お気に入りがすっかり100を超えて自身も驚きました。これからもこの小説をよろしくお願いします!
_マリヒコside
「…ん、ぐっ」
…重い目蓋が開き、意識が少しずつハッキリしてくる。
そして頭の靄が少しずつ晴れて行くかのように、さっきまであった事を思い出す。
確かライザーと戦って、勝った後変身を解いたら急に体が重くなって…
「…ん?」
ふと、自分の頭の下にある感触を探るように頭を動かす…何か柔らかいような…
「あら、お目覚めですの?」
と、その声と共に俺の目に黒い髪の女性が映る_朱乃さんだ。
…今倒れている俺の目の前にいる朱乃さん。そして頭に柔らかい感触、その二つの意味が示すものとは_
「…!?、す、すいません!今どきま…」
膝枕。イッセー曰く『男であれば一度は体験!もしくはおっぱい枕!!』と言っていたもので、今俺はその朱乃さんの膝をお借りしている!それに少し動揺したのか、俺は急いで起き上がろうとするが、体に鉛が取り付けられたかのように重く、満足に動けない。
「ほら、無理して動いてはいけませんわよ?」
朱乃さんは俺のその様子を見て手を頭に乗せ、撫でてくる。
心地よい…心地よいけど何か恥ずかしい…て。
「そいえばここ…」
辺りを見回すとどうやら俺は横長の座席のような物に横たわっているようだ…ここって?
「ふふ、あれから私がマリヒコ君を冥界から人間界に繋ぐ列車まで運んであげましたのよ?」
マジですか、悪魔の世界て列車まであるんですか。
…ん?て事は、と俺は向こうの座席を見ると、木場と小猫ちゃんが座っているが目に入る。
それに気づいた木場はいつもの笑顔を見せてを振り、小猫ちゃんはいつもの冷静な顔で俺を見てた…て、事は…
「…朱乃さん、俺どうやってここまで運ばれたんですか?」
「ええ、私がお姫様抱っこで運びましたわ♪」
…恥ずかしい!!色々と恥ずかしい!!大の男がそんな風に運ばれるて!いやまぁ身長はそこまでないけどさぁ!
と、そんな俺を朱乃さんはゆっくりと俺を撫でて微笑んでくれる。
「ふふ…カッコよかったですわよ?ライザーと戦っている時のマリヒコ君」
「はは…お姫様抱っこされて膝枕まで見られましたけどね」
そう苦笑する俺に対して朱乃さんは微笑みかけ、ゆっくりと頭を撫でる。
…その心地よさに睡魔が襲い、再び目蓋が重く感じる。
「ふふ…寝てていいですわよ?私が運んであげますから」
「…おぶってくれる方でお願いします」
その答えに朱乃さんは何も答えず微笑む…じゃあ少し膝を借りて寝よう…
「…お休みなさい、マリヒコ君」
その優しい声を聞いた後、俺はゆっくりと眠りについた_
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「みんなに行き届いたかしら?…それじゃ、乾杯!」
『乾杯!!!』
部長の掛け声と共に俺らオカ研メンバーはそれぞれのコップで乾杯をする。
あの後眠りについた俺は一旦部室に戻り、ライザー戦の打ち上げ代わりに軽くパーティを開いた。しかも場所は部室じゃなく…
「みんな〜、料理は沢山あるから食べて言ってね〜」
そう、俺の家『ロストトラベル』で打ち上げが行われていたのだ。
おじさんに打ち上げパーティをお願いすると「お友達?いいよ〜」て軽く受け取り、パーティを開いてくれたのだ。ありがとうおじさん!
「それにしても…噂には聞いたけれど独特な内装だね」
「変な仮面が沢山あります…あむっ」
木場がうちの喫茶店の内装を見て軽く苦笑し、小猫ちゃんがどっかの民族で使われてそうな仮面などを見て料理を食べていた。
うん、これがうちの喫茶店の魅力!謎の仮面!化石が入った箱!儀式に使われてそうな怪しい像!どうしてこうなった。
「でもある意味いい味を出してるわね。ほら、この悪魔を呼ぶために使われていそうな魔方陣も素敵よ?」
「それにこの聖書、滅多に見られないものです!」
部長がそう言って壁に掛けられている魔方陣を見る。
うん、悪魔にそう言われたら否定もできやしませんね!ほんとおじさんどこから集めてるのさ。
そしてアーシア、それ本当!?どこで見つけてるのおじさん!?
「それにしても相変わらず美味いなこの料理!パスタにピザにお好み焼きに…」
「ええ、洋風、中華、和風料理が並んでいますわ」
イッセーがおじさんの料理にそう舌鼓し、朱乃さんも並べられている料理を見てそう言う。
本当に色々ある、麻婆豆腐にそばに寿司、回鍋肉も、うちは洋風だけど頼めば色々作ってくれるからね。
「それにしてもなんのパーティ?何かおめでたいことがあったの?」
「はい、私の人生に関わることです」
そのおじさんの問いに部長はそうにこやかに答える。
まぁ流石に悪魔と戦いました!て言うのは信じられないだろうしね。
「へー…それは凄いね!あ、おじさん買い物行ってくるから楽しんでてね〜」
おじさんはそう言って外に出る。うんごめんね。いきなりパーティを開くお願いをしちゃって。
「…そういやイッセー、お前左手は?」
「ん?…ああ、部長とアーシアにちょっとある事をして貰ってさ、どうにか人間の手には戻ってるぜ。まぁまた龍の手に戻るかもしれないけどよ」
俺は籠手に宿るドラゴンに差し上げたはずのイッセーの左手がいつの間にか戻っている事に気付き、そう尋ねるとそう帰ってきた。
どうにか日常生活には負担がない程度にはなっているが…
「…そのある事てなんだ?」
「いやー…それは流石に親友であるお前には教えられないなぁ」
一瞬こいつがいやらしい顔をしているのを見逃さなかった俺はそうイッセーに質問するが見事にはぐらかされた。
部長とアーシアの方を見ると何か恥ずかしそうにしていたが、これ以上は何も聞かない方がいいだろう…?
