【戦勇の世界へ】腐女子系エリート二人+a【トリップ】 作:雨の雫
*保健室*
「いーやーだぁああああああああああああっ!!」
「女の子なんだから、傷残しちゃダメでしょ!」
京太に傷の手当てをしてもらいながら瑠亜と日向はため息をついた
その溜息に京太は少しピクッと反応したが、傷の手当てが先だと自分に言い聞かせて心を落ち着かせた
やはり、最強の二人とはいえあの大人数で自分たちより、図体のでかい男たちを喧嘩をして無傷でいられるわけない。
それに、女という体ではきついであろう
数か所軽い打撲や、すり傷などが所々見えており痛々しい
痛々しい(大切なことなので二回言いました)←
「これに懲りたら喧嘩なんてするなよ」
「「...えー」」
「えーじゃない!!お前等が怪我する度に俺が手当てすることになるから面倒なんだよ!!」
「じゃあほっておけばいいのに...」
「俺らだって、傷の手当ぐらいできるぞ」
「幼馴染をほっておくほど、俺は非情じゃないからな。ほら瑠亜右足出せ」
京太はなんだかんだいって、瑠亜と日向のことをほっておくことはしない
2p前にも書いたように、幼馴染だからという理由もあるのだが
京太は二人の事を大切に思っている
「ゲッ...ばれてた..?」
「バレバレだ」
何故京太にはわかるのだろうか...エスパーか
「いや?!でも擦り傷だって!!」
「へぇ..すり傷ねぇ..」
あれ...何時もと様子が違うぞ
というか、いつもはツッコミをしてくれると思うのに...
流石に可笑しいと思ったので声をかけてみることにする
「え..ちょっ...何する気ですか...親分!!」
「フフフフッ...こうする(ニッコリ」
黒い笑みを浮かべた幼馴染に私は首をかしげたが,幼馴染の次の行動が分かった途端に顔が真っ青になるのを感じた
私の右足を掴み、「逃がさないぞ」という声が聞こえるんじゃないかと思えるくらいニッコリと笑っていた
助けを求めようと隣の日向を見てみたが明らかに目をそらしていた
諦めて幼馴染の方を向くと黒い笑みは変わらないがその手には絶対に落としたら痛そうな辞書を
落 と し た
「いってぇええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
今まで色んな不良と戦ってきたがこんな痛みは感じたことない
産まれてから一度も感じたことのない痛みが瑠亜の右足を襲った
というか、普通落とす?!
「ほらすり傷じゃないじゃん!というか、むしろ打撲!!しかもめっちゃひどい!!」
「だからって落とすかな!?」
「女の子なのに怪我をほっておこうとするのが悪い!!悪化したらどうするの?!」
「今のは瑠亜が悪い」
「日向まで!!私に味方をください!」
「断る!」
「ふざけんな!!というか、日向お前そんなキャラだったか?!」
「俺だって日々成長している( ・´ー・`)」
「うっぜ!!うっぜ!!」
「ほら、日向も肩みせろ」
心底驚いたように目を見開いた
日向は己を偽るのは誰にも負けない。だから、隣にいる友人でさえも気付きはしないと思っていた
なら京太はなぜ...?
ぐるぐると頭の中にいろんな考えが回るが全然役に立ちやしない
うーんうーんと唸っていると「おい」と京太に声をかけられた
「ん...何だ?」
「ほら、早く肩を見せろ」
「ぶっはwwww京太が言うと変態みtぐへぇっ!!」
とりあえず変なことを言う、瑠亜を沈めた幼馴染をみて冷や汗が流れる
この幼馴染、絶対に俺らより強いと正直思う
「別に見せても構わないが...変な事するなよ...?」
「ちょっとまて、人を変態のように言うな」
「フッ..冗談だ。んで、何で俺が肩を怪我してるってわかった?」
「あ?なんだ、そんなことか」
「そんなことって...」
「いや、お前隠し事すると斜め下見るんだよ。」
幼馴染の観察力パネェな