魔法少女リリカルなのは 〜オーロラ姫の凍りついた涙は誰のために〜   作:わんたんめん

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はい、タイトルで変態(グラハム)と化したなのはが思い浮かんだ人は手をあげなさい。


第68話 乙女座なのは

「ねぇスバル…………ヒイロさんって結局何者なの?」

 

「どうしたのギン姉いきなり。」

 

ヒイロとのスパーリングを終えた次の日、予定通りマリエルの定期メンテナンスを済ませ、六課隊舎に戻ってきた2人。

その直後にすごく不思議そうな顔を見せながら唐突にヒイロのことを聞いてきたギンガに妹であるスバルは苦笑いを見せる。

 

「だって…………あの人、魔力による補助も何にもないのにあそこまでの怪力を持っているのでしょ?真っ当な目線で普通におかしいって思わない?」

 

「まぁ…………ヒイロさんは、ねぇ…………今に始まったことじゃないし…………」

 

ギンガに疑わしいものを見ているかのような目線にスバルは苦笑いから乾いた笑みに変えながら彼女から目線を外して遠い目を浮かべる。

 

「それにスバルが言っていた高町教導官を倒したって話しもそうよ。デバイスもないあの人がどうやって空戦魔導士として名高い『エース・オブ・エース』のあの人と渡り合えるの?」

 

「……………ヒイロさん、魔力はないけどデバイス自体は持ってるよ?」

 

「えっ!?そうなの!?」

 

 

ヒイロがデバイスを持っているということにギンガは驚愕と言った表情を見せながらその詳細を求めるような視線をスバルに向けると、彼女は少しばかり困り果てたように髪をかき分ける。

 

「うーん…………こればかりはちょっと人の目につくとこだと話せないんだよねー…………話すの止められているし…………だけどまぁ、ヒイロさんは特殊な事情を抱えているとだけは。」

 

「そうなの…………だったら、私も無理して聞き出すつもりもないから別の機会にするわね。」

 

残念そうな表情を見せるが、引き下がってくれたギンガにスバルがそうしてくれると助かると思っていると、ふと視界に入った人物がいた。

 

「あー………でも、ヒイロさんがどうやってなのはさんに勝ったのかは話せるかな。」

 

スバルの言葉にギンガが首をかしげるが、質問をするより先にスバルが見かけた人物の名前を呼ぶ。

 

「ティアーーー!!」

 

「…………スバル?それにギンガさんも…………定期検診から戻ってきていたんですね。」

 

 

スバルの呼ぶ声に気づいたティアナがトレードマークである橙色の整ったツインテールを揺らしながら2人の方を振り向くと、近くまで歩いてくる。

 

「ええ、そうね…………ところでティアナ、ヒイロさんって高町教導官と模擬戦をして勝ったってホント?」

 

「………模擬戦というか、なんというか……………」

 

ギンガの問いかけにティアナは頭を抱えるような仕草を見せるが、当時六課にいなかったギンガはティアナがその様子を見せたことに合点がいかず疑問気な表情を浮かべる。

 

「…………別にいいか。話にはあまり関係のないことだし…………」

 

「ティアナ?」

 

「あぁはい。一言で言ってしまえば、ヒイロさんはなのはさんに勝ったことがあります。」

 

「え、やっぱり本当なの?」

 

「状況が状況だったから、非公式のような形だったんですけどね。」

 

「そうなの…………ふぅーん…………で、どうやってなの?」

 

ティアナの言葉にウンウンと頷きながらギンガは本題であるヒイロがなのはを倒した方法を尋ねる。おそらく参考程度に聞いておきたいぐらいの感覚だったのだろうが……………

 

「…………これ、なのはさんから絶対にマネするなって言われているので参考しないことが条件なんですけど、聞きます?」

 

「え゛…………ええ、わかったわ。」

 

ティアナがあげた想定外の条件にギンガは思わず表情を硬めてしまうもすぐに強張った表情を戻すとその条件を呑んだ。そして、ティアナはギンガにヒイロとなのはの戦い、その結末部分を語る。

 

 

 

 

「高町教導官の砲撃魔法……………ディバインバスターの正中線を突いて枝分かれさせ、受け止めた…………?」

 

