ハイスクールD×D×O〜悪魔と龍と王の物語〜   作:カノサワ

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第15話=判決と新たな僧侶とパーティ=

ドガァアアアアアン!!!

 

「っ!!」

 

「うぉおお!?」

 

メダルの怪物に紅い光と雷が落ち、吹き飛ぶ…すると、中からメダルがチャリンチャリンと降ってくる、倒れてる俺はそれを手に取り見る。

 

「…銀色のメダル?…と、イッセー、無事か…?」

 

「…それ、お前が言えるセリフ?」

 

「大丈夫かい二人とも?」

 

倒れてる俺らに手を差し伸べる木場、俺らはそれを手に取り立ち上がる。

 

「皆様!ご無事でしたか!」

 

そしてアーシアが駆け寄り、俺らに淡い光をかけ、回復をする…流石に疲労感までは取れないが、傷は癒えてきた。

 

「おう!…部長、勝手なことしてすいませんでした!」

 

イッセーはアーシアにそう言って、部長に頭を下げる。

 

「…俺も出しゃばった真似をして申し訳ございませんでした」

 

俺もそう頭を下げ謝る、いくら部員とはいえ悪魔じゃない俺が口出ししてしまい、流石に反省はしている…

 

「いいのよ、この事件には証言が取れる人物が欲しかったところよ」

 

「まぁ次第によってはお仕置き…でしたけれど」

 

朱乃さん、少し怖いです。

 

「部長、堕天使はどうしますか」

 

そして横から小猫ちゃんがそういう…て、レイナーレは!

 

「…まさか、悪魔に助けられるなんて」

 

…今起き上がった様だ、よかった、無事だ。

 

「…堕天使レイナーレ、貴方にはこの事件の証人として身柄を捕らえるわ、そしてあなたの裁きは上に任せるわ」

 

「!…待ってください!それって…」

 

アーシアが何かを察するように言う…まさか、上に任せるて。

 

「…最悪、死刑ですわね」

 

!…朱乃さんの言葉に俺、イッセー、アーシアは驚きの顔を隠せなかった。

 

「待ってください!…せめて死刑だけはおやめください!」

 

「いいのよアーシア…悪魔に助けられた上に、このザマ…もういいのよ」

 

諦めた顔でレイナーレはそう言う、けど…

 

「ダメです!レイナーレ様は私を助けてくれました…どうか死刑だけは!」

 

「…私のお兄様にお願いすれば免れるかもしれないわ、けど…」

 

「俺からもお願いします部長!」

 

イッセーはそう言って頼み込む、俺も頭を下げて…

 

「お願いします!…もしレイナーレが殺されたら、アーシアの優しさに意味がなくなります!」

 

そう言って頼み込むと、部長は困った顔で言う。

 

「…そうね、今回の功績を見ればそれもいいわ、堕天使レイナーレ、貴方には冥界に行って判決を下すわ…けど、死刑は免れるように頼んでおくわ」

 

「…どいつもこいつもお人好しね…そこの兵士、私はあなたを殺したのよ、それでも…許せるの?」

 

「…許せるかどうかはわからない、けど…」

 

その言葉にイッセーは一度顔を下す…そしてもう一度上げ、レイナーレをじっと見て。

 

「…アーシアを助けてくれたんだろ?ならそれで充分だ、もしお前がアーシアを殺してたら許せなかったけどよ」

 

そうレイナーレに強く言い放つ…そうするとレイナーレは諦めた様子で部長に言う。

 

「…貴方の眷属、お人好し過ぎるわよ…いいわ、好きにしなさい」

 

「ええ、朱乃、転送準備を」

 

「はい部長」

 

朱乃さんが魔法陣を描いてる間、木場と小猫が俺らに近づく。

 

「よかったね一誠君、マリヒコ君」

 

「けど無茶しすぎです」

 

木場は相変わらずのスマイル、小猫ちゃんは呆れた様子で見るも、どこか安心しているようだ

 

「へへ…木場、小猫ちゃん、言いそびれたけどよ、俺の事一誠じゃなくて、イッセーて呼んでくれるか?…ほら、もう友達だしよ」

 

「…そうだね、改めて、イッセー君」

 

「では、イッセー先輩とお呼びします」

 

「おう、よかったなおい」

 

そんなやりとりの中、俺はレイナーレの方を見ると、もう転送の準備が終わったようだ。

 

「さぁレイナーレ…何か言うことはあるかしら?」

 

「…そうね、イッセー」

 

…レイナーレがイッセーを見て、語り告げる。

 

「…最初のデートの時の貴方はそこまで変わらない男だと思ってたわ、つまらないデートにいやらしい目線、けど…」

 

「…」

 

「…貴方のその優しさに気づいたら結果は変わってたかもしれないわ…もう言い訳かもしれないけれど、このシュシュは本当に気に入ってるわ…さ、もういいわ」

 

