ハイスクールD×D×O〜悪魔と龍と王の物語〜   作:カノサワ

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前回のハイスクールD×D×Oは!!

一つ!あるきっかけで聖剣、エクスカリバーの復讐心を燃え上がらせた木場!そして教会側からゼノヴィアとイリナが現れ、エクスカリバー奪取へと向かう!

二つ!!ラトラーターのコアメダルを敵であるバルパー、コカビエルに奪われ、利用されて偽りのオーズに変身して襲いかかる!!

そして三つ!!!新たに覚醒した木場の神器、更にガタキリバのメダルが揃い見事、コカビエルらを撃退したのだ!!!
Count The Medals!!今オーズが使えるメダルは_

タカ ライオン クワガタ
トラ カマキリ
チーター バッタ


第四章《停止教室のヴァンパイア=吸血鬼と真実と混沌=》
第1話=ゲームと魔王と奇妙なレストラン=


エクスカリバー事件から数日。あれからどうにか落ち着いてオカ研部活動に励む俺ことマリヒコ。

今は悪友であるイッセーと共にチャリでとある場所に向かっていた。そこは高そうな高級マンション。どうもイッセーに最近連日指名してくる客が出来た、しかもその客は…

 

「よー悪魔君、それに人間君。今日も悪いな」

 

…ずっと前、まだイッセーが夕麻…基レイナーレと付き合っていた時期に俺が横長の石、今はオーズドライバーと呼ぶべきそれを見せた胡散臭い男の人だ。まさかこの人にイッセーが呼ばれた時は最初驚いたものだ。

 

しかも大体の契約内容が変なもので、イッセーにやれパンを買ってきてくれやら、一緒に釣りに行ったりといった。なんて言うか遊び相手をしてくれと言ってるような契約内容だ。俺が呼ばれたのも『仲の良い友人も連れてきてくれ』と言ったもので俺も連れてこられたものだ。

 

「二人さんよ、今日はゲームでもやらないか?昼間にレースゲーム買ったんだけどよ、相手がいなくて寂しくてな」

 

「は、はい!喜んで!」

 

イッセーはそう返事するも恐らく内心少し呆れているであろう。

だが、そんな軽い契約内容の割には報酬の支払いが良い…て言うか良すぎる。

何せ金塊や、宝石。この間は高そうな絵画まで渡してきた。俺にもチップと言わんばかりに貴重な恐竜の化石や宝石を渡すしまいだ。これには部長らも驚いていた。イッセーも評価された、と言えばそれまでだがどうも話が良すぎる。

 

「えーとマリヒコ君だっけ、あの石がまさかあんなになってるなんて驚いたよ。研磨したんだったか」

 

「あ、はい。試しに磨いたらあんなになるなんて驚きましたよ」

 

相手は例の石、オーズドライバーについて語る。一応オーズドライバーを見せてみると、少し驚いた様子を見せたがその後『大事にしろよ』と一言言われたぐらいだ。まぁあくまで研磨したと言うことにしている。

 

「よし、ゲームのセットもできた。日本てのは暇つぶしアイテムが多くて良いな。悪くないところだ、ほら、コントローラー」

 

「あ、どうも」

 

「俺、この手のゲームには強い方ですよ?」

 

俺らにゲームのコントローラーが渡された後、イッセーはそう自信満々に言う。確かアーシアとゲーセンで遊んだ時レースゲームで凄い動きしてたな。かく言う俺も軽く遊んだ程度だけど、上手く行ければ良い程度だ。

 

「へぇ、そりゃ楽しみだ。こっちは初心者だから軽く頼むぜ?」

 

そう相手が言うもイッセーは本気の目でテレビ画面を見ながらコントローラーを構えていた。

そこは接待…と言いたいが相手も相手で本気で楽しみたいであろう、俺も頑張らないと、そしてテレビ画面にレースゲームの映像が映し出され/

 

『GO!!』

 

_そして数レース経った頃、最初辺りはイッセーが一位の座を譲らない展開が続いていたが。

 

