咲き誇る花達に幸福を   作:d.c.2隊長

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お待たせしました(´ω`)

fgoにて無事イベント完走。アルトリアオルタも呼符で来てくれたので早速最終再臨霊衣解放。ショートパンツって……いいよね←

メダロットはアークビートル爆死。いいんだ、私の狙いはブラックビートルだから……ドカバトでは新ゴジータ当たりましたがベジット当たらず。まだまだ狙います。

ゆゆゆいは六花しずくがチケットで来てくれました。本気で嬉しい。天華百剣もテツ来てくれましたし、全体的に幸運です。だからこそ、キラキラのアーチャーは当たらないだろうなぁ……(哀

毎回ガチャやアプリの報告場になってる気がしないでもない前書き。でも私は止めない(鉄の意思と鋼の強さ

さて、今回かなり長くなってしまいましたが殆んど進みません。説明、ほのぼの、うぇーい(?)となっています。


花結いのきらめき ― 4 ―

 「……ふ……あ……~っ……?」

 

 朝、スマホのアラームと共に目が覚めた。時間を確認してみれば5時半となっており、いつも通りの時間に起きられたと思い……部屋を見て首を傾げる。

 

 (はて……自分の部屋はこんな洋装だったかな……ああ、そうだった)

 

 自分の部屋、というか雨野の家は純和風の屋敷で当然自室も和装だ。なのに、目の前に広がる光景は洋装……マンションのシンプルなワンルームと言ったらいいか。なぜこんな場所にと思うが、ここは自分達が居た場所ではなく神樹様の中の不思議な世界、その寄宿舎の一室だったと思い出す。

 

 ひとまず洗面所に行って顔を洗ってすっきりとし、歯を磨きながら改めて部屋を見回す。本当にシンプルな部屋だ。1人暮らしをするなら問題ない程度の広さで冷蔵庫やテレビ、エアコンなんかの一家に1台はあるだろう家電も揃っている。少し狭いが風呂も、トイレもキッチンも当然ある。寄宿舎、というか本当にマンションの一室と言った具合だ。必要な家具も大方揃っているが、逆に言えば趣味が反映されるようなモノはない。

 

 (まだ少し、馴れないねぇ)

 

 自分達が召喚されてからまだ2日。召喚されたその日に大赦から日用品が部屋に運び込まれ、自分達は姉さん達と一緒に衣類を買いに行くことになった。召喚された自分達は端末を除けば着の身着のままだったのだからそれも当然だろう。

 

 住むことになったこの部屋に案内されてから衣類を備え付けられていたタンスへと放り込んだ後は何故か自分の部屋に集まってわいわいと騒いだ。姉さん達が帰った後もしばらくのこちゃん達3人はこの部屋で自分と共に居てくれた。両親のことでショックを受けていた自分を気遣ってのことだというのはわかっていたから、その優しさは嬉しい。ただ、のこちゃんが一泊しようとしたからそれは許さなかったけれど。

 

 口の中を濯いでから買って寝間着にしている着物を脱ぎ、動きやすい服装へと着替えた後にタオルとスポーツドリンクを手に玄関手前で靴を履いて部屋から出る。長く広い廊下には幾つもの扉があり、自分の部屋は2階の最奥。隣の部屋にはのこちゃんが、正面には須美ちゃんが、そして斜め向かいには銀ちゃんが居る。他の部屋はまだ空いているが、これからひなたさんの時代の勇者達がやってくれば自ずと埋まるだろう。

 

 寄宿舎は大きく、2階建て。個人部屋は全て2階にあり、左右に14部屋ずつ。片側7部屋を区切りにして中央に階段があり、1階には皆で集まって食べられるようにか共用の食堂がある。自室で食べるか食堂で食べるか選べるのは有難い。他の共用スペースには持ち出し可能なゲーム機やらボードゲームやらがある遊戯室、大浴場なんかもあるが、男女共用なので大浴場を自分が使うことはないだろう。

 

 (寄宿舎……ねぇ?)

 

 自分が知る寄宿舎からは随分と離れた大きさと設備の整い具合に首を傾げたくなる。大赦が用意したのだから当然というべきか家賃を払う必要はない。むしろここで暮らすことになった他の時代から来る勇者達には生活費が渡される。至れり尽くせりとはこの事かと思うが、炊事掃除洗濯は全部自分達でやらなければならない。自分とて全く出来ないという訳ではないが……。

 

 (……さて、そろそろ始めるか)

 

 寄宿舎に関する考察を止め、寄宿舎の外……庭へと出た自分は日課である鍛練を始める。雨野の家で使っていた巻き藁なんかはないのでやるのは準備運動に走り込み、演武、その他。不思議な世界にやってきたとは言っても、結局自分達のお役目とは敵と戦うことだ、1日足りとも疎かにはしたくない。それに、ずっとやってきたからしておかないと落ち着かない。

