ハイスクールD×D×O〜悪魔と龍と王の物語〜   作:カノサワ

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やっとのこと変身にまで持って行けての初戦闘です、戦闘シーン書くのは難しいですね…


第5話=歌と初戦闘とオカルト部=

「…え、な、なんだこれ!タカトラバッタ…タトバ!?」

 

ちょ!これどうなってるんだ!これってまるで特撮に出て来るヒーローのような…

 

「おい歌は気にしてる場合じゃねぇぞ!来るぞ!?」

 

「え、うぉ!?」

 

咄嗟に飛んで来る槍を振り払うように腕を振るうと…ザシュッ!!と何かを切る感覚が腕に伝わる。

 

「お、ぉおお…!?」

 

右腕にある爪が展開され、槍を斬り捨てた様だ…というか、さっきから身体中が…

 

「ちぃ!!中々やるな!!」

 

男がまた槍を展開し接近して来る、次に俺は足に力を込め…

 

「はっ!!」

 

男に向けてジャンプする、驚いた事にまるで自分の足にバネがある様な跳躍力を見せる。

 

「うぉらあああ!!」

 

「ぐぉおっ!?」

 

そしてその跳躍力を込めた脚を使った蹴りを何度も男に放つ、男は何度も槍を使った防御をするも、すぐにヒビが入り破損する、俺はその隙を見逃さず…

 

「もらったぁ!!」

 

両腕の爪を展開し、男に斬撃を放つ!

 

「ぐっ!?」

 

だが男は既のところで回避し、代わりに後ろの照明柱が切り裂かれ、ドスンと音を鳴らしながら残骸が落ちていき、俺は地面に着地する

 

「…なんだこれ、さっきから身体中に力が溢れて来る!!」

 

「ちぃっ…戦いの素人とはいえこれはマズイな…我が名はドーナシーク!!再び貴様に見えぬ事を願おう…!」

 

ドーナシークと名乗りし男はそう言い放ち、消え去った…

 

「…ま、マリヒコ、大丈夫…か?」

 

イッセーはそう俺に問いかけ近づいて来る

 

「お、おう…と言うかこれどうやって元に戻るんだ!?」

 

まさかこのままじゃねーよな…!?そう思い俺は傾けたバックルを元に戻すと…身体中に光が放たれ、元の姿に戻った

 

「…よかった、このまま、戻らんかったら…」

 

「…おい、マリヒコ?おい!?」

 

…あ、やばい、なんか疲労が…

 

…最後に見えたのは、イッセーの背後に見える魔法陣みたいな…

 

 

 

____

 

…窓に朝日が差し込む。

 

「…んぐぉ」

 

目を覚まし、俺は軽い身支度を済ませる、そういや昨日何か凄いことが…あ

 

「…そうだ俺!昨日襲われ…」

 

…ふと机を見ると、バックルとメダルが置かれていた。

 

「…これであの男…ドーナシークを追い払ったんだよな…イヤイヤ夢だろ、いい年こいて何見てんだか」

 

…俺はそう思い、朝飯を食うために下へと降り、おじさんに挨拶をする。

 

「おはよーおじさん」

 

「お、おはよう」

 

「あら、おはようございます」

 

いつもの聴きなれた声と、聴きなれない女性の声…てえ?

 

「え、貴女は!?」

 

俺の目に飛び込んできたのは…学園の者なら知らぬ者はいないお姉さま、姫島先輩だった。

 

「ふふっ」

 

「いやーマリヒコがこんな美人さんと知り合いだったなんて…おじさん驚いたよ〜」

 

「は、はは…」

 

苦笑しながらも俺は机に座り、いただきますと軽く言ってご飯を食べ始める、先輩もうちのご飯を食べている様だ。

 

「美味しいですわね、マリヒコ君のおじさんのお料理」

 

「あはは、おじさん喫茶店の店長だからね〜、いつでもご馳走するよ!」

 

…すっかり仲良くなっている

 

 

____

 

朝食を終え、姫島先輩と学校へ行くと、校門近くの学生がざわついている…まぁ理由はわかる。

 

「い、一誠がリアス様と一緒に登校!?」

 

「マリヒコも朱乃様と一緒に登校してるぞ!!」

 

「リアス様が穢れますわ…」

 

「マリヒコ爆発しろ!!」

 

