第二十五話 巨悪の先触れ
──ピピピピピ。
連続した電子音が木々の合間に木霊する。
生い茂る葉の向こうや、森の中で動物達が息を潜める気配がする。
この地に息づくものたちが警戒し隠れ潜もうとも、ゆっくりと左右に振られるその音は一匹たりとも残らず捉えてしまう。
恐ろしき観測者に、動植物は、森は、静まり返っていた……。
「む、数値が10を超える存在を感知した……うむ、うむ」
満足げに呟くウィローちゃんの左目に忙しなく数値が流れては消えていく。
今朝からずーっとおんなじ事を繰り返しては妖しげに呟く金髪少女の横を薪を抱えたチチさんが通るのに、私は手を振って声をかけた。
「チチさーん、薪はいいですから、ほら、こっち来て水遊びしましょー!」
「はいはい、今行くだよー……もう」
川原の丸々とした石達が声に反応して微かに震える。
その振動をお尻に感じながら、私は大きく足を振り上げて、冷たい水を蹴飛ばした。
飛散する水滴に夕日が映る。きらきらと零れ落ちる橙色の光はとても綺麗で、思わずきゃあっと歓声をあげた。慌てて喉を押さえて誤魔化す。今のはちょっち、恥ずかしかったかも……。
──私達は、みんなでキャンプに来ていた。
きっかけは私が悟飯ちゃんを誘ったことだ。
ちかごろ勉強勉強また勉強で参ってたみたいだから、たまには息抜きも必要でしょってチチさんにお願いし通したのだ。
最初は渋ってたけれど、おねがいおねがいって擦り寄ってたらチチさんへにゃへにゃになっちゃって、それでとうとう折れて許可を出してくれたのだ。へへーん、ブイ! ナシコちゃん大勝利だぜー。
「ナシコも遊んでねぇでちっとは手伝ったらどうなんだ?」
「私達は子供なんですからぁー、遊んでていいんですぅー」
腰に手を当ててぷんぷんと怒りながらも素直にやって来てくれたチチさんに唇を尖らせて抗議する。
夕飯の準備はターレスに任せておけば良いのだ。テントはブルマさんが用意してくれるしー、火の加減はウーロンがやってくれてるしー。薪だって彼がやってくれるだろう。私達はお遊び担当なのです。
諸々の準備もキャンプの醍醐味、だって? 知らんな。ナシコはお箸より重いものは持てないのだっ!
「まーったく……」
ふははは、このロリボディはかわいいだけでなく、こういう時の面倒なお仕事も回避できるのだっ!
雑事は回避し美味しいところだけ持っていく……それでも許されてしまう。
なぜなら私は、子供だから!! かわいいは正義ってやつだよ、うんうん。
「おめぇはどうだか知らねぇが、オラは全然子供って年じゃねぇだよ……」
呆れたって表情をしつつスカートを押さえて隣に座った彼女は、言葉とは違って私とおんなじくらいの容姿だった。12歳だか13歳だかくらいの時の姿だって聞いたけど、9歳相当の私とそんなに背丈は変わらない。
めちゃんこプリティーガールだよ~。素敵素敵。黒髪ストレートも正義~。あ、金髪ポニテも大正義ね! ウィローちゃんも可愛いよ~。
「まったく困ったもんだべ、ナシコと違ってオラにはやる事がたんまりあったってのに、無理矢理連れ出してよ」
「まあまあそんなこと言わずに。お家に一人じゃ寂しいでしょう? それに悟飯ちゃんもお母さんがいた方が嬉しいでしょうし」
「……。ラディッツさんがいてくれるなら悟飯ちゃんの事は安心だ。そうだ、ちゃんとお勉強もするよう言いに行ってやらねえと」
ああ待って待って!
今悟飯ちゃんはラディッツと楽しく遊んでるんだから、こんな時くらいお勉強の事は忘れさせてあげようよ。ほら、向こうの方で水切りやってる二人の邪魔するのも悪いでしょ?