 

 ……ここは自分達から見て2年後の世界だと言う。のこちゃん達や久々に再会した家族も成長しているので何とも不思議な気分になる。しかし、ああして未来があるということは……少なくとも、自分達はお役目を全う出来たんだろう。両親のことや犠牲者のことに思うところはあるが、皆が無事であることは嬉しく思う。

 

 「……ふぅ……んぐ……ぷはぁ。っくしゅ!」

 

 しばらくして鍛練を終えたので一息吐き、タオルで汗を吹きつつスポーツドリンクを飲んで蓋を閉めた後に寒さからかくしゃみを1つ。未来に来たことでこの世界での衣食住が必要になった自分達だが、それとは別の問題があった。それが、この寒さだ。

 

 今は11月らしいが、自分達の時間軸ではもうすぐ夏と言った具合だった。虫も鳴き始め、陽射しも強くなってきた頃に今回のことだ。部室に居た頃はそうでもなかったものの、外に出れば4人同時に“寒っ!?”と叫んでしまった。姉さん達の制服が冬服だったのだから当然と言えば当然だったんだが……そこまで気が回らなかった辺り、やっぱり自分も混乱していたんだろうねぇ。

 

 (さて……今日の朝食はどうしようか)

 

 自室へと戻る道すがらそんなことを考える。食堂に備え付けられている大きな冷蔵庫には予め食材が入っていた。一昨日は買いに行った先で皆で外食、昨日の夕飯は中の食材を使って須美ちゃんと銀ちゃんの主導で4人で鍋をしたんだけど……すき焼き。〆は勿論うどん……流石に朝から鍋とはいかない。パンか、ご飯か。雨野の家では和食ばかりだからパンに惹かれる。だが毎回和食だからこそ和食から1日を始めたい気もする。

 

 「あ……新士君」

 

 「うん? ああ、おはよう須美ちゃん。早いねぇ」

 

 「おはよう、新士君。貴方には負けるわ。外で鍛練を?」

 

 「日課だからねぇ。須美ちゃんは……朝風呂かい?」

 

 「私は水行をしていたの。寄宿舎の回りには流石に井戸は無かったし、部屋のお風呂でするのもちょっと違うから大浴場の冷水を使わせてもらっているのよ」

 

 「なるほどねぇ……風邪、引かないようにね?」

 

 「ふふ、ありがとう」

 

 そんな事を考えていると、大浴場から出てきた、以前の合宿でも見た着物姿の須美ちゃんたばったり会った。自分もそうだが、彼女も中々に早起きだねぇ。そう思いつつ挨拶を交わし、質問に答える。逆に聞いてみるとそんな事が返ってきたんだが……水行。桶に水を貯めて頭から被るあれだろうか。

 

 「そうだ。新士君、朝御飯はまだ?」

 

 「うん? まだだよ。これから部屋に戻って汗を流してから、食堂の冷蔵庫から何か拝借するつもりだったから」

 

 「私も着替えた後に作って食べるつもりだったの。もし良かったら、一緒に食べない?」

 

 「ああ、須美ちゃんが良いならいいよ。1人で食べるのも寂しいしねぇ」

 

 「良かった。新士君は朝御飯は何食べるの?」

 

 「そうだねぇ……料理は得意でもないし、パンでも……」

 

 2人で部屋に戻りながらそんな会話をする。生憎と自室の冷蔵庫には今はスポーツドリンクくらいしか入っていない。なので必然食堂の食材を使う訳だが……須美ちゃん達のように料理がそれほど出来る訳でもなし、鍛練で疲れた体で自分の為に手間かけてまでご飯を食べようとも思わない。なのでパンでも焼いて簡単で済ませよう……なんて思いながら言ったのが、ある意味で間違いであり、正解だったのかも知れない。

 

 「パン……洋食……? それはいけないわ新士君。日本国民たるもの、やっぱり朝からご飯、つまりは和食を食べないと」

 

 「須美ちゃんは相変わらずだねぇ……まあ自分も和食の方が良いけれど、あんまり料理は……」

 

 「なら、私が作ってあげるわ。両親にも作ってあげていたし、自分の分を作る量を増やせばそう手間でもないから」

 

 「それは……良いのかい? 自分としては嬉しいけれども」

 

 「ええ、勿論。そうだわ、この際そのっちと銀も起こして皆で食べましょう! 一緒に作っちゃうから」

 

 「皆で、か……いいねぇ、賑やかな朝食になりそうだ。それじゃあ先に2人を起こしに行こうか。自分は部屋には入れないけれど」

 

 「男の子だものね……そのっちなら喜びそう……流石に恥ずかしがるかしら?」

 

