ハイスクールD×D×O〜悪魔と龍と王の物語〜   作:カノサワ

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お気に入りが70件も超えて、そして閲覧数もちらほら増えて嬉しいです…書いて行くうちに自分の腕が上がって行けたらいいなぁ…そんな思いで書いていきます!


第5話=造り物の校舎とチャイムと作戦会議=

決戦当日。

時刻は夜の11時40分…オカ研部室には部員が揃っていて、それぞれの服装でゲームに向けての準備をしていた。

アーシアはシスター服装だ、悪魔になってそれは大丈夫かどうか聞いて見たところなんと大丈夫らしい。

イッセー達は駒王学園の制服だ、ちなみに俺はというと、私服のジャージを見にまとっていた。

部長曰く「本来は制服の方が好ましいけれど、動きやすい服装ならいいわ」との事。まぁオーズに変身すれば服装は分からなくなるのもあったが…

 

俺は部室のソファに座りみんなを見回すと、木場は脛当てに傷がないかを確認しつつ装着し、壁に立てかけていた剣などを確認している。

小猫ちゃんはなんか格闘家が装備してそうな手袋。オープンフィンガーグローブと言う物を装備している。

 

朱乃さんと部長はソファに座りお茶を飲んでリラックスをしているようだ…そしてイッセーとアーシアは緊張している様子が見受けられる。俺も同じようなものだけどね…貴族同士の戦いて普通の人生なら関わる機会は無いと言ってもいいだろうし。と、時計が12時まで残り10分の時間になると部室に魔法陣が浮かび上がり、この間のメイドさん、グレイフィアさんが魔法陣から出て来る。

 

「皆さん、準備はお済みになられましたか?開始十分前です」

 

その言葉に俺とみんな立ち上がる、その様子を見たグレイフィアさんが説明を始める。

 

「準備はお済みの様ですね。ここからの魔法陣から戦闘フィールドへ転送が出来ます。マリヒコ様は人間ですが、人間でも対応ができる様に改造いたしました。そして戦闘フィールドは異空間に作られた戦闘用の場所。そこではいくら派手な事をしても構いません、使い捨てのフィールドですので思う存分どうぞ」

 

おぉ…と俺は内心凄いと思った。

もしそのレーティングゲームがこの学校の近場に行いますなんて事になって、それでみんな大暴れした結果誰かに見られるて言う事は無いらしい、思う存分力を発揮できるわけだ。

と、イッセーが何か思いつくかの様に部長に問う。

 

「そういえば部長。もう一人『僧侶』がいますよね?その人は?」

 

その問いに俺は合宿中の講座の内容を思い出す、『王』に与えられる『僧侶』の駒は二つ。言わばアーシアに一つの『僧侶』の駒を与えて悪魔に転生させた。

なら『僧侶』の駒は一つ揃ってるか朱乃さんに聞いた所もう既に他に眷属がいるそうだ。朱乃さん曰く「今は会うのが難しいですわね」との事。

 

そしてその質問に部長は答えた。

 

「残念だけど、もう一人の『僧侶』は参加できないわ。いずれ、その事について話す時が来るでしょうね」

 

そう部長はイッセーの目線を合わせずに答える…俺やアーシア以外のメンバーはその事に少し気にしている様子だ…その『僧侶』には何か問題が…?

そんな空気の中、グレイフィアさんが口を開く。

 

「今回の『レーティングゲーム』は両家の皆さまも他の場所から中継でフィールドでの戦闘をご覧になられます」

 

へぇ…て事は部長やあのライザーのご家族がこの試合を見られるて事か…変な行動を取らない様に気をつけないと。

 

「更に魔王ルシファー様も今回の一戦を拝見されておられます。それをお忘れなき様に」

 

え、ルシファー?て事は魔王様!?…この試合てもしかして凄い物じゃない?イッセーの方を見ると驚いた表情をしている。うん俺もそんな顔をしているに違いない。

 

「…そう、お兄様が直接見られるのね」

 

…ん?お兄様?今の発言を考える所、部長のお兄さんは魔王様て事?…そんな疑問を頭に浮かべているところイッセーが手を挙げて質問をする。

 

「い、今部長のお兄様が魔王て…俺の聞き間違いでしょうか?」

 

