貴方は知るだろう。
平和な未来は常に、犠牲を強いてくることを。
私たちは流れを堰き止めるには非力すぎた。
やり場のない悲嘆と憤怒は、折り重なって桜色に成り果てた。
絶望に抗う祈りこそが、希望を遠ざけていった。
祈りは、いつしか呪いに反転していた。
陽がそろそろ天頂にさしかかろうかという、日曜日の昼。
フランス代表候補生にして、デュノア社の跡取りでもある金髪の美少女──シャルロット・デュノア。
彼女は今、とある一軒家の前で立ち尽くしていた。
(大丈夫……一夏はこういう急な来客でも友人なら拒否しないタイプのはず……むしろ歓迎する可能性が高い)
多くの修羅場を乗り越える過程で、彼女の観察眼は更なる飛躍を遂げていた。
想い人である少年の人格を理解するなど容易い。奥底に存在する強い感情までは理解できずとも、他の面々に比べればずっと深く、相手のことを分かっているという自負があった。
(特別外泊届を出したことも確認済み。間違いなくしばらく空けっぱなしにしていた自宅の掃除に来ている。家の周囲に待機してるSPさんたちも僕を見てどこかに連絡を取ってる……だけど今の僕は、正式なフランス代表候補生かつデュノア社の跡取りだ。簡単に追い払うことは出来ないよね)
深く息を吸った。
シャルロットは自分の立場を理解している。理解した上で、ある程度の横着が許されることを自覚している。
(条件はクリアした。一夏自身に追い払われることがない以上、家には必ず入れる……!)
改めて決意して、シャルロットはインターホンへ指を伸ばした。
ピンポーン、と気の抜けるようなチャイム音が響く。しかしシャルロットにとっては、審判の日に鳴らされる荘厳な鐘の音に聞こえた。
「…………」
応答はない。呼吸すら忘れて、シャルロットは真剣な表情でその時を待つ。
しかし。
──シャルロットの気合いを嘲笑うかのように、ドアが突如開かれた。
「な──!? あ、えーとえーと……!」
恋愛頭脳戦ガチ勢──とはあくまで表の顔。
こうして不意打ちを食らえば、あたふたしてしまうのが人のサガだ。
咄嗟に顔を背けて、自分の前髪を慌てて弄る。
「あっ、あのっ! ほ、本日はお日柄もよくっ──じゃなくてぇっ!」
完全に気が動転した状態で、なんとか言葉を探す。
脳内の冷静なシャルロットは『押し倒してチューしろ』と声高に叫び、お花畑担当シャルロットは『抱きついてチューしろ』と机を叩き、中立担当のシャルロットは『いいからチューしろ』と腕を組んで告げる。
どんだけチューしたいんだこいつ。
(って、ダメだよ!? 往来だよ!? 百万ドルの夜景でもないよ!? 服だって普通の私服だし……!)
ファーストキスにかける熱いシチュエーション願望を露呈しつつ。
シャルロットは脳内の無能三名を高速切替で銃殺してから、咳払いを挟んだ。
そして顔を上げ、ドアを開けてぽかんとしているであろう彼に最上級の笑顔を向けながら。
混乱の極地にありつつも、最大にあざとい言葉を絞り出す──!
「……き、来ちゃった♪」
「うぇるかむ」(彼女面特有の謎余裕)(魔剣完了)(当方は五手で勝利する)(寝癖)(世界最強の再来)(すしざんまい)(彼シャツで差をつけろ)
東雲令が、そこにいた。
時はざっと24時間ほど巻き戻り、土曜日。
ピンポーン、と気の抜けるようなチャイム音が響いた。
一夏はそれを聞いて、ソファーから腰を上げる。
ここはIS学園の学生寮ではない。土日を利用して、特別外泊届を出して大勢のSPに見張られながら戻ってきた自宅である。
住民二名がほとんど学園にいるため、無人の空き家と化していた織斑家。もちろん政府から派遣された機密部隊により監視され、空き巣や他国のスパイなどが入らないように守られてはいたが、掃除などは一切されず床にはほこりが積もっていた。
休日の間に掃除をして、ついでに学園へ持ち込めていない衣服類などをまとめて送るため段ボールに荷造りして、それから一夏は久しぶりに自宅で休みを取っていたのだ。
「はいはーい」
インターフォンの受話器を取って返事をするが、声は聞こえない。
まさかピンポンダッシュじゃないよな、と首を傾げつつも玄関へ歩く。
そこで、ふと疑念がよぎった。
学園から自宅にかけて、そして自宅に入ってからも、SPたちがついてきた。
そして当然警護は続いている。ならばいたずらが出来るとは思えない。同様に勧誘等が通されるはずもない。中学時代の友人とすら自由に面会できない身の上だ。
(……誰だ?)