 「さあねぇ……悪いけど任せるよ須美ちゃん。部屋のノックと、食器の用意くらいはするからさ」

 

 「ええ、お願いね、新士君」

 

 そんなやり取りがあり、端末の時間を見てみると7時前。起きるには遅すぎず早すぎずと言った具合だろう。話が決まったので早速と2人を起こしに行く。銀ちゃんはノックすると少し眠そうではあるが直ぐに返事が返ってきたが、のこちゃんは案の定と言うべきか返事が無かった。須美ちゃんが電話をすると長いコールの後にようやく出たが、端末越しに眠そうな声が聞こえた。

 

 それも須美ちゃんが“皆で朝御飯を食べるけどそのっちはいらないの?”と聞くまでのこと。聞いた瞬間部屋の中が騒がしくなったので跳ね起きたのが想像出来た。2人で顔を見合わせてくすくすと笑いながら、自分達もそれぞれのやることをやって食堂へと向かった。

 

 「はい、出来たわ」

 

 「これが2人の分だよ」

 

 「わ~、美味しそう~♪」

 

 「おお、これぞ日本の朝食と言わんばかりの純和風……流石須美だな」

 

 「それじゃあ、手を合わせて……」

 

 「「「「いただきます!」」」」

 

 そうして少し経ち、制服へと着替えた自分達。須美ちゃんが作ってくれた朝食をお盆に乗せ、4人で座れるテーブルの上に自分が4つ運ぶ。お盆の上には味噌汁に焼き魚、漬物、卵焼き、そして白いご飯。のこちゃんが言うように美味しそうだ。

 

 運んだ後に席に着く。別に話し合った訳でもないんだが、いつも決まったように自分の隣にのこちゃん、正面に須美ちゃん、斜め向かいに銀ちゃんとなる。今回もその位置になりつつ、皆で手と声を揃えていただきます。生憎と食レポ等は出来ないが、どれもこれも美味しい。作ってくれた須美ちゃんには感謝だねぇ。

 

 「美味しいよわっしー!」

 

 「ホントに美味いなー。流石須美……卵焼きも綺麗だし」

 

 「うん、美味しい。こんなに美味しい朝食を作ってくれてありがとねぇ、須美ちゃん」

 

 「ふふ、どういたしまして」

 

 朝食も美味しいが、こうして誰かと食べるのもやはり良いものだ。雨野の家ではあまり世間話なんかはしないし、時間が合わず1人で食べることも多かった。元の家では大体姉さんが騒がしかったが……まぁ楽しく食事をしていた。姉さんだけでなく樹も……父さんと母さんだって笑っていて。

 

 前世の記憶なんてモノを持って産まれた自分に“産まれてきてくれてありがとう”と言葉を掛けてくれたことを覚えている。子供らしくない自分に普通の子供のように接してくれて、自分が養子に出るとなれば伝えに来た相手に憤ってくれたし、家を出る時には泣いてくれた。そんな2人がもう……居ない。

 

 「……アマっち? 大丈夫?」

 

 「うん? どうしてだい?」

 

 「新士君、辛そうな顔してるから……」

 

 「……そんなに?」

 

 「うん、あたしにも分かるくらい」

 

 不意にのこちゃんからそんな事を言われ、須美ちゃんと銀ちゃんからも言われてしまった。まさか顔に出ていたとは……思った以上に、自分はダメージを受けているらしい。ここでそんな事はないと言うのは簡単だし、言えば彼女達は不承不承でも頷いてくれるだろう。

 

 だが……彼女達にも自分の両親が既に居ないことは知られている。それに、こんな心配そうな顔をさせ続ける訳にもいかない。

 

 「……養子に出る前に家族でこうしてご飯を食べていたことを思い出してねぇ……ちょっと、しんみりとしちゃったんだよ」

 

 「アマっち……」

 

 「……楽しいご飯の時にする顔でも話でも無かったねぇ。ごめんね」

 

 「ううん……そんな事ないわ」

 

 「……よし! なら毎回皆で一緒に食べよう! 今度はあたしが作るからさ」

 

 「お~、ミノさんナイスアイディアだよ~。皆で一緒にご飯、楽しいもんね? アマっち。毎回楽しいなら……きっと、しんみりしちゃうこともなくなるよ~」

 

 「……そうね、そうしましょうか。そうすればそのまま皆で一緒に学校にも行けるし、2人が遅刻したり寝坊したりすることも無くなるでしょう」

 

 「須美さんや、その2人とは誰のことを指し示しているんでございましょう?」

 

 「……ふふ、そうだねぇ。皆で一緒に食べて、皆で一緒に学校に行こうか」

 