「一通り覚えたぜ。そろそろ追い抜くか」

 

そう相手が呟くなり、突如その人が動かす車の動きが変わり始める。

 

「っ!?」

 

「うおぉおぉ!?マジかよ!?」

 

俺とイッセーの車を抜かし、軽々しくゴールラインへと到達する。

 

『Win!』

 

そう大きく相手の分割画面に表示される。

 

「…覚え早いんですね」

 

「ははは、俺の勝ちだな二人とも?」

 

俺の呆気ない言葉の後にそう笑うように言う。

 

「くっそー!!マリヒコ!!こうなりゃ連携プレイだ!」

 

「おー、気合い入りまくりだねぇ?じゃあもうひとレースするか、悪魔君に人間君…いや」

 

「赤龍帝に、オーズよ?」

 

__その言葉に俺とイッセーがコントローラーを握る手が固まる。

この人は、今なんて?…その名は少なくとも普通の世間には知らされてないはず。じゃあ、この人は。

 

「…あんた、誰だ?」

 

その緊張感を含んだイッセーの言葉に対し、その人は画面を見たまま呟く。

 

「_アザゼル。堕天使どもの頭をやっている。よろしくな?赤龍帝の兵藤一誠。あ、お前のおじさん流石に俺が堕天使なのは知らないからな?オーズのマリヒコ」

 

『Win!』

 

…すっかり車の動きを止めた俺らに関わらず、その人_否、堕天使アザゼルの車はゴールラインをすり抜けた。

その瞬間、彼の背中から十二枚のも黒い翼が現れた_

 

 

_▲▼▲▼_

 

第四章《停止教室のヴァンパイア=吸血鬼と真実と混沌=》

 

第1話_ゲームと魔王と奇妙なレストラン_

 

_▲▼▲▼_

 

「冗談じゃないわ」

 

アザゼルさんと出会った日、アレから特には何もされず寧ろ、『お前のおじさんによろしくな』と古代の遺物らしき物を渡され帰された。その翌日にオカ研部室にその部長であるリアス・グレモリーが眉を吊り上げて怒っているであろう様子を見せていた。

無論それは俺らに対する怒りでなく、アザゼルさんに関してだ。

 

「確かに悪魔、天使、堕天使の三すくみのトップ会談がこの町で執り行われるとはいえ、突然堕天使の総督が私の縄張りに侵入し、営業妨害をしていたなんて…!!」

 

「…えと、その、今まで貰った報酬はどうするんですか?」

 

その俺の言葉に部長は怒りの顔から困った顔を露わにする。

 

「そこが困るのよ…道理で支払いが良すぎた訳だわ。調べてみたけど特に変なのは無さそうなのよね。会談の後に全て返却も検討ね…勿論二人が返したくない物があったら言って頂戴。どうにか交渉はしてみるわ」

 

その後俺とイッセーが座ってる席に近づき、俺らの頭を撫でながら告げる。

 

「それに、私の可愛いイッセーとマリヒコに手を出そうだなんて、万死に値するわ!二人にはそれぞれ赤龍帝の籠手に、オーズの力があるから接触してきたのね…大丈夫よ二人とも、私が貴方達を守ってあげるわ」

 

それに対しすっかりイッセーは溶けたような、否、気持ち悪い笑みを浮かべる。いやこれは少し恥ずかしい…いやそもそも俺眷属悪魔じゃ無いけど、一応部員としてここにはいるけど。恐らく部長、基リアス・グレモリーは自身の部下を大切に可愛がる人、否悪魔だ。

 

自身の部下を他人に傷つけられたり、侮辱されるのを酷く嫌う。特にイッセーを気に入ってるらしく時々イッセーを膝枕したり…否毎日してる程だ。

 

ちなみに『マリヒコ?朱乃が貴方を気に入ってるから甘えてみたらどう?』とも言ってきた時もある。なんて言うか…この間のライザーが言っていた人間を飼うとか何とかで、多分俺は…ペットみたいなものだろう、うん。

