機動戦士ガンダム00 Flamer X   作:raphel

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この小説サブなのですが、メインよりお気に入り登録が多くてびっくりです(^◇^;)

今回はツナとフェルトが出会う話と、ガンダム00の主人公ーー刹那が本小説に初登場します^_^


第5話 フェルトとの出会い

修行での疲労やアロウズ部隊との戦闘を無事終えた安堵感から意識を失い、アレルヤによってプトレマイオス2のメディカルルームに運び込まれたツナはベッドの上にて寝ていた。

 

 

「メディカルチェックの結果、特に問題はありませんでした。単に疲労で倒れただけみたいです」

 

「そう……」

 

「ふう、良かった……」

 

 

メディカルルーム内にはスメラギとフェルト、そしてツナをここまで運んだアレルヤがおり、フェルトからのメディカルチェックの結果を聞いてスメラギとアレルヤは一安心していた。

 

 

「アレルヤ、さっきの話だけど本当なの? この子があの紅いダブルオーのパイロットだと言うのは……」

 

「確証は無いですけど、この子があのガンダムの中から出て来たことを考えれば、乗っていたのは間違いないと思います」

 

「そう……ただでさえこの子が紅いダブルオーのパイロットであることが驚きなのに、その紅いダブルオー自体炎に変わってこの子の指輪に吸い込まれたって言うのもねえ……」

 

 

スメラギはメディカルルームのベッドの上に眠るツナの右手にある大空のリングVer.Xを見ながらそう呟く。

 

 

「信じられないのも無理ないですけど、本当のことなんです。僕だけじゃなく、ティエリアやロックオンもその光景を目にしてますから」

 

「わかったわ、ひとまずこの子が目を覚ますのを待ちましょう。フェルト、この子の面倒をお願いできる?」

 

「はい、了解です」

 

「フェルト、何かあったらすぐに連絡してね」

 

「うん。ありがとう、アレルヤ」

 

 

そう言って、アレルヤとスメラギは自身の仕事に戻る為メディカルルームから退出し、メディカルルームにはベッドの上に眠るツナと、彼の面倒を任されたフェルトだけが残された。

 

フェルトは未だに眠り続けているツナに視線を向けると……

 

 

「zzzz……」

 

「(くすっ♪)こうして見ると普通の男の子にしか見えないわね」

 

 

あどけなさが残る可愛いらしいツナの寝顔に思わず笑みを漏らし、そんな感想を口にする。

 

フェルトも先程のツナとダブルオーフレイマーXの戦闘……鬼神の如き強さでアロウズのMS部隊を圧倒していた光景を見ていたが、目の前で眠るこの少年がそれと同一人物だとは思えなかった。

 

そんなことを考えつつも、フェルトは寝ているツナの頭を撫でながら彼の傍にいるのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻はすっかり真夜中になっており、別行動中であった1人のガンダムマイスターがカタロン基地に戻って来た。

 

彼の名は刹那・F・セイエイ、チームプトレマイオスに所属しているガンダムマイスターで、ツインドライブ搭載型のガンダムーーダブルオーガンダムのパイロットである。

 

刹那はアザディスタン王国の皇女ーー『マリナ・イスマイール』の依頼で、彼女をアザディスタンへ送り届ける為に小型輸送船で向かったのだが……向かった先で待っていたのは、炎に包まれたアザディスタンの町であった。

 

アザディスタンを炎の海へと変えた元凶の赤いガンダム……『アリー・アル・サーシェス』の『アルケーガンダム』を目撃した刹那は捕捉される前に小型輸送船を方向転換し、全速力でアザディスタンから離れ、何とかカタロン基地まで戻って来れたのだ。

 

因みに炎の海と化したアザディスタンを見て絶望と悲しみに暮れているマリナの傍には、かつて彼女の側近であったカタロンの構成員の女性ーー『シーリン・バフティヤール』が付いており、刹那自身今のマリナにどんな言葉をかければ良いかわからないので、彼女のことを知っているシーリンに任せるしかなかった。

 

刹那は現在カタロン基地内の様子を見ており、先程カタロンの構成員からアロウズに襲撃されたことを聞いたのが、基地の被害は小さく、死傷者が0と奇跡的な状況で、そんな状況になったのも突如現れた背中から橙色の炎を放出した真紅のガンダムがアロウズのMS部隊を退けてくれたおかげとのことだ。

 

 

(真紅のガンダム、アザディスタンを破壊したガンダムとは別の機体の様だが……スローネの時のように、俺達の知らないガンダムがまだ存在しているのか?)