「しかも受け止めるだけに留まらず、逆に筋力とデバイスの推進力で突っ切ったらしいです。なのはさん曰く…………」

 

「ギン姉、もしやれって言われたら?」

 

「できるわけないでしょう。それ以前にやろうとする勇気も湧かないわよ。流石に高町教導官の砲撃魔法を避けるならまだしも、受け止めて押し返すなんて…………」

 

「それをやってのけてしまうからヒイロさんは魔力がなくてもあれだけの強さを誇れるんでしょうね…………」

 

「で、ティアはそんなヒイロさんが大好きと。」

 

ギンガがムリムリと首を横に振り、ティアナがヒイロの強さに唸るように頷いているところにスバルが爆弾を投下した。

あまりにも突然、そして素早い起爆にギンガとティアナも呆けたように表情が固まり、三人の間で空白の時間が生まれる。

 

 

「ハ、ハァ!?いきなり何言ってるのよこのバカスバルゥ!!!」

 

「えー、だってティアこの前念話でヒイロさんのこと大好きだもんねーって聞いたらうんともすんとも言わなかったじゃん。」

 

最初に再起動したのはやはりティアナだったが、その表情は真っ赤に染め上がり、いかにも羞恥のソレを前面に出していた。いつもはティアナに尻を叩かれているスバルだが、流石にそのティアナの表情は滑稽だったのか、口を尖らせ、不満そうな表情を見せながら二発目の爆弾を投下した。

 

「そっ………それは、タイミングがタイミングだっただけで…………別に、ヒイロさんが………その…………」

 

二発目の爆弾は効果的に作用したのか、さっきまで苛烈な勢いだったティアナはどんどん口調が早口になるのと反比例して態度が塩らしくなっていった。その様子にギンガは心底から驚いたように目を見開き、スバルはニヤニヤとあくどい笑みを浮かべていた。

 

「……………つまり、()()()()()()でいいのかな?」

 

「……………自分でもよくわかっていないのに、頷けるわけないでしょ、ばか。」

 

ニンマリとしたスバルの笑みに反発的な目線を向けるティアナだが、今のスバルには効果がないと悟ったのか、ため息を一つついた。

 

「でも…………あの人に、あたしのこれまでを認めてるって言われたあの日から、なんとなく、あの人の後ろ姿を追っているのは、自覚してる…………」

 

やっばり色々と彼女の中で羞恥といった感情が渦巻いているのか、潤んだ瞳を見せながら制服の襟で口元で覆うその姿はスバルはともかくまだ六課に来てから近しいギンガもなんとなく察した。

 

「そ、それにヒイロさん…………意外と甘い声、出せる…………耳元であんな声聞かされたら、しばらく頭にこびりついちゃう………」

 

「あー…………うん。それには同意見だね。あれはやばいよ。シチュエーションもアレだったし。」

 

「………………ヒイロさん、どんな声を出していたの?」

 

「ヒイロさん同年代なんだけど声が結構低いんだよねー。一言で言うなら……………年齢の離れた年上の男性に褒められているような感じのやつ。で、ティアナは境遇が境遇だから刺さる……………というより堕ちる。」

 

「堕ちるッ!?」

 

スバルの語るヒイロの声にとてもじゃないけどそういう風な声が出てくるとは思えないというように、ギンガは困惑の入り混じった驚きを見せる。

そんな乙女心を振り回し、惑わした当の本人のヒイロはというとーーーーーー

 

 

 

「………………そうか。やはりビルゴが鬼門となるか。」

 

『ビルゴもそうだが、トーラスもだ。一応君から提供してもらったデータを元に俺が管轄している次元航空艦クラウディアの局員と模擬戦をやらせたのだが……………』

 

ヒイロに提供された部屋、もといなのはの部屋で神妙な面持ちで通話をしていた。その相手は六課の後ろ盾となってくれているクロノ。そして無限書庫の書記長を務めているユーノの2人だ。

 

『リーオー、エアリーズ、トラゴスの三機体は比較的対応は容易だ。君のいう通りこちらが防御魔法を組んで攻撃をすれば倒せる。』

 

