指揮官
「えー、我々G&K社は日々多くの脅威に怯える市民皆様方の安全、そうそれは心も含めた安全です。これを守るために日々尽力しており――――――――はいダウト!」
カラビーナ
「ああ! せっかく用意されたカンペをダウト呼ばわりだなんて!? 指揮官さん、一体どこがダウトなのかしら!?」
指揮官
「いやだって今のG&K社は金に動かされてるだろ。構成員が何を考えていましょうともォ、結果として富裕層贔屓してたらただの金の亡者なんですよねェ!」
カラビーナ
「自分の務めている企業に対して辛辣どころではないわこの方」
指揮官
「つー訳で」
「M,Maruser Karabiner 98 kurzと」
「どこぞの馬の骨こと俺、指揮官のォ!(声合わせろよ)」
「「片手間で分かるドルフロ世界史解説!」」
指揮官
「あらゆるものにど辛辣な評価をしながら世界観を教えるラジオだぞッ☆」
カラビーナ
「ぼ、冒頭から大変お見苦しいところを。それでは始めて行きましょうか、わたくし一刻も早く帰りたいもの」
人形を取り巻いてる企業とは?
指揮官
「じゃあじゃあ行くけども、カラビーナ及び俺が所属するG&K社ってのは「グリフィン&クルーガー社」なんだ。クルーガーは社長のおっさんな、退役軍人」
カラビーナ
「踏まえて欲しい歴史として、前回冒頭でお話した2045年の第三次世界大戦です。これにより各国政府の統治能力は低下し、代わりに民間軍事企業――――PMCが安全保障を担っているのが2062年現在となります」
指揮官
「で、実はポイントなんだけど人口密集地と産業地域――――これは国が一応守ってるんだよねェ。つまり俺達は一般民衆の味方、ヒーローとも取れる。まあ現状は散々ですけども!?」
カラビーナ
「わたくし達及びドールズフロントラインの展開に於いて最も眼にするG&Kですが、2053年設立。実は設立9年の新鋭企業です」
指揮官
「んで、G&K社に提供されてる人形は実は第2世代戦術人形なわけだが――――――さーてさてさて? 此処でカラビーナに質問だ」
カラビーナ
「はい、わたくしで良ければお答えしますよ」
指揮官
「この人形、誰が提供してるでしょーかァ!?」
カラビーナ
「I.O.P社ですね。其れが何か?」
指揮官
「はーい新単語になります! I.O.P Manufacturing company! 正式名称Important Operation Prototype Manufacturing Company、我らが無敵の奴隷供給元だァ!」
カラビーナ
「言い方が本当に悪いですよ指揮官さん!?」
指揮官
「奴隷商だろうに? ヨーロッパの奴隷貿易もびっくり、まさか人力の源それ自体を生み出したコイツラについてお話を一旦移すぜ」
カラビーナ
「え、えぇ…………やれば良いのですね。ではI.O.Pについてですが、元は軍が設置した製造系の監督委員会です」
指揮官
「これが2046年になーんかその会社ごと食っちまって、あら不思議! 現在オラつき街道驀進中のI.O.P様の誕生だァ! ちなみにグリフィンと乳繰り合ってるぜ」
カラビーナ
「し、指揮官さん! はしたない言い方はお止めになって!?」
指揮官
「事実じゃん。特に後々のために言っておくと、この中の研究機関に16LABっつーのが有るんだけどさ、此処の主任こと変態ケモミミ天才科学者ペルシカリアちゃんは押さえとけ? 超重要ポイントだ、世界を見ても、物語を見てもなァ」
カラビーナ
「ちなみに16LABは第2世代戦術人形の開発元ですわ。装備品も作っては居ますが――――――まあ、その」
指揮官
「同僚曰く「校正と16LABのラベルを貼るだけの簡単なお仕事」、俺から言わせてもらうならラベルが邪魔な分クソのかさ増しだねェ」
カラビーナ
「ちなみに先程少し出てきたへ、変態…………ケモミミ? 天才、科学者「言えたじゃん、エライぞ」えへへ…………じゃなくてですね! 件のペルシカリアさんは、G&K社の社長と交友がお有りのようですよ」
指揮官
「あ、そこらへん知ってるぜ―。ま、そゆこと――――――乳繰り合ってる企業は置いておいて、かつての覇権企業のお話でもしようぜ?」
カラビーナ
「その覇権を取った巨大企業ですが、今は――――――「鉄血工造」と呼ばれています。そういう話ですわ」
指揮官
「ハハハハッ! 人間ってホント愚かァ!?」
指揮官
「鉄血工造、または鉄血工業社な。俺達の敵、クレイジーアンドロイドちゃん達の製造元でもあるな? 前回とうまーくつなげて理解してけよ?」
カラビーナ
「鉄血工造はI.O.Pと比べれば歴史が古く、成立そのものは2031年です。ちなみに自律人形の実用化が近づいてきたのは――――――2033年辺りだったかしら」
指揮官
