俺は転生して殺生丸   作:修平

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「そうか、お前が犬夜叉か」

 

 

 

 

 

小太郎(犬夜叉)sode~

 

 

 

くっ、まずいで!厄介なオッサンが麻帆良に来とるからネギたちに知らせようとしたのに!気づかれとった!

 

「ふむ。君は見た限りハーフかな?人間と悪魔が混じった感じがする」

 

「はっ!悪魔やのうて妖怪のハーフや!そっちはガッツリ悪魔のようやな!」

 

「なるほど。随分と鼻が効くとみえる」

 

「腐っても犬の大妖怪の血が混じっとるんや!」

 

そう。俺はこの国を支配していた大妖怪の子供だって死んだお袋が言っとった。人間との共存を夢見た親父の結晶が俺なんだと言っていた。

 

「犬の大妖怪?まさか………」

 

オッサンがブツブツ言ってるがこれはチャンスや!

 

「くらえや!散魂鉄爪!」

 

俺は悪魔に向かって爪を振り下ろした。しかし

 

「なるほど」

 

「なっ!?」

 

腕で簡単に防がれてしまう。俺の散魂鉄爪で傷一つつかへんのか!

 

「この技…やはりあの男の息子か」

 

 

「小太郎君!」

 

「ネギ!?」

 

ここでようやくネギがきた。

 

ゾクッ!!

 

すると瞬間奴からとんでもない殺気を感じた。俺はスグ奴から飛び退いて距離をとる。

 

「やっと来たかネギ君。しかしその前にこれまでの無礼を許して欲しい。私の名はヘルマン」

 

「なんのことや?」

 

「いや何、君があの男の息子だというのに半端な力で迎え撃っていたのをってことさ。本来なら全力で闘いたい所だが召喚士には力を制限されていてね。残念だがこの状態で全力で迎え撃たせてもらう!」

 

「親父のこと知っとんのか!?」

 

今までは親父の話は死んだお袋からしか聞いてなかったがここでようやく知ってる人がおった。

 

「知ってるとも。一度目にしただけだがね。強大な力で敵を薙ぎ払い三本の刀で絶対の勝利をもぎ取っていたよ。恐らく千の呪文の男(サウザント・マスター)にも引けをとらない男だったさ」

 

「ええ!?小太郎君のお父さんってそんなにすごかったの!?」

 

今まで知らなかったネギが驚いている。まぁ、確かに言ってなかったが……

 

「ネギ!その話はあとや!早くあのねーちゃん達を助けるで!」

 

「う、うん!」

 

「私は素晴らしい幸運の持ち主だ!あの大妖怪の息子と千の呪文の男(サウザント・マスター)の息子を一篇に相手にできるとは!」

 

「その余裕なくしてやるわい!」

 

「ふははっ、それは楽しみだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっ!がはっ…」

 

「ゲホっ………ハァ、ハァ」

 

「ふむ、この程度かね?」

 

このオッサン強すぎるで!?俺とネギ合わせてもまだ息一つ切らしておらんとは…

 

「ネギーーーー!!」

 

「ネギ先生!!」

 

あのねーちゃん達はまだ無事だがヤバイな。このままではなぶり殺される!

 

「小太郎様ーーー!」

 

するとどこからか声が聞こえた。そして周りでピョンピョン跳ねながら俺の肩に乗ってきたのは冥加爺ちゃんやった。

 

「どこ行ってたんや!?っていうかまた逃げてたんやろ!?」

 

そう。この爺ちゃん危険なことがあるとスグ逃げ出して戦いが終われば『死闘でしたな』と何事もなかったかのように戻ってくるのだ。何でも親父の一番の付き人とか言っとったが絶対嘘やと思う。

 

「そ、そのようなことはしておりませぬ!この冥加助っ人を呼んできました!」

 

「助っ人やと?誰や?」

 

「も、もしかしてタカミチ!?」

 

ネギが顔を明るくしながら冥加に尋ねる。しかしそんなネギを冥加は鼻で笑う。

 

「ふんっ、タカミチなどの人間ではありませぬ!この方こそ真の大妖怪。お館様の血をついでおられる最強の一角です!」

 

「タ、タカミチより強い!?っていうか妖怪!?」

 

「そこな悪魔!逃げ出すなら今のうちですぞ!」

 

「なるほど。あの男には二人の息子がいたな」

 

「そうです!その方こそ小太郎様の兄君でいらっしゃいます!」

 

「あ、兄貴やて!?俺知らんで!?」

 

「当たり前です。言ってないのですから。そして十六夜様とは別の母君。つまり腹違いのご兄弟なのです」

 

「は、はぁ~」

 

俺がそんな急展開についていけずにいると、急にとんでもない妖気が辺りを染めた。

 

「これは!?」

 

「すごい魔力!?」

 

「来たか」

 

ヘルマンが高台の方へ顔を向ける。続いて俺も顔を向けるとそこには一人の男がいた。長い銀髪に白い着物。着物の上には鎧をつけその瞳は生きとして生けるものを萎縮させるものがあった。

 

「あれが小太郎様の兄君、殺生丸様です」

 

「………」

 

何度も聞いたことがある名前だ。最強の妖怪。それが殺生丸を表す呼び名。

 

そして殺生丸が俺に顔を向けた。正直俺とは似ても似つかぬ顔だと思う。そして目をこちらに向けたまま殺生丸が俺に問いかけるように言う。

 

 

「お前が犬夜叉か」

 

 

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