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始まる体育祭
放課後、ブロリーが体育館へ行こうと扉を開けると他のクラスの人達がいた
「…なんだ?」
「ブロリー君どうし…うぉぉ…!何事だぁ!?」
「出れねぇじゃん!何しにきたんだよ!」
「敵情視察に決まってんだろ雑魚」
峰田に爆豪の鋭い言葉が突き刺さった
「敵の襲撃を耐え抜いた連中を体育祭の前に見ときてぇんだろ。意味ねぇからどけモブども」
「知らない人のことモブっていうのやめなよ!!」
飯田が独特な動きで爆豪を注意をする
すると紫色の髪の男、心操が爆豪の前に現れる
「どんなもんかと見に来たが随分と偉そうだなぁ、ヒーロー科に在籍する奴らはみんなそんななのかい?」
「あぁ?」
後ろでブンブンと首を振るクラスメイトたち
「こういうの見ると幻滅するなぁ、普通科とか他の科ってヒーロー科から落ちた奴が多いの知ってた?」
「??」
「体育祭のリザルトによってはさ、ヒーロー科編入も考えてくれるんだって。その逆も然り…らしいよ。敵情視察?少なくとも普通科は調子乗ってると足元ゴッソリ抄っちゃうぞって言う宣戦布告しにきたつもり」
心操が言い終わるが爆豪は何も言わない
すると後ろから牙が鋭い白髪の男、鉄哲が後ろから顔を出し話し始める
「隣のB組のもんだけどよぅ!!敵と戦ったっつうから話聞こうと思ったんだがよぅ!!エラく調子づいちゃってんなおい!!本番恥ずかしいことなっぞ!!」
しかし爆豪は無言で人を押し退け出て行く
「ま、待てこら!どうしてくれんだよ!!オメーのせいでヘイト集まりまくってんじゃねぇか!!」
「関係ねぇよ…!上にあがりゃ誰も何も言わなくなる!!」
爆豪はそう言い残し教室を去っていった
「…すまん。俺も行きたいところがある。どいてくれ」
ブロリーは入り口の前にいる人たちに頭を下げてどいてもらい体育館へと向かった
ブロリーはいつも体育館でエネルギー弾の特訓をしている
「……ふんっ!!!」
ブロリーは手からエネルギー弾を放ち壁の後ろにあるターゲットを狙う
エネルギー弾は壁を貫きターゲットに当たる
「……手加減…難しいな…」
ブロリーが自分の手を見て「はぁ…」とため息をつく
「ブロリーさん。いらっしゃいますか?」
「…?百…何しにきた?」
「もし…もしよろしければ、私も一緒に特訓してもいいでしょうか…?」
「え…いや…俺と一緒だと…怪我させてしまうかもしれない…」
「私…戦いのセンスが他の人と比べて低いんです。だから…お願いします!!」
「……わかった…なら百、個性を詳しく教えてくれ」
「私の個性は創造、生物以外のありとあらゆる物を自分の脂質で創り出し、肌から出現させることが出来ますわ。ですが作る時には分子構造まで思考に入れておかないといけませんわ」
「なら、たくさん組手しよう。あと…精神力をつける」
「精神力?」
「うん。分子構造まで思考に入れておかないといけないなら動揺したりしちゃまずい。それに咄嗟の判断力、状況把握能力がいる」
「なるほど…では何を作ったほうがよろしいでしょう?」
そこでブロリーはハッと思いつき壊れたターゲットを指差す
「あれ、ただの四角い板。それに大きさもちょうどいい」
ターゲットの大きさは縦10㎝、横5㎝ととても小さい
「一石二鳥ですわね!」
「あぁ」
「早速作っていきますわ!」
八百万はそういうと壁の後ろに行き体操服に着替えて出てくる
「お待たせしました!」
「………」
ブロリーは無言で八百万の上着のジッパーを上げて腕まくりをさせる
「あのサイズならこのくらいでいい。よし、はじめよう」
「はい!」
こうしてブロリーと八百万の特訓が始まった
「百、判断が遅い。常に相手を見て先を予測しなきゃ負けるぞ」
「ッッ!わかりましたわ!!」
ブロリーが八百万をめがけて拳を放つ
八百万はしゃがんで回避しブロリーの足に鉄の棒を引っ掛け転ばせようとする
しかし地面につく瞬間ブロリーは空を飛ぶ
「ハァ…ハァ…」
「…体力もつけなきゃな」
「ええ…やっぱり私は…」
八百万が下を向きマイナス発言をしようとするとブロリーが八百万の顔を優しく掴んで上を向かせる
「マイナス発言はしたらダメ。失敗してもいい。素直に受け入れるのが大事」
