機動戦士ガンダム00 Flamer X   作:raphel

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XDSに続いて、本小説も最新話投稿です^_^

と言っても、今回も短めですが(^◇^;)

それでは最新話をよろしくお願いします^_^


第9話 覚悟を示す時……ダブルオーフレイマー、再び!

フェルト達を守る為に戦うことを決意したツナは、その覚悟を示す為の試練としてダブルオーフレイマーXの起動テストに臨む為、スメラギと共にプトレマイオス2の格納庫に訪れていた。

 

 

「お、来たな。待っておったぞ♪」

 

 

整備士であるイアンがツナとスメラギを出迎えた。

 

 

「急で悪いわね、イアン。彼のダブルオーフレイマーの起動テストで、この空きスペースを使わせて貰うわよ」

 

「なあに、新たなガンダムの姿を拝めるならお安い御用だ♪」

 

「スメラギさん、この人は?」

 

「紹介がまだだったわね。彼はイアン、このトレミーことプトレマイオス2とガンダムの整備を担当している整備士よ」

 

「イアン・ヴァスティだ、よろしくな♪」

 

「沢田綱吉です。こちらこそよろしくお願いします」

 

 

ツナとイアンは握手しながら挨拶を交わす。

 

 

「さてと、どうする? ダブルオーフレイマーの起動テストはもう始めるか?」

 

「そうね、綱吉君の方は準備良いかしら?」

 

「はい、大丈夫です」

 

「わかった。それじゃあ……って、ん?」

 

「どうしたの、イアン……って、あら?」

 

「え?」

 

 

ダブルオーフレイマーXの起動テストを開始しようとしたところで、ツナ・スメラギ・イアンの3人があることに気付き、その方へ視線を向ける。

 

そこには……

 

 

「おっ、どうやら今から始まるみたいだぜ」

 

「グッドタイミングですぅ!♪」

 

「ふう……間に合って良かった」

 

「でも、皆揃って来ちゃって良かったのかな?」

 

「駄目に決まっているだろ。とは言え、気になって仕方ないのも確かだ。ならば、沢田綱吉がダブルオーフレイマーを出すところをしっかり見届けさせて貰うとしよう」

 

「ああ、そうだな。彼のダブルオーフレイマーをしっかりこの目に焼き付けさせて貰う」

 

「お、刹那とティエリアがヤケにノリノリだな。こりゃ楽しみだ♪」

 

 

上から順にロックオン、ミレイナ、フェルト、アレルヤ、ティエリア、刹那、ラッセ……スメラギとイアン以外のプトレマイオスクルー全員が格納庫のキャットウォークの上に集まっており、見学しているのであった。

 

 

(んなーーー!? 何かギャラリーが出来てるーーー!?)

 

「イアン、貴方まさか……」

 

「いや、儂は言ってないぞ! 恐らく地獄耳なミレイナ辺りが元凶だと思うが……」

 

「まったく……まあ良いわ。皆、気になっている様だし、このまま始めちゃいましょう」

 

「は、はい……って、あれ? ここに立っている機体は?」

 

 

ツナは近くに立っている青と白を基調としたカラーリングに、両肩にGNドライブがあるガンダムーー刹那のダブルオーに気付く。

 

 

「こいつは『GN-0000 ダブルオーガンダム』、刹那の愛機であるツインドライブ搭載型のガンダムだ」

 

「これが刹那さんのガンダム、ダブルオーガンダム……何処となくダブルオーフレイマーに似てる。この機体の隣にダブルオーフレイマーを並べたら、兄弟みたいに見えるんだろうなぁ……」

 

「ふふふ、それなら何がなんでもダブルオーフレイマーを出さないとね♪……貴方が私達と共に戦う為にも」

 

「……そうですね、絶対にダブルオーフレイマーを出して見せます」

 

 

ツナは必ずダブルオーフレイマーXを出し、スメラギに一緒に戦うことを認めさせる為に、気合いを入れ直す。

 

 

「? おいおい、何の話をしてるんだ? 一緒に戦うって……?」

 

「悪いわねイアン、それについては後で話すわ。それじゃあ綱吉君、お願い」

 

「はい! すう……はあ〜……よし」

 

 