「せーかァーい。じゃあ話を急にグルグルコペルニクスも嘔吐の大回転かますんだけどさ、第三次世界大戦ってあんじゃん? ほら、2045年のアレ」
カラビーナ
「はい、人口及び活動領域が更に縮小したと聞き及びます。それではお話をどうぞ?」
指揮官
「こっから人形の扱いについて考えだしたちゃったんだよォ――――――「人形で、戦う?」ってなァ」
カラビーナ
「よって鉄血工造はいちはやく戦術人形を実用に持ち込みました。第三次世界大戦の最中、鉄血工造は安定感の有る頑丈な戦術人形をウリにして軍に売って回りました」
指揮官
「ちーなーみーに。16LABより前にペルシカリアちゃんの所属してた90wishってすげーグループ、これをG&Kの社長は「軍人時代」にお助け申したァ! 此処大事な!」
カラビーナ
「I.O.P社は当時、繊細な人形を作っていた関係で軍需を食われ気味だったのですが、見事90wishの協力を扇げて2051年には需要を奪い返せました! ぱちぱち~」
指揮官
「で、G&K社の社長――――面倒だからクルーガーをおっさんって呼ぶけど、おっさんは2053年にG&K社をドドーンと設立! 最初は人間の傭兵で回してた経営も「戦術人形いいじゃ~ん」って先見の明を見せたおっさんによりI.O.P社と協力!」
カラビーナ
「此処はまたもっと詳しく解説したい所ですが、90wishにはペルシカリア――――それともう一人研究者がいました」
指揮官
「ペルシカリアちゃんは第2世代戦術人形の事を押し出して資金援助をサルゲッチュ! けどけどもォ? 光が有れば影が有るのはこの手の世界であるあるだろ? もっと言えばァ、ソイツがやらかすってのもォ――――――――超あるあるじゃん?」
カラビーナ
「一方、90wishのもう一人の研究者は資金援助を得られず鉄血工造に寄っていきました。最終的に鉄血が雇う形にまでなりました」
指揮官
「ではでは締めと行きましょか! この研究者が生み出したとあるAI、ソイツは隔操作によって自身のプログラムを実行する戦術人形の専属部隊を有する――――っていう、まあ凄えリーダーってこった」
カラビーナ
「このAIを不完全な状態で鉄血工造は利用しようとして―――――そして、あの事件が発生します」
指揮官
「さてさて、何やかんや16LABが出来たがここはカットだ。また今度人形についてのときにじ~っくり教えてやるからな?」
カラビーナ
「そして2061年――――――蝶事件が発生しました」
指揮官
「色々難しいからざっくりな! 要するに鉄血の工場が襲われて、研究者何を思ったかAI起動! AI暴走して人間皆殺し! こうしてかくして鉄血人形の皆様はクソッタレクレイジーアンドロイドちゃんに様変わりィ! あ~らら、やっぱり負け犬研究者はこういう事しちゃうんだよなあ!」
カラビーナ
「指揮官さん! 故人に対してそれは失礼に過ぎましてよ、撤回なさい!」
指揮官
「はっ! アイツは不完全なAIを不完全なまま利用した。そりゃあ勿論自分のエゴってやつさ、それがこんな大事になって、人をゴミクズがごとく殺して、俺達の手を煩わせてんだぜ? 俺が正しい間違いの問題じゃなくて、そりゃあ言われても仕方ねェって! 俺が言わなくても誰かが言うぜ、「アイツはなんてことをしてくれたんだ――――――」ってさ」
カラビーナ
「…………それでも、指揮官さんに言う権利はないわ」
指揮官
「――――――あーあー悪かったよ。俺が悪かった、そう拗ねんじゃねえ。メンドクセエ」
指揮官
「はいはいおしまいおしまーい! かくして人類、敵増えちゃいましたって話だったぜ!」
カラビーナ
「では、指揮官さんとまとめた時系列表をどうぞ」
指揮官
「んじゃあ適当にまとめっか。カラビーナ、後よろしく。俺帰るわ」
カラビーナ
「え、ええ!? で…………では箇条書きでどうぞ」
・鉄血工造はペルシカリアがI.O.P.に協力するまでWW3の軍需産業としての人形生産のトップだった老舗
・G&K社とI.O.P.社の繋がりは設立以前から、またこの繋がりが蝶事件の起爆水面下で育まれていた
・鉄血は意味もなく逆らっているのではなく、あくまで不完全なAIによる統率に大きな要因が有る
カラビーナ
「今回はまとめる、という内容ではなく通史に近い所もありました。まとめだけ読んで――――とゲームや創作に向かうと時々足を取られますので、適宜調べたり、本回を見直すのがbesserかと」
カラビーナ
「それではお疲れ様でした。またお会いしましょうね――――――ああ、本当に出ていったのですか!? 待って下さらないの!? もしもし!?」
今回は鉄血のホストAIと研究者について敢えて伏せた。アレは、ネタバレなのかねえって話だ。
ま、気にしないって意見が五件もくれば考えるかもなァ。基本は大事を取ってってやつだ。