 

「…やっぱ俺達が持ってる力をアザゼルが狙っているのかな。堕天使の総督なんだろう?」

 

その不安そうなイッセーの言葉と共に、俺はふとポケットに入れてるオーズドライバーに軽く触れる。

俺のはそのまま渡せば済む話だが、イッセーの場合はそうは行かない。何せ体に宿った神器は魂と繋がっているもの。もし無理に外そうとすればそれは魂を抜かれるも同然だ。

 

「確かにアザゼルは神器に造詣が深いと聞くね。そして有能な神器所有者を集めていると聞く、けれど安心してくれ、僕がイッセー君とマリヒコ君を守る」

 

真顔で俺らを見据える木場。心強い言葉ではあるが、どうも…変な気分になる。

 

「そ、それなら何でマリヒコも呼んだんだ?オーズの力は神器じゃ無いんだろ?それにお前、確か…その、あの日に会ったんだろ?」

 

その木場に困惑しつつも、それを逸らすようにイッセーがそう言った後に、俺にそう問いかける。

…言われてみれば確かにそうだ。あの日_イッセーがレイナーレに襲われた日に俺はあの人、アザゼルさんと会っていた。無論既にその事は部長らには伝えている。

 

「よりによってずっと前から私の縄張りにいたわけよね…それに貴方のおじさまと知り合い。どうしたものかしらね…あちらの動きがわからない以上、こちらも動きづらいわ。相手は堕天使の総督、下手に接する事は出来ないわ」

 

「_アザゼルは昔から、ああ言う男だよ、リアス」

 

部長がそう考えていると、ふとこの場にいるものでは無い声がした。その瞬間俺も含む全員がその方向を向く。

_そこに紅髪の男性が微笑んでその場にいた。

 

その瞬間、俺とイッセー、そしてアーシアやゼノヴィアを除く全員が跪いた。それに対応出来なかった俺とイッセーやアーシアは少し慌てるも、真似するように跪く。

 

「お、お、お、お兄様!?」

 

部長はその人が現れた事に驚いた様子を見せる。

_サーゼクス・ルシファー、この人は例のライザー・フェニックスの騒動の際結婚式会場に乗り込んだ時に既に会った人だ。

無論ただの人物では無く、悪魔の住む冥界の魔王である…つまり凄い人だ。

 

「アザゼルは先日のコカビエルのような事はしないよ、まぁ今回みたいな悪戯はするだろうけどね。しかし、総督殿は既に日本に来ていたとは」

 

ふと、下げていた頭を少しだけ上げてみるとサーゼクスさんの背後に、例のライザー騒動事件に出会った銀髪メイドさんである、グレイフィアさんが見えた。

 

「くつろいでくれたまえ。今日はプライベートで来ている」

 

手をあげ、そうみんなに畏まらなくて良いと促してくれる。全員それに従い立ち上がった。

 

「やぁ、我が妹よ。元気していたかい?しかしこの部屋は殺風景だ。年毎の娘達が集まるにしても魔法陣だらけと言うのはどうだろうか」

 

「お、お兄様、どうしてここへ?」

 

そう部屋を見回しながら苦笑する魔王様に、怪訝そうに聞く部長。

俺は慣れてはいるが、やはりこの独特な部屋は第三者からみたら奇妙なものだろうか。そしてサーゼクスさんは一枚のプリント紙を取り出し見せる。

 

「何を言っているんだ?授業参観日が近いだろう。私も参加しようと思っていてね」

 

そう言えばもうすぐ授業参観日だ。

おじさんはすっかり張り切っていて、その日は店を休んで来ると言うほどだ。少し申し訳ない気になる。

 

「ぐ、グレイフィアね?お兄様に伝えたのは」

 

「はい、学園からの報告はグレモリー眷属のスケジュールを任されている私の元へ届きます」

 

そのグレイフィアさんの言葉に部長は嘆息する。

 

「…部長、来られたく無いのかな」

 

「どうだろ?…確か部長の親って」

 