 気を使わせてしまったか。いや、これは彼女達が持つ優しさだろう。1人で勝手に沈んでしまった自分を、これ以上沈ませないようにと……その声で、その優しさで引き止め、引き上げてくれる。精神的に大人である自分が、中学生にも満たない子供達に助けられた。

 

 情けないとは思う。それ以上に……嬉しく思う。きっと中学生となった自分も、こうして彼女達に、友奈さんと夏凜さん、姉さんと樹に救われたのだろう。仲間に、友人に、家族に。自分はこんなにも恵まれている。これ程幸福な事はない。

 

 「須美ちゃんと銀ちゃんにばかり作って貰うわけにもいかないし、自分も料理の練習でもしようかねぇ。大雑把に切って炒めるくらいしか出来ないから」

 

 「えっ、アマっちも料理出来るの!? う~、料理出来ないのわたしだけ……そうだ! わっしー、ミノさん、料理教えて!」

 

 「じゃあ自分も教え貰おうかな。いいかい? 2人共」

 

 「ええ、勿論。だけど、和食の道は険しいわよ?」

 

 「和食以外も教えてやれよ……あたしもいいよ。この銀様がビシバシ鍛えてあげよう」

 

 こんなにも楽しい朝食は本当に久しぶりだと改めて思いつつ、会話しながら食べ進める。今後、この世界に居る間は自分達はこうして楽しく食事をして、たまに一緒に料理を作ったりして朝から共に居ることになる。そしてその人数は次第に増えていき、最初は4人だったこの食堂も大人数で賑わっていくことを……この時の自分達はまだ知らない。

 

 

 

 

 

 

 それは、小学生の4人が召喚されてからしばらく経った日の事。4人が召喚された時と同じように神奈とひなたに部室に来るように言われた勇者達。いざ集まった全員の目に映ったのは、妙にテンションの高いひなたとそんな彼女を見て苦笑いしている神奈の姿だった。

 

 「皆さんの活躍の~♪ お陰で~♪ 新しい援軍の勇者達を呼べるんです~♪」

 

 「物凄く上機嫌ですね、ひなたさん」

 

 「本当にねぇ……ひょっとして、新しい援軍とはひなたさんの?」

 

 「そう!! 流石新士君鋭い!! 今回は西暦時代の勇者達が来るんです!!」

 

 「朝に神託があった時からこの調子で……」

 

 「あ、あはは……お疲れ様です、神奈さん。でも、ひなたさんの仲間達なんですね。ドキドキ……な、何人来るんですか?」

 

 「5人ですよ樹ちゃん。より賑やかになりますね。その中には、園子さんのご先祖様もいます」

 

 「のこちゃん達のご先祖様か……きっと2人みたいな、ふんわりした雰囲気の人なんだろうねぇ」

 

 「「えへへ~、それほどでも~♪」」

 

 「ふんわりしてるか? アレ」

 

 「いやー、ふんわりというか……不思議?」

 

 ひなたの口から援軍の事を聞き、彼女のハイテンションの理由と神奈の苦笑いの理由を悟り、同じように苦笑いを浮かべる勇者達。しかしその意識は直ぐにもうすぐやってくるであろう西暦の勇者達に向けられる。

 

 西暦。それはバーテックスが人類を襲ってきた時代であり、始まりの勇者が生まれ戦ってきた時代である。神世紀の勇者達からしてみれば先輩も大先輩だ。特に歴史や日本が好きな美森、須美は会うのが非常に楽しみだろう。何せ自分達から見て300年も前の時代の人間なのだ、当時を知る存在としては生き字引と言っても過言ではない。

 

 そうでなくとも、単純に5人の勇者の追加は戦力面で見ても大きい。2人の園子が楓の言葉に照れたように笑い、銀達が首を傾げながら確認し合う傍らで須美はそう考えて口にし、園子(小)は園子(小)で未来の自分だけでなくご先祖様にまで会えることに喜色を示す。

 

 「これで勇者の数が20人近くに! 風先輩。勇者部、大きくなりましたね!」

 

 「全くねぇ……アタシゃそろそろ引退かしら? 後は若い物に任せて、のんびり縁側ライフを……」

 

 「樹、姉さんは縁側のある家に引っ越すんだってさ。これからは2人きりだねぇ」

 

 「お姉ちゃん……私達、頑張って暮らすからね……ぐすん」

 

 「止めてよ!! アタシはまだまだあんた達から離れないからね!?」

 

 「未来の自分達が仲睦まじいようで何よりだよ。自分が養子に出る前はあんなやり取りもしなかったのにねぇ……姉さんと樹は」

 

 「えっ、そうなの? 新士君。私達からすれば楓さん達の仲が良いのは当たり前だったんだけど」

 

 「そうですよ夏凜さん。いやはや、時間が経てば変わるもんですねぇ」

 