ツナは精神を落ち着かせる為、一旦深呼吸をした後、覚悟を決めた表情で大空のリングVer.Xに精神を集中する。

 

そんなツナの様子をキャットウォークから見ていたフェルトは……

 

 

(ツナ君……昨日言ってたスメラギさんに覚悟を示すって、やっぱり……)

 

 

昨日フェルトが言っていたツナがスメラギに覚悟を示すと言うのが、大空のリングVer.Xから彼の覚悟の象徴であるダブルオーフレイマーを出すことだと気付く。

 

そして、フェルト以外にそのことに気付いている者がいた。

 

 

「フェルト」

 

「刹那?」

 

「彼……沢田綱吉はこの世界でどう生きるか、答えは出したのか?」

 

「うん……私達を守る為に、私達と一緒に戦いたいって昨日……」

 

「やはり、そうか……恐らく、この起動テストはただダブルオーフレイマーを出す為だけじゃない、彼がスメラギに俺達と一緒に戦うことを認めさせる為の試練も兼ねているんだろうな」

 

「そうだね……ツナ君、昨日スメラギさんに覚悟を示すって言ってたから、刹那の言ってることは合ってると思う。ねえ、刹那はツナ君が私達と一緒に戦うことをどう思う?」

 

 

フェルトは刹那にツナが自分達と一緒に戦うことについて、どう思うかを聞いてみる。

 

刹那の答えは……

 

 

「正直に言うと反対だ。どんな理由があっても、子供は戦うべきじゃないと今でも思う……だが、それは戦うことの恐ろしさを理解していない子供の場合だ」

 

「え?」

 

「沢田綱吉は戦うことの恐ろしさを、悲しさを理解している……それでも目の前の現実から逃げず、大切なものを守る為に戦う彼の覚悟を、彼が切り開く未来を俺は見てみたい……同じ『ダブルオー』の名を冠するガンダムに乗る者としてな」

 

「刹那……うん、私もツナ君と一緒に戦いたい。ツナ君と一緒なら、何かが変わりそうな気がするから」

 

 

刹那はツナ……沢田綱吉と言う人間が見せる覚悟を、彼が切り開く未来を見てみたいと、柔らかな笑みを浮かべながら答える。

 

フェルトも笑みを浮かべながら、刹那に同意するようにそう言う。

 

そこへ……

 

 

「フッ……どうやら君達も僕と同じ考えの様だな」

 

「! ティエリア」

 

 

ティエリアが刹那とフェルトに話しかけて来た。

 

 

「やはり、お前も気付いていたか」

 

「ああ、昨日の沢田綱吉の様子から見れば想像が付く。本当なら彼を僕達の戦いに関わらせるべきでは無いと思う……だが、彼が覚悟ーーダブルオーフレイマーを見せることが出来たら認めるさ……共に戦う仲間ーーガンダムマイスターとしてな」

 

「ティエリア……!」

 

「変わったな、ティエリア……」

 

「フッ……それはお互い様だろ、刹那?」

 

 

ティエリアもまた、刹那とフェルトと同じ気持ちであった。

 

3人は試練に挑むツナに視線を向けると……

 

 

(ツナ君、頑張って……!)

 

(沢田綱吉、見せてくれ……!)

 

(お前の覚悟を……お前も『ガンダム』だと言うことを!)

 

 

ツナをダブルオーフレイマーXを起動させられることを信じて、内心祈るのだった。

 

一方、試練に臨むツナの精神は思いの外落ち着いており、何処か懐かしそうな笑みを浮かべていた。

 

 

(何か10年後の世界で初めてリングに炎を灯した時のことを思い出すなぁ……あの時は変に気負い過ぎてて、リング炎を灯せられなくて、リボーンやラルに怒られてたなぁ……)

 

 

ツナは10年後の世界で初めてリングに死ぬ気の炎を灯した時のことを思い出しており、その時は皆を過去に帰す為とか、敵を倒すために修行に耐える為とか、変に気負い過ぎてしまった為にリングに死ぬ気の炎を灯せられず、家庭教師のリボーンや10年後の世界で自身を鍛えてくれた女性ーー『ラル・ミルチ』に怒られたことを思い出していた。

 