って言っても聞かないよね……。困った教育ママさんだ。
「それなら……こうだーっ」
「きゃっ、や、やっただなナシコ!」
すくい上げたお水をぱしゃーっとかければ、途端にチチさんは般若に変貌した。
ちょ、やややりすぎた! 子供になってもチチさんのおっかなさは健在だったよ!!
「お返しだ!」
「ちべたーっ!? おおお思ってたより超冷たい!」
「そりゃおめぇ、もう陽も落ちようってんだべ、当たり前だろ」
「……ごめんなさい」
「わかればいいんだ」
濡れた部分を手で払うチチさんに謝れば、むっと口を引き結んでいた彼女は横目で私を見て、ふっと笑った。
「それ!」
「きゃんっ!?」
つ、つ、冷たーい!! 服の中にお水入ったー!?
あろうことか、おもむろにお水をすくったチチさんはそれをひっかぶせてきたのだ。こう、服の中に入り込むような悪意満載の手つきで!
「やりましたねっ、戦争勃発です!」
「受けて立つだよ、ほら来い!」
ぴょんと飛び上がって川の中ほどに着水したチチさんを追って、私も座った状態から大ジャンプ。
無駄に空中回転して華麗に着水! 仁義なきお水かけバトルの始まりだー!
「ナシコよ、気を抑えろ。戦闘能力が1000を超えている」
「ありゃ」
と、ウィローちゃんから注意が飛んできた。
危ない危ない、手加減手加減っと。ふう。
気のコントロールって感情のコントロールとセットみたいなところあるけど、どうにも私はそういうのが苦手なのだ。ちょっとしたことですぐ気が高まり溢れてしまうので、よくよくラディッツが地面に埋まってしまう。
「いーや、手加減なんていらねぇべ。本気で来い!」
「へへー、そういう訳には……んっん、よし、じゃあ本気でいきますよー!」
ぱたぱた手を振って否定しかけたけど、うーん、せっかくチチさんも遊ぶ気分になってるみたいだし野暮な事は呑み込んで応じるとしよう。
とりゃーてりゃーとお水をかけあう私達に満足げに頷いたウィローちゃんは、左の頬に手を当てて森の観察に戻った。
ターレスが提供した最新式のスカウターを組み込んだウィローちゃんは、今朝からああやっていろんな生物の戦闘能力を計っている。だから絶え間なく計測音が響いていて、電子音にはもう慣れちゃった。
ウィローちゃんいわく計測は「趣味みたいなもの」、らしいけど、そうやってずーっと楽しそうにしている姿は、まるで新しいおもちゃを与えられた子供みたい。超かわいい。
そういえばチチさんの戦闘力が地味に大猿超えててびびった。
あ、大猿って言ってもちっちゃい頃の悟空さんの大猿だけど。
数値にして130。気功波の類を使っているところは見た事ないけど、私が弾いた水の一滴にいたるまで身を捩り、躱して、服の端にも髪の毛にさえ当たらないようにしているのを見ると納得。
悟空さんや悟飯ちゃんを相手にしていると自然と鍛えられるのだろうか。そうするとブルマさんも将来強くなりそう。単にチチさんが武術習ってたから伸びてるだけかな。
時々私と遊んでるのも一役買ってそう?
ちなみにウィローちゃんが計測した悟飯ちゃんの戦闘力は5万でクリリンが3万。
ブルマさんが20いってて、自分の説があっていると確信しかけたけれど、どうにもその数値は護身用の機器込みの数値だったようだ。ブルマさん自体の戦闘力は全然なかった。当たり前か。
ラディッツが135万でターレスが200万。私400万~。へへー、ぶっちぎりー。
でも超サイヤ人になられたら置いてかれちゃうんだよなー。界王拳じゃどうやったって追いつけないでしょ……どうしたもんかね。
いいや、そんなのは人造人間が出てくるまで考えなくてもさ、なんかやってりゃ強くなれるでしょ、たぶん。
それより今は遊びに集中だ。私もチチさんもヒートアップしてきてお互いの間で川の水が逆巻いて水滴は雨みたい。
ああ、なーんにも考えずにこうやってるの、楽しい!