 (楓さんは小学生の頃から楓さんみたいだけどね……)

 

 勇者部8人、小学生組4人。ここに西暦の5人が加わればその数実に17人。巫女であるひなた、神奈を加えればいよいよ20人に迫る数に友奈が喜びの声を上げ、風が隠居する年寄りのようなことを言う。すると楓が樹にニコニコとしながらそう言えば、樹もニコニコとしながら目元を拭う仕草をする。引き止める所か笑って送り出そうとする弟と妹に、思わず姉は涙目になりながら抱き着いた。

 

 そんな仲睦まじい姿を見て、新士がしみじみと呟く。その内容は普段の3人を見てきた者達にとって信じられない事だった。が、新士にしてみれば当時はあまり風と樹はそれほど仲が良いという訳ではなかった。無論悪い訳でもないが、どちらも姉妹より楓と共に居ることの方が多かったのだから。時間が経てば変わると言った彼を、夏凜を含めた何人かは老人のような言動や雰囲気は昔から変わらないんだなぁと内心で頷いた。

 

 「ひなタン、わたしのご先祖様はどんな人なのかな~?」

 

 「まあ一言で言えば、西暦の風雲児ですね。初代勇者なんですが、その肩書きに相応しいです。楓さん達の予想とは、残念ながら少し違いますね」

 

 「風雲児!! カッコいい響き、流石初代さまだ!」

 

 「ふふふ、カッコいいとか、そんな次元じゃありませんよ? 今想像したカッコよさを100倍にしてみて下さい」

 

 「100倍とは、また凄い数字ですねぇ」

 

 「そ、そうだねお兄ちゃん……じゃなくて新士君……うぅ、まだ馴れない……」

 

 「それでもまだ彼女……乃木 若葉の素敵さには到!! 底!! 及びません!!」

 

 「ご先祖様……普通じゃないんだね~」

 

 「園子ちゃん、安心しなさい。あんたも普通じゃないから」

 

 園子(中)がひなたに聞くと、テンション高めなのはそのままに楓の予想に少し訂正を加えつつ答えてくれる。その“風雲児”との単語に目を輝かせた友奈と銀達の反応に気を良くしたひなたは更に話を続け、新士が朗らかに笑いながら言葉だけで驚いてみせる。樹も同意したが、未だに過去の兄の事を養子先の名前で呼ぶことに慣れず肩を落とした。

 

 そんな彼女を置いて力強く断言するひなた。この時点で勇者達は既に“若葉”という存在の想像がつかなくなってきているが期待は膨らむ一方。園子(小)の呟きに夏凜が首を振りながらボソッと口にしつつ、更に話を聞こうと美森が口を開く。

 

 「西暦の風雲児……もとい、そのっちのご先祖様以外はどんな人が居るのかしら? ひなたさん」

 

 「シャイな人から賑やかな人まで色々ですよ。皆さん、素敵な勇者達です。うふふ、西暦ですからね、実は外国人の方も……アメリカから来た勇者とか居たりして……」

 

 美森が日本大好きな事を知りつつ、からかうように言うひなた。が、そう口にした瞬間美森と須美の目が据わった。

 

 「米兵!?」

 

 「須美ちゃん! 一大事よ!」

 

 「はい! 竹槍を持ってきます!! 皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ……っ!!」

 

 「「はいストップ。物騒なこと言わないの」」

 

 「「あいたっ」」

 

 「あ、あはは……すみません、外国人は冗談ですよ。まさか東郷さん達がここまで反応するとは……」

 

 「東郷のトリッキーさにはその内慣れるわ。私も始めは執拗にぼた餅勧められて驚いたし」

 

 アメリカの単語に過剰に反応する美森と須美。物騒な事を呟き、日の丸が描かれたハチマキを何処からか取り出した瞬間、楓は美森の、新士は須美の背後に回ってその後頭部にそれぞれ左手、右手でチョップを繰り出す。それなりの力で振り下ろされたそれは2人に命中し、そこそこの痛みを与えてその動きを止めた。

 

 予想外に反応が大きかった美森達に驚きつつ2人を止めてくれた楓達に内心感謝するひなた。今後この手のことで美森達をからかうのはやめようと心に決める。そんな彼女の心中を察したように夏凜は過去を思い出しながら呟いた。

 

 「さて、気を取り直して……いよいよひなたちゃんお待ちかねの勇者達が来るよ」

 

 「そうでした! はぁはぁ……皆さん、落ち着いて注目して下さいね~」

 

 「あんたが落ち着きなさい」

 

 これまでのやり取りを苦笑いしながら見守っていた神奈がそう言うと、興奮したように息を少し荒げながらひなたが全員に声を掛ける。どう考えても1番落ち着いていないのは彼女であると風がツッコミを入れつつ、神奈が以前のように願うように両手を合わせ、皆も小学生組が出てきた時のようにその瞬間を待った。

 

 が、その時は中々訪れない。首を傾げながら不思議そうにする神奈が再度手を合わせるが、やはり5人の勇者は現れない。そこから1分待ち、5分待ち、10分待ち……それでも、現れない。皆もこれには首を傾げ、ひなたも寂しそうに眉を下げ、神奈も申し訳なさそうにしている。

 

 「……おかしいな。喚んでいるハズなんだけど……なんで此処に現れないんだろう」

 

 (……この神奈ちゃんの様子……西暦の勇者達が来ないのは、彼女にとっても予想外なのか……?)