ヒイロがクロノ個人に提供したアフターコロニーは合計で五機体。他にもキャンサーやパイシーズなど海中を活動の源としている機体もあるが、今回は省いている。

その内の三機に対しては対応策を講じるのは難しいことでないと語るクロノだったが、残った二機の話に移る時には難しい表情になっていた。

 

ちなみにだが、ソファに座るヒイロの隣にはヴィヴィオが彼の腕を枕代わりにしてスヤスヤと寝息を立てていた。

一応母親という立場にいるなのははフォワード組の教導、フェイトは執務官としての仕事のせいで部屋を空けることが多かった。ピンチサーバーとしてはやても挙げられるが、彼女は隊舎にはほぼ常駐してくれてはいるが、部隊長としての職務が多忙なのか、実質あてにはならず、消去法的にヴィヴィオがパパと慕っているヒイロにその面倒が回ってくるのが自然の流れだった。

今回に至ってもヴィヴィオがヒイロの膝の上に乗りたいと駄々をこねたが、それでは色々と面目が立たないため、ヴィヴィオから離れないことを条件にヒイロの隣で寝る程度に抑えてもらった。

 

『だが先に挙げた通り、残りの二機に対する戦績は酷いものだ。トーラスはまだいい方だが、ビルゴはダメだ。バインドで動きを封じようにもそもそもの時点で攻撃が通らない時点でお手上げに等しい。』

 

「お前に渡したデータはこちらに合わせて装甲はガジェットのものと同等にしている。言ってしまえばあれは劣化品だ。それに対応できないようでは死ぬぞ。」

 

『……………なかなか手痛いご意見だが………お前のいう通りだな。一部の局員が口にしていたが、ビルゴはまるでなのはを相手にしているような気分だと言っていた。』

 

『遠距離からの攻撃を遮断する電磁フィールド、プラネイトディフェンサー。さらには砲撃魔法にも匹敵する威力を少ないチャージ時間で連射できる腕部装着型のビームキャノン…………確かに機体コンセプトはまるで量産型なのはだね…………』

 

クロノとユーノはまるでビルゴが量産型なのはのようだと語るも、2人の脳内の出てきたビルゴがなのはにすげ替えられて、さらにそれが集団で整列して行進してくるというみる人間が見たら失禁必至な光景を産み出し、すぐさま頭から振り払った。

 

『うん、ビルゴの機体コンセプトを話すのはやめようか。』

 

『ああ、そうだな。お互いの精神的にそうした方がいい。ところでヒイロ、アフターコロニーではどういう対策を取っていたんだ?』

 

達観したような様子を見せる2人にヒイロは怪訝な表情を見せていたが、クロノからの問いかけがあり、その追及はできずしまいになる。

 

「以前から言っているが、単純火力でビルゴを撃破するのであれば少なくともディバインバスタークラスの砲撃魔法は必要だ。あとは近接格闘に持ち込むのも手段の一つだが、何よりプラネイトディフェンサーは複数機が同時に展開すると互い互いを守り合い、より強固なバリアになる。シグナムのような実体剣はともかく、フェイトの使うザンバー系のエネルギー刃では塞がれることもある。」

 

『遠近両方の間合いからの攻撃も防御可能か……………特に遠距離から絶大な効果を発揮する………基本的に遠距離からの攻撃が多い魔導士にとっては天敵だな…………』

 

自身のアフターコロニーでの経験からビルゴの対処策を語るヒイロだが、手段によっては数の暴力に襲われることがあることにクロノは苦い表情を見せる。

 

「指向性の高いレーザー兵器ならばプラネイトディフェンサーを貫通することはできるが、ビルゴ自体へのダメージは低い上、兵器の類がもっぱら排除されているミッドチルダには存在しないだろうな。」

 

『兵器に頼らないで、よりクリーンな魔法に頼ることを選んだからね…………兵器は忌むべきモノみたいな扱いがあるんだよね。』

 

「ならば魔導士が取れる手段はハードではなくソフト面に漬け込むしかないだろうな。」

 

『……………外見ではなく中身ということか。』

 

クロノが顎に手を当てて納得している様子を見せるとヒイロはそれにわずかに頷く仕草をしながら説明を続ける。

 

