用語説明
武装魔(ブソーマ)
魔力=武氣の宿る武器に魅入られ怪物となった人間。それぞれが多様な形状と能力を持ち、特に己を取り込んだ武器の特性から得た力を利用し、人類に襲い掛かる。胴を真っ二つにされても死なず、斃すには「憑いた武器」=核(コア)と呼ばれる個所を破壊しなければならない。あまり知能の高い個体はいないようで、言語能力に乏しい者が多い。反面、流暢に言語を操る上級個体は強力で、<憤怒>や<驕慢>と言った二つ名を備える。「武装魔」となるのは武氣の高まりが最大の要因だが、堕ちるには自己の意思も介在する(少なくとも、そうなってもよいと思う気持ちがある)とも語られている。集団として行動し、上級個体に従う者も多い。一度武装魔になった者が人間・クリサリスに戻ることはない。
完全体
武装魔と人間の姿を自分の意思で自由に切り替えられることができ、武装魔の姿のまま人の心を保っていられる存在。完全体になる具体的な方法は不明だが武器に負けない強い心がなければ完全体にはなれないと言われている。
グリシード
武装魔の力の源であり、武装魔が死亡するとその場に出現する。見た目は小さな石のような形をしている。しかし、武装魔なら必ず残すわけではなく、一定以上の力がないとグリシードを残すことはできず、強力な武装魔ほど巨大なグリシードを残す。また、グリシードを取り込むことで武装魔としの力を強化することができる(これは完全体にも当てはまる)。しかし、強力なグリシードは元となった武装魔の自我が残っているため逆に元となった武装魔に自我を乗っ取られてしまう。
クリサリス
「蛹」を意味する用語。武器に見入られ、「武氣」を宿すようになってしまった人間の総称。その身に宿した武器を行使して常人を凌駕する戦闘力を発揮し武装魔とすら交戦出来るが、同時に武氣を培い徐々に飲まれるようになっていくため、常に武装魔へと「羽化」するリスクを抱えている。またその羽化は避けられるものではなく、いずれ武装魔となってしまうため、最終的には永遠に眠るか武装魔へと堕ちるかの二択しかない。一般人ではたとえ武装していても止めることは難しく、またその肉体も変異しているため、事実上同じクリサリスや武装魔に殺される以外、死ぬことも難しい。また、クリサリスとなる者は例外なく力を求める心を持っているとの指摘がなされている。
陰妖子[かげやし]
日本古来の吸血種。作中ではカタカナ表記がほとんど。外見は人間と変わらない。
生物としても人間と極めて近いらしく、カゲヤシと人間との間に生まれた者もいる。ただし、少なくとも作中に現れるカゲヤシと人間の子供は全員がカゲヤシである。
吸血種ではあるが、実際は血を吸わずとも生活できる。そのため、人間社会に溶け込んでいるものも相当数いる。
人間と比べ遙かに長寿で、10代半ば頃の年齢までは人間と同じペースで成長するがそれ以降、老化の進行が極めて遅い。
身体能力、特に再生能力が高い。ゆえに人間を見下す言動をするものもいるが、決してそれが全てではないのは作中で語られる通り。
反面、対陽光性が低い(=太陽光に弱い)という弱点があり、太陽光を浴びると体が炭化し灰となって崩れてしまう。しかし、その強靱な再生能力から実際はかなりの量の陽光を浴びても問題はなく、ミニスカートや背中の露出したコスプレ衣装で日中を出歩くカゲヤシもいる。そのため、その再生能力が追いつかないよう太陽光を浴びる体の表面積を増やすため「脱がして日に当てる」という対策が取られるようになった。
ただし鈴を始め、NPCのカゲヤシには眼鏡を掛けている者が多いことから、視力は人間並みであると推測される。
対陽光性には個人差があり、自らについて対陽光性が極端に弱いと語るミスターケブラーや長いスパッツをはいているにも関わらずトップスとスカートを脱がされると炭化してしまう女性カゲヤシがいる一方、上着を脱がされてヌーブラにTバックにされてしまっても頭装備さえあれば炭化しないレイヤーカゲヤシもいる。
社会的には妖主を頂点とし、妖主の眷属(血族)、そして末端と階級が分かれており、さらにその階級内でも上下関係が存在する。
カゲヤシ判別機(ミラースナップ)で撮影すると人間は映るがカゲヤシは映らないという違いで判別が可能。登場人物の中には肌の色や触感で人間とカゲヤシを区別できる者もいる。
独自の群れ社会を持つが、これもまたカゲヤシの全てを決めるものではない。
血を吸われると無気力化するが、血を与えられるとカゲヤシ化する。