 

 

刹那がそう考えながらカタロン基地の通路を歩いていると……

 

 

「よう、刹那。戻ってたのか」

 

「ロックオン」

 

 

ロックオンに声をかけられた。

 

 

「随分早かったみたいだが、アザディスタンのお姫様を無事に届けられたのか?」

 

「いや……予期せぬことがあって、マリナと一緒に戻って来た」

 

「? 何があったんだ?」

 

「それは後で皆と一緒に話す。それよりも、この基地がアロウズに襲撃されたと聞いたが……」

 

「ああ。正体不明のガンダムがアロウズの奴らを追い払ってくれたおかげで、死傷者0って言う信じられない奇跡を目の当たりにしてるよ♪」

 

「それもカタロンの構成員達から聞いた。それでそのガンダムは今何処にいる?」

 

「あー、それなんだけどよ……あまりに信じられないことばっかで、どう説明したもんか……」

 

「? どう言うことだ?」

 

「良いか刹那、よく聞けよ。実はな……」

 

 

ロックオンは刹那にツナとダブルオーフレイマーXのことを話した。

 

その話を聞いた刹那は……

 

 

「冗談……ではないのか?」

 

 

ロックオンが冗談を言ってるんじゃないかと思い、思わずそう聞き返してしまう程驚いていた。

 

 

「お前がそう言いたくなる気持ちはよーくわかるが、大マジだ。後でアレルヤやティエリアにも聞いてみろ。俺と同じことを言うと思うぜ」

 

「わかった、信じよう……しかし、アロウズを退けたガンダムが俺のダブルオーと同じツインドライブ搭載型で、そのパイロットが子供……さらにその子供が乗っていたガンダムは炎に変化して、指輪の中に吸い込まれた……あまりに信じがたい話だな」

 

「だろうな。俺だって実際その光景を見なかったら、夢か何かだと思うくらいだ」

 

「それでパイロットの子供は今どうしている?」

 

「意識を失っちまったみたいでな、今はトレミーのメディカルルームに運ばれてるよ」

 

「そうか……話はその子供が目覚めるのを待つしか無いな」

 

「ああ、そうだな。んじゃ、俺はクラウスと話があるから、後でトレミーに戻るぜ」

 

「わかった」

 

 

ロックオンと別れ、刹那はそろそろプトレマイオス2に戻る為、小型輸送船へ向かおうとしたところ……何処からか誰かの泣き声が聞こえた。

 

刹那は何事かとその方へ視線を向けると、そこには何処か怒っている様子のティエリアと、膝をついて大声を上げて涙を流す青年……『沙慈・クロスロード』の姿が目に入った。

 

沙慈は元々宇宙技師の民間人であったが、アロウズにカタロンの構成員と間違えられたことをきっかけに、成り行きでソレスタルビーイングと暫く行動を共にした後、カタロンに保護されていたのだが、何故沙慈が今泣いているのかが気になり、刹那は2人に近づく。

 

 

「ティエリア、どうした?」

 

「! 刹那、戻っていたのか」

 

「ああ、ついさっきな。沙慈・クロスロードと何かあったのか?」

 

「話すと長くなるが……」

 

 

ティエリアは刹那に沙慈が犯した『過ち』について話す。

 

沙慈はカタロンに保護された後、戦いから離れたい一心でカタロンから脱走したところを連邦軍に見つかり、その際にカタロンの基地にいたことを話してしまったが故に、アロウズのカタロン基地襲撃作戦のきっかけを作ってしまったのだ。

 

幸い偶然居合わせたツナとダブルオーフレイマーXのおかげでカタロンの被害は小さく、死傷者も出なかったが、一歩間違えれば多くの被害と死傷者が出ていたのは確かである。

 

沙慈の無自覚な悪意とも言える現実から目を背ける行為や愚かな振る舞いに激怒したティエリアは激しく叱責し、自身の犯した過ちに気付いた沙慈自身も激しい後悔と自責の念を抱き、泣き崩れていた。

 

 

「沙慈・クロスロード……」

 

 

ティエリアから事情を聞いた刹那は、もう引き返せない所に来てしまった沙慈に対して何と言えばいいか分からず、ただ静かに名前を呟くのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃メディカルルームのベッドの上に眠っているツナはと言うと……