「基本的にガジェットへの対応策としても有効だが、ビルゴは人ではなく機械が動かしている。スカリエッティが関わっていることでその性能は高いだろうが、結局は人形だ。プログラミングされていない行動をすればその反応は少なからず低下する。」

 

『なるほど…………相手は人間ではなく機械だから予め指定された動きは機敏に熟すが、その範疇を超えたものには対応できないということか…………』

 

「煙幕からの強襲など、視界を封じたところからの攻撃は効果的になるだろう。だが、所詮は破れかぶれだ。スカリエッティに調整されてしまえばそれまでになる。つまり手段としては有効だが、根本的な解決にはならない。」

 

『でも、やりようはいくらでもある。それをやってこその魔法だからな。やはり君に聞いて正解だった。ありがとう。』

 

「モビルスーツについて知っているのはこちらでは俺だけだ。当然のことをしたまでだ。ユーノ、お前の方はどうなんだ?」

 

お礼を述べるクロノにヒイロは憮然とした様子でソファの背もたれにもたれかかると、ユーノに以前頼んでおいたレジアス・ゲイズ近辺の調査についての近況を尋ねた。

 

『まずは聖王教会の聖骸布の盗難についてなんだけど、盗難された時期に務めていた管理人と蜜月関係にあったとされていたシスター、彼女に関してのデータは一切が削除されていた。』

 

「やはりスパイが潜んでいたか。」

 

『彼女がそうなんだろうね…………だけど申し訳ない。これ以上の情報は出てこなさそうだった。』

 

「スパイが自身のいた形跡を消すのは当たり前のことだ。気にするな。」

 

『…………そう簡単には尻尾は見せてはくれないか………。』

 

ユーノの謝罪にヒイロは気遣う発言をするも、クロノは少しばかり残念そうに腕を組む。

 

「当然だ、と言いたいが、内通者からの情報ではそのスパイは聖王教会から管理局へと続け様に潜入を行なっている。ならば管理局に入局した人物の過去十年間を調べれば、ある程度の絞り込みはできるはずだ。クロノ、それはお前の方でやれるはずだ。執務官の職権を奮って調べろ。」

 

『……………なるほど。そういう調べ方もアリか。さらにそこからレジアス中将近辺にいる局員という条件もつければ……………わかった。職権濫用はできんが、その筋の人間にはそう頼んでおく。』

 

最初こそ職権を振りかざせというヒイロの言葉に顰めっ面を見せるクロノだったが、過去10年に絞って調べればある程度の目星はつく上、さらにそこから査察に訪れるレジアス中将近辺の局員に限定すれば、その人数はかなり絞られ、もしその時にスカリエッティのスパイが潜り込んできた時の対処がしやすくなる。そのことに気づいたクロノは一転納得した表情を見せながらそれを承諾した。

 

『じゃあ本題に戻ろうか。まぁ僕は書庫の整理が本業だから、あんまり目立たないように作業の片手間に調べては見たんだけど戦闘機人が関わっているような事件は前々から起こってはいて、それの調査も進められてはいたみたいなんだ。だけど、そのどれもが空振り、もしくは上層部の指示で調査自体が頓挫させられている。』

 

「上層部……………最高評議会とか言う奴らか?」

 

『断定はできないけど…………ヒイロがこの前ハッキングして見つけた最高評議会の方で戦闘機人計画を進めていたとかが全て事実であれば、その可能性は。』

 

『……………また身内を処罰する羽目になりそうだな…………まぁこの前よりは気が楽だが。』

 

ユーノとヒイロの会話に頭を悩ましている様子を見せながらため息をついたのはクロノだ。彼は闇の書事件の際に重要参考人だったとはいえ、恩師でもあるギル・グレアムを検挙している。

 

「他には何かないのか?」

『あるよ。この画像を見てほしい。』

 

ヒイロが尋ねるとユーノが画面を操作して、2人の顔が写っているディスプレイとは別のモノを出現させるとそこに至るところが破壊された研究施設のような廃墟の画像を出す。

 

『これは、どこかの研究施設か?』

 

『ここは昔スカリエッティのラボの疑いのあった研究施設だ。実は他の疑わしいところへの突入は寸前で止められていることが多かったんだけど、ここの研究施設だけ8年前にある部隊が突入している。』

