でもお金がない
だから家で熱戦・烈戦・超激戦を見てました
昔のブロリーもカッコええ……
春、それは出会いの季節…
雄英高校 ヒーロー科
偏差値79・倍率300倍を誇るヒーロー科。基本は推薦4名・一般入試36名で定員40名の狭き門である
その狭き門を通り新たな一年生がやってきて1週間後…
授業が終わり、帰る準備をしているショートヘアーの女子、名前は耳郎響香。そして横で彼女のことを待っているポニーテールの女子、名前は八百万百
2人はこの後一緒に帰ろうとしていた
しかし前からピンク髪で頭に角を生やした女の子、芦戸三奈が現れる
「ねぇねぇ!耳郎、ヤオモモ!雄英七不思議って知ってる?」
「「雄英七不思議?」」
「そ!!雄英七不思議!!!」
雄英七不思議
1つ目・夜になると音楽室の肖像画の目が光る
2つ目・校庭で1本だけ季節外れに咲く桜の下には死体が埋まってる
3つ目・2年生の教室に決して開けることができない部屋がある
4つ目・図書室の本棚に並んでいる本が夜の間に入れ替わる
5つ目・午前3時に玄関に置いてある鏡を見ると鏡の世界に閉じ込められる
6つ目・理科実験室にある骨格標本が夜な夜な校舎を徘徊する
7つ目・訓練施設にある廃校舎に幽霊が出る
「そんなの嘘に決まってますわ」
「それが嘘じゃねぇかもしれねぇんだよなー!」
私たちが喋っていると後ろの扉を開け上鳴さんが話しかけてくる
「昨日、サポート科のやつから話聞いたんだけど…訓練施設にある廃校舎に出たんだってよ!幽霊が!!」
見た目がチャラい黄色の髪の毛をした男、上鳴 電気が3人に話しかける
「ど、どんな幽霊だったの?」
「それがよ…身長が高い"女の幽霊"らしいんだよ!」
「ねぇ!行ってみようよ!先生には7時までには帰るって約束したし!」
「えぇ…ウチ怖いの嫌いなんだけど…」
「皆さんが行くのならいきますわ」
「モモ!?」
「よしゃ!なら俺切島と爆豪誘ってみる!」
「なんで行くって行ったの…?」
「ねー!七不思議になんか興味ないと思ってた!」
「私は副委員長として…みなさんを見守る義務がありますからね!」
と言っている八百万だが自分の中学校では七不思議なんてなかったので正直なことを言うと気になって仕方ないのである
「なぁ爆豪!切島!!雄英七不思議興味ねぇか!?」
「あぁ!?んなもん興味ねぇわ!帰る!」
「わり!俺も今日予定あっから無理だ!」
「おー…そうか…」
「じゃあ…ヤオモモ、私、耳郎、上鳴の4人で雄英七不思議の正体を明かそー!」
そして数時間後…
雄英七不思議の場所を1箇所ずつ巡り何分も往復したりもしたが何にも起こらなかった
そして最後の七不思議、訓練場にある廃校舎の中に入ったが……
「何も起こらねー!!」
「今は6時30分…外も暗くなってきましたわね…」
「やっぱり嘘だったんだよ。ほら早く帰ろ?」
「耳郎さんの言う通りです、玄関に行きましょう」
「わかった〜…」
少し残念にしている芦戸とホッとする耳郎
4人が廃校舎の玄関の扉を開けようとすると
ガタッ…と言う音が聞こえてくる
「ね、ねぇ…今の何?」
「音…したね…」
「たっ、たまたまだって!ほら出ようぜ?」
ガタガタッ…ドンッ…
そして音がしていると思われる教室を見ると長い髪の影が動いているのが見える
「「「で、出たー!!!!?」」」
「みなさん、落ち着いt」
「や、ヤオモモ!早く逃げるよ!!」
みんな大慌てで廃校舎から飛び出し校門の前まで走り続けた
「はぁ…幽霊だよね!?あれ!!髪の毛なびいてた!!」
「あぁ!怖ぇぇえ!!」
「あぁもうウチダメだ…怖い…」
「……本当に幽霊なのでしょうか…?」
「「「え?」」」
「今日は少し風も強いですし…ほら、廃校舎の中でも隙間風がありましたし」
「言われてみれば…」
「そうかも…」
「なんだぁ…そうだったんだ…」
「さぁ、帰りましょう!約束の時間まで…あら?」
「どうしたのヤオモモ?」
「携帯を落としてしまいましたわ…」
「え、さっき走った時に?」
「ごめん…ウチが引っ張った時だよねきっと…」
「いえ、大丈夫ですわ!皆さんは先におかえりください。私は携帯を取りに行ってまいります」
八百万は早歩きをしながら走ってきた道を戻って行った
「無いですわね……やはり廃校舎の玄関でしょうか…?」
八百万が廃校舎の方へ行くと廃校舎の玄関の前に携帯が落ちているのが見えた
「ありましたわ!」
八百万が走り出し携帯を取りに行こうと近づく
しかし玄関から突然大きな手が現れ八百万の携帯をつかんで中に戻っていった
「あっ!!」
八百万は廃校舎にゆっくり近づき中を覗く
だが玄関付近には何も居なかった
(まさか…不法侵入している方が…!?)
