機動戦士ガンダム00 Flamer X   作:raphel

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ツナ VS ミスターブシドー

果たして、勝つのはどちらなのか?

最新話よろしくお願いします^_^


第13話 宿命の対決・後編

ソレスタルビーイングとアロウズの海上での激しい戦闘の最中、プトレマイオス2はティエリアのセラヴィーやロックオンのケルディムの援護を受けながら、アロウズのMSをGNキャノンやGNミサイルで迎撃していた。

 

それと並行して、補給の為に帰艦した刹那はモビルスーツデッキにてダブルオーのコクピットから降りると、出迎えたイアンに補給を急ぐよう頼んでいた。

 

 

「イアン、ダブルオーの補給を急いでくれ。補給が完了次第、すぐにツナの加勢に向かう」

 

「急かすな! ったく、新造したばかりのセブンソードを早速全部ダメにしおって!」

 

「すまない……」

 

「まあ、トランザムを使わなかっただけでも良しとするか。兎に角、ダブルオーを通常の装備に換装させるから少し待て」

 

「わかった」

 

 

刹那とイアンがそう会話していると、モビルスーツデッキに1人の青年ーー沙慈が入って来る。

 

 

「! 沙慈・クロスロード」

 

「おおーい、こっちだ!」

 

 

後ろからイアンが沙慈を手招きしながら呼ぶ。

 

どうやら沙慈もソレスタルビーイングの作戦行動に、ガンダムの整備と言う形で参加する様だ。

 

 

「良いのか? お前はガンダムを……」

 

 

ガンダムの整備とは言え、ソレスタルビーイングに参加すると言う事は戦いに加担する事になる……そのことは戦うのを嫌っていた沙慈自身よく知っている筈だ。

 

 

「良いんだ、カタロンの人達が逃げられる間は何でもやるよ……」

 

 

罪の意識に苛まれているのだろうか、刹那の問いにそう答える沙慈の目は、4年前に見た彼の目と変わっていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、交代でミスターブシドーと戦うことになったツナは……

 

 

「行くぞ!」

 

「いざ尋常に勝負!」

 

 

ミスターブシドーのサキガケに向かって猛スピードで飛翔し、ミスターブシドーのサキガケもまたツナのダブルオーフレイマーXに向かって行く。

 

 

「うおおおおおっ!!」

 

「でやああああっ!!」

 

 

ツナはダブルオーフレイマーXの両手に持つ炎を灯したGNカタールによる刺突を繰り出し、対するミスターブシドーはサキガケの左手に持つGNビームサーベルによる斬撃で迎え撃ち、互いに近接戦での激しい攻防を繰り広げる。

 

 

「くっ!(このMSのパイロット、機体が万全の状態じゃ無いのに攻撃を捌いて行くなんて、凄い操縦技術だ……他のアロウズのパイロットとは違って、一筋縄じゃいかないと言うことか……!)」

 

「(こうやって実際に対峙してみるとわかる……目の前のガンダムが人間に近い動きをしていること……そして、そのパイロットが武道の心得があり、想像以上の実力があることを!) 面白い、面白いぞ炎のガンダム! 少年以外で私をここまで奮い立たせた君を宿敵として認めようではないか!」

 

 

ツナはミスターブシドーが強敵であることを感じ、対するミスターブシドーもツナを刹那と同じ宿敵として認めるのだった。

 

 

「斬り捨て……御免!!」

 

 

ミスターブシドーはサキガケの左手に持つGNビームサーベルを勢いよく上から振り下ろすが……

 

 

「舐めるな!」

 

「ぐおっ!?」

 

 

ツナはダブルオーフレイマーXの両手に持つGNカタールでその斬撃を受け流すと同時に、ミスターブシドーのサキガケを大きく蹴り飛ばす。

 

 

「まだだ!」

 

 

さらに追撃とばかりにツナのダブルオーフレイマーXは高速移動し、GNカタールによる刺突をミスターブシドーのサキガケに向けて放つ。

 

 

「何のこれしき!」

 

「くっ!」

 

 

