「1-A…ここか」
異形型個性にでも合わせたのか大きなドアをくぐり抜け、教室に入る。すると、入学して早々に言い争う者たちが居た。私は彼らを素通りし自分の席に向かう。
「久しぶり、百ちゃん」
八百万百、まだ小さい頃にパーティーであって以来の幼馴染だ。彼女は女子校に通っていた為、会う事は稀だったが。
「社さん!?受かってたのですわね!」
「お陰様でね。百ちゃんは推薦だっけ?」
「それを言うなら社さんもそうだったのでしょう?どうして蹴ったんですの?」
「僕自身の力を試したかった……ってところかな」
「それで落ちてたら元も子もありませんわ」
「実際受かってるんだから良いじゃないか」
「それは…そうですが」
「お、先生がきたな。また後でゆっくり話そう」
「そうですわね」
眠そうな目をしたボサボサの髪の男性だ。相澤消太と名乗った彼は担任の挨拶もそこそこに、独特なデザインの学校指定の体操服を取り出しグラウンドに出るように言った。
「「「個性把握……テストォ!?」」」
相澤先生の解説によると、いつもやっていた体力テストを個性ありでやるそうだ。相澤先生が爆発頭の爆豪を呼び、ソフトボールを個性ありで投げるように言った。爆豪は腕を振りかぶり、
「死ねぇ!!!」
掛け声はともかく、爆風を受けたソフトボールはかなりの球威で飛んだ。相澤先生の持つ端末によると705m飛んだようだ。彼の個性の威力は要チェックだな。今は個性に指向性が無い分、ダメージも分散しているだろうが、サポートアイテムでも装備すればすぐにでも攻撃力は上がるだろう。問題は性格か……。人殺しとかしてないだろうな?
「面白そう!」
「個性が思いっきり使えるんだ!!流石ヒーロー科!!」
おいおいテストだぞ?面白そうとか
「面白そう…か、ヒーローになる為の三年間、そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい?」
全く、相澤先生とは良い酒が飲めそうだ。今の私は未成年の為、飲酒は出来ないが。
「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」
「「「はぁぁぁ!?」」」
不味い。これは不味いぞ。この
「最下位除籍って……!」
「入学初日ですよ!?いや初日じゃなくても……理不尽すぎる!!」
「自然災害…大事故…身勝手な
確かにそうだ。私はそれを身を持って知っている。
「そういう
私は
「放課後マックで談笑したかったのならお生憎、これから三年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。
良いだろう。この程度乗り越えて見せるさ。