音を立てずに校舎に入り廊下を右に曲がる
(人の気配はないですわね…とりあえず先生に…)
八百万が廃校舎を出て先生に報告しに行こうとすると何かに手を掴まれた
「きゃっ!?」
八百万が恐る恐る振り向くとそこには頰に傷がある大きな男がいた
「……これ…お前のか?」
「えっ…あっ、はい私のです…」
「今、相澤に渡しに行こうとしてた。返す」
男は手に持っていた携帯を八百万に渡す
「あ、ありがとうございます」
「……それ、なんだ?」
男は自分の渡したものを指差し不思議そうな目で見る
「携帯を知らないのですか?」
「相澤が使ってたのを何回か見たことがある。ケータイっていうのか?」
相澤先生の名前を出すということは不法侵入をした方ではなく雄英の生徒又は教員の方…?
「名前は?」
男が携帯を見つめ終わると八百万に名前を聞く
「私の名前は八百万百です。あなたは…?」
「俺の名前…ブロリー。お前はモモ?木になってる…」
「それは桃、私は"ひゃく"と書いて"もも"というんです」
「百…」
「あなた…廃校舎で何をしていらしたんですの?」
「勉強だ、俺…まだ勉強出来ないから…」
そう言ってブロリーは腕に持っているカバンの中からいろんな本を出す
八百万がそれを拾い上げ中を見ると同じ教材だった
(同い年…!?てっきり先輩の方かと…)
「すみませんが年齢をお聞きしてもよろしくて?」
「…ビョーインで10歳って言われて6年経つから16歳だ」
八百万はそれを聞いて驚いた
「やはり同い年の方だったのですね…ブロリーさんは何故ここに?」
「ここで勉強をすると落ち着く…静かだから…さっきもここで勉強してた」
八百万は教材を返し携帯の時計を見る
「いけない!もう55分ですわ!」
「何かあるのか?」
「先生との約束で7時までに帰らないといけないんですの!すみませんが失礼します!」
「あぁ…」
走って校門へ向かう八百万は見てしまった
すごく寂しそうな顔をしているブロリーの顔を
(きっといつも一人で…)
「ブロリーさん!明日もここにいますか!?」
「……?あぁ、いつもここにいる」
「明日!一緒に勉強しましょう!」
「……!!!」
とても驚いていたブロリーだがすぐに首を縦に振り了承する
「では!また明日ー!!」
八百万は手を振り再び走り始めた
八百万と別れたあとブロリーは廃校舎の教室で再び勉強をする
だが頭の中は彼女の笑顔でいっぱいだった
「八百万…か…」
「ブロリー、話がある」
「相澤…なんだ?」
「俺の担当しているクラスが来週、USJに行くんだが…終わったらお前をクラスに入れようと思う。だがお前が嫌なら」
「行く」
「即答。いいね合理的だ」
「相澤、俺は4年経ってやっとケータイを知ったぞ」
「携帯…?前見せただろ?」
「名前は知らなかった」
「なら今度、買いに行くか?」
「……行く」
「なら、今日の範囲+課題で満点とったら買ってやる」
「うっ…が、頑張る」
だが…相澤はブロリーが満点を取るのを知っている
いつも小テストが終わるとここに来て間違えたところを勉強し完璧にする
「相澤、課題しないのか…?」
「…すまん、考え事をしていた」
相澤はブロリーの横を通り机に課題を置いた
「さ、はじめだ。頑張れよブロリー」
バキッ
「相澤」
「なんだ?」
「鉛筆壊れた」
「……今新しいの持ってくる」
上鳴達とは次の話で合わせます
そして次の話でUSJ!!みたいな流れですがUSJ編は1話の文字数少なめ、投稿早めで行こうと思ってます