仲間達との久しぶりの再会を果たしたアキトは焼き肉をたらふく食べ、ジャンク通りにある瞬のカフェ《CAFE TOMATOMATE》でくつろいでいた。
ノブ「いやぁ~久しぶりに食ったな~満腹満腹」
キヨタカ「右に同じく」
サラ「お二人とも行儀が悪いですよ」
ヤタベ「二人ともこっちに来た途端にぐうたらし始めたね・・・」
瞬「まあまあ 久しぶりの再会だ 今日は無礼講といこうじゃないか」
瑠衣「そうだね 焼き肉美味しかったなぁ~ それにしてもキヨタカくんとノブくんは二人ともよく食べるけど鈴は相変わらず見事というなんというか」
鈴「うぅ~好きであんなに食べるんじゃないよぉ」
そう恥ずかしげ告げる鈴の言葉を聞いて皆自然と笑いがこぼれた。
アキト「もう9時か」
瑠衣「え?もうそんな時間?」
ヤタベ「楽しいと時間があっという間に感じるねぇ」
キヨタカ「そうっすね じゃあ今日はそろそろ解散といきますか」
瞬「そうだね 我々も明日の店の準備があることだし、そろそろ失礼しようか」
瑠衣「うん」
こうして解散となり、みんな早々と帰っていく中でアキトとキヨタカは明日のカフェの準備を手伝っていた(理由はアキトはなんとなく、キヨタカは瑠衣とお近づきになりたいがため)
キヨタカ「こんなところですかね?マスター」
瞬「ありがとう、やはり人手が多いといつも以上に捗るよ」
アキト「マスター、料理の仕込み終わりました」
瞬「ああ、アキトくんもすまないね、手伝わせてしまって・・・ 明日急に団体で予約がきてね 」
キヨタカ「どうせ瑠衣ちゃん目当ての人達でしょう?」
瞬「ああ・・・そういった動機ではあまり来てほしくはないだがね・・・(私も出来れば料理だけで客に来てほしいものだが)」
瑠衣「叔父さん、こっちも終わったよ」
瞬「そうか、ん?鈴ちゃんは?」
瑠衣「鈴は片付けが終わったから先に休んでもらったよ、多分もう二階で寝てると思う」
そんなこんなで準備が終わるころは11時を回っていた。
瞬「二人ともすまないね こんな遅くまで手伝わせてしまって」
キヨタカ「いえいえ!これぐらいならいつでも毎日でも」
アキト「いえ、以前お世話になりましたので・・・」
瑠衣「今日はありがとね、アキトもキヨタカくんも」
キヨタカ「いや~なんのこれしき(デレデレ)」
アキト(分かりやすい奴だ・・・)
アキトは瑠衣に礼を言われてデレデレしているキヨタカに内心呆れていると嫌な感覚を体に覚える。
ゾワッ!
アキト(この感覚は・・・・・武装魔! 場所は、公園の方か!)
アキト「それじゃあ、俺はこれで」
それだけ告げると足早にアキトはその場のを立ち去っていってしまった。
キヨタカ「お、おい!アキト!」
瑠衣「行っちゃった・・・」
瞬「いったいどうしたのだろうか、急に・・・」
キヨタカ「なんか前に夜勤のバイトやってるって言ってたんでそれじゃあないですかね?」
瞬「そうなのかい? それならいいんだが・・・」
瑠衣「・・・・」
瑠衣(久しぶりに二人で少し話たいって思ってたんだけどな・・・)
アキトが去っていった方向を寂しげに見つめながらはそんなことを考えている瑠衣にキヨタカが話しかけてきた。
キヨタカ「あのさ、瑠衣ちゃん・・・今度の休みに予定ある?」
瑠衣「え? どうして?」
キヨタカ「良かったらさ・・・あの・・・二人で遊びにいかない?」
キヨタカはそう絞り出せる勇気を振り絞って瑠衣にそう告げた。
人気のない夜の公園は静寂に包まれていた。一通りもなく緩い風がブランコをゆっくり揺らしている。
そんな夜の公園の林から不気味な声が聞こえてきた・・・
???「ギシシ 夜ニナッタ イッパイ殺ス 血イッパ吸ウ・・・コノ街デハジメテノ獲物ハドンナヤツカナ?」
林の中には巨大な鎌を持ち、林から公園の入口に視線を向けている巨大な猿と鎧を合わせたような武装魔が息を潜めていた。
鎌の武装魔(ギシシ ヒト来イ!来タラ殺ス!ソシテ血イッパイ吸ウ!)
???「毎晩、餌探しは大変そうだな グリム」
ドガッ!
グリム「グギャッ?!」
グリムと呼ばれた武装魔は何者かに後ろから蹴り飛ばされ地面に勢いよく突っ込んだ。
グリム「オマエハ・・・!赤龍騎神・ドラグ・ルシオン!」
???「その名は好きじゃない 俺の名は桐生アキトだ」
グリム「ナゼ!?ココニイル!」
アキト「決まってるだろ お前を殺しに来た」
そう冷たい瞳でグリムと呼ばれた武装魔を睨むアキト
グリム「グゥ!」
アキト「いくぞ・・・・・紅龍!」
ドクン!ドクン!
そうアキトが叫ぶと彼の右手から鼓動が聞こえ、なにもない空間から片刃の直刀が現れた。その剣の外見は柄は日本刀というよりサーベルの柄のような形で一面が色鮮やかな紅色に染まっており、刃は直刀の何の歪みもない片刃となっている。
アキト「覚悟しろ」
グリム「貴様ナンカニ・・・! 死ンデタマルカァ!」
グリムは叫ぶと同時に斬りかかっていった。
ガキィィィン!
アキト「無駄だ」
グリム「?!」
勢いよく鎌を振るも容易く受け止められ、驚愕するグリムにアキトは容赦なく攻撃を加え、グリムを追い詰めていく。
グリム「チクショウ・・・!コンナヤツニ!」
アキト「お前の負けだ さっさ終わらせてやる・・・紅龍!」
ドクン!ドクン!ドクン!
パキ!ビキ!バキバキ!
アキト「ガァァァ!」
アキトが紅龍の名を再び呼ぶと再び鼓動が鳴り響き、アキトの体は剣をにぎってる右手から全身に渡って少しずつ異形の姿を形成していく。
アキト「グリム・・・ お前を斬る」
そう獣のような声でそう告げたのはアキトの姿ではなく龍人と赤い鎧の騎士を融合させたような姿をした武装魔だった。
グリム「赤龍騎神(ドラグ・ルシオン)・・・!」
そう呟いたグリムの瞳は絶望に染まっていった。
戦いの演出が下手かも知れませんが ご了承下さい。