このタイミングを把握し、利用してくるとしたら──それ相応の相手であることが容易に想像できた。
思わず足を止め、背筋を伸ばした。
足音を殺して玄関へと向かう。ドアノブを握ったとき、自分の心音がやけに大きく聞こえた。
(──ええい、ままよッ!)
意を決してドアを開け放つ。
そこには、黒髪があった。
彼の視線より幾分か低い身長。鋭い深紅の瞳がこちらを見上げている。
完全無欠に、私服姿の東雲令がそこにいた。
「来ちゃった♪」
「ほあああああああああああああああああ!?」
一夏は普通にガチで悲鳴を上げた。
あんまりなリアクションに、東雲はしかし顔色一つ変えない。
「……来ちゃった」
「い、いやもういいから。分かったけど……その──なんで東雲さんが?」
頭蓋骨の内側に綿菓子が詰まっているとしか思えない言葉をリピートする師匠相手に、一夏はこめかみを押さえながら現状整理を試みる。
だが──東雲が数秒考え込んでからの返答。
「ふむ……おうちデート、と言って通じるか?」
「は、はァッ……!?」
一夏とて思春期の男子だ。
おうちデート──付き合う前にするデートではなく、間違いなく交際中の男女が行うものだと容易に判断できる。
見れば東雲はジーンズに白シャツと、飾り気のない──つまるところ、完全オフの服装だった。状況を理解して思考回路が凍り付く。
(う、うおぉ……ッ!? おうちデート、しに来たのか……!? いや待て! 東雲さんをそういう目で見るなんてもってのほかだ! 失礼だと思わないのか!?)
世界最強の再来と名高い彼女と、自分が。
余りにも身の程知らずだ。慌てて自分を律する。
高鳴る心臓を無理矢理に押さえ込み、一夏は完全に平静を取り戻した。普段の訓練がここにきて役だったな、と小さく拳を握る。
そんな様子には気づかないまま、さて、と東雲は言葉を切り出す。
「おうちデートとは何をすれば良いのか分からないのだが……同じベッドで寝る等か?」
「……東雲さん、それ、俺以外に絶対言わないでくれよ」
自分の口から飛び出たとは思えないほど、低い声だった。
発してから、思わず絶句する。
(何、を──ガキか俺は! こんな、こんな中学生みたいな独占欲……!)