 

 「中々来ないですね、どうしたんでしょう……若葉ちゃん……皆……」

 

 「大丈夫だよヒナちゃん! 風雲児なんだもん、ちょっと遅れる事がサプライズ!」

 

 「小さい自分の時のように何処かに引っかかってるのかもしれないねぇ……大丈夫、きっともうすぐ会えるよ」

 

 「結城さん、楓さん……はい!」

 

 「い、一体どれ程凄い人なんだろう。風雲児……あたし少し緊張してきた」

 

 「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ銀ちゃん。それに、凄い人ならここにもいっぱい居るじゃないか」

 

 「そりゃあ新士の言うとおり皆凄い人だけどさー……大きいあたしはどうかわかんないけど」

 

 「小さいあたしよ、お前はいちいちあたしを引き合いに出さなきゃ気が済まんのか」

 

 「どうどう、ミノさん落ち着いて」

 

 「そうですね……では、若葉ちゃんがどれぐらい凄いかを具体的に語っちゃいましょうか!」

 

 確かに喚んでいる、なのに一向に現れない勇者達に神奈の表情に疑問が浮かぶ。それを見ていた楓は今回の事は彼女にとってもイレギュラーな出来事なのかと内心頷く。そんな彼の近くでは友奈が寂しそうにするひなたを元気付けようと声を掛け、楓も同じように声を掛ける。2人の慰めの言葉に、ひなたの顔にも笑顔が戻った。

 

 勇者達が現れないことで段々緊張感が高まってきた銀(小)に新士が苦笑いを浮かべながらそう言えば、彼女は両手を組んで後頭部へと持っていきながら彼の言葉を肯定した後に悪戯っ子のように笑いつつ言い、銀(中)がにっこりと笑いながら握り拳を作りつつ銀(小)へとにじり寄ろうとし、それを園子(中)が笑いながら止めた。そして勇者達にやってくるまでの時間を潰そうかとひなたがそう言った瞬間、すっかり聞きなれたアラームが鳴り響いた。

 

 勇者達は端末を取り出し、直ぐに変身する準備を整える。このアラームが鳴り響く時は造反神の襲撃……バーテックスがやってきた合図だからだ。しかし、そのアラームが聞こえているのかいないのか、ひなたの口は止まらない。

 

 「容姿端麗、文武両道。弱きを助ける大英雄。町を歩けば皆が振り向く輝くオーラ!!」

 

 「もしもしひなタン? ひなターン?」

 

 「女性ですけど、男の子の楓さん達を含め皆さん魅力に撃ち抜かれること間違いなし! 私が育てた若葉ちゃんをお楽しみに!」

 

 流石の園子(中)も止めようと声を掛けるがそんな事は知らぬとばかりに、売り込むように言葉を続けるひなた。勇者達はその勢いに呑まれて遮ることも出来ず、楓と新士もどうしたものかと苦笑いを浮かべ……“魅力に撃ち抜かれる”の下りで危機感を感じたのか園子達がそれぞれの時間軸の楓達の手を取った。さりげなく神奈もひなたの近くから楓の近くに移動している。

 

 「ひなたちゃん……その、若葉さんの説明をしてくれるのは嬉しいんだけど、そろそろ出撃していいかい? アラーム、聞こえてるだろう」

 

 「えっ? あ、はい、すみません……」

 

 「……後でまた聞かせてくれると嬉しいかな。楽しみにしてるよ」

 

 「楓さん……はい! 幾らでも話します!」

 

 「全く、ひなたも中々読めない所があるわね……黒髪の人は皆そうなのかしら」

 

 「夏凜ちゃん、今私の方を見て何か言った?」

 

 「なーんにも」

 

 その手を握り返しつつ、楓は期を見てひなたに向かって朗らかに笑いながら空いている手で“樹海化警報”と画面に出ている端末をひらひらと見せる。それに今気付いたのか、ひなたもハッとして少ししょんもりとしつつ謝る。そんな彼女の姿に思うところがあったのか朗らかに笑いながら楓が言うと、ひなたはそれはそれは嬉しそうに笑って頷いた。

