【戦勇の世界へ】腐女子系エリート二人+a【トリップ】 作:雨の雫
「いやーさー...かかってこいとはいったけどさー」
目の前には自分より図体のでかい男達が束になって瑠亜に襲い掛かるがそれも意味を示さない
「私より強い奴が喧嘩の相手してくれる!?何でさっきから束なの!?つまらないよ!?」
ツッコミながら、図体のでかい男たちをなぎ倒していく少女に不良の数人は呆気をとられていた
そりゃそうだろ。いきなり窓から落ちて来たかと思いきや不良をぎったんばったん倒していくし
息切れ一つもしてないし、無傷だ。何だこいつサイボーグか?と聞いても別に怒られはしないだろ
ま、怒られはしないだけで殴られるのは目に見えてるんだが
また一人、不良が倒れていく。
「うわー弱いな..こいつら..」
「それは同感だな」
「....あ、日向おはよー」
先ほどまで絶対と言って良いほど瑠亜の後ろには誰もいなかったはずだ
お前どこから湧いてきた!?っていう京太の叫びは無視しよう
「はよーって...これどんな状況だ」
「あははー見ての通りだよー」
「また喧嘩吹っかけたのか」
「べっ...別に暇だったわけじゃないんだからねっ!!」
「今日暇じゃなかったのか..悪かったな、アニメイトに誘って」
「嘘ですスイマセン」
不良共がいるのに呑気に会話してる瑠亜はまじですごいと思う(by京太)
「何悠長に会話してやがる!!」
流石に悠長に会話してたら不良を怒らせてしまったようで
不良の一人が日向に飛び掛かった。
(あーあ.....ご愁傷様。)
瑠亜がこう思うのも無理はないのだ
だって、日向はあの...
有名な極道の一人娘なんだから
「...汚ねぇな」
真正面から来た不良を瞬殺したかと思うと、不良を殴ったであろうその右手をみてとてつもなく嫌そうな顔をしていた
お前はどこぞの綺麗好きのの兵長だ
あ、分かった人たちはお口ミッフィーでおねがいします(・x・)
「おぉ..相変わらず瞬殺ってwwもうちょっと手加減してあげなよww」
「お前だけには絶対に言われたくないな」
「あははww..んで、今日はどうした?何時もより時間遅かったし...それに何で濡れてるの?」
「いや..ひかれそうになってた猫を助けて、そしたら昨日降ってた雨のせいで出てきてた水たまりをトラックに...」
困ったように眉を下げアハハと笑う日向はイケメンの分類に入る
正直日向が男の人だったら思わずぶん殴ってしまいそうになる(ボコデレです)
日向の髪は肩にもかからないほど短い..
その綺麗な黒髪から水がしたたり落ちていて
ふと、着ている制服を見てみると、下の方は濡れていないのに上は大雨でもあったのかと思えるくらい濡れていた
あとで、タオル貸そう
...というか卑怯!!水も滴るいい男ってか!?...いや男じゃないけどさ
と心の中で思っていると日向が私の近くの不良をなぎ倒していた
「うわっ...今日も災難だねぇ..あとで体操服貸そうか?」
「頼む」
「おっけー!」
「だが、まずはこいつらを倒さないとな...ほれこれ貸す」
ほれ、といって私にくれたのはそこら辺に落ちてそうな木の棒であった
「サンキュー...っておい!!何で木の棒?!」
「お前にはこれがぴったりかなーって」
「ひでぇ?!どんな印象なの私!!」
私は日向になんて言う印象を持たれているんだ本当...(´・ω・`)
「俺はこれで」
「何でお前は竹刀なの!?」
「家から持ってきた」
「私の分もほしかったな!!」
ギャーギャーと抗議をするが、それが無駄だとわかるとはぁ..と大きなため息をついた
その溜息をみて、日向は内心「お前にはそれで充分だろ」と思ったのだが絶対言っても信じてくれないと知っているので、口には出さなかった
「さてと...日向もいることだし..」
手をぽきぽき鳴らしながら瑠亜は笑う
だけど、飽きれたような笑い方ではなくどこか安心したような笑い方
(私は―――)
「俺も久しぶりに遊びたいし...」
準備運動をしながら日向は笑う
だけど、気怠そうな笑い方ではなくとても優しい笑い方
(俺は―――)
「「さっさと消えろ、目障りだ」」
言葉とともに中指をたてる
不良共の間に少女二人は飛び込む
((日向が≪瑠亜が≫いれば戦える))
その顔に笑みを浮かべながら