「ほら、無粋な事は聞いてはいけませんわよ?」
と、朱乃さんが俺のところに来て皿に積んである料理を手渡す。
「あ、ありがとうございます」
「ふふ…それにしても可愛かったですわよ?お姫様抱っこされているマリヒコ君に私に膝枕されているマリヒコ君も」
「な、なにぃ!!??」
と、その一言でイッセーがそう叫ぶ、ヤバイ面倒な奴に聞かれた!!
そしてもう『騎士』の昇格でも使っているかて言うほどの速さで俺に詰め寄る!
「どれ程だったマリヒコぉ!!どれくらい柔らかかったんだ!?おっぱいよりもか!?いや膝とおっぱいはそれぞれの良さがあるとしてどれ程心地よかった!?」
「落ち着け!あれは仕方なく…てどさくさ紛れて何変態発言してんだてめぇ!?」
「…最低です」
「まぁそこがイッセー君の良いところじゃないかな?」
小猫ちゃん!その通りだよね!木場!良いところ違います!!
「い、イッセーさん!よろしければ私がお膝をお貸ししましょうか!?」
「うぅ…アーシアは本当にいい子だなぁ、それにひきかえ俺の親友は生意気だなこのやろー」
アーシア、イッセーを甘やかすのはやめておいた方がいいよ!?
そしてイッセー後で絶対泣かす。
「ほらイッセー、僻みはやめなさい?私がもっといいものをくれたでしょ?」
「はっ!そうだった!」
と、部長の言葉にハッとして、何か勝ったような表情で俺を見てくる。
そして何かニヤついてくる様子で俺を見る。殴っていい?
「ふっふっふ…よく聞けマリヒコ、部長は俺の家に住む事になった!つまりアーシアと部長と同じ屋根の下てことだ!」
「…お前、いくら勝ったからと言って変な願いをするのはどうかと思うぞ」
「待て待て!部長が申し出たんだい!これから変な輩が来るかもしれないから一緒に住めば安心だって!」
その変な輩は今目の前にいる変態だと思うが。
「そう言うわけだから…膝枕だけで勝ったと思うんじゃねぇぞ?我が
「そうだな、
「はぅう…本当にイッセーさんとマリヒコさんは仲がいいですね」
「昔ながらの親友だって言うからね」
「…変な関係じゃないでしょうか」
俺とイッセーのやり取りを見てアーシア、木場、小猫ちゃんがそう言う。
小猫ちゃん!違うからね!そう言う関係じゃないからね!?
「ただいま〜…お、随分と盛り上がってるね〜」
「あ、おじさんただいま」
と、おじさんが色々と持って来て帰って来る…ん?食材以外に何かあるな?
「あ、よかったらパーティを盛り上げようと思って買ってきたんだけど、これで遊んで見る?」
と、おじさんが袋から取り出したのが…クトゥルフ神話TRPGのプレイ本だった。
「…マジ?」
「うん、安かったからね〜」
「えーと…部長さん。これいいですかね?」
「うーん…まぁこれはこれで面白いと思うわよ?」
部長は軽くいぶしげな顔をするもプレイするようだ。
「では私がGMを致しますわね?」
「…朱乃先輩のシナリオ。相当Sそうです」
え、小猫ちゃんそれ本当?て小猫ちゃんTRPGやった事あるの?
「それじゃ、余った料理は保存しておくから、ゆっくり楽しんでね〜」
「はーい…さて、これ俺生き残れるかな?」
「ご安心を、SAN値がピンチになる程度には留めてあげますわよ?」
わぁい、朱乃さんドS。
「よーし…ここで生き残って良いところ見せてやるぜ!」
「…私もそれなりに経験はしてますので」
イッセーと小猫ちゃんが気合を入れる、小猫ちゃん、TRPGをやり込んでいるでしょ!?
「それじゃあ私も参加させてもらうわ、祐斗とアーシアは?」
「僕は不慣れですので見学します」
「私も皆様が楽しむのを見守りますね」
部長も参加する様子で、二人は見学のようだ。
「それじゃ…今回のシナリオはアザトースに関するものに致しますわね」
_そして俺らはこの後見事に全滅させられ、次のシナリオでもSAN値が減りまくってお釈迦するなどして盛り上がった。
__第2章、結婚とレーティングゲームと灼熱のコンボ、完___
次回のハイスクールD×D×Oは!!
「これは…聖剣だよ」
「あれ…お前匙?」
「へぇ?貴方がイッセー君の親友?」
「私は人間を超越する!!このメダル!!王の力でな!!」
「今こそ僕の思いに応えてくれ!!」
【第3章 聖剣と復讐と緑の戦士】
「あいつは…何者!?」