体勢を立て直したミスターブシドーのサキガケは左手のGNビームサーベルでその刺突を受け流す。

 

 

「このまま真正面から挑んでも拉致が開かないな……なら!」

 

 

ミスターブシドーと真正面から戦っても拉致が開かないと判断したツナはダブルオーフレイマーXを猛スピードで移動すると同時に……ミスターブシドーのサキガケの前から姿を消した。

 

 

「何っ!?」

 

 

ツナのダブルオーフレイマーXの姿を見失ったミスターブシドーは驚くもすぐに落ち着き、冷静に辺りを確認すると……ツナのダブルオーフレイマーXが現れては消え、消えては現れるを繰り返しながら、ミスターブシドーのサキガケの周りを高速移動しているのだった。

 

 

「なるほど……神速で私を撹乱し、私の隙を突いて一気に決めようと言う考えか……悪くはないが、私の心眼の前では無意味だ!」

 

 

ミスターブシドーはそう言って目を閉じ、感覚を研ぎ澄ませると……

 

 

「! そこか!」

 

 

気配が感じた方に向けてサキガケのGNビームサーベルを猛スピードで振るうと、『何か』がGNビームサーベルに当たる。

 

そこには……

 

 

「なっ!? これは、少年のガンダムの武器……!?」

 

 

サキガケのGNビームサーベルに弾かれて宙を舞うGNカタールだけが映り、ツナのダブルオーフレイマーXの姿は無かった。

 

ツナはミスターブシドーが反応したタイミングを見計らってGNカタールを投擲、そして投擲と同時に高速移動したので、ミスターブシドーは気配を感じた先にツナのダブルオーフレイマーXがいると勘違いしてしまったのだ。

 

そのことにミスターブシドーが虚をつかれていると……

 

 

「何処を見ている?」

 

「っ!?」

 

 

ツナのダブルオーフレイマーXが掌底を構えながら、ミスターブシドーのサキガケの懐に潜り込むと……

 

 

「しまっ……!」

 

「獅子戦吼!!」

 

「ぐああっ!?」

 

 

獅子の形をした闘気を放ち、ミスターブシドーのサキガケを大きく吹き飛ばす。

 

 

「くっ、おのれ……!」

 

 

ミスターブシドーはすぐさま体勢を立て直そうとするが……

 

 

「獅子戦吼!!」

 

「がああっ!?」

 

 

高速移動でミスターブシドーのサキガケの吹き飛んだ先に回り込んだツナのダブルオーフレイマーXが再び獅子戦吼を食らわせ、吹き飛ばす。

 

さらに……

 

 

「X(イクス)レオドライブ!!」

 

「ぐああああああああっ!!!」

 

 

高速移動で敵の吹き飛んだ先に回り込む→再度獅子戦吼を放つと言うモーションの繰り返しで、敵に獅子戦吼の連続攻撃を浴びせる技ーー『X(イクス)レオドライブ』を繰り出し、サキガケ……否、トレースリンクシステムと大空の炎の調和の併用により生じるMSとパイロットの強制リンクで、ミスターブシドーにダメージを与えて行く。

 

 

(こ、これが、ピーリス中尉の言っていたMSとパイロットが強制的にシンクロされたことによるダメージ……それに、何という技だ……反撃する暇が無い……!)

 

 

ミスターブシドーは身体中に襲い掛かる激痛に呻き、意識が飛びそうになりながらも懸命に堪え、機体の体勢を立て直そうと試みるが、ツナのダブルオーフレイマーXの高速移動と獅子戦吼の威力を活かした連続攻撃の前に為す術が無く、サキガケは今やピンボールの玉のようにあらゆる方向へ弾き飛ばされていた。

 

ツナはある程度ミスターブシドーにダメージを与えたところで……

 

 

「X(イクス)……レオバズーカ!!」

 

「ぬあああああああああっ!!!」

 

 

両手の掌底から獅子戦吼の時より強大な炎を纏った獅子の闘気を放ち、敵を吹き飛ばすと同時に爆炎で焼き尽くす獅子戦吼の強化技ーー『X(イクス)レオバズーカ』を放ち、ミスターブシドーに大きなダメージと高熱を与えつつ、サキガケを海へと叩き落とした。

