…結局昨日はあの石の正体はわからず終いで今日も寝不足で、欠伸をしながら歩く俺に、とんでもない物が写り込んでいた。
「よっ!おはよう松田くんに元浜くん!!」
「な、なななな…」
「そ、その人は…!?」
イッセーが、昨日告白してきた女子高生と並んで歩いてるではないでしょうか
「イッセー…お前、何をした、何をした」
「マリヒコぉ!?お前それはないだろ!…あ、夕麻ちゃん!この三人は俺の友達なんだ!」
「そうなの…初めまして、天野夕麻と申します」
夕麻と名乗る女性が、俺らに礼儀正しくお辞儀をする…え、マジかよ、あれ幻覚や幻想じゃなかったんだ、オイオイオイ。
「さ、早く学校行きましょう!…君らも早く彼女が作れる様に祈るよ!ははは!」
「「イッセーェエエエエエエ!!!」」
哀れ、
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昼休み、俺ら四人組はいつもの通り飯を食っていた…だが松田と元浜はイッセーを睨み続けていて。
「お、おい二人共、飯が食えねぇじゃねぇか」
「裏切り者め…!!」
「オレァクサマヲムッコロス」
元浜は恨めしそうにイッセーを睨み、松田に至っては顔芸を披露していた。
「ま、まぁまぁ二人共、いつかいい出会いがあるさ」
「マリヒコォ!てめーはいいよな!金髪な上に顔つきがそれなりによくてよぉ!俺らはなぁ、ハゲとメガネだぞぉ…!!」
「言うな松田、悲しくなる」
「そ、それよりさマリヒコ、例のあれはどうだった?何かわかったか?」
ナイスイッセー、話をすり替えてくれて。
「あー…調べては見たんだけどあの石、どこの文明を調べてもわからんでさ、儀式の道具かどうかもわからないんだ」
例の横長の石はこの三人にも話していて、興味を持ち調べるのに協力してくれている、数少なきいい所だと思う。
「俺が思うに…実はとんでもないパワーを秘めたオーパーツだったりして?」
元浜がメガネをクイっと上げ、指摘する。
「はは、そりゃロマンがあっていいな…今度の休み、おじさんの知り合いの考古学の人に見せてもらうから、何かわかればいいけど」
「へぇ…楽しみだなそりゃ、と、そろそろ昼休みは終わりか…じゃ、松田君!元浜君!そしてマリヒコ君よ!文学に励みたまえ!楽しみだなー夕麻ちゃんと帰るの…」
「地獄に落ちろ」
「ぜってぇ許さねぇ」
イッセー、ぶり返さんどいてくださいよ。
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休日、俺はおじさんの知り合いの元へ向かうため駅前へ来ていた。
ここいら辺は喫茶店や、ショッピングモールなどがある場所だ、今日はその喫茶店にまで行き、知り合いに見せてもらう予定だが…
「お願いしまーす♪」
と、不意に際どい格好をした女性に、チラシを渡された。
「え、あ、どうも」
俺はそれをついとり、その内容を確認すると…
【あなたに願いを叶えます】
…胡散臭いな、そう思い俺は折りたたみポケットにしまい、喫茶店へと向かった…
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「よっ、お前が哲郎の息子さん…か」
俺が喫茶店前にまで着くと、金髪と黒髪に別れた男性が手を挙げて挨拶する。
…この人がおじさんの知り合いか、どうも胡散臭い雰囲気を感じる。
「はい、俺はマリヒコですけど…貴方がおじさんの?」
「そう、昔からの知り合いでな、まぁ見せてくれよ」
知り合いの人が見せるように言ってくる、少し怪しいけど…
「…後で返してくださいね」
俺は少し嫌そうな顔でその人に石を渡す、壊さないでくださいよ。
「…ほう、これは…」
…それをマジマジと不思議そうな目で石を見回す。
「…あの、何かわかりましたかね?」
「まぁこれはあれだな…昔のベルト…の様なものだな」
…ベルト?
「これ以上はわからん、ほれ」
そう言うと俺に石を返す、ベルト…か?
「期待できるような答えじゃなくてすまんな」
「あ、いえいえ…」
「…坊主、それが何なのかは知らねーが、価値があるものだと思うぜ…そいじゃ、またな」
…相手はそう言うとそこから歩き出し、高そうな黒い車に乗り、去っていった。
「…ベルト、かぁ」
…俺は石をしまい、喫茶店から離れるように歩いて行った。
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あの後俺は、今度使う機械の備品や、何かないかと探す様にショッピングモールなどを見回り、すっかり夕方になっていた
「うわ、そろそろ帰らないとまずいな…」
急いで足を走らせ、帰宅路へと向かう…と、不意に途中の公園に、見慣れた人物を見かける
「お?…あれはイッセーに、夕麻、ちゃん?」
二人が私服などを見る所、今日は出かけていたという所…と言うことは。
「で、デート?…随分と早いなぁ」
…出歯亀にならぬようにと、俺は身を隠し二人を見ている、既に出歯亀な気がするが
「イッセー君…お願いが…」
よく聞こえないが、夕麻ちゃんがイッセーに何かを言っている…お願い?え、まさか?早くないか?早くないか!?
「…イッセー、お前も等々報われる時が来たんだなぁ…さ、帰ろ…」
「…死んでくれない?」
「っ!!」
今聞こえた、確かに死んでくれないかと。
「イッセー!!!」
俺は叫び、イッセーらの方へ走る。
「マリヒコ!?」
「っ!!…人避けの結界は張ったはずなのに、まぁいいわ…見られたからには…」
夕麻ちゃんの服装が変貌し、ボンテージ姿となり…
「貴方も死んでもらうわ」
カラスの様な黒い翼を生やし、手に光を集め、槍にすると…
「っ…お、お前」
俺の腹部に向け、投げた。