小大さんのコスあれウルトラマンだったんだ…
「死柄木という名前…触れたものを粉々にする力…20代〜30代の個性登録を洗ってみましたが該当なしです。ワープゲートの方の黒霧というものも同様です」
黒のスーツを着た男、塚内が手に持っている紙をめくりながら雄英教師たちの前で話す
「無戸籍且つ偽名か…個性届けは?」
「提出されていません。いわゆる"裏の人間"」
「何もわかってねぇってことか…早くしねぇと死柄木とかいう主犯の怪我が治ったらまためんどくさいことになるぞ」
「……主犯…か…」
「どうしたんだい?オールマイト」
「いや、1-Aの子らから聞いた話によると死柄木は自分の個性は言わずに脳無の個性については話していたらしい。それと思い通りに事が進まないと露骨に機嫌が悪くなるそうだ」
「つまり…死柄木は幼児的万能間の抜け切らない"子ども大人"だと?」
「それがなんの関係が?」
「先日USJで検挙した敵の数72名。どれも路地裏に潜む小物だらけでしたが問題はそういう人間が"子ども大人"に賛同しついてきたという事です…ヒーローが飽和した現代…抑圧されてきた悪はそういう無邪気な邪悪に惹かれるのかもしれない」
塚内の言葉を聞きオールマイトはとあることを思い出した
それはヘドロ事件のあった日
"個性を持て余してるやつなんていくらでもいるし"
「まぁ、ヒーローのおかげで我々も地道な捜査に専念できる。捜査網を拡大し引き続け犯人逮捕に尽力して参ります」
塚内の話が終わり他の教員が立ち始める
「オールマイト、死柄木は子ども大人…逆に考えれば生徒らと同じで成長する余地がある…もし優秀な指導者でもついていたりしたら…」
オールマイトに校長は少し不安そうに話しかける
「……考えたくないですね」
ふとオールマイトの頭にとある人物がよぎる
だがすぐに違う…そう判断した
違ってほしいと願っていた
USJ襲撃の翌日は臨時休校になったが生徒たちの気は休まらなかった
そして
「お早う」
いつも通りの時刻に相澤がやってきた
「「「復帰はえぇ!!」」」
「先生!!無事だったのですね!!」
「無事っていうんかなアレ…」
相澤は顔、手など見えるところは全て包帯でグルグル巻きだった
みんなが心配するも相澤は話し始める
「おれの安否はどうでもいい、何より……戦いは終わってねぇ」
「あぁ?戦い?」
「まさか…!!」
「また敵が…!」
「雄英体育祭が迫ってる!」
「「「クソ学校ぽいのキタァアア!!」」」
全員椅子から飛び上がり両手を上にあげて叫ぶ
しかし我に返った葉隠が相澤先生に話しかける
「待って待って!敵に侵入されたばっかりなのに大丈夫なんですか?」
「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示す…って考えてるらしい。警備システムの点検、強化、警備ヒーローも例年の5倍にする。何より雄英の体育祭は最大のチャンス…敵ごときで中止していい催しじゃねぇ」
雄英体育祭
それはかつてのオリンピックに代わる日本のビッグイベントの一つ
雄英の体育祭はトップヒーローたちがスカウト目的で見る
つまり雄英体育祭で目立てば目立つほど名のあるプロヒーローの元に行ける確率が上がる
プロに見込まれればその場で将来が拓ける
みんなは相澤にこのことを説明し終えると話を切り替え
「それと…このクラスに編入生が来る。本当はUSJの時に自己紹介を含めさせるつもりだったんだが…入っておいで」
大きな扉をあけ、ブロリーが中に入ってくる
「…ブロリーです。よろしく…お願いします」
「もちろんブロリーも体育祭に参加する。ブロリー、お前の席は八百万の後ろだ」
「わかった」
ブロリーは葉隠の横を通って八百万の後ろの席に座ってすぐSHRは終わり1限の授業が始まった
〜四限目現代文終了後〜