確かに。先ほど両家から観戦があると言う話があった、もしかしたら今から始まる試合で変な緊張で勘違いをしているかもしれないが、木場の答えでその間違いは正された。

 

「いや、部長のお兄様は魔王様だよ」

 

「…まぁじかぁ」

 

「ま、魔王ぉおおおおお!?部長のお兄さんて魔王なんですか!?」

 

「ええ」

 

俺の呟きの後イッセーが物凄い驚きを見せ、そしてすぐにお兄さんが魔王て言うことをすぐ肯定する部長…俺は合宿中の座学に取ったメモを取り出し確認する…うん、このメモ帳には『グレモリー』の名は無かった。あれ?

 

「二人とも、部長のファミリーネームと魔王様方のお名前が違うから混乱してるかい?」

 

「あ、うん」

 

「ま、まぁな」

 

俺とイッセーはその木場の問いにすぐ肯定する。一体何がどうなってんの?そして木場が説明を始める。

 

「先の大戦で魔王様は致命傷になられてね、既に亡くなられたんだよ。しかし魔王なくして悪魔はあり得ない。そこで_」

 

…木場の説明を纏めると、魔王の名自体は残し、強大な力を持つ者に名を受け継がせたと言う事だ。つまり四大魔王の名は既に個人名では無く称号みたいな物のようだ…

 

つまり部長のお兄さんは『グレモリー』ではなく『ルシファー』『サーゼクス・ルシファー』と言うものだ。

 

「…だから部長は家を継がないといけないのか」

 

イッセーがそう呟く。そう、もうお兄さんは『グレモリー』ではなく『ルシファー』そして『グレモリー』の名を継ぐのは部長…だが結婚自体は嫌でもあり、そして最後にはこの戦いで決着をつける事に…

 

…相当荷が重すぎる。自分の未来か家族の未来…その二つは天秤に傾けるほど容易くなく、故に自信と家族の為に今回の手段をとったという事だ。

そしてその未来を決めるのは俺たちにかかってるというわけだ…しっかり責任を果たさないと。

 

「そろそろ時間です。皆様、魔方陣の方へ」

 

そうグレイフィアさんに促され、俺らは魔方陣の方へ集結する。

 

「なお、一度あちらに移動しますと終了するまで魔方陣での転移は不可能となります」

 

つまり帰って来るときはもう勝敗がついた後という訳か。

そう思っていると魔方陣が輝きを放ち、俺らを包み込んで行く…転移が始まった様だ___

 

 

 

_______

 

 

…転移の光が消えるのがわかると俺は目を開け、辺りを見回す。

 

「…あれ」

 

が、目に映り込んだ光景は先ほどとは変わらず。オカ研の部室だった。

もしかして転移失敗?だが他のみんなを見た感じアーシアとイッセーは戸惑いを見せるものの他のみんなは落ち着いた様子だった…そう言えばグレイフィアさんがいないような…

そう思っていたら_

 

『皆様。この度グレモリー家とフェニックス家の「レーティングゲーム」において審判役を務めさせていただく事になりました、グレモリー家の使用人。グレイフィアと申します』

 

校内放送が聞こえてきた。この声はグレイフィアさんのものだった。

 

『この度のレーティングゲームの会場として、リアス・グレモリー様方の通う、駒王学園の校舎を元にしたレプリカを異空間に用意させていただきました』

 

マジで!?と俺とイッセーは部室を見回した。だが部室は造られた物とは思えないほどであり、壁の傷や俺がちょいちょい持ち込んでる本などがあった。凄いなこれ…ちなみに本は料理漫画などであった。

そして窓から外を見ると学校の外はグラウンドや体育館などはあったが、違うところと言えば学校の外や空などがオーロラに染まっているようだ…凄いなこれ。

 

『両陣営、転移された先が『本陣』でございます。リアス様の本陣は旧校舎のオカルト研究部の部室。ライザー様の本陣は新校舎の生徒会室。『兵士』の方は『昇格』する際相手の『本陣』の周囲まで赴いてください』

 

つまりこの部室。勿論旧校舎にライザーの『兵士』が侵入してしまえば『昇格』ができ、下手をすれば『女王』に『昇格』した敵が一気に襲いかかるかもしれないわけだ。

逆にイッセーが新校舎に入り『女王』にさえ昇格してしまえばこっちの物だ。『赤龍帝の籠手』と合わせれば戦況を巻き返せるかもしれないと言うわけか。

 