フォローするなら、確かに中学校は卒業したが、彼はまだ高校生である。
身近な美少女、それも自分の人生を大きく変えるほどに深く関わり合った少女が余りに無防備な言動を取れば、戸惑うのも無理はない。
ただまあ『俺以外に』というのは少し──彼の内心がにじみ出ていた。
そんな、少女漫画のクール系イケメンが放ちそうな台詞を聞いて。
東雲令は。
(あ、そっかあ。無防備だったね。気をつけよーっと)
頼むからこういう時だけはもう少し深読みしてくれ。
一夏が自分の頬を張って意識を切り替えている間に、東雲は部屋を見渡していた。
「そういえば、おりむーは何をしていたのだ」
「あ、ああ……えっと、『白式』にプリキュア見せてた」
「いつからおりむーはボケになった?(困惑)」
さすがの東雲も眉根を寄せた。
一夏は軽く笑いながら、自分が座っていたソファーを指さす。
普段は彼の腕に付けられている白いガントレット──待機形態の『白式』が、ふわふわのクッションの上に置かれていた。
正面に置かれたテレビでは、確かに美少女たちが華麗な肉弾戦を演じていた。
「言語機能……だけじゃないんだけど。多分相棒は、色んなとこが制限されてるんだ。なら学習する機会さえあれば、段々とその制限を解除できるんじゃないかって。我ながらこれでいいのかとは思ったけどさ、実際段々覚えてきてるんだぜ」
言うや否や、
『しんしんとふりつもるきよきこころ……いちか、つぎのたたかいでこれやろう!』
「修理に出した方がいいのでは?」
思っていたより高度な──高度? ともかく一夏にも東雲にも理解できない音声が垂れ流される。
『……いちか、そのおんなはだめ。しののめけいかくのざんしだよ。いちかのじんせいがくるったげんいんなんだよ? ぜったいにだめ……!』
「何を言っているんだ……?」
「さあ? 東雲さんの私服にびっくりしてるんじゃないか? 似合ってるしさ」
他の女子たちが喉から手が出るほどに聞きたいフレーズを、一夏はさらりと言い放った。
されど東雲は鷹揚に頷き、着込んだシャツの襟を指でなぞる。
「そうだな。当方も箒ちゃんのコーディネートに感謝している」
「箒が選んでくれたのか?」
「ああ。出かけてくると言うと、喜んでやってくれたぞ。『令が休日に外出……! 任せろ! 親友として、私がお前にぴったりの服を選んでみせる!』と意気込んでいたな」
「はは。あいつらしいなあ」
歓談しているが、箒は東雲が一夏の家を訪れるとは微塵も予期していなかった。
親友からの、日常を謳歌して欲しいという切なる願い──それを身に纏って東雲は親友の想い人とのおうちデートを敢行していた。人間の屑である。
「で、その……結局何の用事で……?」
「おうちデートだが?」
「ああもう、そうじゃなくて! ええと、あれか、遊びに来たってことでいいんだよな?」
「解釈としては正しいな」
東雲はできれば夜の大人の遊びもしたいと思っていたが、さすがにそれを読み取るのは無理があった。
よし、と意気込んで、一夏は客人をもてなすモードへ移行した。余計な考えをせずに済むという狙いもある。
「遊べるものとかはあんまりないけど、精一杯頑張るぜ。とりあえず部屋から何か──」
「……ッ。あかねは本当に勝てるのか……?」
一夏が顔を向けたとき。
既に東雲はソファーに座り、画面に映し出される少女と異形のバトルに見入っていた。
「………………」
気合いを入れ直した直後だったが、一夏は頬を引きつらせ、がくりと肩を落した。
結局夕方までプリキュアを見続け。
一夏がそれとなく夕飯を作ろうとした瞬間に、いつの間にか手配されていたらしい出前の寿司が届いてそれを二人で食し。
なんか東雲が当然のようにシャワー浴びて一夏のシャツを着て、一夏のベッドで寝だして。
──完全無欠におうちデートをやってしまい、唯一の男性操縦者は思春期特有のあれこれに悩まされながら居間のソファーで寝ていたのだ。
「……なる、ほど、ね?」
事情を聞き終えて、シャルロットが頬をぴくぴくと引きつらせる。
その横では、ソファーや椅子に座るいつもの面々が同様に肩を震わせていた。
そう、いつもの面々。
篠ノ之箒、セシリア・オルコット、凰鈴音、ラウラ・ボーデヴィッヒ、更識簪!
どいつもこいつも一夏がいると聞きつけ単独での奇襲を試みた、余りにスロウリィな連中!
