お嬢様は男子校生   作:男子校生A

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プロローグ

オレの名前は九条梓岐!16歳高校生彼女いない歴=年齢=童貞のデイリー任務感覚でオナニーをするオナニー戦士だ!みんなと違うところは1つ、男子校に通う人間ということさ!これからよろしく!

 

そんな前口上はさておき、実は結構男子校に入学した事を後悔している。

学校に行けば友人に「俺昨日も彼女とデートしてきたわー楽しかったわー」と煽られ、ネットに逃げればTw○tterで「童貞なんですか?笑」と煽られ、家に帰れば妹に「彼女いないんですか?笑」と煽られるからだ。

 

 

オレの容姿は普通、成績も運動神経も普通、頭はちょっとエキセントリックなだけで、至ってどこにでも居そうな人間だから共学にさえ入学してれば彼女の1つや2つぐらいはできらぁ!と毎回返すのだがその度に、哀れむような目を向けられる。オレはマゾじゃないんで、そんな目を向けられると結構キツイ。

 

 

そんなこんなでずっと男子校通ってられるんだからオレのメンタルすげーわ、ありえんわーと自画自賛しながら学校への道のりを歩む。家から学校までは歩いて15分程度の程よい距離にあるのがまた少しイラッとくる。本日はお日柄もよく暴走したトラックに跳ねられそうな異世界転生日和だなートラック来ねぇかなぁーなんていうある種妄想のような願望を抱きながら歩いていると学校に着いてしまったので、どうやらこの妄想は打ち切らなければならないようだ。シーユー妄想、ハロー現実。やっぱ現実は辛いことばっかりだわ、萎える。

 

 

学校は昼休み以外全て睡眠に費やしたので、放課後にティーチャーから叱責を喰らった。その後なんやかんや反省文を書けだのあって帰るのは18時あたりになってしまった。一緒に帰る相手もなく1人でとぼとぼと歩いて帰っていると、目の端にチラリと映っていた軽自動車がいきなり、こちらにかなり速いスピードで向かってきた。車道から大きく外れており、歩道に向かって突進する様はさながら猪のようである。オレは避けようとしたものの、後ろはシャッターで閉ざされたガレージであり、咄嗟の事で反応できず、あえなくぺしゃんこにされた。薄れゆく意識の中でオレは、彼女作ってイチャイチャしたかったなぁ…と思いを馳せながら目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に気が付いた時、あぁ、これは夢で、自分は生き長らえたんだなと思った。なぜなら、眼前には真っ白な天井が広がっており、左には赤ちゃんがいたからだ。その横には母親と父親らしき人が喋っており、2人の幼稚園児ぐらいの男の子と女の子が興味深そうにこちらを見ていた。この状況から考えるに、オレは赤ちゃんになったというワケか。おいおい勘弁してくれよ、まだ彼女すらできていないのに生まれ変わりたくねぇよ。

 

 

突如襲い来る強烈な睡魔に抗えず、次に目を開けた時には元の身体に戻っていて、目に映るのは病院の天井であるように願いながら、オレは目を閉じた。

 

 

 




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