 

 

「よし、次だ!」

 

 

XレオドライブとXレオバズーカの2つの大技を受けたミスターブシドーがすぐに復活することは無いと判断したツナは、ダブルオーフレイマーXをアロウズの大型空母へと猛スピードで飛翔させる。

 

 

「! ガンダムが、紅の二個付きが本艦に接近して来ます!」

 

「紅の二個付きだと!?」

 

「み、ミスターブシドーもやられたと言うのか!? ええい、MS部隊速やかに迎撃しなさい!」

 

 

リントは空母を護衛していたGN-X IIIの部隊に迎撃するよう指示を出すが……

 

 

「遅い!」

 

『ぐああっ!?』

 

『がああっ!?』

 

「そ、そんな、MS部隊がこうもあっさりと……!?」

 

 

ツナのダブルオーフレイマーXは驚異的なパワーとスピード、そして巧みな技で迎撃して来たGN-X IIIの部隊を瞬殺とばかりに戦闘不能にする。

 

 

「すぐに弾幕を張れ! 紅の二個付きを本艦に近付けさせるな!」

 

「りょ、了解!」

 

 

カティの指示により空母は主砲からのビームやミサイル、機関砲で弾幕を張り、ツナのダブルオーフレイマーXを近付けさせないようにするが……

 

 

「そこだ!」

 

 

ツナはGNカタールを投擲し、投擲されたGNカタールは見事敵艦の主砲に突き刺さり、主砲を爆発させる。

 

それによって弾幕が薄くなり、ツナのダブルオーフレイマーXは一気に敵艦との間合いを一気に詰めると、GNブレイズガンやGNビームブレイドを駆使して空母のミサイルや機関砲……敵艦の武装を全て破壊し、敵艦から離れて行くのだった。

 

 

「ほ、本艦の武装が全て破壊されました!」

 

「そ、そんな馬鹿な!?」

 

「あ、紅の二個付きが本艦から離れて行きます!」

 

「な、何故だ、本艦を墜とす絶好のチャンスなのに!?」

 

「紅の二個付きめ、我々に情けをかけようと言うのか!?」

 

「畜生、ふざけやがって!!」

 

 

リントを始めとした空母のクルーが情けをかけられたことに屈辱と憤りを感じる中……

 

 

「……(やはり、紅の二個付きのパイロットはこちらの命までは奪うつもりは無いか……ソレスタルビーイングと共に戦っているとは言え、奴だけは戦い方も含め異質に感じる……フッ、敵ながら不思議な奴だ)」

 

 

カティだけはダブルオーフレイマーXのパイロットであるツナの異質さに興味を持つのだった。

 

一方、敵艦の武装を破壊して無力化したツナはプトレマイオス2へ戻ろうとする中……

 

 

「逃さんぞ、炎のガンダム!!」

 

「! さっきの奴か!」

 

 

先程海へ叩き落とされたミスターブシドーのサキガケが復活しており、再びツナのダブルオーフレイマーXに斬りかかる。

 

 

「うおおおおっ!!」

 

「くっ!」

 

 

ミスターブシドーのサキガケのGNビームサーベルによる斬撃を、ツナのダブルオーフレイマーXはGNビームシールドを展開して防ぐ。

 

 

(なんて奴だ、XレオドライブとXレオバズーカを受けても意識を保っていられるなんて……!)

