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取り調べが一旦終わり、今日のところは休むことにしたツナは、フェルトに連れられる形で彼女の部屋へと来ていた。
「大したものは置いて無いけど、自分の部屋だと思って寛いで良いからね♪」
「は、はい(そ、そう言われても、寛げそうに無いんですけどーー!?)///」
女性の部屋と言うこともあって、ツナは内心落ち着け無いのは当然の反応と言えるだろう(苦笑)
とは言え、このまま何も話さないのはフェルトに悪いと思うので……
「あのフェルトさん、1個質問しても良いですか?」
「? 何かな?」
「その……フェルトさんはどう言った理由でソレスタルビーイングに入ったんですか? やっぱり、戦争の無い平和な世界を作る為ですか……?」
フェルトがどんな理由でソレスタルビーイングに入ったのかを聞いてみることにした。
そんなツナの問いに対し、フェルトは……
「勿論それもあるけど……きっかけは私のパパとママかな」
「フェルトさんのお父さんとお母さん? 2人ともソレスタルビーイングのメンバーだったんですか?」
「うん、刹那やティエリアと同じガンダムマイスターだったの……だけど、2人とも私が物心つく前に戦死して……」
「っ! す、すみません、俺、無神経なこと聞いて……」
ガンダムマイスターであったフェルトの両親が戦死しているのを聞いたツナは、彼女に無神経なことを聞いてしまったことに謝罪する。
「ううん、気にしないで。それで話の続きだけど……私がソレスタルビーイングに参加するのを決めたきっかけは、パパとママの意志を受け継がなきゃと言う使命感と、2人が命を賭してまで掴みたかった世界を見てみたいと言う気持ちがあったからなの……でも」
「でも?」
「世界の変革は私が想像してたよりも難しくて厳しいんだってことを、4年前の国連軍の戦いでクリス、リヒティ、モレノさん、そしてニール……大切な家族である仲間達を失った時に、痛い程思い知らされたわ……」
机の上にある写真立てに飾られている写真……5年前に撮られたプトレマイオスクルーの集合写真で、そこには4年前の国連軍との戦いで戦死した仲間達ーー『クリスティナ・シエラ』・『リヒテンダール・ツエーリ』・『JB・モレノ』、そして初代ロックオンこと『ニール・ディランディ』の姿も写っており、フェルトはその写真を見ながら戦死した家族である仲間達を想いながらそう呟く。
刹那達も言っていたが、ツナとフェルトが似た者同士と言うのはあながち間違いでは無い……何故なら2人は誰よりも仲間想いで、仲間を失うことを誰よりも恐れているのだから……
そして、フェルトはさらに言葉を続ける。
「私達ソレスタルビーイングは世界を相手に武力介入を行ったテロリスト……罪人同然である私達が滅びを迎えるのは当然なことだし、私達の命を代償に世界が……戦争の無い平和な世界になるのなら、それでも良かった……だけど、世界は私達の想いなんかどうでもいいかのように、悪い方向に変わってしまっている……こんなに悔しいことは無いよ……」
「フェルトさん……」
悔しさと悲しさが入り混じった表情を浮かべながらそう言うフェルトに、ツナは胸が痛めつけられるのを感じるのと同時に……
(フェルトさんが……誰よりも平和な世界を望んでいる人達に犠牲を強いる世界なんて、おかしいよ……!)
