AKIBA'S TRIP SWORD   作:ノブにまやら

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第二章 夢の国に潜む悪魔

アキト「クソッ・・・! 奴の気配はあるのに人が多過ぎて見つけられない・・・!」

 

先程からアキトは武装魔の気配を関知し、必死に探すも、人混みのせいで、上手く気配を辿れず、苦労している。

 

アキト「こんな時にカルマのような探索に特化したタイプがいれば・・・」

 

アキト(奴の気配は間違いなくある!このまま夜になれば奴は必ず姿を現す・・・!)

 

アキト(しかし・・・出来ればそれまでに決着を着けたいんだが・・・)

 

アキト「なるべく・・・あの二人と出会う可能性は無くしたいからな・・・」

 

アキトがそうして再び探索に入ろうとした時、背後から嫌な気配を感じる。

 

???「お探しの相手はもしかして俺かな?」

 

アキト「・・・エレゲショス」

 

エレゲショス「一日ご苦労だったな わざわざ俺一人をこの広い場所で探すのは苦労したろう?」

 

アキト「・・・場所を変える、付いて来い」

 

エレゲショス「いや、付いてくるのは・・・お前だ!」

 

バキュン!

 

アキト「・・・・!」

 

エレゲショスはそう告げると両手から二丁の拳銃を出現させ、上空に向けて発泡した。

 

女性「きゃあああ!」

 

男性「なんだ!?銃声がしたぞ!?」

 

エレゲショス(ニヤッ)

 

アキト「貴様・・・!」

 

エレゲショス「付いてこい! さもなくば今度は誰かに当たるかもな・・・」

 

シュッ!

 

アキト「逃がすか!」

 

アキトは挑発しながら、走り出すエレゲショスを追うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、瑠衣とキヨタカはレストランで食事を終えると、ファンタジーランドでディズニーのキャラと写真を撮ったり、アドベンチャーランドで様々なアトラクションを満喫したり、二人で行進中のパレード見たりして、大いに1日を満喫したのだった。

 

そして気づけばもう周りは大分暗くなっていた。

 

瑠衣「はぁ~! 今日は本当に楽しかった! 本当にありがとうキヨタカくん!」

 

キヨタカ「いやいや!喜んでもらえれば何よりだよ!」

 

瑠衣「本当に楽しかった・・・ って、あれ?もう空が・・・」

 

キヨタカ「本当だ、こんなに暗くなって・・・ 楽しいのあっという間だなぁ」

 

キヨタカ(早く!あれを言わなきゃ・・・!)

 

瑠衣「本当にね・・・ あっ!そうだ!みんなにお土産買わなくちゃ!」

 

キヨタカ「そ、そうだね」

 

キヨタカ(・・・今だ!今しかない!)

 

キヨタカは何かを決意したかのように瑠衣の方に向き直る。

 

キヨタカ「あ、あのさ瑠衣ちゃん!」

 

瑠衣「ん?何?」

 

キヨタカ「最後にさ・・・」

 

キヨタカ「一緒に・・・観覧車に乗らない?」

 

瑠衣「観覧車かぁ いいよ 観覧車は前に何度か乗ったことあるし」

 

キヨタカ「え・・・ あの・・・それって・・・もしかして、アキト・・・と?」

 

キヨタカは一瞬、絶望したかのような表情で訪ねる。

 

瑠衣「え?違うよ? 母さんと」

 

キヨタカ「な、なんだお母さんとか・・・」

 

瑠衣「どうしたの?」

 

キヨタカ「いや!なんでもないよ!じゃあ、観覧車に行こうか?」

 

ざわざわ・・・

 

瑠衣「うん、あれ?何か、あそこ騒がしいよ?」

 

キヨタカ「本当だ・・・ 人混みが出来てるな、何だろ?」

 

瑠衣とキヨタカが不思議そうにざわついてる方を見るとなにやら人混みができていた。

 

二人は人混みの内に一人に話しかける。

 

瑠衣「どうしたんですか?」

 

野次馬「ん?あぁ、なんでも発砲事件があったらしいって」

 

