魔法少女リリカルなのは 〜オーロラ姫の凍りついた涙は誰のために〜 作:わんたんめん
……………………アハァー↑(白目)
「……………………」
あてがわれた自室、もといなのはたちの部屋のソファに座りながら、静かに無言を貫くヒイロ。
その視線は一点を集中して向けられており、その先には机にむかっているヴィヴィオの姿があり、広げられた画用紙にクレヨンのような画材を片手にお絵描きをしていた。
(…………………俺が子守をやることになるとはな。)
お絵描きをするヴィヴィオを視界に収めながらもヒイロはこの次元世界にやってきてから自身がやってきたことを思い起こす。
初めにフェイトから師事をせがまれ、その後間髪入れずになのはも師事することになり、ティアナとスバルのクロスシフトの完成の片棒を担ぐことになり、挙句の果てにはヴィヴィオにパパと呼ばれるようになり、その面倒を見ることになった。
自身が関わることなどついぞないと考えていたことが、この世界に来てからは関わりまくりの日々だった。
「………………できたー!!」
思案の海に耽っていたところだったが、絵を描き終わったのかヴィヴィオが声を張り上げたタイミングで意識をヴィヴィオに戻した。テテーンと見せびらかすように絵を描いていた画用紙を真上に掲げるとトテトテとヒイロに近づいてくる。
「なんだ?」
「見てみてー!!ヴィヴィオとパパとなのはママ達!!」
ヒイロがヴィヴィオに質問するとヴィヴィオは手にしていた画用紙をヒイロに手渡した。それを受け取ったヒイロがその画用紙に目を落とすと、そこには子供らしくひどくデフォルメされた姿だったが、満面の笑みを浮かべるヴィヴィオを中心に、彼女を囲むように濃い茶色の六課の隊服に身を包んだなのはやフェイト、そしてはやて、さらにはヒイロの姿があった。
しかし、デフォルメされたヒイロはどことなく前髪が大きい…………というより長かった。
(……………これではどちらかと言えばトロワだな。)
ヒイロを描いたことはなんとなく察せられるが、異常に伸びた長い前髪をみて、仲間のガンダムパイロットであるトロワ・バートンの姿を思い出す。だが、今それは関係がないと判断するとすぐさま頭の中から追い出した。
「どう………………かな?」
絵を見ていたヒイロだったが、ふとヴィヴィオのか細い声が聞こえ、画用紙からヴィヴィオに視線を移すと、彼女が手を後ろで組んで、所在なさげに体を横に揺らしながらも、恥ずかしいのかわずかに紅潮した顔を見せていた。
「………………よく描けている。」
視線を画用紙に戻しながらポツリと呟いた品評だったが、ヴィヴィオにはそれだけでもご満悦だったらしく、この絵に描かれているヴィヴィオと同じような満面の笑みを浮かべた。
そんなヴィヴィオの様子をみて、どことなく穏やかな胸中になるヒイロだったが、目についた時計に視線を向けると、ちょうどなのはたちがやっているスバルたちへの教導ーーーその午前の部が終わりそうな時間に差し掛かっていた。
「……………なのはたちはそろそろ休憩を挟む頃合いだが、お前はどうする?」
「行く!!」
ヒイロからの質問にヴィヴィオが大きく頷きながら教導を行なっている彼女たちの元へ向かうと答えると、ヒイロはソファから立ち上がり、トテトテとついてくる彼女を連れ、教導の行われている外の巨大なシミュレーターシステムへ足を運ぶ。
「?」
部屋を出ようとしたところ、左腕を誰かに触られているような感覚が走り、わずかに疑問気な様子を見せながらそちらに目線を向ける。
「えへへ……………」
そこには若干気恥ずかしそうにヒイロの腕にくっつくヴィヴィオの姿があった。微妙に歩きづらいため、ヒイロは眉を顰めながらヴィヴィオを見つめるも離れたくないのか、ヴィヴィオは余計にヒイロにくっつくことで抵抗する。
「………………」
