ハイスクールD×D×O〜悪魔と龍と王の物語〜   作:カノサワ

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第6話=悪魔と神器と古代の王=

…リアス先輩からの衝撃のカミングアウトの後、俺とイッセーはソファに座り、朱乃さんが入れてくれたお茶を飲んで話を聞いていた。

 

「おー…紅茶はあまり飲んだことないけど、いい味ですねこりゃ」

 

「うふふ、ありがとうね」

 

「姫島先輩のお茶…最高です!」

 

イッセーも軽くオーバーリアクション気味で感想を述べていた、まぁ確かに美味いけどさ。

 

「さて、貴方達は昨日黒い翼の男と出会ったでしょ?その後マリヒコ君…が撃退した様だけど」

 

「あ、はい…俺もあれが何なのかよくわからんで」

 

リアス先輩の質問で俺は曖昧気味に答える…あのタトバ?とやらの力であいつを撃退出来たのはいい事だけど、あれがなんなのか…そう思っているとリアス先輩は話を続ける

 

「あれは堕天使、神に仕える天使が邪な考えを持ち堕落した者よ」

 

「だ、堕天使すか…」

 

「ええ、言わば悪魔の敵、私達悪魔と堕天使は太古から争い、冥界…言わば貴方達で言う地獄の派遣を巡ってね、そして天使は悪魔と堕天使を敵視している、つまり悪魔、天使、堕天使の三すくみがあるって訳」

 

「あ、あのー…堕天使とか悪魔て…俺ら高校生にいきなりそう言われましても…オカルト研究部てそう言う事ですか?なぁマリヒコ?」

 

「うむ、右に同じく」

 

「天野夕麻」

 

その名を出した途端、イッセーの顔つきが強張る…まぁ殺されかけた関係だしな、俺もだけど…

 

「イッセー、貴方は天野夕麻とデートしたよのね?その後…」

 

「…あの、そう言う話はちょっと、いくらオカルト研究部だからと言ってそれは…」

 

…確かに気持ちはわかる、初めての彼女に殺された事をズガズガと言われては心にくるものがある。

 

「…ごめんなさい、でもねイッセー、彼女は存在してたわ、間違いなくね」

 

そう相手が言うと、1枚の写真を取り出す…夕麻ちゃんとイッセーが並んで登校する姿だ。

 

「!…これって」

 

「いつの間に…」

 

イッセーの反応の後に俺が続いて言う…これは一体

 

「彼女はある目的の為に偽の名を使い、貴方に近づいた、そして目的を果たした後周囲の記憶、そして痕跡、つまり天野夕麻という存在を消した」

 

「目的?」

 

「ええ…イッセー、貴方を殺す事よ、そしてマリヒコ君は巻き添えね」

 

「はいっ!?」

 

「な、なんで俺が!?と言うかマリヒコが巻き添えて!?」

 

動揺を隠せずに俺らは声を荒げる、その答えに納得がいかぬ様にとイッセーは問いかける。

 

「落ち着きなさい、理由はイッセーの中にある神器(セイクリッドギア)が危険だと判断された、貴方はそれの所有者…マリヒコ君の場合は衝撃的な出来事ほど記憶を消す術をかけるのが難しく、仕方なく…ね」

 

「え、えーと…なんですか?そのセイ?なんとかってのは…」

 

「と言うか俺、生きてますけど!?イッセーも!!」

 

「その理由は後で説明するとして…お願い」

 

「僕が説明するね、神器(セイクリッドギア)て言うのは特定の人間に宿る規則外の事だよ、歴史上の偉人、そして神話に出てくる英雄が持っている事が多い、そしてテレビに映るプロのスポーツ選手、つまり世界に活躍する人が持っている事もあるんだ」

 

え、て事はそのセイクリッドギア?とやらをイッセーが持ってたおかげで殺されたて訳か…

 

「イッセー、貴方の神器(セイクリッドギア)を確認したいから右手を上げてくれるかしら?」

 

「え、こうですか?」

 

俺が考えているうちにイッセーはリアスさんに誘導され何かを始める様だ…

 

「目を閉じて、貴方が一番強いと言うものをイメージするの…」

 

「一番強い…て事は、ドラグ・ソボールの空孫悟…かな」

 

え、そう言うのでいいの?確かドラグ・ソボールて少年誌にあった漫画だよな、俺はMr.セトが無敗だって言う伝説しか知らないわ。

 

「その人物が一番強い姿を思い浮かべて。半端な気持ちじゃ駄目よ?本気でやるのよ」

 

イッセーがその言葉を聞き、目をつぶり両手を構え、あるポーズを取る…それって。

 

「ドラゴン波!!」

 

…おぉい、いいのか、いいのか、そう思うとイッセーの左手が赤く輝き、赤い籠手が展開される、いやいいのか!!??