誰よりも平和な世界を望んでいるフェルトや刹那達ソレスタルビーイングに犠牲を強いるこの世界がおかしいと、歪んだ世界に対する怒りを感じていた。
そんなツナの怒りを他所に、フェルトは話を続ける。
「今の世界は私や皆、逝ってしまったニールやクリス達も望んでいない……だから私達はもう一度立ち上がった、もう一度世界を変える為に……そして、今度こそ皆一緒に生き残るの。もう仲間を、家族を失うのは嫌だから、私は自分にできることで皆を守りたい……それが今の私が戦う理由かな」
「……///」
美しくも凛とした表情でそう言うフェルトに、ツナは思わず見惚れていた。
同時にフェルトの言葉は、ツナにある『決意』を生み出していた。
「……フェルトさん、俺決めました。この世界でどう生きて行くのかを……」
「え?」
「俺、アロウズと……いや、この世界の歪みと戦います」
「っ!」
ツナのその言葉に、フェルトは驚きの表情を浮かべる。
そんなフェルトを他所に、ツナは言葉を続ける。
「紛争根絶とか、世界の平和とか、そう言う大層な理由で戦うんじゃない……ただ単純にフェルトさん達を死なせたくない、守りたいから戦うんです。フェルトさん達をこの世界の犠牲になんかさせない」
「ツナ君……///」
覚悟を秘めた真剣な表情でそう言うツナに、フェルトは思わず頬を赤らめていた。
「つ、ツナ君の気持ちは嬉しいけど、本当に良いの? 私達を守ることを理由に、世界を敵に回すことになって……///」
「大丈夫です。ここに俺の家庭教師……リボーンがいたら『お前の戦う理由はシンプルで単純なもので良いんだ』って言ってくれると思うし、何より俺自身がそうしたいと思ってるから……もしフェルトさん達を守る為に戦わなかったら、死んでも死に切れない!」
ツナの戦う理由はいつだって、家族・友達・仲間……大切な人達を守る為。
それはシンプルで単純だが何よりも強いことを、数々の戦いで強敵達を討ち破って来たツナが証明して来た。
この世界での戦いでもそれは変わらない……彼の誇りとも言える想い、そして大切な人達を守り抜くと言う『覚悟』がある限り、ツナはアロウズは勿論世界の歪みを象徴する者達に負けないだろう。
フェルト「ツナ君……ありがとう……///」
本当ならツナが戦うことを止めたい……しかし、それ以上に自分達の為に戦うと言ってくれるツナの優しさに、フェルトは嬉しい気持ちで一杯であった。
「明日スメラギさんにも戦うことを伝えます。そして、俺なりの『覚悟』を示して戦うことを認めて貰おうと思います」
「覚悟を示す……? それって、どう言う……」
「それは明日話します。さてと、そろそろ……って、ベッド1つしか無いですね」
「あ、忘れてた……この部屋は私の1人部屋だから、ベッドが1つしか無いんだった……ごめん///」
ツナはそろそろ寝ようと思ったが、ベッドが1つしか無いことに気付く。
それもその筈、この部屋は元々フェルトの1人部屋なのだから、ベッドが1つしかないのは当然である。
そのことを失念してたフェルトは恥ずかしそうに顔を赤らめる。
「あ、いえ、気にしないでください! 兎に角、俺は床で寝ますから、フェルトさんは今迄通りベッドで……」
「そ、そんなの、ダメだよ! それだとツナ君がよく眠れないでしょ! 私が床で寝るから、ツナ君はベッドで寝て良いよ!」
「いやいや、そんな訳にいきませんよ! ここはフェルトさんの部屋だし、女性を床で寝させるなんてできませんから!」
「でも……!」
ツナとフェルト、どちらも相手を思うが故に中々譲らない状況の中……
「あ、そうだ! 2人一緒にベッドで寝たら良いんだよ♪」
「え?………ええええええええっ!!?///」
フェルトがとんでも無い提案をして来て、ツナは顔を真っ赤に驚きの声をあげる。
「よし、話がまとまったところで……一緒に寝よう、ツナ君♪」
「あ、いや、フェルトさん、ちょっと待ってください、それは流石に……って、ああああああああっ!!!///」