本音を言うと離れて欲しいのだったが、ふりほどくのも憚れるため、ヒイロは反応を肩をわずかに上下させるだけにとどめて歩き始めた。
隊舎を出て、沿岸から直接伸びた六課の技術班特製のシミュレーターシステム。今回は緑が生茂る小島を再現しているらしく、近づけば近づくほど木々の葉が触れ合うような音が聞こえてくる。もっともそれは幻影なのだが、言われて見なければほとんどの人間は初見では騙されるであろう。
「……………あれ、ヒイロさん?お迎えですかー?」
「……………シャリオ・フィニーノか」
「ああ!?もうヒイロさんったら、私のことはシャーリーって呼んでくださいって顔合わせした時に言ったじゃないですかー!!」
島に差し掛かったところでヒイロはロングアーチの通信主任であり、デバイスマイスターを兼業している『シャリオ・フィニーノ』と遭遇する。ある一件となのはの紹介で彼女と顔を合わせたヒイロだったが、彼女を呼ぶ際に愛称である『シャーリー』ではなく、もっぱらフルネーム呼びをしてくることに軽く頬を膨らませて抗議の意を示していた。
しかし、そのシャーリーの抗議を耳を傾ける様子を微塵も感じさせずにヒイロはシャーリーの隣にいた人物に目線を向ける。その人物は別段ヒイロと関わりがあったわけではなかったが、決して初対面というわけでもない人物がそこにいた。
「……………お前は…………なのはとフェイトのデバイスの修復作業をしていた奴か。」
「あれ?私、君と会ったことあったっけ…………?」
「10年も前の話だ。気にするな。」
ヒイロですら若干思い出すのに手間取った相手の名前は『マリエル・アテンザ』
管理局の技術部の人間であり、デバイスに関して、13年のキャリアを持つ大ベテランの彼女だが、なにより闇の書事件の際にシグナム達ヴォルケンリッターの襲撃により大破したレイジングハートとバルディッシュにカートリッジシステムを搭載して、新たな力を授けた張本人でもある。
しかし、ヒイロとマリエルの関わりは言っての通りなのはたちのデバイスの現状の説明に立ち会った程度のものだ。
「…………………ああー!!あの時の君かー!!確かに君いたね!!いやー、あの時と全然変わっていないからなんとか思い出せたよー!!」
どうやらヒイロのことは朧げながらも記憶していたらしく、10年前と全く変わっていないヒイロの姿をみて、その記憶をより鮮明なものにしたらしい。
もっとも、今のヒイロは10年の時をタイムスリップしているため、彼女の記憶の中にいるヒイロがそっくりそのまま来ているのだが。
「君もこの機動六課に所属しているの?」
「……………民間協力者として六課にいる。成り行きにも程近いがな。」
「あれ、じゃあ闇の書事件の時は?」
「…………その時も民間協力者としてアースラに乗艦していた。」
「なるほど…………10年も民間協力者を…………」
「マリーさんマリーさん、この人はすこーし特殊な事情を抱えていて…………」
ヒイロの言葉に頷きながらもよくよく考えてみれば明らかに変な箇所があることに微塵も気づかないマリエルにちょいちょいとシャーリーが肩を叩きながらこそこそと耳打ちをする。
「ーーーーーーーーうぇぇ!?次元震に巻き込まれて10年の時間をタイムスリップしたぁ!?」
「………………聞いたのか?」
「実はなのはさん達とは数年前から交流があって、その時にヒイロさん、あなたのことも耳にしていました。」
「………そうか。」
ヒイロが10年の時間をタイムスリップしてきた人間である、ということに驚き隠せないマリエルを置いておいて、ヒイロはシャーリーに軽く問い詰める。そのことにシャーリーはわずかに気遅れした表情を見せるもそれに嘘が含まれていないことを察したヒイロはそれ以上の追求はしないことにした。