◆
「ふえー、びちょびちょー」
「はあ……ちっと羽目外しすぎただな」
全力の水遊びによって下着までぐっしょり水を吸っちゃった私達は、火にあたって暖をとることにした。脱いだ服は紐に通してお外に吊るしておく。はやく乾くんだぞー。
「ほらほらあんた達、ドライヤー貸してあげるから乾かして来ちゃいなさい!」
「はーい」
ブルマさんに促されてテントへ駆け込む。なんかちょっとブルマさんがピリピリしてるのは、あれ。ヤムチャと喧嘩中なんだってさ。だから今日のキャンプにも呼んであげてないんだとか。
ベジータと付き合いだすのはいつなのか気になるなー。今のとこ、ブルマさんちでベジータを見かけた事ないんだけど。ずっとトレーニングしてんのかな。
テントの中でわしゃーっとタオルまみれになって、替えの洋服に袖を通す。
アウトドアするのにあたって汚れてもいい服を選んできといて良かった。普段の格好だったら目も当てられない事になってたかも。
すぽんと服から頭を出して息を吐く。ぷう。柔らかい衣服の感触が気持ち良い。
「この体でナシコに付き合うといっつもこうだ。気が緩んじまって仕方ねぇだよ」
ぶつぶつ言いながら服から頭を出して、髪の毛を引っ張り出した彼女のしっとり感をじーっと見つつ、手早く着替える。
気が緩んじゃうのは良い事だと思いまーす。チチさんも私と一緒にのんびりごろごろしようよ。
って言うと、そったらことしてる暇はねえ! って感じでばっさり切られちゃうのでなんにも言わない。
ただ、にっこり微笑めば、チチさんも柔らかい笑顔を返してくれるので今はそれで満足なのです。
もしチチさんが教育ママに変貌したら~……また耳元でたっくさん囁いてふにゃふにゃにしたげるからね!
しっとり濡れた髪もしっかり乾かし、お櫛を通してサラサラに。
動くのに邪魔だし、私はポニーに縛っちゃおう。あ! チチさんはストレートね! かわいいから!
「なぁに言ってるだか。現役のアイドルさんに言われちまったらおしまいだべ」
おお……照れてる。
頬に差した朱色は薄暗いテントの中でもはっきり見えて、じーっと見つめてたら顔にタオル押し付けられた。恥ずかしいからやめてけれ、だってさ。もうちょっと見てたいのにー。
こうして戯れるのも楽しいけど……っと、乾いた乾いた。
むふー、子供生活サイコー!
「ご飯できたー? お腹空いたよー」
「ああ、待ってろ。もう少しでできる」
テントから出てターレスへ呼びかければ、大鍋の中をお玉で掻き回していた彼は完成間近であると教えてくれた。んー、良い匂い。やっぱりキャンプといったらカレーだよね! なんでかこういう時のカレーって凄く美味しく感じるんだよねー。
それにターレスの作るご飯の美味しいこと美味しいこと……最近よく料理本眺めながらお料理してて、地球に来てからもうんと腕が上がったって言ってた。ブルマさんもお墨付きするほどなんだよ。凄いでしょ!
ターレスのご主人様である私も鼻が高い!