俺の言葉にイッセーは思い出すような様子を見せる。

…何度も思い出すライザー騒動、婚約会場に乗り込んだ際に確か見たことある。あのダンディーそうな男性が確か部長の父親だったか。

 

「お兄様は魔王なのですよ?仕事をほっぽり出して来られるなんて!魔王が悪魔を特別視されてはいけませんわ!」

 

「いやいや、これは仕事でもあるんだよ、リアス。実は三すくみの会談はこの学園で執り行おうと思っていてね。会場の下見に来たんだよ」

 

その言葉に全員驚きの表情を見せる。

_ここで会談?え、嘘?まぁじかぁ…。歴史的瞬間ここに開かれる?

 

「っ…ここで?本当に?」

 

部長も驚愕の表情を見せつつそう聞き返す。

 

「あぁ、この学園はどうやら何かしらの縁があるようだ。私と妹であるお前と、伝説の赤龍帝に欲望の王オーズ、聖魔剣使い、聖剣デュランダル使い、魔王セラフォルー・レヴィアタンの妹が所属し、コカビエルと白龍皇…それに報告にあった謎の戦士の襲来。これは偶然で片付けられない事象だ。様々な力が入り混じり、うねりとなっているのだろう。私が興味あるのは兵藤一誠君に独也マリヒコ君_赤龍帝にオーズだ」

 

サーゼクスさんは俺とイッセーを見据えるように目を向ける。

ど、どうも緊張する…この人は魔王様。失礼な態度を取らないようどうも緊張が走る。

 

「貴方が魔王か、初めまして、ゼノヴィアと言う者だ」

 

その緊張感を破るよう、この部活に…否、部長の新たな眷属悪魔となった少女、ゼノヴィアが申し上げる。

 

「ごきげんよう。ゼノヴィア、私はサーゼクス・ルシファー、リアスから報告は受けているが、まさか聖剣デュランダルの使い手が我が妹の眷属悪魔となるとは…正直最初聴いた時は、耳を疑ったよ」

 

「私も悪魔になるとは思っていなかったよ。葬ってきた悪魔に転生するとは我ながら大胆な事をしたと偶に後悔している…うん、なんで私は悪魔になったんだろうな。ヤケクソ?あの時私は全てがどうでも良くなって一層の事と…けど悪魔になって良かったんだろうか?」

 

と、頭を抱え込み自問自答し始める。

確かに数日前は神に身を捧げた立場、今は神に敵対していた者の立場。幾ら神が死んでいたとはいえこれはしばらく引き摺るものだろう。

 

「ははは、妹の眷属や友は楽しい者が多くて良い。ゼノヴィア、転生したばかりで勝手がわからないかもしれないが、リアスの眷属としてグレモリーを支えて欲しい、よろしく頼むよ。それと…」

 

そう優しく告げた後、サーゼクスさんは次に俺の方を見る。

 

「君は何故か悪魔に転生出来なかったんだよね。もし原因が分かった上に悪魔に転生出来るとしたら…その時は検討してくれたまえ。まだ駒は『戦車』が残っているのだろう?」

 

そう部長に確認する様に聞くと、それを肯定するかの様に頷く。

…悪魔に転生、寿命やその他諸々があるだろうが、もし転生できるとしたら俺は…

 

_▲▼▲▼_

 

その後サーゼクスさんは、泊まる場所を探すべくその場を去ろうとしたが、イッセーの案により何とイッセーの家に泊まる事となった。

 

その案には俺も驚いたがサーゼクスさんは嫌な顔せずそれを受け入れ、泊まったという…そして俺が自分の部屋で休んでいる際、スマホのメッセージにこんなのが入ってきた。

 

【なぁマリヒコ。俺の赤龍帝の貯まった力を部長のオッパイに譲渡したらどうなるのかな?】

 

「………」

 

俺はこう返した。

 

【爆発する】

 

その後イッセーから【爆乳!?あのでっかいおっぱいが更にデッカくなるのか!!??】と来たためさっさとスマホを置いて寝た。何でこんなメッセージが来たんだ。

 

