【マリヒコside】
パーティはもう終わり、俺らは帰る準備をしていた、アーシアは一旦小猫ちゃんところで泊まるらしい、パーティの後片付けは木場と朱乃さん、そして部長がする事になった、俺も手伝うと申し出たが、「オーズに変身した上、必殺技を使ったあなたの体は負担がある」との事でイッセーと帰ることになった。
「じゃ、失礼しますねー」
「朱乃さん、また明日」
俺らはオカ研部室から出て、出口前で朱乃さんと軽く別れの挨拶をし、帰ろうとする。
「ええ」
イッセーが先に行き、俺も行こうとすると…
「…少しいいかしら?」
「ん?」
朱乃さんが俺を呼び止める、俺は踵を返し朱乃さんの方を向く。
「貴方はあの時堕天使を助ける事を部長に頼んだけれど…それは後悔してないかしら?」
「え?」
「だってあいつは貴方の親友を殺したのよ?…それでも許せるの?本当に」
…朱乃さんは俺を見る…確かにレイナーレはイッセーを殺し、そしてアーシアを殺しかけた、普通は許せない…けど。
「イッセーが許すんなら俺も許しますよ、その許す許さないの判断で誰かを悲しませたくなかったんです、もしあの時レイナーレを殺してたらアーシアが悲しんでいた…これが俺の答えです」
俺がそう言うと、朱乃さんは少し驚いた様子を見せ、すぐに笑顔になる。
「…そうですわね、ごめんなさい、意地悪な事言っちゃって」
「…けど一つだけ後悔している事があるんです」
「後悔?」
「…イッセーの依頼者が死んだことです、あの時もっと早く行けれたら助けられたかもしれない、それがずっと頭にあって」
そう、あの時フリードて言う悪魔祓いに悪魔に関わっただけで殺された人だ、フリードは許せない…けど、それ以上にその人を救えなかった俺も許せなかった。
「!…そうですわね、あれは貴方には衝撃的過ぎたわ、けど…それはあくまでもしもの話、最初から依頼者が悪魔祓いに襲撃されるなんて予測はできませんでしたわ、マリヒコ君が気に病む必要はありませんわ」
朱乃さんがそう諭すように俺に言う、確かに朱乃さんの言うとうりだ、けど…
「…ですね、すいません、変な事言っちゃって、じゃあ俺これで失礼しますね!」
「ええ、引き止めて申し訳ございませんでしたわ…それじゃ、また明日」
朱乃さんと挨拶した後、俺は帰宅するべく旧校舎から出ていくように歩き出した。
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【朱乃side】
…彼に少し質問した後、あの子の後悔を聞いた、堕天使自身は憎い、それは絶対に許せないほど…けどそれは彼に押し付けるわけにもいかなかった。
「…部長、そちらの方はどうですの?」
私は気を取り直すべく部室へ入る、祐斗君とリアス部長は後片付けを済ませているようだ。
「ええ、もうすぐ終わるわ…マリヒコと何の話をしていたの?」
「少し意地悪な質問…それよりあの子、一つ気にしている事がありましたわ」
私はそう言うと、部長の手伝いをする。
「…依頼者の事ね、部室でも聞こえたわ」
「マリヒコ君は随分と責任感が強いですね」
流石悪魔の聴力、祐斗君にも聞こえたようだ。
「けど仕方ないわ、流石に死体を見れば誰だってショックを受けるもの」
そう部長は言う、確かに普通に暮らしている人が死体、それもえげつない程の殺され方の遺体を見れば誰だってショックを受ける…けど。
「いえ…マリヒコ君はそこじゃなくて、依頼者を救えなかった事を気にしている様子でしたわ」
「?…それってどういう…」
「…もしかして、遺体を見た事に関してはそれ程ショックを受けてないのでは」
「…え?」
祐斗君のその言葉に驚きの顔をする部長。
「…あの子、少し気になる所がありますわね」
「そうね…けど、無理に聞くのもあれね…これからゆっくりと関わって行きましょう、それより朱乃、随分とマリヒコ君の事が気になってるわね?珍しいじゃない」
「あら、可愛い弟が出来たくらいですわよ?」
___
【マリヒコside】
夜道をイッセーと歩く俺、そんな中でゆっくりとお互い喋っていた。
「やー…今日は色々あり過ぎた、イッセーのセクハラ発言の方がまだいいわい」
「どう言う事だコラ…ま、でもよかったじゃねぇか、アーシアも救えてさ」
そう嬉しそうに言うイッセー…けど、先ほどの朱乃さんの言葉が頭に浮かぶ。
"だってあいつは貴方の親友を殺したのよ?…それでも許せるの?本当に"
…勿論許せるかどうかは分からない、悪魔に転生したとはいえイッセーは一度殺された…もし部長と出会わなかったら、イッセーと俺はあのまま死んでいただろう。
「…イッセー、あの時俺はレイナーレを救うのに賛成したけど…よかったのかな」
俺はそう愚痴らしく言うと、イッセーは俺の方を向く。
「ん…それはどう言う意味だ?」
「ほら、レイナーレ…はさ、一度イッセーを殺したじゃんか、部長が救ってくれたお陰で生きてるけどさ…そう思うと、俺の判断は正しかったのかなて」
「…確かにな、レイナーレ…夕麻ちゃんに騙されたとはいえ、一度彼女になってくれたんだよな…俺さ、その時心に決めたんだ、この子は大事にしよう、守ろうて…けど」
…最後は殺された、神器が脅威になると言うだけで騙され、イッセーは上を見上げ呟くように語る。
「俺も許せる許せないかて言うとさ、許せないかもしれない…けど、アーシアに手を差し伸べてはくれたんだ…だからさ、この感情は胸にしまおうと思うんだ」
「…そうか、変な事言ってごめん」
「ああ、だから今度紳士の集まりに来い、エロを極めろ」
俺はその言葉の後、イッセーをしばく。
「いたぁ!?てめー!!」
「お前はもう少し煩悩を抑制しろ、色々台無しだこのやろー」
さっさと走っていく、イッセーはコノヤロー!!と言いながら追いかける、がすぐに足を止め、月を見て呟く。
「…グッバイ、俺の初恋…さぁマリヒコ!!一発は一発て言葉はあるよなぁ!!??」
「お前のセクハラ発言が一発な!!」
その後俺らは追いかけっこをしながら帰った…さぁ、新たな夜明けへと進もう、俺らの明日へ。
__オカルト研究部、入部部員
兵藤一誠【兵士】
塔城小猫【戦車】
木場祐斗【騎士】
アーシア・アルジェント【僧侶】
姫島朱乃【王女】
リアス・グレモリー【王】
マリヒコ【助っ人】
一誠、『赤龍帝の籠手』を覚醒、マリヒコ、『オーズ』の封印を解く
そして今オーズが使えるメダルは…
タカ
トラ カマキリ
チーター バッタ
__第1章悪魔と非日常とメダル、完___
次回のハイスクールD×D×Oは!!
「金髪美女が転入!!??」
「イッセー!!なぜ貴様だけぇ!!」
「え、結婚!?」
「ここは『レーティングゲーム』で決着を決めるしかないな」
「さぁ、合宿よ!」
【第2章 戦闘校舎のフェニックス 結婚とレーティングゲームと灼熱のコンボ】
「これが…オーズの力か!!」