瑠衣「発砲!?」

 

キヨタカ「それって本物の!?」

 

野次馬「いや、詳しくは知らないけど・・・ でもなんか、いたずらかもしれないって言ってる人もいるから 本当か、どうかは分からないけど、見たって人は撃った奴はファンタジーランドの方に行ったって言ってたよ」

 

二人「・・・」

 

瑠衣「・・・私ちょっと見てくる!キヨタカくんは先に帰ってて!」

 

キヨタカ「な!?、危ないって!、瑠衣ちゃん! 瑠衣ちゃんが行くなら、俺も・・・!」

 

瑠衣「私はカゲヤシだし、大丈夫だよ・・・! 万が一撃たれても死んだりしないから」

 

キヨタカ「でも・・・!」

 

瑠衣「キヨタカくんは普通の人間だから来ちゃダメだよ?絶対に!」

 

キヨタカ「る、瑠衣ちゃん・・・」

 

瑠衣はそれだけ言うとファンタジーランドに行ってしまった。

 

キヨタカ「俺は、どうしたら・・・」

 

キヨタカ(瑠衣ちゃんは追いかけたい・・・! でも万が一撃たれたら・・・でも・・・)

 

キヨタカ「・・・・やっぱり俺も行くよ! 待って、瑠衣ちゃん!」

 

キヨタカは走り去った瑠衣を追いかけていくのだった。

 

その直後に閉園となったことを知らせるアナウンスがディズニーランド内に鳴り響くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキトはエレゲショスを追い、ファンタジーランドの城の前に来ていた。

 

閉園し始めたこともあり、人は居らず、アトラクションのライトのみが二人を照らしていた。

 

エレゲショス「ここならいいだろう・・・ ここなら人もいないし、広いし、戦うなら打ってつけの場所だろう?」

 

アキト「ご託はいい・・・ いくぞ・・・!」

 

エレゲショス「やれやれ・・・ 短期な奴め」

 

シュバッ!

 

アキトは紅龍を構え、エレゲショスに斬りかかる、しかしエレゲショスはその攻撃をあっさりかわすと、アキトに向かって二丁拳銃を放つ。

 

バキュン!バキュ!

 

アキト「・・・!」

 

ガキン!ガキン!

 

向かってくる銃弾を弾き、再び構えるアキト、しかしエレゲショスは遠距離からの攻撃ができるのに対し、アキトは近距離の攻撃しかできず、間合いの外では一太刀も当てられない。

 

アキト「殺りにくい奴だ・・・」

 

エレゲショス「なんだ? もう攻撃をやめるのか? まさか怖じ気づいたのではあるまい?」

 

アキト「・・・」

 

エレゲショス「来ないのなら・・・ こちらから行くぞ!」

 

バキュン!バキュン!

 

アキト「くっ!」

 

ガキン!ガキン!

 

エレゲショス(ニヤッ)

 

ヒュインッ

 

アキト「な!?」

 

アキトは銃弾を回避した瞬間足に強烈な痛み感じ、見ると足に銃弾が命中していた。

 

アキト「ぐっ・・・! まさか、銃弾の軌道を・・・」

 

エレゲショス「ご名答 俺は銃弾の軌道を自由に操ることが出来るんだ」

 

エレゲショス「ほら、ぼーっとするな どんどん行くぞ?」

 

ドドドドドドド!

 

ガキン!ガキン!ガキ・・・ン!

 

アキト(裁ききれない・・・!このままでは・・・!)

 

アキトは無数に打ち込まれる、銃弾を必死に弾きながら、エレゲショスの動作を見落とさないようにエレゲショスいる方へ視線を向け続ける。

 

バキュン!バキュン!

 

カチャッ

 

エレゲショス(ちっ 弾が・・・!)

 

アキト(何だ・・・? 一瞬、奴の攻撃が途切れた・・・?)

 

アキト(それに・・・ 弾いた銃弾は何故こちらに戻ってこない・・・?)

