秋葉原の裏通りの路地裏に密かに存在する秋葉原自警団アジトにはいつものメンバーが揃っていた。
ヤタベ「久しぶりだね~こうして集まるのも」
ノブ「そういや そうっすね騒動が終わってからなんか色々バタバタしてたし」
ゴン「なんか秋葉になかなか来れない感じはあったよね・・・」
キヨタカ「たしかになぁ(俺ほとんど騒動のこと知らないけど・・・) 」
サラ「そうですね 色々なことがあったので秋葉原全体が普段以上にあわただしかったですから・・・ 私は通常通りに職務に勤しんでいましたが」
ノブ「さ、さすがだなサラさん・・・」
ヤタベ「ぶれないね・・・さすがカリスマメイド」
ゴン「う、うん」
ノブ「そういえば、聞いたか? 最近の連続通り魔事件の噂!」
ゴン「あぁ! 夜になると人を斬る不審者が現れるって話?」
ノブ「そう! なんかヤバそうな噂だよなぁ」
ヤタベ「やっと落ち着いてきたのにねぇ でもあくまで噂だからね」
ノブ「まぁ そうっすけどね」
キヨタカ「もしかして・・・ また、カゲヤシが・・・?」
サラ「それはないと思います いえ、そう思いたい・・・ あんなにもこの街の人達が、人間との共存を望んだカゲヤシの人達が懸命に戦って手にいれた平和なのですから・・・」
キヨタカ「ごめん! そんなつもりじゃ・・・」
ヤタベ「いやいや 君が警戒するのも無理はない何せ被害の一人でもあるからね」
ヤタベ「でもボクは今のカゲヤシは安全だと信じているよ!」
そうヤタベが告げるとどこかみんな安心したような表情になった。
結局、噂は推測の域を出ないために話は早々に打ち切られた。
それから他愛もない雑談をしていると扉の向こうから数人の足音が聞こえてきた。そして扉が開き、瑠衣達3人がアジトに入ってきた。
瑠衣「こんにちは!みなさんお久し振りです!」
鈴「こんにちは~ 何だかものすごく久しぶりな気がしますねぇ」
瞬「そうだね それほど時間も経っていないはずなんだが お久し振りです ヤタベさん、自警団のみなさん」
そういうと三人はペコリと頭を下げた。
ヤタベ「やあ 久しぶりだねマスター 瑠衣ちゃんに鈴ちゃんも狭いところだけどゆっくりしていってね」
瑠衣・鈴「はい!」
ノブ「久しぶりだな三人とも」
ゴン「元気そうで良かったよ うん」
キヨタカ「瑠衣ちゃん達は何で自警団のアジトに?」
瑠衣「叔父さんがヤタベさんと将棋する約束をしてて、それで私達はそれに付いてきたんだ みんなに久しぶりに会いたかったし 」
キヨタカ「そっか」
瑠衣(キョロキョロ)
瞬「おや?アキト君の姿が見えないが?」
瑠衣(ドキッ!)