だが、今のツナはその時とは違う……何の為に戦うのかを、何の為に死ぬ気になるのかを、ちゃんと理解している。

 

 

「(ダブルオーフレイマー……俺、この世界でフェルトさん達と一緒に戦うことを決めたよ。だけど、それはアロウズを倒したいとか、戦争を終わらせて平和な世界を作りたいとか、そんな大層な理由じゃないんだ……フェルトさんと、フェルトさんの大切な家族を死なせたくない、守りたいんだ! だから……!)俺と一緒に戦ってくれ! ガンダム!!」

 

 

ツナのシンプルで彼らしい『覚悟』と共に放たれたその言葉に……大空のリングVer.Xが応えるかのように巨大な大空の炎と、翡翠色の光の粒子ーーGN粒子を放出し、何かを形成し始めるのだった。

 

その光景にプトレマイオスクルー達が驚く中……

 

 

「沢田綱吉のリングから炎と一緒にGN粒子が……! ティエリア、まさかあれが……!」

 

「ああ、そのまさかだ……!」

 

「ツナ君……!」

 

 

刹那やティエリア、フェルトはこの後に起きる展開を想像出来ていた。

 

そして、巨大な大空の炎とGN粒子の中からある機体の姿が見え始めていた。

 

その機体は勿論……

 

 

「ダブルオーフレイマー……!」

 

 

ツナのガンダムーーダブルオーフレイマーXであった。

 

ダブルオーフレイマーXは刹那のダブルオーに並び立つかのように、その姿を現すのだった。

 

ツナはダブルオーフレイマーXが自身の覚悟に応えてくれたことに、嬉しそうな笑みを浮かべていた。

 

 

「あの時の紅いダブルオーですぅ!♪」

 

「うおおおおっ!! これがダブルオーフレイマーか!!♪」

 

「お前らから話を聞いた時は半信半疑だったが、まさか本当に指輪からガンダムが出て来るとはなぁ……」

 

「あはは……一度見たことある俺達でも驚いてるよ」

 

「そうだね」

 

 

プトレマイオスクルー達がダブルオーフレイマーXの登場に驚いている一方、ツナはスメラギの方に視線を向ける。

 

 

「スメラギさん……」

 

「ふう……正直こんなにあっさりクリアされるとは思って無かったわ。それだけ貴方の覚悟が私の予想を上回っていたと言うことね♪」

 

「! それじゃあ……!」

 

「ええ、勿論合格よ。共に戦う仲間として歓迎するわ、綱吉君♪」

 

「やった! ありがとうございます!♪」

 

 

スメラギはツナに合格を言い渡し、共に戦うことを認めるのだった。

 

 

「ツナ君……良かったね♪」

 

 

フェルトはツナがスメラギに覚悟を示すことができたことを、共に戦うことを認めさせることができたことを、自分のことのように嬉しそうな笑みを浮かべていた。

 

 

「ダブルオーフレイマー……本当にダブルオーに似ていて、良い機体だ。沢田綱吉……ツナの覚悟の強さを象徴しているのが、見ただけでわかる」

 

「同感だ。沢田綱吉とダブルオーフレイマー……どちらも見事なものだ。共に戦うガンダムマイスターとして認めなくてはな」

 

「フッ、そうだな……」

 

「ところで刹那、彼は君の言う『ガンダム』か?」

 

「聞くまでも無い……ツナ、彼も『ガンダム』だ」

 

「フッ、そうか……ガンダム馬鹿である君なりの彼への最高の褒め言葉と言う訳だな」

 

「ああ……」

 

 

刹那とティエリアもまた、ツナを共に戦う仲間……ガンダムマイスターとして認め、柔らかな笑みを浮かべながらツナを見ていた。

 

こうしてツナはダブルオーフレイマーXを再び大空のリングVer.Xから出すことに成功し、スメラギだけでなく刹那やティエリアにも覚悟を示し、共に戦うことを認めさせるのであった。

 

そして、これがツナの新たな戦いの始まりであった……

 

 

To Be Continue……




次回はツナの刹那・ティエリア・フェルト・スメラギ・イアン以外のメンバーとの邂逅、ダブルオーフレイマーのことを多少解明する話にしたいと思います^_^

次回も応援よろしくお願いします^_^
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