 

 

「ん……んん……あれ? ここは……?」

 

 

深い眠りから覚めると、見知らぬ場所にいることに疑問符を浮かべていると……

 

 

「あ、良かった、気が付いたのね♪」

 

「え?」

 

 

近くから声を掛けられ、その方に視線を向けると……制服らしき服装に身を包み、ウェーブがかかった長いピンクの髪をポニテールにした美女ーーフェルトの姿があった。

 

 

「(綺麗な人だな……)あ、あの、貴女は……?///」

 

「私はフェルト・グレイス、この艦ーープトレマイオス2の戦況オペレーターをしてるわ」

 

「プトレマイオス2? 艦?……あ、もしかして、空を飛んでたあの青い艦ですか?」

 

「うん、そうだよ。そして、君はその青い艦の中のメディカルルームにいるの」

 

「あー、なるほど……(そう言えば、俺疲れて寝ちゃったんだった……)」

 

 

ツナは疲労で意識を失う前に見た青い艦のことを思い出し、自身が今その艦の中にいることを知るのだった。

 

取り敢えず、ツナはフェルトに名乗ることにした。

 

 

「俺は沢田綱吉、並盛中に通う中学二年生です。俺のことはツナって呼んでください」

 

「(並盛中?)よろしくね、ツナ君♪ ところで、ツナ君はどうしてガンダムに乗って、アロウズと戦ってたの?」

 

 

ツナの言う並盛中と言う単語に内心疑問に思ったが、取り敢えずツナが何故ガンダムに乗ってアロウズと戦っていたのかを聞こうとするが……

 

 

「ガンダム? アロウズ?」

 

「え?」

 

 

当のツナは何のことだと言わんばかりに疑問符を浮かべながら首を傾げる。

 

そんなツナにフェルトは一瞬驚くが、流石に専門用語で言うのは良くなかったと思い、ツナくらいの年齢の子なら知ってそうな言葉で説明することにした。

 

 

「ええとね……ガンダムはツナ君がさっきまで乗っていたモビルスーツのことで、アロウズは背中から橙色の粒子を放出している赤いモビルスーツの軍隊のことなんだけど……わかる?」

 

「ええと、すみません……そもそも、モビルスーツって何ですか?」

 

「えっ!?」

 

 

ツナのモビルスーツさえも知らない発言に、フェルトは思わず大きな驚きの声をあげてしまう。

 

フェルトのその驚き様に、ツナは自身が何か変なことを言ったのかと不安になるが、すぐにあることを思い出したのをきっかけに、答えを直感する。

 

 

「あ、わかった! モビルスーツって俺が乗ってたダブルオーフレイマーや、俺が戦った相手である赤い巨大ロボ達の名称を指してて、アロウズは赤い巨大ロボ達のこと、ガンダムはダブルオーフレイマーのことを言ってる……んですよね?」

 

「う、うん、その解釈でOKだよ。ごめんなさい、私難しいことを言ったみたいで……」

 

「あ、いえ、気にしないでください! 俺、勉強とかまったくダメな方なんで、一般常識が足りなかったかもしれませんし……あはは……(自分で言って、何か恥ずかしくなって来た……///)」

 

 

運動の方はリボーンに鍛えられたおかげで常人以上に成長したが、勉強の方は相変わらずダメダメなツナは自身の勉強の出来なさに内心恥ずかしく感じていた(笑)

 

 

「そう言えば、ツナ君が乗っていた機体の名前ってダブルオーフレイマーで良いのかな?」

 

「はい。正しい名前はダブルオーフレイマーX(イクス)なんですけど、俺はダブルオーフレイマーって呼んでます」

 

「へえ、そうなんだね(刹那のダブルオーと名前が似てる……偶然なのかな?)」

 

 

フェルトはツナのダブルオーフレイマーXが刹那のダブルオーと名前が似ていることに、内心偶然なのかと疑問に思うが、ひとまず質問を続けることにした。

 

 

「最初の質問に戻るけど、ツナ君はどうしてダブルオーフレイマーに乗ってアロウズ相手に戦闘を?」

 

「ええと、話すと長くなるんですけど……」

 

 

ツナはフェルトにダブルオーフレイマーXに乗ってアロウズと戦闘することになった経緯について話した。

 

 