 

「はあ、はあ、はあ……!(ピーリス中尉が言っていた炎のガンダムの特性によるパイロットへのダメージ、予想以上に大きい……だが!) 勝利を掴む為にも、まだ倒れる訳にはいかん!!」

 

 

ガンダムに勝つと言う執念から、ミスターブシドーは身体中の激痛に構わずサキガケのGNビームサーベルで激しい剣戟を繰り出す。

 

ミスターブシドーのサキガケの猛攻を、ツナのダブルオーフレイマーXはGNビームシールドで防ぎ、受け流しながら……

 

 

「はあああっ!!」

 

「ぐおっ!?」

 

 

炎の拳撃で反撃し、ミスターブシドーにダメージを与える。

 

だが……

 

 

「ぬ、ぐう……舐めるなあああっ!!」

 

「ぐああっ!?」

 

 

ダメージに耐えるミスターブシドーがサキガケをツナのダブルオーフレイマーXに向かって体当たりさせ、その体当たりを受けたツナのダブルオーフレイマーXは大きく体勢を崩す。

 

 

「隙あり!!」

 

 

ミスターブシドーは好機とばかりにサキガケのGNビームサーベルを、体勢を崩したツナのダブルオーフレイマーXに向かって振り下ろす。

 

しかし……

 

 

「やらせるか!」

 

 

ツナもただではやられないとばかりにダブルオーフレイマーXの脚部のGNビームブレイドを展開した状態で蹴り上げ、ミスターブシドーのサキガケの斬撃を防ぐ。

 

 

「なんと!?」

 

「うおおおおおおっ!!」

 

「ぐっ!」

 

 

GNビームブレイドとGNビームサーベルの鍔迫り合いの状態から、ツナのダブルオーフレイマーXはミスターブシドーのサキガケを大きく蹴り飛ばして後退させると同時に体勢を立て直す。

 

 

「こいつ相手に出し惜しみしていたらやられる……ナッツ!」

 

ボウッ!!

 

「ガウッ!!」

 

 

ツナは大空のリングVer.Xに炎を灯し、そこからナッツを呼び出すと……

 

 

「形態変化・攻撃モード(カンビオ・フォルマ・モード・アタッコ)!!」

 

ナッツ「ガオオオオオオッ!!!」

 

 

ナッツにそう指示を出し、それを聞いたナッツは咆哮と共に体を輝かせ、ツナの右手のXグローブと合体するとその姿を変えていき……

 

 

「I世のガントレット(ミテーナ・ディ・ボンゴレ・プリーモ)!!」

 

 

かつてボンゴレI世ことジョットが究極の一撃を放つ際にグローブを変形させた形態と言われたガントレットーー『I世のガントレット(ミテーナ・ディ・ボンゴレ・プリーモ)』へと形態変化するのだった。

 

そして、ダブルオーフレイマーXもパイロットであるツナとシンクロしているからか……

 

 

ボウッ!!

 

 

右腕に大きな炎を纏わせ、その炎は形を変えて行くと……ダブルオーフレイマーXの右腕に、MSの武装サイズではあるがツナと同じI世のガントレットが装着されるのだった。

 

 

「炎が籠手に変わっただと!?」

 

 

ツナと対峙しているミスターブシドーは勿論……

 

 

「あれは、一体……!?」

 

 

補給を終え、通常装備のダブルオーで再出撃した刹那も、ツナのダブルオーフレイマーXの右腕に現れたI世のガントレットを見て驚いていた。

 

ツナのダブルオーフレイマーXは右腕に装着したI世のガントレットを構えながら、ミスターブシドーのサキガケに向かって猛スピードで接近する。

 

 

「真っ向勝負か……良いだろう! こちらも全力で受けて立つ!」

 

 

ミスターブシドーもサキガケのGNビームサーベルに粒子をチャージしながら、最大スピードでツナのダブルオーフレイマーXに突撃すると……

 

 

「斬り捨て……御免!!」

 

「バーニング……アクセル!!」

 

 

ミスターブシドーのサキガケは残りの粒子全てをチャージしたGNビームサーベルによる斬撃を、ツナのダブルオーフレイマーXは右腕のI世のガントレットによる死ぬ気の炎を球状に収束した究極の一撃をそれぞれ放ち、中央で激突すると激しい火花が飛び散る。

 

 

「「うおおおおおおおっ!!」」

 

 

ツナとミスターブシドーの両者は共に咆哮を上げ、互いに一歩も譲らないとばかりに激しい鍔迫り合いを展開するが……2機の攻撃のぶつかり合いはそう長くは続かず、遂には……

 

 

「これで……終わりだああああっ!!」

 