でもちょっと、男に料理の腕で負けてるのは女の子としては微妙な気分。
古い考えかもしんないけどさー、悔しいものは悔しいもん。
でもなー、もう追いつけそうもないしなー。お仕事忙しいし、お家ではゆっくりしてたいし、もう諦めるしかないかな。うーん。
「やぁーっとできるよ……コイツときたらあれしろこれするなってすっごくうるさいんだぜ……」
ウーロンが耳をヘタレさせてぼやくのに、ご愁傷様、と胸の中で手を合わせる。
そこらへん、ターレスってばほんとうるさいからね。私が張り切って料理しようとしたら横からめっちゃ口出ししてきてうざったかったもん。私の真心を阻止しようとする性根の悪さは、根っからの悪人そのもの!
ターレスはなかなかマイルドになってくれないんだよねー、よく怒るし、酷い時は手を上げるし。
DVだよ、家庭内暴力だよ、横暴だよ! 家主に対してする事じゃないよ、あろうことかお尻を叩いてくるなんてサイテーだよ! 女の子をなんだと思ってるのさ!
ラディッツも生意気になってきたんだよなー。最近何言っても動じないの。弱虫ラディッツは卒業ってかー? でもボディタッチには弱いんだよね。真面目な顔してくっつくと面白いくらい動揺してくれるのでまだまだ遊べそう。
今日もめいっぱいからかってやろっと。得意になって石の投げ方を悟飯ちゃんに教えてるの、良い叔父さんっぷりだねぇ、みたいなね! うひひ、夜が楽しみ楽しみ。
「……む」
ピピ、と音を鳴らして顔を上げたウィローちゃんに、どしたの、と視線を向けようとして、一瞬感じた強い気配に動きを止める。
「うん……? なんだコイツは」
「な、なに、どうしたのよ。なんかあったの?」
ターレスもラディッツも気づいたようで手を止め、気配の出所を探る。困惑するブルマさんやチチさんには悪いけど、ちょっと集中させてもらって……うーん? さっき確かに感じたはずの気配がない……なんだろ、まさか人造人間……?
と、おもむろに森へ手を向けたウィローちゃんが光弾を放った。
ちょっ! ──なんて発声する間もなく爆発し、その瞬間に三つの影が森の中から跳び上がって来た。
シュタタッと横並びに着地した奴らには、見覚えがあった。
「危ねぇな、このチビいきなりぶっ放してきやがった……!」
「おい、妙だぜ。こいつスカウターで捉えられねぇ……故障か?」
緑色の肌に黒髪の、戦闘服を纏った異星人と、同じく戦闘服を身に着けた赤肌のトカゲみたいな異星人……そして二人の前に立つ青肌のイケメンは……間違いない。
「何者だ」
「「「クウラ機甲戦隊!!」」」
声を揃え、ポーズをとる三人に、どこか空気が弛緩するのを感じ取りながらも、冷や汗が頬を伝うのを止められなかった。
わ、忘れてた……こいつらの存在……!
まじかよー……。こいつら来たって事はクウラ様もくるって事じゃん。
私てっきりアレ、クウラ様のことはもう終わったって思ってたんだけど……。あの、私がクウラ様の真似したから……おお、凄い記憶違い……間抜けにもほどがあるね!
「で、どいつがソンゴクウだ? うん? お前、フリーザ様のとこにいたサイヤ人か?」
「こいつら、クウラの部下か……!」
慄くラディッツだけど、別に目の前の奴らの強さにビビってる訳ではないだろう。
こいつら、えーとなんて名前だったか……イケメンがサウザーなのはわかる。レイブラ2でも時々使ってたし。でも黒髪の奴とトカゲの名前がわからん。あ、そういや映画でトカゲが黒髪の事をトオルって呼んでた覚えがある。とすると残るトカゲがドーレか。
「ご飯ちゃん、チチさんを! クリリンさんはブルマさんとウーロンを守ってください。三人を安全な場所へ!」
「はい!」
「お、おう」
チチさんとブルマさん、ウーロンの事をそれぞれに頼めば、相手がまだ仕掛けてきてない事もあってかクリリンは戦闘態勢にすら入っておらず、抜けた声を返してきた。……もう、しゃきっとしてよね!