 

 まさかアラームを無視してまでひなたが若葉の話をするとは思わなかったのか夏凜がポツリとそう呟き……その姿に誰かの影を見たのか、そちらへとチラリと視線を送りながらそう漏らす。その言葉が聞き取れずとも声は聞こえたのか、美森が聞くが夏凜は首を振った。そんな彼女を不思議そうに見て首を傾げた後に端末の画面に視線を向けた美森は少し驚き、全員に声を掛ける。

 

 「っ、皆、端末を見て! 私達以外の勇者が敵と接触しそうよ」

 

 「大変だ、敵の目の前に召喚されちゃったんだ。早速合流しよう! ちょっと遠いから急がないと……」

 

 そこに映っていたのはいつもの簡易的な樹海のマップ。そして、この場に居る者達以外の勇者の反応があり、その近くに数多の敵の反応があった。そう時間も掛からずに接触することになるであろう距離、そして自分達の現在地からも少し距離がある事に気付き、皆も焦りを覚える。

 

 (召喚する場所が大きくズレた……? これも“試練”の一環ってことなのかな、あの神。それとも、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()弊害かな……どちらにせよ、勇者の子達には乗り切って貰わないと……)

 

 「多分、召喚された人達は状況の判断も難しいよねぇ……自分が先行しようか。自分なら飛べるから最短距離で迎える。ただ、西暦に男の勇者は居なかったらしいから警戒されるかもしれないけれど……」

 

 「あっ、そっか。男の勇者って楓くんが初めてなんだっけ」

 

 「そうらしいよ。それはさておき、早速向かうとしようかねぇ」

 

 「待って楓君、お願いだから1人で動こうとしないで。せめて私達の中から誰か一緒に行けないの? 前に私を抱えて飛んだみたいに」

 

 「出来なくはないけど、多くても2人くらいかねぇ……」

 

 神奈が1人思案しているのを他所に、楓がそう言った。彼が言う通り、この中で唯一“満開”も無しに 飛行できるのは彼だけであり、最も速く勇者達の元に辿り着くことが出来るだろう。懸念があるとすれば、300年の歴史の中でも唯一の男の勇者という存在が向かう先の勇者達に受け入れられるかどうか。最悪、無用な警戒をさせた上で敵対行為を取られる可能性もある。

 

 それでもと向かおうとする楓を止めたのは美森。その脳裏に浮かぶのは、2年前の彼が大怪我を負うこととなった日の事。それは園子(中)と銀(中)も同じようであり、園子(中)は繋ぎっぱなしの手を更に強く握り締める。楓もその事に思い至るものの時は一刻を争う。美森の案も出来ない訳ではないが、変身して上がる腕力でも片手につき1人の計2人がやっとだろう。

 

 もうそれでもいいかという雰囲気になり、誰もがその手を上げて立候補をしようとしたその時、何やら考え込んでいた園子(小)が楓に問い掛ける。

 

 「ねぇねぇアマっち先輩。飛ぶのって別に光の翼が必要な訳じゃないんだよね~?」

 

 「え? ああ、そうだよ。実際は光を体に巻き付けて、その光を操って飛んでる訳だから……翼なのはイメージしやすいからだしねぇ」

 

 「その光って触れるんだよね? 踏んだりも出来る?」

 

 「うん、踏めるよ園子ちゃん! 私踏んだことあるし」

 

 「そんな事あったっけ……いや、あの時か。確かに触れるし踏める……足場にも出来るよ。じゃないと攻撃したところで当たらない……うん? 足場……?」

 

 これまでの戦いで何度も楓の戦いを見てきた園子(小)。そもそも“光”という勇者が持つ武器の中でも異色を放つソレに興味が湧いた彼女はこの世界に召喚されてから質問したことがあり、楓も答えている。それは全員が聞いていた。

 

 次の質問に答えたのは友奈。思い出すのは総力戦の時でのこと。獅子座に取り込まれた後に球体の盾になった光に足を着けていた事があったからだ。楓もその事に思い至り、質問に答えて……何かに気付く。そして園子(中)はいち早く気付いたのか、ニコニコとしてパンっと両手を叩いた。

 

 「あ~成る程~、それなら皆で移動出来るね~。あっ、でも大きさが……どう? カエっち」

 

 「それなら問題ないねぇ。今なら大型バーテックス1体を丸々包み込めるくらいには広く伸ばせるよ」

 

 「お~、アマっち先輩流石~♪」

 

 「待て待て楓&園子ズ。お前らだけで理解してないであたしらにも教えてくれ」

 

 「そうよ楓、何の話?」

 