「全員、この通信機を耳につけてください」

 

と、俺があれこれ考えてると朱乃さんがよくSF映画で出て来そうなイヤホンマイクの通信機を渡す。これでお互い連絡を取り合うのか…失くしたり壊さないようにしないと。そう思い俺は耳に付ける。

 

『開始のお時間となりました。なおこのゲームの制限時間は、人間界の夜明けまでです。それでは、ゲームスタートです』

 

キーン、コーン、カーン、コーン…

学校のチャイムが響き渡る。これが戦いの合図だ_

 

 

____

 

 

まずは作戦タイム。木場は学校の地図を取り出し、アーシアと小猫ちゃんはソファに座っている。

そして部長もソファに座りお茶を飲んでいて、朱乃さんはそのお茶の準備をしていた…俺とイッセーとアーシアの新参者は緊張でどうすればいいかわからない。て言うかみんな落ち着いてますな!?

 

「…あれ、試合始まったんですよね…」

 

「えーと、俺てっきりこう、映画みたいな『入り乱れて超決戦!』みたいな感じなもんかと…」

 

うん、イッセーの例えは俺もそう思ってた。よーいドン!みたいな感じで行くかと思ってた。

 

「二人とも、戦いは始まったばかりなのよ?確かに戦いはそう言うイメージが強いけれど、『レーティングゲーム』の場合は短時間で終わるものじゃないのよ。勿論短期決戦のはあるけれど今回のはそうじゃないわ。チェスと同様この学園内にどう眷属を動かし、相手の裏をかくのが重要よ」

 

なるほど…部長の説明を聞いて俺らは納得する。まぁもしレーティング開始だ!ドン!みたいに一人突っ走っても結局狙い撃ちにされて迷惑をかけるだけだ。そう考えている間部長や木場、朱乃さん小猫ちゃんが作戦会議に入ってた。

 

…作戦会議が終わり、部長が指示を出す。俺ら?蚊帳の外でした。

 

「まずは小猫と祐斗、そしてマリヒコは森にトラップを仕掛けてちょうだい。トラップの位置は予備の地図に示すように、終わったらそれをコピーして全員に配るわ」

 

「あ、はいっ」

 

「はい」

 

「…了解」

 

俺に指示が降る。つい咄嗟にあっと言ってしまった…まぁそれは気にせずに謎の札や魔法陣が描かれた紙を部長に渡され、それを持ち俺らは外に出る…

 

 

___

 

トラップが仕掛け終わった後、俺らは旧校舎へ戻り、再び部長の作線を聞いた…その作戦には異論は無く、みんなは同意した。

そしてオカ眷メンバー全員は旧校舎の玄関へと出て、次の行動へと移り始めていた。

 

「貴方達二人はまず誘導を、オーズに変身するタイミングは自分の判断でお願いね。そしてイッセーと小猫は体育館。作戦通りに行くわよ」

 

部長の指示を聞きうなづく。まずイッセーと小猫は体育館へ移動し、俺と木場は指定の位置へと移動するとの事だ。

 

「アーシアは私と待機。貴女は常に私と一緒にいて頂戴。もし貴女が倒れたら大変な事になるわ」

 

「は、はい!」

 

「そして朱乃。タイミングを見計らって、お願いね」

 

「はい、部長」

 

アーシアは緊張した様子で、朱乃さんはいつも通りの笑顔で返事をする。

そして全員の確認が終わると部長は前に出る。

 

「さぁ、私の可愛い下僕達。準備はいいかしら?敵はフェニックス家の中でも有望視されているライザー・フェニックスよ。さぁ!消し飛ばしてあげましょう!」

 

『はい!!』

 

その返事と共に作戦は指導する!

 

「イッセー!下手こいて失敗すんじゃねぇぞ?」

 

「ああ!そっちこそな!」

 

そしてお互いそう言って腕を叩き合わせ、俺は木場と共に森へ、そしてイッセーと小猫ちゃんは体育館へと向かっていった。




毎度ながらタイトルを考えるのが難しいです…もし被っていたら申し訳ございません!
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