「は、はい!!頑張ります!!」
2人は体育祭が始まるまでの間、ずっと特訓し続け八百万は大きなものでも早めに(4分くらい)作れるようになったり判断力も付いてきた
そして前日
「ハァッ!!」
「くっ…!!すごいな百…!」
「ブロリーさんの教え方が良いんですわ…」
ブロリーは八百万を立ち上がらせ背中についた土を払った
「……ブロリーさん、毛皮が汚れてますわ」
「本当だ…洗わなきゃ…」
ブロリーはそう言うと毛皮を撫で始めた
「大切なものなのですね」
「これはガウの毛皮だから…」
「ガウ…?」
「あぁ、俺の家族のクマだ」
「クマ…?」
「ガウは痩せ細ってて…弱かった。だから俺がご飯をあげてたんだ。そうしたら…俺よりも大きくたくましくなった」
「ブロリーさんよりも…大きいクマさん…」
「でも…人に殺された…」
「……!!すみません…嫌なことを思い出させて…」
「百ならいい」
ブロリーはそう言うと体育館の扉を開け始める
「百、明日の体育祭頑張ろう」
「…ええ!!勿論ですわ!」
2人は握手をし、八百万は帰路に着いた
ブロリーはこの時少し胸がもやもやとしていたが気にせずに自分の部屋へ戻った
そして翌日
ついに体育祭が始まる!!
「群がれマスメディア!!今年もおまえら大好きな大好きな…雄英体育祭が始まディエビバディアァユウレディ!!??」
マイクがいつもよりテンション高めで叫んでいる
そしてドームの中はすでに人でいっぱいになっており、外では警備をしているヒーロー含め屋台でたこ焼きや焼きそば、焼きトウモロコシを買っている人たちがいた
その頃の1-A控え室では
「みんな準備はできてるか!!そろそろ入場だ!!」
「コスチューム着たかったなー」
「ブロリー、上着着ねぇの?」
「動きにくいからいらない」
入場まであと少し
手に人をたくさん書いて飲み込む人もいれば雑談をして気を紛らわそうとしているものもいる
そんな中、轟が深呼吸をする緑谷に話しかける
「おい、緑谷…客観的に見ても…俺はお前より強いと思う。お前、オールマイトに目ぇかけられてるよな。別にそこを詮索するつもりねぇけど…俺はお前に勝つぞ」
クラス1位の突然の宣戦布告
「おぉ…!!?轟が宣戦布告!?」
「急に喧嘩腰でどうしたんだよ!?やめろって…」
「仲良しごっこじゃねぇんだ。何だっていいだろ」
切島を払いのけ轟は緑谷の方を向き続ける
「轟君がなにを思って僕に勝つって言ってんのか…わからないけどさ…そりゃ君の方が上だよ…実力なんてこのクラスの…他のクラスの大半の人にも敵わないと思う…客観的に見ても…」
緑谷が下を向き拳を握りしめネガティブなことを言いはじめる
「緑谷もさ、そんなネガティブな事言わねぇ方が…」
「でも…!!他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ。僕だって遅れを取るわけにはいかない!!僕も…本気で獲りに行くよ!!」
「…そうか」
「皆!廊下に出て並ぶんだ!!入場するぞ!!」
飯田の合図にブロリーが立ち上がり廊下に出ようとすると爆豪がブロリーの前に現れる
「おい、毛皮野郎。USJん時の力出せや」
「…ごめん、それはできない」
「あぁ…?」
「ちょっと爆豪さん、早く行きますよ!」
「うっせ黙れポニーテール。テメェ…どういう事だ?」
「あの力は…使えない。したくてもできない」
「……なら俺が引きずり出してやる!!テメェ踏み潰して俺が1位になってやる!!」
爆豪は怒号を上げ、扉を蹴飛ばし廊下へ行った
「ブロリーさん。お気になさらず…」
「いや…俺が悪いんだ」
ブロリーは悲しい顔をして廊下に出て行った
『雄英体育祭!ヒーローの卵たちが我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル!!』
プレゼントマイクの声がドーム中に広がり観客達がその声に反応する
『お前たち!!こいつら見に来たんだろ!?敵の襲撃を受けたにも拘らず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!ヒーロー科!1年!!!A組だろぉ!!!!?』
1-Aが入場した瞬間、ドームは歓声に包まれた
『雄英体育祭!ここに開幕!!』
次回、障害物競走!
ブロリー無双開幕です