一部罵声などが聞こえて来るも、俺は気にせず歩く…うん気にしない。

 

「それでは、私はこれで…後で部長の使いの者が来るから待っててね」

 

先輩はそう言うと自分のクラスへと歩いて行った…て言うかさっきの学生の話を聞く限り、イッセーも…そう思い俺はイッセーを探し始める

 

「おーい、イッセーどこに…」

 

「イッセー貴様ぁああああ!!どんな手を使った!!」

 

「吐け!ナズェダァ!!」

 

「いでぇええええ!!??」

 

…松田と元浜がお互いタッグを組んでイッセーに組み技をかましていた、名を付けるなら『非モテの怒り』だろう。

 

「あ!!マリヒコ!!松田!!イッセーは俺に任せたぁ!」

 

「おう!!貴様もなぜ姫島先輩様と登校できたぁ!!」

 

「え、ちょ、ギャアアアアア!!??」

 

俺も同様に『非モテの怒り(松田単体)』を喰らう

 

「松田!!元浜!!」

 

イッセー!頼む!!説得を…

 

「…お前ら、生乳は見たことあるか?」

 

 

「「……どう言うことだぁああああ!!」」

 

ナニイテンダイッセー

 

___

 

放課後、どうやらイッセーもリアス先輩から使いが来ると言われ、俺らはそれを待っていた。

 

「…イッセー、昨日のあれ」

 

「夢…じゃないよなぁ」

 

…と、ガラッとドアが開き、誰かが入って来る

 

「!…キャー!!木場様よ!!」

 

「木場様!!こんなご汚い所ですけど…どうぞ!」

 

女子が急に声を上げる…木場って確か、そう思うと金髪のイケメンが俺らに近づいて来る。

 

「やぁ、君らかな?マリヒコ君に一誠君は」

 

「あ、はいっ」

 

「…おう」

 

イッセーが軽く嫌そうな顔で木場を見る…まぁこいつイケメン嫌いだしな

 

「僕はリアス・グレモリー先輩の使いで来た木場祐斗、来てくれるかい?」

 

使いてのは木場の事か…俺らは席を立ち木場について行く。

 

「木場様が一誠に用事!?」

 

「木場様が穢れる…マリヒコ君ならまだしも…」

 

「3P?3P!?」

 

「どっちが左!?」

 

…聞こえない聞こえない。

 

____

 

…どうやら旧校舎にリアス先輩達はいる様だ、俺らは旧校舎に入り、リアス先輩達がいる部室の前にまで案内される。

 

「部長、連れてきました…さ、入って」

 

木場がそう言うとドアを開ける…俺らは部室に入り、軽く見回す

 

「失礼しまーす…こりゃなんとも」

 

「おぉー…」

 

旧校舎の中と言う割には中々綺麗だが、薄暗く魔法陣?みたいなものが刻まれている…少し怖い。

 

「…おろ」

 

「…」

 

…静かに羊羹を食べてる銀髪の女の子を見かける、確かあの子は。

 

「彼女は塔城小猫、このオカルト研究部の部員の一人なんだ」

 

木場はそう紹介して来る、俺は軽く会釈をすると、小猫ちゃんは「んっ」と返す、クール系かな?

 

「…マリヒコ、とんでも無いことが起きてるぞ」

 

「!…どうした」

 

「…シャワーだ、あそこにシャワーを浴びている女性が!!」

 

軽くバシィ、とイッセーをしばく

 

「いだぁ!?何をするだぁー!!」

 

「…変態」

 

小猫ちゃんがジト目でイッセーを見て来る、まぁそらそうだ。

 

「ごめんなさいね、朝から着替えて無かったから」

 

向こうのシャワー室から制服を着替えた紅い髪の女性…リアス先輩が出て来る、姫島先輩も見える、イッセーは鼻を伸ばしてる、おい。

 

「ふふ、さっきぶりねマリヒコ君…それに、貴方が2年生だったのは少し驚きましたわ」

 

あーうん、俺身長低いからねギギギ。

 

「二人共こんばんは…私はリアス・グレモリー、このオカルト研究部の部長よ、貴方達を歓迎するわ…そう」

 

「悪魔としてね」




この後オーズのOPを流して見たいこの頃。
そしてやっとオカルト研究部と接触ができました!これからどんな青春を送るかの様に書いていきたいです、下手な文ですけどよろしくお願いします!

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