「じ、次元震に巻き込まれただけでもとても危険なのによく生きて帰って来れたわね…………」
(……………実際損傷が全くなかった訳ではないがな。)
次元震に巻き込まれた際でウイングゼロの装甲のほとんどが吹き飛び、十全に動かせない状態が続いている。しかし、それを治せる見込みが立つはずもないのが正直なところだ。
(……………接触が叶えば、可能性が全くないというわけではないだろうが)
「まぁ…………君が生きていただけでも万々歳なのかな。そういえば自己紹介がまだだったね。私の名前はマリエル・アテンザ。今日からこの機動六課に出向の形で加わるから、よろしくね」
「…………ヒイロ・ユイだ。」
「ヒイロ君か…………ところで君のそばにいるこの子は?すごく懐いているようだけど…………」
「ヴィヴィオだ。機動六課で保護した。」
「へぇーそうなんだ………よろしくね、ヴィヴィオちゃん」
「よ、よろしく………お願いします………」
お互い挨拶を交わしたところで、4人は小島の上に再現された森の奥深くに進んでいく。
程なくして少し開けた空間に出てくると、なのは、フェイト、そしてシグナムとヴィータの隊長陣と疲労困憊に汗だくで地べたに座り込んだりと散々な様子を晒しているスバル達フォワード陣の姿があった。
その地べたに座り込んでいる面々の中に見慣れない人物がヒイロの視界に映り込んでいた。どことなくスバルと顔つきが似ているような紫色の長髪をした楚々とした容姿を持った人物。
今回からマリエルと同じように正式に六課に出向することになった陸士108部隊の『ギンガ・ナカジマ』
性から察してもらえる通り、スバルの姉であり、それを示すように彼女の利き手である左手にスバルと同型のデバイス『ブリッツキャリバー』を装着していた。
「……………奴がスバルの姉か?」
「ああ………ヒイロさんは初対面でしたね。その通りで、実は以前の廃棄都市区画での戦闘を期に陸士108部隊………ちょうど二人のお父さんのゲンヤ・ナカジマさんが部隊長務めているところから出向してきたギンガさんです。」
シャーリーからの簡単なギンガの紹介にヒイロは特に返答することはせず、ヴィヴィオを連れ、なのは達の元へ向かう。
「………………お前たち4人とフォワードの奴らで模擬戦でもしたのか?」
「そうだね。元々定期的にはやっていたんだけど、ティアナ達もだいぶ強くなってきたからね。」
「あの様子だと、まだお前達には及ばないらしいがな。」
「ったりめえだろ。そう簡単に負けてちゃあ隊長の名折れだぜ。」
ティアナ達が着々と強くなってくれていることに嬉しさを感じているなのはにヒイロがまだまだ歴然な差があることを指摘するとヴィータが自身の得物であるグラーフアイゼンを肩に担ぎながら口角を吊り上げる。
「だが、高町の言う通り強くなってくれたのは事実だ。だから我々も負けてられなくなってくる。」
そういうシグナムの表情は誇らしいものを浮かべていた。どうやら彼女の中では自身でも気づかない間にスバル達の存在が教えられる存在から共に切磋琢磨していく存在へと変わっていたようだ。
「ママー」
そんな時、ヒイロにくっついていたヴィヴィオがなのはとフェイトの元へ向かって駆け出していった。それに若干驚いた表情を見せるなのはにフェイトだったが、飛びついてくるヴィヴィオを抱きとめるとすぐに穏やかな笑みを見せる。
「……………ホントによく懐いているよなー。フェイトになのは、それにお前にはよ、ヴィヴィオのやつ。」
「俺は特にヴィヴィオに対して何かした覚えはない。」
「そういうもんじゃねぇのか?別段何かされたから心を開くわけでもねぇだろうし、特に子供ってのはさ。ま、アタシにもよくわかんねぇことだけどよ。」