「……話は分かった。ああ分かったとも。何もかも信じられなくなりそうだ」
「箒さん、気をしっかり……!」
正確に言えば、箒は家へ遊びに来るに当たって最後まで葛藤し、見かねたセシリアが連れてきたのである。
恐らくブッキングするだろうとセシリアは読んでいた。しかしまさか全員まとめて『世界最強の再来』に虐殺されるとは想定外である。
「てゆーか、マジでプリキュア見て、それから何してたのよ」
「ああ、結構夜遅くまで映画見てたんだ……定額サービス、ギリギリ期限が切れてなくってさ」
眠そうな表情で一夏が告げる。
様子からして何かやましいことがあったわけではなさそうだ。そこが確認できただけでも、鈴はよしとした。
「ならば服装はどういうことだ」
「……私も思った……あれ、Tシャツも短パンも、一夏のだよね……?」
「ああ、そうだぜ」
何の気なしに返ってきた答えは、ラウラと簪を、そして他のメンバーを打ちのめすには有り余る代物だった。
(彼シャツで、泊まりデート……ッ! その1パーセントだけでもいいから分けて欲しいよ、令……!)
シャルロットはむくれながら、リビングの椅子に座る東雲を見やった。
だぼだぼのTシャツは胸元が大きく開いていて、白い素肌と鎖骨の隆起を全く隠していない。
くあ、と欠伸をかみ殺しもせず、無防備そのものといった様子で東雲がリビングを睥睨する。
「おりむー……喉が渇いた……」
「冷蔵庫に飲み物なら入ってるけど──あ、ジュースとかはないな……」
立ち上がった東雲がパカリと冷蔵庫の扉を開けば、ものの見事にすっからかんだった。
当然だ、一夏はあくまで土日の間だけ一時的に戻ってきただけ。食料品を買い込んでいるはずがない。
残っているのは350mlの小さな牛乳パックぐらいだ。
「あー……牛乳ならあったっけ。コップ出すよ」
「必要ない」
刹那だった。
彼女は牛乳パックを直接手に取ると、あろうことか注ぎ口に唇を当て、ゴッキュゴッキュと飲み始めたのだ。腰に手を当てての見事な一気飲みフォームである。
『…………ッ!?』
一同、目をこれ以上無く見開き、凍り付く。
(か、か、か……間接キスじゃねえかッ!?)
驚愕が最も大きかったのは一夏だった。
何せ東雲の目の前で、風呂上がりに直飲みしていたのである。頓着するタイプでないだろうとは分かっていたが、こうして現実にやられてしまうと、さすがに羞恥の念が沸き起こる。
「……東雲さん、あんまそれやんないほうがいいと思う……」
一夏は頬が熱くなっているのを自覚して、顔を背けながら指摘した。
女性陣も凄い勢いで首を縦に振っている。
芳しくないリアクションを見渡して、東雲は首を傾げる。
それから得心が行った様子で、ハッを顔を上げて。
(まさか──豊胸効果を狙っているのがバレたのか!? 確かに彼氏の前でそういう露骨なことはしない方がいい気がする……!)
二度とメインヒロイン名乗るんじゃねえよ馬鹿が!
椅子に座る東雲の黒髪に、一夏が千冬用の櫛を通していた。
シャルロットを出迎えた際から残っていた寝癖を直しているのである。
どうやら気持ちいいらしく、東雲はこくりこくりと船をこいでいる。
(──まさか。いや、まさか、そんな……しかし……)
その様子をチラチラ見ながら、女性陣はソファーに座って雑談に興じていた。
だが箒は無言で思考に沈んでいる。
(もしかして、なの、だが……一夏にとって、最も女子として意識されていて、なおかつ距離が近いのは──令なのではないか?)