結局、フェルトに押し切られる形で2人はベッドに一緒に寝ることになった。
幸いベッドが2人一緒に寝られる大きさがあったので問題無かったが……
「スー……スー……」
(ね……眠れねえーーーー!! って言うか、フェルトさんの大きい胸が、柔らかな感触が俺の顔にーーーー!!///)
フェルトがツナを抱き締める形で寝ており、抱き締められているツナは異性と密着している上、フェルトの柔らかく豊満な胸が自身の顔に当たっている為中々寝られず、眠りにつくまで長時間を要するのだった。
そして、翌朝……
「ふわぁ〜……おはよう、ツナ君♪ よく眠れた?」
「な、何とか……ただ、一言言わせて貰って良いですか……?///」
「? 何かな?」
「フェルトさん……男相手に無防備過ぎです。俺、一応男なんですよ?///」
「? うん、わかってるよ?」
(絶対わかってねーーーー!!!///)
宇宙育ちである故か、何処か常識が抜けているフェルトの将来を本気で心配になるツナであった(笑)
起床後、朝食を食べ終わったツナは仕事があるフェルトと一旦分かれ、単独でスメラギの部屋へと来ていた。
「おはよう、綱吉君。朝早くに来て貰って悪いわね」
「いえ、大丈夫です。俺も昨日の答えをスメラギさんに言おうと思ってたので」
「昨日のと言うことは、貴方がこの世界で戦うかどうかだったわね?」
「はい。俺の答えですが……」
ツナは昨日フェルトに言ったのと同じ答えをスメラギに伝えた。
「そう……何となく貴方が戦うことを決めるんじゃないかと思ってはいたわ……だけど」
「わかってます。俺自身口先だけでスメラギさんに納得して貰おうとは思ってません。だから‥…俺なりに『覚悟』を示して、スメラギさんに戦うことを認めて貰いたいんです」
「覚悟を? どうやって示すと言うの?」
「こいつです」
ツナはそう言って、大空のリングVer.Xをスメラギに見せる。
「指輪?」
「この世界での戦いにダブルオーフレイマーのようなMSが必要なんですよね? そしてダブルオーフレイマーは俺のリングから現れ、覚悟の炎とも言える死ぬ気の炎で稼働している……よって、ダブルオーフレイマーは俺の覚悟の証とも言えるガンダムってことになります。そのダブルオーフレイマーをこのリングから出せたら、俺自身の覚悟を示したことになりませんか?」
「なるほど、面白い考え方ね。つまり、貴方がこの世界で戦う為に必要なダブルオーフレイマーを出すことができたら、私達と一緒に戦うことを認めて欲しいってことね?」
「はい。どうですか?」
「……わかったわ、その条件を元に入隊テストをしてあげる。入隊と言っても私達の正式なメンバーでは無く、協力者としてね♪」
スメラギはツナの提案を受け入れるのだった。
「ありがとうございます♪ 早速テストしたいんですけど、良いですか?」
「それは良いけど、大丈夫? 言っておくけど入隊テストは1回だけで、再テストは無しよ? これに合格できなかったら、それ以降私達と一緒に戦うのは認めません」
「うっ……わ、わかりました! 一発合格できるよう死ぬ気でダブルオーフレイマーを出します!」
「し、死ぬ気になるところが間違ってる気がするけど……まあいいわ。この後格納庫で貴方のダブルオーフレイマーを出して貰う予定だったし、丁度良いからテストはそこで行いましょう♪」
「はい、よろしくお願いします!」
その後、ツナはスメラギと共にダブルオーフレイマーの起動及びツナの入隊テストの為、プトレマイオス2の格納庫へと向かうのだった。
果たして、ツナは大空のリングVer.Xからダブルオーフレイマーを出し、スメラギにソレスタルビーイングと共に戦うことを認めさせると言う覚悟の試練を乗り越えることができるのだろうか?
To Be Continue……
本当はダブルオーフレイマーの再登場までやる予定だったのですが、長くなりそうなので一旦ここで区切ります(^◇^;)
次回こそはダブルオーフレイマーを再登場させたいと思います^_^
次回も応援よろしくお願いします^_^