和やかなやりとりをするなのはとヴィヴィオを見ながらヒイロにそんなことをいうヴィータ。茶化されたと思ったのか、ヒイロはそれに対して、強い口ぶりでヴィヴィオに特段何かしてやった覚えはないと語るも、ヴィータから何か理由ありきでヒイロに懐いた訳ではないのではないかと言われると、そこから先は口を噤んだ。
「あれ?ヴィヴィオ、そのリボン……………」
「私があげたリボン、もうつけてくれたんだ。」
ふとフェイトがヴィヴィオの髪の両サイドを束ねている青いリボンに目がついた。そのリボンがなのは自身があげたものであるというと同時にそのリボンをつけてくれていることが嬉しいのか、朗らかな表情を見せる。
「パパにつけてもらった!!」
声を大にしてヒイロにつけてもらったことを暴露するヴィヴィオになのはとフェイトはにこやかな笑みを見せ、近くで聞いていたシグナムとヴィータはびっくりした様子でヴィヴィオに目線を向けた後にヒイロにその目線を向ける。
「………………なんだ?」
「い、いや…………お前がそういう女性の身嗜みに関しての知識があると思わなくてだな…………」
「?…………リボンを結んだだけだろう。」
突然自身に目線を向けられたことに怪訝な表情を見せるヒイロだったが、シグナムからの言葉にその怪訝な表情を深め、首を傾げる。
「ヒイロさん、結構手先が器用なんですよ?闇の書事件の時にエイミィと一緒にご飯を作っていたし、このぬいぐるみもヒイロさんの手製なんですよ?」
そう言ってフェイトは待機状態のバルディッシュからかつてヒイロが彼女にあげたテディベアのぬいぐるみを引っ張り出した。だが、流石に10年も前のものだったからか、毛皮はヨレヨレで糸も所々ほつれており、一言でいうなら状態が決していいとはいえなかった。
「……………そんなボロボロの奴を持ち続けてどうする。」
「これはこれで味があるので。でも新しいのをくれるのならそれに越したことはないのでください。」
呆れた様子で遠回しに廃棄を勧めたヒイロにフェイトはキッパリと断るどころか新しいテディベアをせがむ始末であった。そのことには流石のヒイロも駄々をこねる子供に釘を刺すかのような冷たい視線をフェイトに向けた。
「あ、もしかしてはやてが持ってる若干古びた熊のぬいぐるみもお前が作ったやつかっ!?」
「……………元はといえばはやてへの礼として適当に作ったものだ。材料には余裕があったためについでにお前達にも作ったが。」
ヴィータの言葉ではやても10年も前に渡したものを未だに持ち続けていることを察したヒイロはわずかに肩を竦ませる仕草を浮かべた。
「ん…………?
「じ、実は私も持ってるんだよね………………」
ヒイロの言葉にシグナムが引っかかりを覚えたのか、首を傾げているとなのはが微妙に恥ずかしそうに顔を逸らしながら自身もそのぬいぐるみを持っていることを明かす。まさかぬいぐるみを渡した全員が未だに持ち続けていることにヒイロは困惑を禁じ得なかった。
「パパ…………ぬいぐるみ作れるの?」
そんな時、ヴィヴィオから突然声をかけられた。ヒイロが彼女に目線を向けると何か物欲しそうな様子を見せるヴィヴィオの目とかち合ってしまった。しばらくその目と鬩ぎ合っていたヒイロだったがーーーー
「……………材料と暇があったら作ってやる。」
「ホントッ!?」
目を伏せ、顔をヴィヴィオから背けるも、とりあえず約束だけは取り付けておく程度に留めるヒイロ。
「あ、ヒイロさんお昼ごはん食べた後のことなんですけど、せっかくこっちに出向してきてくれたんだからヒイロさんの方に回しても大丈夫そうですか?」
「……………問題ない。」
そんなヒイロになのはが午後の予定していたことに関して人数を増やしていいかの是非を尋ねた。なのはの言い方でその増やされる1人を察したヒイロは特に断るような反応を見せずにそれを承諾した。
「うーん…………なのはさんから突然屋内の演習場に向かえっていわれたけど…………何するんだろう?あんまり詳しいことも聞かせてもらえなかったし。」