「ブロリーさん。改めてよろしくお願いしま」
八百万が後ろに振り返りブロリーに話しかけようとするとその前にブロリーは轟の横に立っていた
「……なんだ?」
「あの時、蹴ってごめんなさい」
ブロリーは頭を下げ轟に謝る
「…大丈夫だ」
轟はそう言い席を立って何処かに行く
「あと…爆発する人…ごめんなさい」
「あぁ…!?テメェなんかの蹴りいてぇわけねぇだろ」
爆豪はブロリーを思いっきり睨みつけたあと再び怒鳴り散らす
「いつまで見てんだテメェ!さっさとどっかいけや!!」
「……犬みたいだな…」
「あ?」
「あの…もこもこしてる犬…」
ブロリーが頑張ってジェスチャーで伝えようと手を動かす
すると後ろから瀬呂が歩いてきてブロリーに携帯を見せる
「なぁ、もしかしてその犬ってこれか?」
その携帯の画面に映っていたのはもふもふした茶色のポメラニアンだった
「あ、これだ」
「あぁぁ!?テメェふざけんな!!」
「ま、まぁまぁ落ち着けって…ブフッ」
ブロリーに殴りかかろうと立ち上がった爆豪を切島が止めに入るもその切島は笑ってしまう
「笑うな!!」
「爆豪改めポメ豪だな!」
「テメェぶっ殺すぞ!!!」
爆豪が上鳴に"殺す"そう言った瞬間ブロリーの表情が変わった
「殺すって…言うな…!!!」
ブロリーは爆豪を少し睨んでいると背中をトントンッと突かれると元の顔に戻り振り返る
「ブロリーさん。お食事一緒にどうですか?」
「…行く」
「爆豪…ブロリーは"死ね"とか"殺す"とか嫌いなんだ。あんまり言うなよ?」
「……チッ」
舌打ちをした爆豪は席に座りなおし弁当を取り出した
「お?これお前の母さんが作った弁当?」
「俺だわ!!ナメんなクソ髮!!」
「いやナメてねぇよ…」
食堂に着いたブロリーと八百万
「ブロリーさんは何を食べますの?」
「…カレー、シチュー、パン、肉、ラーメン、寿司…お腹が膨れるまで食べる」
「まぁ…よくお食べになるのですね」
「八百万百は何食べるんだ?」
「私もカレーにしようかしら…それに八百万百ではなく八百万や百でいいですわよ?」
「…百」
「はい!」
「…順番来てる」
「あっ…すみません!」
それぞれの食べるものを持ち空いている席を探していると後ろから声が聞こえる
「あれ?ブロリーとヤオモモじゃん!ご飯なら一緒に食べよ!」
「あれ?八百万さん!それとブロリーくん!」
「ブロリー君!」
後ろからやってきたのは芦戸、耳郎、葉隠、蛙吹の4人、そして前からは飯田と麗日がやってくる
「ブロリーちゃん。私の名前は蛙吹梅雨、梅雨ちゃんと呼んで」
「私!麗日お茶子!」
「俺は飯田天哉だ!よろしく頼む!」
「あ…あぁ」
ブロリーはみんなから少し離れた所で座った
「ケロ…?」
「どしたんかな…」
「ブロリーさん?どうしたのですか?」
ブロリーは離れたところから話し始める
「…俺が怖くないのか…?」
「…?怖くないわよ?」
「なんでだい?ブロリー君?」
「俺…USJで暴れた…梅雨ちゃんを殴ろうとした…だから近くにいると…怖がられるかと思って…それにクラスのみんなも…」
「ケロケロ、大丈夫よ。私気にしてないわ。それに1-Aのみんなも怖がってないはずよ」
「あぁ!僕もだ!!」
「私も全然気にしてへんよ!」
「本当か…?」
「本当よ。だから心配しなくていいわ」
梅雨ちゃんがにこりと笑うとブロリーはみんなに近づきご飯を食べ始める
「ブロリー!今日スタバいかない?」
「…今日は訓練するから行かない」
「訓練してるの?」
「うん」
「ブロリーくんマッチョだもんね!力込めたら制服破けそう!!」
「あーわかる。バーベルとかの棒曲げそう」
「1回曲げて壊した」
「「「体験済み!?」」」
ブロリーは初めての同級生との食事をし、いつもの何倍もご飯が美味しく感じていた
次回!ついに始まる体育祭!!