「…イッセー」

 

俺はイッセーを見ると、複雑そうな顔が見えた…

 

「それでは、冥界に転送しますわ」

 

「…アーシア、幸せになれるといいわね、マリヒコ…あんたも相当なお人好しだったわよ」

 

転送陣に立ったレイナーレが、転送されて行った…判決はせめて死刑じゃ無いことを祈ろう。

 

「さ、行きましょう、もうここには用は無いわ」

 

「…あの!リアス様にお願いが!」

 

突如、アーシアが部長に話をかける、その内容は_

 

 

 

___

 

「「かんぱーい!!」」

 

「さ、今夜は楽しみましょ!」

 

俺らは部室に帰った後、打ち上げパーティに入る、後メダルは帰る際に回収した、銀色の方は半分に割れているものがあったが、緑のメダル…バッタとカマキリだけは無事に残っている、これは部長も驚きの顔を見せていた、俺はそれを手に取り不思議そうな顔で見ていた。

 

「これ、何で出来てるんでしょうかね…」

 

「さぁ…まさか私の魔力でも破壊できないなんてね」

 

「まぁまぁいいじゃ無いですか!こうやってアーシアも助けれた事だし!…にしても驚いたな、まさか悪魔に転生させてくれだなんて」

 

「そうね…けど本当によかったの?…悪魔が祈るとダメージを受けるのよ」

 

あの時アーシアは自分を悪魔に転生させてと頼んだのだ、理由は…

 

「はい、確かにお祈りは出来なくなったのは残念ですけれど信仰心は捨てません、それに…イッセーさん達と一緒にいれますので大丈夫です!」

 

そう、イッセー達と一緒にいたい、悪魔は人間と違い数千年のも寿命を持つ、アーシアもそれを知っていて、イッセーといることを選んだのだ、ちなみに駒は『僧侶』、アーシアの神器と相性がいいからだそうだ。

 

「ああ神様、この出会いに感謝します…うっ!」

 

…まぁこうやってつい癖で祈ってダメージを受けるけどね。

 

「大丈夫かアーシア…」

 

「まぁ、私としては回復の神器を持つ子が眷属にできてよかったのが本音だけれどね」

 

「皆さん、ケーキが焼けましたわよ」

 

そして奥からケーキを持ってくる朱乃さんが見える、中々美味そうなケーキだ。

 

「おっ!朱乃さんの手作りケーキ!?」

 

「おー、美味そうだな」

 

「朱乃さん、僕が切りますね」

 

イッセーが嬉しそうな様子でケーキを見て、木場が早速切り分ける、刃物の扱いが上手いだけあってケーキの切り分け方も上手く見える。

 

「祐斗先輩はリンゴの皮が透けれるほどの薄さで切れるほどの腕を持っています…私もお菓子の切り分けの時にお世話になってます」

 

そう小猫ちゃんが言う、いやすげぇな…地味だけどすげぇな。

 

「さ、どうぞ」

 

「お、サンキューな」

 

「どうもっ」

 

切り分けたケーキを皿のせ、それぞれ配り始める、さ、ゆっくりと食べますかな、早速フォークで切り取り、それを口に運ぶ。

 

「どうかしら?」

 

「ん、美味しいですよこれ!甘すぎなくて、とても!」

 

朱乃さんにそうケーキの感想を言うと、嬉しそうに微笑む、いやぁほんといいねこれ。

 

「…皆様、本当にありがとうございます」

 

「ん?」

 

アーシアがゆっくりと語り始める…それは、感謝の言葉だ。

 

「レイナーレ様を救ってくださり、私を受け入れて…なんて言えばいいか」

 

「…ふふ、もう貴方はオカルト研究部の仲間よ、これからは遠慮無くなんでも言ってちょうだいね」

 

そうアーシアに微笑みかけるリアス部長。

 

「ええ、可愛い後輩が沢山出来ましたもの、先輩として頑張りますわ」

 

そしてアーシア、そして俺とイッセーを見る朱乃さん。

 

「うん、僕も同級生として一緒に頑張るよ」

 

和かにそう答える木場。

 

「アーシアさん、私も歳は下ですけど、悪魔の先輩として頼ってくださいね」

 

そして笑顔でアーシアに言う小猫ちゃん。

 

「アーシア…これからもお互い新人悪魔として頑張ろうぜ!」

 

胸を強く叩き、そう答えるイッセー。

 

「俺は悪魔じゃ無いけどさ…けど、出来ることがあるならそれをしたい、何かあれば助けるよ」

 

俺もアーシアにそう言う。

 

「!…はい!皆様…これから『僧侶』として頑張ります!!」

 

そしてパーティは再開し、時間まで楽しんだ…




次回、episodeです
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