その懸念は、篠ノ之流の秘奥を修めた堅牢な精神ですら揺さぶるには十分だった。
考え込む親友の様子に、セシリアは小声で耳打ちした。
「あの、箒さん。どうかされたのですか?」
気遣うような声色。
箒はじっと、一夏と東雲を見ていた。何か異様に既視感のある光景。一夏に世話を焼かれている、自分以外の女性。
「……ッ!」
「箒さん?」
天啓を得たとばかりに、突如箒は顔を上げて、うんうんと頷いた。
それから息を吐いて、苦笑を浮かべてセシリアに向き直る。
「失礼。いや何……数秒心配してしまったんだ……令を超えるのが最も難しいのではないかなと」
「ああ、なるほど。言われてみれば、あの距離感は危機感を抱くには十分ですわね」
分かるそれな。しれっと盗み聞きしていた他の女性陣も頷く。
誰もが会話の間隙を縫って、二人の様子を観察していたのだ。
「それよねー。なんかあれ、めっちゃ羨ましい。あたし中学の時が最後よああいうの」
「鈴、僕らの仲間のフリして自慢するのはやめよっか?」
「髪をとかすというのは、なかなかこう、絵になるものだな」
「うん……羨ましい、かな……」
思うところはあるらしく、それぞれが妬みを口にする。
箒は頷いてから、しかし、と指を一本立てた。
「よく考えてみればな……あれ、ほとんど千冬さんと同じ扱いだな」
『なるほど』
全員膝を打った。
あの光景には、既視感も得ていたのだ。全て納得がいった。
確かに一夏の世話焼きは、関係が近く、リスペクトしている相手だからこそ発揮される。
ならば自分たちが警戒する理由はないということだ。
「だから要らぬ心配だったな。全くの杞憂だ、はっはっは」
「この馬鹿箒さんッ!!」
パァン! とすげえいい音を響かせて、セシリアが箒にビンタを食らわせた。
篠ノ之流を以てしても捉えきれない、恐るべき瞬発力である。
完璧な不意打ちをもらって、箒はごろごろとソファーから転がり落ちる。
「血縁関係のない相手にそれって……要するに身内扱いでしてよ! 身内に! 一夏さんにとってのパーソナルな領域にもう潜り込んでいる証拠でしてよッ!? そこに危機感を抱かないで何に危機感を抱くのですか!?」
立ち上がり、セシリアは叫んだ。これ以上は無いと言うほどにキレていた。
なんで自分が必死に気を回しているのに、そんな楽観的で無知蒙昧なことを口走れるのだと怒り狂っていた。
なんでビンタされたのか分からず目を白黒させる箒に対し、セシリアは顔を真っ赤に染めながら説教を続けようとし。
「あ……」
簪が声を上げた。
釣られて、彼女の視線を辿れば、そこには口に人差し指を当ててこちらを見る一夏がいた。
「( ˘ω˘ ) スヤァ」
東雲が、ガチ寝していた。
えぇ……と一同流石に表情を引きつらせる。眠りに落ちた少女の髪を梳かしながら、一夏は穏やかな笑みを浮かべている。
けれど夕陽が差し込む部屋で、黒髪の乙女の背後で丁寧に櫛を通している一夏たちの姿は──これ以上無く、絵になっていた。
(……邪魔しよう、という気にはなれませんわね)
嘆息してから、セシリアはふと窓の外を見た。
橙の光が照らす、平和な住宅街。
──セシリアは確かに箒の後押しをした。けれど理由は、親友の恋路の応援だけではなかった。
他の面々もそうだ。こうして一夏の家に押しかけたのには、理由があった。
各代表候補生へ通達された、本国からの指令。
即ち──『亡国機業の本拠地と思しき海上基地への侵攻に参加せよ』。
各国代表を投下する作戦に、代表候補生も後詰めの部隊として加わる。
一夏は知らない。
彼女たちにとって、これが最後の日常。
共に過ごしていた学友たちが、戦場へ向かうべく翼を広げている。
これ以上何も奪わせないために。
少女たちは、奪うための力を振りかざそうとしていた。
東雲の
考えたは良いけど全部出せるわけもなかったので
供養します
『茜星』は普段は調整中のオートクチュールを拡張領域に格納してて経験値を溜めているという設定もあったりなかったりする
エクスカリバー事件からタッグマッチトナメまでは強襲仕様を
今は決戦仕様を格納中
がくしゅうそうちか?
・
敵拠点への強襲を想定した高機動・高火力モデル。
・
敵の調査・妨害を目的とした電子戦モデル。
・
遠方の敵を狙撃することを主眼に据えた射撃モデル。
・
詳細不明。
・
詳細不明。
次回
59.巻紙礼子はかく語りき