_▲▼▲▼_

 

喫茶料理店ロストトラベル。

その店はハニワやら恐竜の化石が飾っており、客からはイタリア料理を食べに来たのに何故か古代文明に詳しくなったとも言われる謎の料理屋。

 

俺はその店に住んでおり、時偶にアルバイトと称し店の手伝いをしていた。

 

「おじさーん。これお願い」

 

「はーい」

 

俺はおじさんに注文用紙を渡してすぐ様次の注文へ入るべく移動する

昼時は中々忙しい時間帯で、スタッフさんを2、3人雇っているがそれでも中々気が抜けないものだ。俺はお客さんから注文を受け取り、またそれをおじさんに伝えるという仕事をしていた。

 

ふと、カランカランと出入り口から客が入った合図を知らせる鐘の音が鳴り響く。

 

「いらっしゃいませ〜」

 

「いらっしゃい…ま…」

 

おじさんはいつも通り客に向けて挨拶するも、俺はその入ってきた客に言葉を失った。何せ…

 

「ここが君の友人が住んでいる料理店かな」

 

「は、はい」

 

魔王様。サーゼクスさんと、その背後にイッセーが入ってきたのだから。

 

「…い、いらっしゃいませ。お席は空いてる方をご自由にどうぞー」

 

その俺の言葉に、爽やかな笑顔を見せ、イッセーからは…ごめん、と言った目線を送られた。いやここ庶民的なお店!?いや内装は他と違うと言えるけど、料理の味は…美味しいけど!こう、高級レストランと差があると言うか…

 

「中々ユニークな内装だね。では失礼」

 

「は、はい。ではお冷とおしぼりお持ちしますね」

 

と、そう言いつつ席を探し、座り始める。

俺はお冷とおしぼりを持ってくるべく厨房へ入る。

…店の空気はすっかり変わり、突如現れたサーゼクスさん。そのカリスマとも言えるオーラに他の客はチラ見していた。

 

特に女性陣の客からも注目され、それをサーゼクス様が笑顔で返すと目がハートになったと言わんばかりに、すっかり固まった様子を見せた。

 

「いや〜マリヒコ君、すっごいイケメンなお客様が来たね…もしかして貴族様だったりして」

 

「ソウダネー」

 

そしてそれぞれ二つのお冷とおしぼりを用意し、運び始める。

 

「お冷とおしぼり持ってきました。ごゆっくりどうぞー」

 

…恐らく緊張で感情がこもってないであろう声と共に、二人の席に持ってきたものを置く。

 

「ありがとう。早速だけど注文いいかな?」

 

「は、はいどうぞ」

 

既にメニューに目を通したのか、そう告げるサーゼクスさん。

_さて何が来る。貴族らしくステーキ??いや安直…スープ。料理の腕はスープに現れるとも言う、そしてサーゼクスさんが告げたのは。

 

「この発掘秘宝オムライスを頼めるかな」

 

_発掘秘宝オムライス。凄いネーミングだが、その実デッカいオムライスに、デッカいミートボールがゴロゴロ入ったものだ。

しかもおじさん自信の料理であり、気合を込めて作ったもので味は良い…が、その凄いボリュームのせいか、注文する客は大食いの人程度だ。材料の消費期限が近い日はよくうちの晩御飯に出てくる。

 

「…は、はい!発掘秘宝オムライス一つ!…イッセーは」

 

「えーと…カルボナーラで」

 

「はい、ご注文繰り返します。発掘秘宝オムライス一つとカルボナーラ一つですね」

 

その注文確認は正しく、サーゼクスさんは笑顔で頷く。

 

「畏まりました。しばらくお待ちください」

 

…緊張した様子を悟られない様厨房へ戻り、おじさんに注文内容を伝える。

 

「!…よし!おじさん張り切っちゃうよ!」

 

…数分後、作り上げた二品の料理をサーゼクスさんとイッセーの元へ届ける。

 

「お待たせしましたー」

 

「…良い匂いだ。この国では料理を食べる前、言う言葉があったね。いただきます」

 

「い、いただきます」

 

そう丁寧に手を合わせて言うサーゼクスさんと、緊張した様子で同じく手を合わせるイッセー。

_頼む、口に合ってください。出来れば機嫌を損ねない程度で!