 

「な、なんじゃこりゃあああ!!」

 

「…おーう」

 

「…あら、それって龍の手(トゥワイス・クリティカル)?」

 

「こ、これが堕天使に危険だと判断された神器(セイクリッドギア)…!!」

 

「…一誠君、その龍の手(トゥワイス・クリティカル)は有り触れた神器(セイクリッドギア)なんだ、残念だけど」

 

木場がそうイッセーに遠慮がちに告げる、イッセー…

 

「…マジ?」

 

「そ、それよりなんで俺らが生きてるか教えてもらいたいんですけど!」

 

流石にこれ以上イッセーの精神に負担をかけまいと思い、話題をすりかえる

 

「そうね…私がイッセーに説明するから、朱乃はマリヒコ君をお願い」

 

「はい部長、さ、こちらに来てください」

 

「あ、はい」

 

 

__

 

「では改めまして…イッセー君は後で説明するとして、貴方の場合は…」

 

「…」

 

「…不明、ですわ」

 

不明…?

 

「ええ、貴方にも神器(セイクリッドギア)…みたいな物が宿っていて、それに魔力を注ぎ込んだら自然治療が早まったのですよ」

 

「お、俺にも?これですか?」

 

俺はバックルとメダルを姫島先輩に見せる、あれ?でも…

 

「…神器(セイクリッドギア)と言うのは体に宿るもの、それは神器(セイクリッドギア)に近いものですね、そしてメダル、それはオーメダルと呼ばれるものでして、動物は虫の力が込められていて何枚か見つかっていますけれど…まだ未知数の力が込められていますから私達悪魔が何枚か保管をしていますけれど…」

 

「…あれ、それじゃ赤いこれ、先輩に渡したけれど?」

 

「ええ、貴方はあの時、堕天使に殺されかけた時に貴方の腰にかけられているベルトを見て、貴方に預け、手放さない様に暗示をかけましたのよ」

 

…なるほど、道理で手放すわけにはいかまいと思っていた訳だ、凄い。

 

「さ、ここからが本題よ、貴方の力、それは間違いなく『オーズ』古代にこの世界を支配しかけた王」

 

「世界を!?…ず、随分と大きく出ましたね」

 

「ええ、昔先ほど部長が仰った三すくみには大きな戦争があり、それに横入りをかけたものがいました…人間の身でありながら大きな力を得た王、それがオーズ…王は錬金術師に野生の力を持つ道具を作る様に命じ、その力がオーメダル」

 

…野生の力、昨日のあの跳躍力はバッタ、鉄をも容易く切り倒す爪はトラて訳か

 

「オーメダルは先ほど仰った様に最近見つかっては来ていますが、王の伝説にある様に世界を支配しかけた力と伝えられていますから、危険視はされていてすぐに回収する様に伝えられていますのよ」

 

「え、それじゃ俺が持っておくのはマズイんじゃ…」

 

「ええ、ですので貴方に契約を交わしますわ」

 

…そう言うと朱乃さんがポケットの中から紙を取り出す、それって…確かあの日に貰った『貴方の願いを叶えます』て書かれた

 

「貴方がその力を持つ代わりに、私達悪魔と協力をするて言う契約を、ですわ」

 

…みんなが同時に立つと、コウモリの様な翼を生やす、なぜかイッセーにも生えていた。

 

「…えぇえええ!!??」

 

「イッセー!!!??」

 

俺らに叫ぶが旧校舎に響き渡る、イッセーもどうやら驚きを隠せない様だ…




オーズ自体の設定が少し無理矢理感がありますが、本当にすいません、言葉回しも難しいです。
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