 

アキトは突然、銃弾の雨が止んだことと、弾いた銃弾の軌道が一度も自身に向かってこないと気づく。

 

アキト(・・・試してみるか)

 

アキトはあることを確認するため、再び、エレゲショスの銃弾を弾き続けるのだった。

 

バキュン!

 

ガキン!

 

コロンコロン

 

アキト「はぁはぁ・・・!」

 

アキト(今ので十発目・・・!)

 

カチャッ

 

エレゲショス「・・・・」

 

エレゲショス(ちっ また弾切れか・・・!)

 

 

アキト(また、攻撃の手を止めた・・・)

 

アキト(なるほど・・・ そういうことか)

 

アキトはエレゲショスの様子を見て、分析の結果を出す。

 

アキト(どうやら奴は銃弾を十発撃つと必ず次の一発目まで二、三秒の間、攻撃を止めるようだな・・・)

 

アキト(そして・・・ 一度、敵に弾かれた銃弾はその後の軌道を操ることが出来ない)

 

アキト(この二つを利用すれば・・・!)

 

エレゲショス「どうした?防いでばかりだな 赤龍騎神の名が泣くぞ?」

 

アキト「なら、そろそろ反撃といかせてもらおうか」

 

ドンッ!

 

アキトは力いっぱいに地面を蹴り、エレゲショスに突っ込んでいく

 

エレゲショス「なんだ? わざわざ殺されるために自分から突っ込んでくるとは・・・ なら、望み通り殺してやろう!」

 

バキュン!バキュン!バキュ!

 

ガキン!ガキン!ガキン!

 

アキト(三発・・・!)

 

バキュン!バキュ!バキュン!

 

ガキン!ガキン!ブシュッ!

 

アキト「ぐっ・・・!」

 

アキトは五発目まではなんとか防ぐも六発目が脇腹に被弾する。しかし、痛みを堪えながらもなんとかエレゲショスの銃弾を十発出しきらせようとする。

 

アキト(後、四発・・・!)

 

エレゲショス(なんだ? 奴の様子がおかしい、先程と違いまるで捨て身のようなこちらに突っ込んでくるる・・・?)

 

エレゲショス「赤龍騎神〈ドラグ・ルシオン〉血迷ったのか?」

 

アキト「うおおぉ!」

 

バキュン!バキュン!

 

ガキン!ガキン!

 

アキト(二発撃った・・・!)

 

エレゲショス(奴め・・・何が狙いだ?)

 

バキュン!

 

アキト「はあぁぁ!」

 

ガキン!

 

アキト(後・・・一発!)

 

アキトはエレゲショスに突っ込みながら、銃弾を弾き、数を確認し、最後の一つになった瞬間、エレゲショスに殺気を込めた視線を向ける。

 

アキト(ギロッ)

 

エレゲショス「・・・!まさか奴の狙いは!?」

 

殺気に気づき、エレゲショスがアキトの狙いに気づいた時にはもうアキトはエレゲショスの懐に入り込んでいた。

 

アキト「やっと気づいたみたいだな」

 

エレゲショス「・・・・!」

 

アキト「だが、遅い!」

 

エレゲショス「ちっ! 銃弾の連続に撃てる回数に・・・!」

 

アキト「ああ」

 

エレゲショス「クソッ・・・!」

 

バキュン!

 

アキト(至近距離で狙うか・・・ だが!)

 

ガキン!

 

アキト「ここまできて、最後の一発を食らう気はない」

 

エレゲショス「ぐっ・・・ この距離で・・・!?」

 

最後の弾を至近距離で撃つも、それすらも弾かれてしまう。

 

エレゲショス「貴様・・・! 十発全てを打たせるためにわざと突っ込んで・・・!」

 

アキト「そういうことだ」

 

そう告げるとアキトは紅龍を振り上げ、エレゲショスを見下ろす。

 

エレゲショス「・・・・!」

 

アキト「エレゲショス」

 

アキト「もう・・・ 眠れ・・・!」

 

ザシュ!

 

誰もいない暗闇のファンタジーランドに斬撃の音が響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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