サーゼクスさんが一口それを食べると_目を見開き、俺の方を見る。

 

「…すまないが、これを作った者を呼んできてくれ」

 

「「!!??」」

 

_全てが終わった。俺とイッセーは驚愕した様子を見せたであろう。

 

俺は真っ白になった様子で、厨房へ向かい、おじさんに告げる。

 

「え!?…まさか異物混入!?ま、マリヒコ君はここで待ってて!!」

 

急いでサーゼクスさんの元へ向かうおじさん。

…確か部長はこの町を支配し、それのお兄さんが今ここにいる。

町の追放?それとも処刑??そう思いが頭に回ると_おじさんが嬉しそうな顔で戻ってきた。

 

「何かね?これ程の料理は久々だって言われて…勲章貰っちゃった!!」

 

………最悪な事態は免れたみたい。二人は食べ終えた様で、ご馳走様と言っていた。

 

_▲▼▲▼_

 

「いやはや、良い店だったよ。また来させてもらう」

 

あの後俺と少し話がしたいと言い、二人を俺の部屋に連れて行った。

 

「…何でおじさんの店に」

 

「さ、サーゼクス様がお前んとこに行きたいと言って…色々すまねぇ」

 

イッセーから事情を聞くと、どうやらおじさんの店に興味があったらしく、この町の下見でここに来たようだ。

 

「あの時緊張したよ…終わったかと思ったよ。おじさんの料理が口にあってよかったよ…」

 

「俺もだよ…この店潰れるかと」

 

まさか勲章を貰うとは思わなかった…するとサーゼクスさんが割り込む様に言う。

 

「二人で内緒話かい?私も混ざりたいものだね。いやすまないいきなり来てしまって。君達はアザゼルに会ったのだろう?」

 

その言葉に俺らは肯定する様に言う。

 

「イッセー君からは大体聞いたが、アザゼルは君達二人に興味を持っている。オーズの力は神器によるものでは無いが、近いと言って良い」

 

「…あの、結局オーズの力って何ですか?神器では無いのなら…」

 

その質問にふむ、と少し考える。

 

「そうだね…神話には聖剣、魔剣、伝説の鎧と様々な物が作られてきた。それは神が与えし物もあるし、また人の手で作られた物もある。オーズはその後者…だと思う。今私が保有しているオーメダルを調べたら、あれは錬金術に作られた物だとわかった」

 

「あ、確かこの間貰った…」

 

サーゼクスさんから貰ったライオンのメダルを思い出す。奪われたりしていた時期があった。

 

「うむ、それとは別にまだ此方には保有しているメダルがある。事が済み次第、君に渡したい」

 

「え…良いんですか?」

 

「あぁ、君達は是非とも優遇したい。君が人間だとしても、リアスの眷属同様と言っても良い。これからもよろしく頼む」

 

「こ、こちらこそ」

 

そう頭を下げるサーゼクスさん、俺も釣られてつい頭を下げてしまう。

 

「それと話は変わるが、君は女性の乳は興味あるのかい?イッセー君は興味をかなり持っていたが」

 

「…イッセー、お前何吹き込んだ」

 

「違うからね!?俺魔王様に失礼な事言ってませんよ!?」

 

あの後話を聞いたら、どうやら例の胸に譲渡するとかはサーゼクスさんが言い出した事らしい。

 

………あれ、魔王様の威厳が。




ハァ…困ったなァ。
まさか小説投稿から数日も経つなんてェ…

小説を書きたいけど…。
あのゲームが面白すぎて、全然書けなくてェ…

本当ごめんなさい!!!第四章書き始めました!!
この章は私の推しキャラが出る章ゆえ頑張って書きたいです!
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