…この子はね?未来の破壊者だ。ヒーローの時代は終わりを迎えるだろう。さぁ…強く生き延びてこの時代を終わらせてくれ!!」
オール・フォー・ワンはカプセルをどこかへテレポートさせた
「なっ!!?貴様!あの子をどこにやった!!」
「さぁね…だけど彼は君よりも強い…そして僕よりもね」
液体の入ったカプセルは日本の富士の樹海へ落ちた
しばらく少年はカプセルの中で寝ていたがカプセルの近くにやせ細った小柄な緑色のクマが現れる
「グルルルルル…!!!」
クマはカプセルを見つけると匂いを嗅ぎ始め中に少年がいるとわかると少年に近づき食べようとする
「うぅ…ぁぁあぁあぁ!!!!」
突然少年がしゃべったのに驚いたクマは慌ててカプセルを蹴飛ばし逃げ始めた
蹴飛ばされた拍子に表に出た少年は立ち上がり歩き始める
ここ…どこ…?
そしてしばらく歩いているとさっき自分を食べようとした痩せたクマが巨大なクマに攻撃されているのを見つけた
巨大なクマは痩せたクマを木へ叩きつけ弱ったところを食べようとする
だが後ろにいた少年を見るとすぐに少年に近づき口を開ける
そうして口を開けながら近づいてきたクマの舌に少年は噛みつき引きちぎる
クマは堪らずに少年から離れるがまた近づいてきて今度は爪で攻撃してきた
少年は逃げようとするが避けきれず頰に傷を負ってしまった
最初は痛みで苦しんでいた少年を見てクマは安心したかのように息を吐き食べようとする
しかし少年の手のひらから緑の球が放出され巨大なクマの胸を貫いた
クマは倒れ動かなくなった
少年はクマの匂いを嗅ぎ、食らいつく
そして後ろにいた痩せたクマの前に行き肉を置いた
「うぁ…あぅ……」
巨大なクマの皮をとった少年はそれを体に巻き眠りについた
痩せたクマは少年のくれた肉を食べ少年に寄り添いともに眠りについた
この少年、名はブロリー
この世界の破壊者になる男
これからは轟音、そしてこの小説をメインに投稿していきます