キョロキョロとアキトを探している瑠衣を見た瞬は自警団メンバーにアキトの所在について質問し、その質問を聞き、何故かドキッとしてしまう瑠衣だった。
ノブ「あいつにも一応声は掛けといたんですけど でもアキトは来る時もあれば来ない時もあるからなぁ」
ゴン「分かる分かる アキトって気まぐれと言うかマイペースなところあるもんね」
キヨタカ・ヤタベ・サラ「確かに」
瞬「そうか それは残念だな」
瑠衣「そ、そうなんだ・・・」
アキトが来るかどうか分からないと知ると少し残念な気持ちになってしまう瑠衣 久しぶりに会えると思いもワクワクしていので少し残念だったようだ。
瑠衣(瀬島との戦いの後に一緒遊んだのを最後に会ってないから楽しみだったんだけどな・・・)
ヤタベ「まあ 会える時は会えるものさ ねぇ瑠衣ちゃん?」
サラ「そうですよ 瑠衣さん?」
瑠衣「ヤタベさん サラさん・・・フフッそうですね」
瑠衣は少し落ち込んだもののヤタベとサラのおかげで再び自警団のみんなとの再会できたことを喜ぶのであった。
それからみんなで雑談などをしているとアキトことが話題に上がった。
ノブ「そういえばアキトって普段なにやってんだろうなぁ?」
ゴン「どうしたの?ノブくん急に」
ノブ「いや、そういえばアキトのことあんまりしらねぇなぁって 秋葉以外で会うこともないからよ」
瑠衣「そうなんですか?」
ヤタベ「そうだねぇ ここのメンバーは割りと普段何をしてるかとか、どんな職業とかはっきりしてるからねぇ」
キヨタカ「そういえばそうっすね(俺はニートだけど)」
サラ「アキトさんはあまりご自分のことを語らない方ですからね」
キヨタカ(秋葉によくいるのに秋葉のこととかオタク文化のこととか全然知らないしな)
鈴「アキトさんってあんまり口数も多くないですしね」
ゴン「わかるわかる アキトって基本真顔だもんね」
瞬「たしかに18歳の青年にしては冷静な方だと思える そしてそれ以上に広い視野を持っているとも思えるよ」
瑠衣「アキトとって何者なんだろう・・・私のカゲヤシの血がすごく馴染んでいたり、短期間であんな風に強くもなるなんて普通ありえないことだし・・・」
今までに気にもとめなかったアキトへの様々な擬問について自警団やカゲヤシの3人は語り合っていた。
キヨタカ「まぁアイツのことは今は置いといて飯食わねぇ?腹減ってきてさ」
サラ「キヨタカさん・・・」
瞬「先程、うちで食事していかなかったかな?」
キヨタカ「いやぁ なんか食べ足りなくて」
ゴン「よく食べるね・・・」
ノブ「じゃあ焼き肉でも行く?」
鈴「大賛成です!」
瑠衣「もう鈴ったら」
ヤタベ「そうだね もう少しだけアキト君を待ってこなかったら行くとしようか」
瑠衣「そうですね(アキトはやっぱり来ないのかな・・・)」
空腹に耐えかねたキヨタカが昼飯の話題を出し、先程の空気とは違い和やかな空気が流れ、皆が焼き肉に行くかどうかを話していると入り口の扉が開き、先程の話題の人物がアジトに入ってきた。
アキト「久しぶりだな」
全員「アキト(くん!)(さん!)!」
ヤタベ「久しぶりだね アキトくん」
アキト「ああ 瑠衣達も来てたのか」
瑠衣「うん 久しぶりだねアキト」
キヨタカ「お前が遅いからみんなで出かけるとこだったんだぞ?」
ノブ「全くだ!まあお前らしいけど」
アキト「それは悪かった だが俺は常に暇でもないし、マイペースでもない」
ゴン「あははは・・・ 話の内容ガッツリ聞かれてたみたいだね・・・・ というか何で知ってるの?」
皆がそんなたわいもない会話続けながらもようやくメンバー全員が揃ったと喜びあっていた。
瑠衣「あのさ・・・アキト・・・その体の方は大丈夫?」
アキト「? 何の問題もないが」
瑠衣「そっか 良かったよ 君に何かあったら心配だから・・・ (もじもじ)」
アキト「?」
キヨタカ「・・・!」
キヨタカ「な、なぁ!アキトこれからみんなでご飯食べないかって話てたんだけどお前どこ行きたい!?」
アキト「どこでもいいが」
キヨタカ「そうかそうか!(あぶねぇ!なんかいい雰囲気になりそうだったぜ!)」
瑠衣「?(きょとん)」
瑠衣のアキトに対する接し方を見て内心穏やかではないキヨタカは急いで話題を変え、そんな様子に瑠衣はきょとんと不思議そうにしていた。
ノブ「よし!じゃあとりあえずみんなで焼き肉でも行くか!」
そうノブがいうと皆異論がないため各々外出の準備を始めていく。そして先程の三人のやり取りを見ていたヤタベと瞬はその事について話をしていた。
ヤタベ「若いって言うのはいいねマスター」
瞬「そうですね まあ私とヤタベさんとは年齢も時代大きく離れていますが」
ヤタベ「そういえばそうだったねぇ」
そう言いお互いに苦笑いをしながら、将棋の約束も忘れ、若者達を見守っているヤタベと瞬だった。