【戦勇の世界へ】腐女子系エリート二人+a【トリップ】 作:雨の雫
「んで、いきなり俺に抱き着いたと思いきやいきなりアッパーを食らわせようとしてきたのには海よりふかーい理由があるんだよな?」
「..ごめんなさい」
さっきまでのシリアスが見事にシリアルだね!ぐちゃぐちゃだね!!
...いやシリアルの方が私的にも作者的にもよかったのだが。
(ちょっと?!メタ発言控えてくれる!?)
五月蠅い引っ込んでろ作者。
さて話をもどそう。
なぜ私が今日向にドMのやつでも失神しそうなくらい怖い笑みを浮かべながら説教されているかを説明しよう。あれ何故か一瞬だけミーちゃんがでてきたz(ry
「んで?何でだ」
「だって...
いつもの日向と全然服装とか容姿が全然違うんだよ!!」
そう、私がアッパーを食らわせようとしたのには理由がある。
私が泣きだして日向に抱き着いたまではまだいいんだ。
うん。え?問題ある?知るか。おい誰だ今百合とか言って喜んだ奴、切断するぞ。何処とは言わないが
―――――――回想――――――――――――――――
数分して落ち着いたので顔を上げてみる。呼吸がちゃんと出来ていないが、日向の顔を見て安心したい。
顔を上げると、そこには困ったように眉を下げてこっちを心配そうに見る赤い目が見えた
...え?赤い目?
「誰だぁああああああああああああ?!」
「うおっ!?いきなり何しやがるてめぇ!!」
アッパーを食らわせようとしたのだが見事によけられてしまった。
少し距離を置いて攻撃態勢のまま頭をフル回転させる
いや、声も顔もそっくりだが、そっくりなのだが..!!
「誰?!」
私の知ってる日向とは全然違った
私の目の前に立ってるのは黒髪でベリーショートの赤目!なにそれかっこいいじゃん!いいな!!...じゃなくて...
服装は帰りまで着ていた体操服ではなく、
白いYシャツで2個目のボタンまで開けており、中が見えちゃうんじゃないかとひやひやする。え?瑠亜の変態?ふざけんな殺すぞ
下は黒の短パンで薄手のストッキングを履いているようだ。肌の露出多すぎだろ。もうちょっと隠しなさい!お父さん怒っちゃいますよ!え?そもそもお父さんじゃない?...すいません
それに靴は黒の短いブーツ。あれで蹴られたら痛そうな気もするんだが。というか、さっきそのブーツで壁を壊したのか。え、何それ怖い(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
結論から言って、普段日向が着なさそうな服を着ており明らかに別人じゃないかと思えてしまう。
「は?!鉢屋日向だが?...何処か頭ぶったか?」
「ぶってないよ!!私を何だと思ってんだよ!!」
「馬鹿」
「ひでぇ!!」
ってあれ?
私はここであることに気付く。
「え?今なんて..」
「馬鹿」
「そっちじゃなくて!!名前!!」
「俺は鉢屋日向だが」
世の中には自分に似たような人が3人いるっていうけどこれは流石にない!!
「いやいや?!私の知ってる鉢屋日向は黒髪のイケメン少女でどこかクールな印象があるけどファッションとかに興味があるような乙女だけど?!それから実は結構自分の胸の大きさとかを気にしてるような女の子だし、実はスカートとか履いて顔を真っ赤にしてるような子であって決して今の君みたいに目に赤いカラコンをいれて嬉しがってる厨二では..!!」
言いたいことを言って、顔を上げると日向そっくりの女の子は真っ赤な顔から真っ黒な笑顔に変えて
「...言いたいことはそれだけか瑠亜」
と笑った。
あ、やばい墓穴掘ったかも
そこから真っ黒な笑顔で鳩尾を蹴られてブラックアウトして目覚めたら説教でした(´・ω・`)
(´・ω・`)<解せぬ
――――――――――――――――回想終了―――――――――――――
「あ?何でって...俺も聞きたいよ..まったく..」
困ったように大きなため息をついた日向はどこからどうみてもイケメンです。目の保養になりましたありがとうございます<m(__)m>
「というか、それを言うならお前もだぞ」
「え?私は普段通りの格好だと思うんだけど...」
「俺だけ変わるなんてあるか、ほれ」
そう言って日向が差し出したのは手のひらより少しでかい鏡
鏡をのぞいてみると、相変わらず一つ縛りの茶髪で青い目の自分で...ってあれ
「誰!?」
本日何度目かわからない程発した言葉がまたしても発せられる
思わず顔を覆ってみるけど普段顔にあるものがない。
あ、顔の一部がないとかじゃないよ?何それホラーはやめてほしいから本当
「あー言い忘れてたが、お前今メガネかけてないぞ」
「え?!何今裸眼なの?!」
「言い方があれだが、裸眼だな」
驚きすぎて言葉がでないってこういう事を言うんだろうね。
よくよく考えてみれば私の着てる服も全然違う。
「うわっ!!よく見れば私ワンピース着てる!」
「いや...なんでさっきまで着てるって事に気付かなかったのか不思議なんだが..」
日向のいう事はごもっともでもあるがそんな発言は華麗に無視をして、日向が貸してくれた鏡で全体を映してみる。まぁ全体は見えないから少し不自由なのだが
鏡の自分の格好をまじまじを見てみる。
あの穴に落ちるまではセーラー服であって、こんな黒くて膝上までの長さのワンピースは着てない
そういえば私が履いている靴は少しヒールが高い。あれ、よく見ればこれブーツじゃないか。私普段ブーツとか履かないのに..何だこのフィット感...