 

『…………………ゼスト・グランガイツ!!彼の部隊か!!』

 

クロノが出したゼスト・グランガイツという聴き慣れない人物の名前にヒイロが尋ねようとするもそれがわかっていたのか、それより先にユーノが新たなディスプレイを出した。そこに出された画像には1人の男が出ていたが、彼の風貌はいかにも武人という面持ちであり、寡黙ながら同時に思慮深いといった印象を与える。

 

『彼の名前はゼスト・グランガイツ。地上本部の首都防衛隊に所属していたストライカー級の魔導士、いわゆるエースと呼ばれる人間だ。のちにゼスト隊の隊長として部下を率いるんだけど……………』

 

ユーノが一度説明を止めると表示したゼストの下に彼の部下の顔写真がリストアップされる。ヒイロがそのリストを流し読みしていると全く知らない人間ばかりのはずなのに、何か見たことがある人物がいることに気づく。決してその本人と面識があるわけではないが、その人物がヒイロの知っている人間と特徴が似ているからだ。

 

「ユーノ、こいつは戦闘機人か?」

 

ヒイロが指差したのは薄い紫色の髪を一部分ポニーテールにしてまとめあげた快活な印象を受ける女性だ。ヒイロが気になったのはその快活な印象と薄い紫色の髪はまるでスバルとギンガを足して二で割ったような身なりだったからだ。

 

『…………ヒイロ、君はもしかしてスバルとギンガから聞いたのか?彼女らが戦闘機人であることを。』

 

「ティアナからスバルがそうであることは聞いた。ギンガも本人からは聞いてはいないが大方そうだろうという認識だ。」

 

クロノの驚いた表情からの質問にヒイロはそう答えるとユーノに目配せをする。さっさと先に進めというサインと思ったユーノはその通りに進めることにした。

 

『えっと、彼女は戦闘機人ではないよ。名前はクイント・ナカジマ。ちゃんとした………っていうのは失礼かもしれないけど、人間だ。それと、多分察していると思うけど……………スバルとギンガの母親だ。』

 

「………………それともう1人気になっている奴がいる。隣の奴だ。」

 

ユーノの間が開いた言葉にヒイロはクイントが真に2人の家族ではないことは見抜いたが、それは追求することではないと判断して、ヒイロは別に気になっていた人物を指差した。

 

『この人?この人がどうかした?』

 

ユーノが不思議そうにその人物を拡大させる。その人物は先ほどのクイントと髪色の質がよく似た、快活なイメージとは反対の落ち着いたような印象を受ける女性だった。

 

「確認する。コイツに()か何かの血縁関係にある人物はいたか?」

 

『ッ…………………まさか!!!』

 

「俺が直接接触したわけではないが、ソイツとよく似た特徴を持った子供をヴィヴィオを保護した時の戦闘で確認している。」

 

ヒイロはディスプレイに映る2人から隣で寝ているヴィヴィオに視線を落とした。

 

『彼女はメガーヌ・アルピーノ…………彼女には確かに娘がいる…………名前はルーテシア・アルピーノ………両方とも、この任務のあとに行方不明になっている………!!』

 

「………………そうか。」

 

おそらくあの映像で見た少女は、ルーテシアで間違いない。キャロはともかくまた幼い少女が戦っていることにヒイロは深いため息を落とすように言葉を呟いた。

 

 




そういえば気付けば既に1周年が経過していたようですね…………色々と手を伸ばしてしまっているせいで遅々として進まないこの小説がここまでこれたのはひとえに読んでくださる皆様のおかげです。

というわけでちょっとしたネタバレを…………







本編完結後………いつになるかはわかりませんが、ヒイロがアフターコロニー、もとい、マーズセンチュリーに帰るまでの間を期間とした、具体的にどうとか誰とか明言はしませんが、ヒイロに撃墜された三人とのADVゲームとかでいうところのイベントを書こうかなと思っています。

ちなみに…………場合によっちゃあ、知り合いからそれは色んな意味で禁忌だろと呼ばれたラインを越えるのもあり…………うん。彼女いない歴=年齢の粗末な文章で良ければですが……………………人は、どうして禁忌を侵そうとしてしまうのだろうね^_^
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