ハイスクールD×D×O〜悪魔と龍と王の物語〜   作:カノサワ

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第2話=石とデートと黒い翼=

…結局昨日はあの石の正体はわからず終いで今日も寝不足で、欠伸をしながら歩く俺に、とんでもない物が写り込んでいた。

 

「よっ!おはよう松田くんに元浜くん!!」

 

「な、なななな…」

 

「そ、その人は…!?」

 

イッセーが、昨日告白してきた女子高生と並んで歩いてるではないでしょうか

 

「イッセー…お前、何をした、何をした」

 

「マリヒコぉ!?お前それはないだろ!…あ、夕麻ちゃん!この三人は俺の友達なんだ!」

 

「そうなの…初めまして、天野夕麻と申します」

 

夕麻と名乗る女性が、俺らに礼儀正しくお辞儀をする…え、マジかよ、あれ幻覚や幻想じゃなかったんだ、オイオイオイ。

 

「さ、早く学校行きましょう!…君らも早く彼女が作れる様に祈るよ!ははは!」

 

「「イッセーェエエエエエエ!!!」」

 

哀れ、松田(ハゲ)元浜(メガネ)は嫉妬混じりの声で叫び始める、まぁ気持ちはわからんでもない。

 

 

___

昼休み、俺ら四人組はいつもの通り飯を食っていた…だが松田と元浜はイッセーを睨み続けていて。

 

「お、おい二人共、飯が食えねぇじゃねぇか」

 

「裏切り者め…!!」

 

「オレァクサマヲムッコロス」

 

元浜は恨めしそうにイッセーを睨み、松田に至っては顔芸を披露していた。

 

「ま、まぁまぁ二人共、いつかいい出会いがあるさ」

 

「マリヒコォ!てめーはいいよな!金髪な上に顔つきがそれなりによくてよぉ!俺らはなぁ、ハゲとメガネだぞぉ…!!」

 

「言うな松田、悲しくなる」

 

「そ、それよりさマリヒコ、例のあれはどうだった?何かわかったか?」

 

ナイスイッセー、話をすり替えてくれて。

 

「あー…調べては見たんだけどあの石、どこの文明を調べてもわからんでさ、儀式の道具かどうかもわからないんだ」

 

例の横長の石はこの三人にも話していて、興味を持ち調べるのに協力してくれている、数少なきいい所だと思う。

 

「俺が思うに…実はとんでもないパワーを秘めたオーパーツだったりして?」

 

元浜がメガネをクイっと上げ、指摘する。

 

「はは、そりゃロマンがあっていいな…今度の休み、おじさんの知り合いの考古学の人に見せてもらうから、何かわかればいいけど」

 

「へぇ…楽しみだなそりゃ、と、そろそろ昼休みは終わりか…じゃ、松田君!元浜君!そしてマリヒコ君よ!文学に励みたまえ!楽しみだなー夕麻ちゃんと帰るの…」

 

「地獄に落ちろ」

 

「ぜってぇ許さねぇ」

 

イッセー、ぶり返さんどいてくださいよ。

 

___

休日、俺はおじさんの知り合いの元へ向かうため駅前へ来ていた。

 

ここいら辺は喫茶店や、ショッピングモールなどがある場所だ、今日はその喫茶店にまで行き、知り合いに見せてもらう予定だが…

 

「お願いしまーす♪」

 

と、不意に際どい格好をした女性に、チラシを渡された。

 

「え、あ、どうも」

 

俺はそれをついとり、その内容を確認すると…

 

【あなたに願いを叶えます】

 

…胡散臭いな、そう思い俺は折りたたみポケットにしまい、喫茶店へと向かった…

 

 

__

 

「よっ、お前が哲郎の息子さん…か」

 

俺が喫茶店前にまで着くと、金髪と黒髪に別れた男性が手を挙げて挨拶する。

 

…この人がおじさんの知り合いか、どうも胡散臭い雰囲気を感じる。

 

「はい、俺はマリヒコですけど…貴方がおじさんの?」

 

「そう、昔からの知り合いでな、まぁ見せてくれよ」

 

知り合いの人が見せるように言ってくる、少し怪しいけど…

 

「…後で返してくださいね」

 

俺は少し嫌そうな顔でその人に石を渡す、壊さないでくださいよ。

 

「…ほう、これは…」

 

…それをマジマジと不思議そうな目で石を見回す。

 

「…あの、何かわかりましたかね?」

 

「まぁこれはあれだな…昔のベルト…の様なものだな」

 

…ベルト?

 

「これ以上はわからん、ほれ」

 

そう言うと俺に石を返す、ベルト…か?

 

「期待できるような答えじゃなくてすまんな」

 

「あ、いえいえ…」

 

「…坊主、それが何なのかは知らねーが、価値があるものだと思うぜ…そいじゃ、またな」

 

…相手はそう言うとそこから歩き出し、高そうな黒い車に乗り、去っていった。

 

「…ベルト、かぁ」

 

…俺は石をしまい、喫茶店から離れるように歩いて行った。

 

 

__

あの後俺は、今度使う機械の備品や、何かないかと探す様にショッピングモールなどを見回り、すっかり夕方になっていた

 

「うわ、そろそろ帰らないとまずいな…」

 

急いで足を走らせ、帰宅路へと向かう…と、不意に途中の公園に、見慣れた人物を見かける

 

「お?…あれはイッセーに、夕麻、ちゃん?」

 

二人が私服などを見る所、今日は出かけていたという所…と言うことは。

 

「で、デート?…随分と早いなぁ」

 

…出歯亀にならぬようにと、俺は身を隠し二人を見ている、既に出歯亀な気がするが

 

「イッセー君…お願いが…」

 

よく聞こえないが、夕麻ちゃんがイッセーに何かを言っている…お願い?え、まさか?早くないか?早くないか!?

 

「…イッセー、お前も等々報われる時が来たんだなぁ…さ、帰ろ…」

 

 

「…死んでくれない?」

 

 

「っ!!」

 

今聞こえた、確かに死んでくれないかと。

 

「イッセー!!!」

 

俺は叫び、イッセーらの方へ走る。

 

「マリヒコ!?」

 

「っ!!…人避けの結界は張ったはずなのに、まぁいいわ…見られたからには…」

 

夕麻ちゃんの服装が変貌し、ボンテージ姿となり…

 

「貴方も死んでもらうわ」

 

カラスの様な黒い翼を生やし、手に光を集め、槍にすると…

 

「っ…お、お前」

 

俺の腹部に向け、投げた。

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