 3人だけ分かったようにニコニコぽやぽやと会話するのを見て置いてきぼりの感覚をひしひしと感じせざるを得ない11人。それが面白くないのだろう、少し不満そうにしながら銀(中)と風が率先して聞き出そうとする。そんな2人を見た3人は互いに顔を見合せてまたニコニコと笑い……。

 

 「そうだねぇ……のこちゃん達みたいに言うのなら」

 

 【言うのなら?】

 

 

 

 「「「ぴっかーんと閃いた!」」」

 

 

 

 楓、園子(中)、園子(小)は声を合わせ、隣で神奈も一緒に右手の人差し指を立てながらそう言った。

 

 「……ってなんで神奈ちゃんまで?」

 

 「え、えへへ……やりたくなっちゃって……つい」

 

 「あっ、今回召喚された中に結城さんと神奈さんに似ている人が居ますけど……あまり驚かないで下さいね」

 

 「それ、この流れで言うことなの? ひなた……」

 

 

 

 

 

 

 「はぁっ! よし、敵は後少しだ! このまま油断せず行くぞ!」

 

 樹海にて、バーテックスと戦っている少女の姿が5つ。彼女達は各々が手に持つ武器を振るい、或いは放ち、口だけの異形を屠っていた。今も刀を持つ青い勇者服に身を包んだ、どこか園子と似た容姿をしている少女が一刀両断した後に他の4人へと声を掛ける。

 

 「うん! 分かったよ若葉ちゃん!」

 

 「高嶋さんには指一本触れさせないわ」

 

 「言われなくとも分かってるぞ若葉。何なら残りの敵はぜーんぶタマに任せても良いんだぞ?」

 

 「もう、ダメだよタマっち先輩……っ! 皆さん、空を見て下さい!」

 

 友奈に瓜二つの少女、大きな鎌を手にした真紅の勇者服の少女、盾のようなモノを左手に着けた小柄な少女、銃器らしきものを手にした白い勇者服の少女。それぞれが青い勇者服の少女……若葉の声に返しつつ、未だ迫る敵を見据える。このままなら問題なく終わる。そう思っていた時、白い勇者服の少女が声を上げ、咄嗟に空を見上げた。

 

 そこに、何かがあった。その何かをはっきりと理解する前に、そこから人影が飛び降りてきた。

 

 「勇者、パーンチ!」

 

 「せええええいっ!!」

 

 「風雲児様に良いとこ見せるぞ、園子! 新士!」

 

 「うん、ミノさん! やああああっ!」

 

 「落ち着いて銀ちゃん。はああああっ!」

 

 「空から失礼するわ、よっ!」

 

 「わ、わ、わっ!?」

 

 飛び降りてきた人影達は思い思いの叫びを上げながら落下し、その着地点に居たバーテックスを拳で、双刀で、双斧で、槍で、双爪で、大剣で、ワイヤーで殲滅をしていく。更に上空から矢が、目には見えない速度で飛ぶ銃弾が、どういう原理かわからない不可思議な軌道を描く光の矢がバーテックスを穿っていく。

 

 あまりに突然の出来事に、先に居た勇者達はその光景を見ている事しか出来ない。元より後少しという所まで減っていたバーテックスが、あっという間に自分達以外の複数の何者かによって殲滅されたのだから。その中で白い勇者だけが再び空を見上げ……そこに在ったモノを改めて見て。

 

 

 

 「……真っ白な光の……空飛ぶ絨毯……?」

 

 

 

 空からゆっくりと降りてくるその“空飛ぶ絨毯”を見て……そして、そこに乗っていた人物と先に飛び降りた7人の姿を見て、5人は盛大に驚くことになるのだった。




原作との相違点

・寄宿舎云々

・美森&須美、竹槍持ち出しをチョップにて阻止

・西暦組の大一波との戦闘に間に合う

・その他。書いたんですよ! 必死に! その結果がこれなんです!



という訳で寄宿舎の説明と新士が少ししんみりとして、後は大体流れ通りな気がしないでもないお話でした。DEifの時とは違い、あそこまで必死な3人は居ません。

思ったより寄宿舎での話が長くなってしまいました。どこにもゆゆゆいの寄宿舎の詳細って書いてないんですよねぇ……なのでオリジナルです。今後はそこまで細かく出ないと思います。

今回もちらほらと、本作を見てきて下さった皆様ににやりとしてもらえるネタを書いてます。そして楓の光も有効活用。不定形でどうにでも形作れるモノって便利ですよねぇ。レイヴのシルバークレイマーとか、フェアリーテイルのアイスメイクとか。

キャラが増えればセリフが増え、必然文字数も増える。なるべく長くとも10000前後に抑えたいところです。でも皆と絡ませたいからなぁ(諦

それでは、あなたからの感想、評価、批評、pt、質問等をお待ちしておりますv(*^^*)
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