「ええと、つまり……ツナ君は自分の住んでいる町にいた筈が知らない間にカタロン基地の近くにいて、偶然カタロンがアロウズに襲撃されているのを見かけたから、カタロンの人達を助ける為にアロウズと戦ったってことで良いかな?」

 

「カタロンってアロウズって言う連中に襲われていた人達のことで良いんですよね? だとしたら、その通りです。そしてカタロンって人達を助けようと動こうとした時に、このリングからダブルオーフレイマーが現れて俺に力を貸してくれたんです」

 

 

ツナは大空のリングVer.Xを見せながら、フェルトにそう言う。

 

 

「ダブルオーフレイマーが指輪の中から……(じゃあ、アレルヤが言ってたガンダムが指輪の中に吸い込まれたって話は本当で、ツナ君のダブルオーフレイマーは元々指輪の中にあったってことかな?)」

 

 

フェルトはツナから聞いた話と、先程アレルヤから聞いた話を元にダブルオーフレイマーが元々大空のリングVer.Xの中にあったのでは無いかと推察するが、他にも気になることがあるので質問を続けることにした。

 

 

「そう言えば、ツナ君はその時初めてダブルオーフレイマーに乗ったんだよね? それなのに、よくアロウズのMS部隊を圧倒できたね。何処かで操縦の訓練を受けていたりするのかな?」

 

 

ガンダムどころかモビルスーツのことさえ知らないツナが初めてダブルオーフレイマーに乗ったにも関わらず、アロウズのMS部隊を圧倒できたことが不可解で、事前に何処かの施設で操縦の訓練を受けていたのでは無いかと思い、そう聞くが……

 

 

「いえ、まったく」

 

「えっ!?」

 

 

ツナに即否定されたことに驚きの声をあげる。

 

 

「そ、それなら何であんな動きができたの?」

 

「それはダブルオーフレイマーのおかげですよ。ダブルオーフレイマーが俺の体の動きに合わせて動いてくれたから、アロウズって言う連中を追い払うことができたんです」

 

「つ、ツナ君の体の動きにダブルオーフレイマーが……? じゃあ、ダブルオーフレイマーのコクピットには操縦席や操縦桿とかは無いの?」

 

「はい。外の様子がわかるモニターっぽいのがあるだけで、凄い広いんです。フェルトさんが言ってたモビルスーツのコクピットはそうじゃないんですか?」

 

「う、うん、私の知っているモビルスーツでパイロットの体の動きに合わせて動く機体なんて聞いたことが無いよ」

 

「へえ〜、じゃあ俺が乗っていたダブルオーフレイマーは変わった機体なんですね」

 

「そ、そうだね(パイロットの体の動きに合わせて動くモビルスーツって、ダブルオーフレイマーだけなんじゃ……)」

 

 

フェルトはそう思うが、異世界にダブルオーフレイマーのような動きをするガンダムがあることを彼女が知る由も無い。

 

ツナとフェルトがそうこう話していると……

 

 

ぐううう……

 

「あ……///」

 

「(くすっ♪) お腹空いてるみたいだね。待ってて、何か食事を持って来るから♪」

 

「す、すみません……///」

 

「ううん、気にしないで♪」

 

 

フェルトはツナの食事を取って来る為、一旦メディカルルームから退出した。

 

そして、フェルトは食堂へ向かう途中……

 

 

「あ、そうだ。スメラギさんにツナ君が目を覚ましたことを伝えなきゃ」

 

 

スメラギにツナが目を覚ましたことを伝える為、モバイル端末で連絡するのだった。

 

一方、メディカルルームに1人残ったツナは……

 

 

「気を失ってからだいぶ時間経っちゃったみたいだけど、リボーン達心配してるよな……後でフェルトさんに並盛町に送り届けて貰えないか頼んでみようかな……?」

 

 

並盛町にいるリボーン達が自身が帰って来ないことを心配していると思い、後でフェルトに並盛町に送り届けて貰えないか頼んでみようと考えていたが……ツナは後にこの世界が自分の知っている世界とは違う異世界で、並盛町が存在しないことを知ることになるとは、この時知る由も無かった……

 

 

To Be Continue……




ツナのヒロイン、もうフェルトにしようかな?

でも、アニューを加えたWヒロインも捨てがたい……うーん、迷う(^◇^;)

次回こそはツナを刹那達ガンダムマイスターに合わせる予定です。

次回も応援よろしくお願いします^_^
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