機甲戦隊……こいつらの戦闘力が100万を超える事はなさそうだけど、巻き込んじゃうと危ないから四人とも避難させよう。いや、サウザー達ならどうとでもなるんだけど、これ絶対クウラ様も来てるもんね……なんでだろ。彼の口振りだと悟空さん求めて地球に来たっぽいけど、いないのわかんなかったのかな。
三人とも目的以外には興味ないのか、避難する者を追おうとしなかった。
「そっちの奴か? そのツンツン頭はどことなく見覚えがある気がするなぁ」
「だが妙だ。戦闘能力が5というのは……フ、どうやってかは知らないが戦闘力を自在にコントロールできる技を覚えたんだな? 野蛮なサイヤ人が、よくやれたもんだぜ」
キザに笑うサウザーは、しかし次には表情を歪めた。
話しかけられたターレスが視線を鍋に戻して暢気に掻き混ぜ始めたからである。
「な、なんのつもりだサイヤ人……」
「見りゃわかんだろ。こいつが焦げねぇようにしてんだよ」
……彼にとって目の前の奴らよりカレーを焦がさないようにすることの方が大事らしい。戦おうとする意思がまったくない。
「うむ、ここは一つわたしに任せてくれ」
「大丈夫なのか?」
左目に何かの数値を走らせながら一人で戦う事を提案するウィローちゃんにラディッツが声をかければ、彼女はひらひらと手を振ってみせた。
「たまには全力の運動でもしないと体が錆びついてしまいそうだ。安心しろ、こいつらの潜在パワーは軒並みわたしを下回っている」
「なんだぁこのチビ、おれ達とやろうってのか!?」
「さっきの気功波を見るに単なる雑魚って訳でもなさそうだが、天下のクウラ機甲戦隊が舐められたもんだぜ!」
いきりたつトオルとドーレに、まあ待て、とサウザーがストップをかけた。
スカウターを外して地面に落としながら一歩前に出た彼がウィローちゃんを見下ろす。
「こいつを痛めつければ、ソンゴクウとやらも見て見ぬふりはできんだろう……クックック」
「そういうことかよサウザー」
「へっへっへ……いつまでそんなふざけた態度をとっていられるか見ものだな」
うわあ、見事な悪人ムーヴ。体まで揺らして笑う三人を前に、ウィローちゃんは普段通りの表情で私達に『手出し無用』のジェスチャーをした。
えー、大丈夫かな……。
心配だけど、彼女が一人でやりたいって言ってるんだし、ここは任せよう。それより私はクウラ様をなんとかしなくちゃ。
「ラディッツ、ちょっと」
「む……」
恐怖心でも煽ろうとしているのか、わざとらしくゆっくりと手を振り上げるサウザーから目を離し、ちょいちょいと手招きしてラディッツを呼び寄せた。
いつクウラ様が現れるのかはわかんないけど、作戦たてて備えなくちゃ……!
TIPS
・クウラ機甲戦隊
総勢四名(?)であるクウラ軍の中で雑事をこなす三人チーム
メンバーはサウザー、ドーレ、ネイズ
いずれもギニューより遥かに強かったりする
・トオル
ドーレのこと。ピッコロに不意打たれ気弾を背に受けた時と追尾型気弾によって消し飛ばされた際に
ネイズが彼の名前を叫ぶのだがどう聞いてもトオルと言ってるようにしか聞こえない
・トカゲ
ネイズのこと。ナシコの中でネイルとごっちゃになっているため
視認されても名前を思い出してもらえなかった
・イケメン
サウザーのこと。ナシコから見てもイケメンらしい
声はザーボンと同じ。7000もの宇宙語を話せる超リンガルらしいが
特にその頭脳を活かすこともなかった
・戦闘服
通常のものと違って左肩だけが尖っている
クウラ機甲戦隊の戦闘服はファンの間でも人気が高いぞ