視線を靴からワンピースに戻す。ワンピースを捲し上げると中にはショートパンツをはいているようで少し大きな動きをしても大丈夫なようだ。
良かった。もし履いてなかったら私死ねるよ(´・ω・`)
そういえば...捲し上げた途端に日向が「?!お前もっと恥じらいをもって...!!」となんやら叫んでいたが気にしない気にしない
ニーソまではいてやがる...!!普段の私はこんな格好をしないんだけど...
日向は白と黒の服...世間でいうモノクロというもので、私は黒一色。
でも、私黒よりアルたんの髪の色の方が好kえ?聞いてない?スイマセン
ふと自分の手を見てみるとワンピースの袖が長いのか私の手は袖で隠れていた。
え、ちょっと待って長すぎはしないか?袖長すぎね?!手のひらが見えないんだけど?!つーか、手のひら何処?!
まぁ、こういう手が隠れるくらい袖の長い服は好きなのだが
先程、ルキちゃんとお揃い!と笑って日向の方をみたところ、
『何?ロリコンにでも目覚めたのか?既にショタコンのくせに...お前の事を敬意をこめて変態と呼んでやるよ』
と暴言を吐かれた挙句、ゴミでも見るかのような目で見られたためもう二度と言わないと心に誓った
というか、ロリは好きだがどちらかというとショタの方が好きであっt(ry
そんなこともあったなぁ...なんて思いながらもう一度鏡に目を向けると自分の顔が映った
鏡に映るは相変わらず一つ縛りの茶髪で青い目の自分。
一つ縛りなのは落ちる前とはまったくもって変わらないのだが...
「誰かに似てる...?」
「は?冗談は顔だけにしてくれ」
「顔だけってひどくない?!まぁ、日向みたいに外人のような顔はしてなくて平凡顔だけどさ?!...(´・ω・`)」
自分で言ってあれだけど、すっごく落ち込んだ(´;ω;`)ウルウル
「自分で言って落ち込むな。というか、お前の顔は平凡顔とは言い難いだろうが..」
「え?なんて言った?最後の方、聞き取れなかったんだけど..」
「そこまで難聴がすすんでたのか、今度良い耳鼻科を紹介してやろう。その耳鼻科では結構お金が取られるそうだが気にするな」
「おい!!それ、どうせ闇医者だろ!?」
「何故わかった...?!」
「何故わからないと思ったんだよ!!」
相変わらず息と吐くように毒を吐く友人には困ったものだった
でもさっきから日向と自分の顔を見る度にどこかで見たことがあるのだ
頭を抱えて悩んでいると日向に殴られた。なんで?!
ズキズキと殴られた場所が痛む。どんだけ強く殴ったんだよ!!とツッコミをいれたかったが、
「さ、行くぞ瑠亜。ここから出て京太をからかいに行こうぜ」
と、日向が爽やかな笑みを浮かべ正座中の私に手を差し出すもんだからそんなツッコミも入れられなかった。
「おう!」
そう返事をして日向の手を掴んだ
少し涙声だったのはきっと気のせいだ。あれだよ、花粉症ってやつだよ。
ただね、さっきつかみ損ねた手が今掴めているのが嬉しいだけなんだよ