「ぬうっ、ぐあああああああああああっ!!!」

 

 

ツナのダブルオーフレイマーXのバーニングアクセルが押し勝ち、ミスターブシドーのサキガケのGNビームサーベルは疎か左腕ごと粉砕して破壊し、後方へと大きく吹き飛ばすのだった。

 

そして、ツナのダブルオーフレイマーXに吹き飛ばされたミスターブシドーのサキガケはそのままアロウズの空母の甲板へと不時着した。

 

 

「ぶ、ブシドー機が……!?」

 

「すぐに整備班と医療班を向かわせろ!」

 

「は、はい!」

 

 

大破したミスターブシドーのサキガケを見て、リントは顔を真っ青にし、カティはミスターブシドーのサキガケの元に整備班と医療班を向かわせるように指示を出す。

 

一方、サキガケを大破させられたミスターブシドーは……

 

 

「っ! う、ぐうっ、があああああああああっ!!?」

 

 

左腕の激痛と共に感じる骨が破壊されて行く感覚に、苦しそうな叫び声を上げる。

 

トレースリンクシステムと大空の炎の調和の併用により生じるMSとパイロットの強制リンク、そしてサキガケの左腕が破壊されたことによって、ミスターブシドーの左腕は激痛と共に骨折してしまった様である。

 

ツナとダブルオーフレイマーXの攻撃を耐え抜いたミスターブシドーだが、凄まじい破壊力を秘めた究極の一撃を受けたことによるダメージには流石に耐え切れず……

 

 

(私の、完敗だ……炎の、ガンダム……そして、少年よ……)

 

 

心の中でツナと刹那に対して自身の完敗を認めながら意識を手放した。

 

意識を失ったミスターブシドーに続く形で、サキガケも粒子切れで機能停止へと至る。

 

ミスターブシドーを始めとした主戦力が失ったアロウズは……

 

 

「ぐぬぬ……悔しいですがここは退くしかありません! このままやっても全滅するだけです!」

 

「わかっている。信号弾を放って! この戦域から離脱する!

 

「了解!」

 

「MS部隊で動ける機体には、動けない機体に手を貸すよう伝えろ!」

 

「わかりました!」

 

 

勝ち目が無いと判断し、撤退行動へと移る。

 

撤退していくアロウズ部隊を見て、ツナは胸を撫で下ろす。

 

 

「ふう……何とか乗り切れたか……」

 

「ツナ、無事か?」

 

 

ツナのダブルオーフレイマーXに、刹那のダブルオーが近付く。

 

 

「刹那。ああ、この通り無事だ」

 

「良かった……援護が間に合わなくて、すまなかった。結局お前1人に任せる形になってしまった」

 

「そんなことは無いさ。刹那があの機体にダメージを与えてくれた上に、渡してくれた武装のおかげで幾分戦い易かったよ。ありがとう」

 

「そうか……お前の役に立てて何よりだ」

 

 

ツナの感謝の言葉に、刹那は柔らかな笑みを浮かべながらそう返す。

 

 

「トレミーに戻ろう。アロウズが撤退したとは言え、また敵の襲撃がいつ来るかわからない。休める時に休まないとな」

 

「そうだな」

 

 

そう言って、ツナと刹那はプトレマイオス2への帰路へ着こうとした……その時。

 

 

『刹那! ツナ君!』

 

「フェルト?」

 

「どうかしたのか?」

 

 

突如フェルトからの通信が入り、何処か慌てている様子であった。

 

 

『2人の近くにアレルヤのアリオスはいない!?』

 

「アレルヤ? いや、近くにはいないが……」

 

「そう言えば、アロウズと交戦している内に逸れてしまったが、一体何処に……?」

 

『それが……レーダーにアレルヤのアリオスの反応が無くて、所在が掴めないの!』

 

「「何っ!?」」

 

 

アロウズを退けたツナや刹那達であったが、一難去ってまた一難とばかりにピーリスと交戦していたアレルヤが行方不明になるのだった。

 

果たして、アレルヤは無事なのだろうか……?

 

 

To Be Continue……

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