昼食を食べ終えた昼下がり、いつもの如く大食らいを見せたスバルが不思議そうにしながら隊舎の中にある屋内の演習場に足を運んでいた。
「しかもギン姉も一緒にだもんね。」
「そうね…………ただ、私はこの機動六課に出向してきたばかりだから、どちらかと言えば私はついでのような気がするけどね。」
その隣には彼女の姉のギンガの姿もあった。どうやら彼女もスバルと同じようになのはに言われて屋内演習場に向かうように指示が出されたようだ。
そして、なのはから言われた屋内演習場の前にきた姉妹2人はその扉を開け放つ。
「ヒイロさん!?」
そこには部屋と呼ぶにはなかなか広い空間の中にヒイロがただ1人、というわけでもなく、訪れたスバル達を出迎えるように手をヒラヒラと振るシャーリーの姿もあった。
ヒイロが待っていたということに驚愕といった顔を隠せないでいるスバルを尻目にヒイロは何か微調整をしているかのように手を握ったり開いたりしていおり、その腕には機械じみたガントレットが装着されていた。
「なのはから頼まれて、お前達2人のスパーリングの相手をやることになった。」
「え、でもヒイロさんバリアジャケットにあたるものがなくて、もしものことがあったら危険だから模擬戦とかはできないってーーー」
「そうだったが、そのためのこのガントレットだ。」
ヒイロがスパーリング、もとい模擬戦の相手をすると言ったことに困惑気味にスバルが問いかけるが、ヒイロはそれを途中で遮りながら装着したガントレットを見せつける。
「これは、スバルさんやギンガさんが使っているキャリバーを元にして超絶に機能を簡略化させた上で性能を全て防御面に回したーーーいわば即席品なの。」
「つまりそれは…………ストレージデバイスのようなものなんですか?」
「それもいいところの突貫品ですね。まぁ、必要だったのがヒイロさんの安全面だけだったので」
ギンガからの言葉にシャーリーは微妙な表情を見せながら『痛いのだけが問題だったので防御力に極振りしました』というのがコンセプトであることを語った。
『ちなみに制御は私で、出所の魔力は高町から提供してもらった魔力をコンデンサーの要領で貯蓄したものを使っている。他人の魔力を使うのは慣れている。』
「そういうことで、並のバリアジャケットくらいの耐久性ができたので、時間いっぱいご心配なくやっちゃってください。」
待機状態のウイングゼロからひょっこり現れたアインスの言葉とシャーリーが親指を上に立てるサムズアップをする仕草を見せる。
「お前達が加減を考える必要はない。」
それだけいうとヒイロはついに戦闘態勢を取るーーーとはいえ、特にファイティングポーズを取るといった構えをとったわけではないが、感じ取れる雰囲気からスバルとギンガはそれを察知する。
「フゥ……………よろしくお願いします!!ギン姉、2人がかりでやるよ!!相手はなのはさんを実質ダメージゼロで打ち負かしちゃう人なんだから!!」
「ええっ!?た、高町教導官を!?よ、よろしくお願いしますっ!?」
一度大きく深呼吸したスバルはバリアジャケットとマッハキャリバーを展開しながら拳を握りしめながらギンガにヒイロの簡単な説明をする。しかしその内容が内容がために驚愕に満ち溢れた表情を浮かべたギンガは若干の恐怖心を抱いた状態でブリッツキャリバーを展開した。
ヒイロはそそくさと安全圏に退避したシャーリーを目線だけで見送るとスバル達に向き直る。
「……………行きます!!」
脚部のローラスケートの駆動音を唸らせながらスバルはヒイロに突喊を始めた。
死神は笑い転げ、重腕は意外そうな笑みを見せ、砂岩は嬉しそうに祝福をあげ、双頭龍はなのはと添い遂げるかどうかの是非を問う
あくまで作者の想像……………