オリ主はチートまでは行きませんが強キャラにはなっても仕方ないのです。
ついでにオリ主のクラスと今回の構成を考えるのに非常に悩み、クラスだけで1週間もかかってしまいました。
「今日から見習い騎士になった諸君!今日から我がオレルアン狼騎士団の仲間であるからには厳しい訓練を乗り越えねばならぬ!」
あれから1年が経過した。
一足早くザガロが見習い騎士になり、今日から始まる厳しい見習い騎士への訓練に望むことになった。
俺はそのためビラクやロシェといることが増えた。
正式な訓練に参加は出来なくても剣くらい出来なきゃ騎士団の訓練についていけないし、オレルアン城の図書室だけでは知識でも限界があった。
なので俺はしばらくはビラクたちと剣や槍の訓練をすることにしていた。
そして、夜にまた本を読み知識を深める。
これだけをする生活が続いていた。
そんなある日のこと、俺の書いていた文章をロシェに見られてしまった。
「本を書いているのかい?」
「あぁ、日記を書いているんだ。」
そう、今書いていたのは日々の日記だ。
いつ何が伏線になるかわからないし、俺がいることで何か原作と食い違う場所があるかもしれないからな。
「そうか、僕もつけてみようかな……」
「文章力もつくし失敗の反省も出来るから悪くないと思うぞ。」
これは、転生前の先生の受け売りである。
というか、ロシェがいないとオレルアンズ全員マルスの敵になるしな。そろそろマルスも生まれてるだろうし、アリティアの情報も集めねば。
そしてある日のこと。
魔法の国カダインよりオレルアン城に使者がやって来た。
カダインは大賢者ガトーが作った魔法学院を中心に自治が認められている都市。
そこからの使者ということで興味が沸いた俺はロシェとビラクの3人でこっそり覗きに来た。
オレルアン王やターバンと話をしている使者を見てみると、なんと……!
「おい、あれ……カダインの高司祭であるウェンデル司祭じゃねーか。」
見た目からすぐにウェンデルだとわかった。
ビラクやロシェは知らんけど俺は原作知識があるしゲームと全然見た目が変わらないからすぐにウェンデルだと察しがついたよ。
内容はどうやら所謂才能がある少年少女の留学についてらしい。
オレルアンには草原の民と呼ばれる奴隷階級もいれば孤児院に暮らす孤児だっている。
中には俺たちみたいに孤児院が焼かれ奴隷階級に身をやつすことになったヤツすらいる。
だからこそ、そういう人で才能がある人はカダインで保護をしたいという内容らしい。
ターバンは渋っていたがオレルアン王としては賛成らしい。
そして話が終わったので見つかる前に退散した。
流石に一撃離脱の訓練をしていたからか見つかることなく無事に部屋まで戻ることが出来た。
その後ビラクとロシェと別れた俺は一人ウェンデルを探しに行った。
理由は簡単、魔法の才能があるかを確かめるためだ。
当の本人は探したらあっさりと普通に客間にいたのを見つけたのですぐに会いに行った。
「おや、どなたですかな?」
「私はサトシ、狼騎士団に所属する予定の今は召使いです。」
一応後の代表者になるお方なので最低限礼儀正しく挨拶をした。
現実世界の礼儀が通用する辺り今まで転生前に生きた18年は無駄にはなってなかったので少し安心した。
「サトシさん、でしたか……?私に何か御用でもありましたか?」
「はい、ウェンデル司祭に私の魔法適正を見てもらおうと思い参りました。」
そう言ってこれまでの経緯と院長先生の話をするとウェンデルは快く才能を図ってくれた。
内容は簡単でファイアーの魔法とライブの杖を手渡され、実際にやり方を教えるからやってみよというものだった。
無論、室内でファイアーをぶっぱなして何かあっても困るし騒ぎを大きくするとカダインが戦争を起こしに来たと誤解されかねないため外へ出ていって、である。
そうしてファイアーの書を受け取り中身を見ると……
「……わかる気がする。ファイアー!」
内容の意味を何となく理解してしまった俺は難なくファイアーを使っていた。
これにはウェンデルも驚きの様子。
更にライブの杖を試してみるとこちらは適正がなかったらしくカエルの傷すら治せなかった。
「魔道士の才能は十二分にあるみたいです。本当でしたら我がカダインで正式に学んでもらいたいのですが……」
しかし今はオレルアンから出るわけにもいかない。
狼騎士団に参加しなければ、せっかくビラクたちと繋がった意味がないではないか。
「申し訳ありません、ですがもしウェンデル司祭が不定期にオレルアンに来られるようでしたら私も勉強をしたいと思います。」
そう言って頭を下げるとウェンデルはにこやかな表情で歓迎してくれた。
それから、大体2~3ヶ月に1度、数日の間のみだが俺はウェンデルから魔法の手解きを受けた。
俺とロシェが騎士団に参加する頃にはもうファイアーは完璧にものにしていたため溢れる才能だと評価されていた。
こうして俺は1年が経過し、ロシェと共に見習い騎士になった。
ビラクはあと1年先だ。歳が一番若いから仕方ない。
とはいえ、俺は槍も剣も未熟だし何よりクラスが魔道士だ。
ターバンと掛け合ってみたところ、軍師見習いとして参加したいという要望を叶えてくれた。
新紋章のカタリナみたいなものといえばわかりやすいだろう、実際あの女は魔道士で騎士団に参加してたしな。
軍師見習いになってからもう1つ嬉しいことがあった。
ターバンと会話することが増えたためターバンの信頼を得やすくなったことだ。
もしかしたら最悪ターバンの闇堕ちすら回避出来るかもしれない。
そんな希望すら持てるレベルである。
さて、他のメンバーの話をしよう。
ウルフは既にホースメンとして立派に活躍している。
一足早く見習い騎士を卒業し正式な狼騎士団の一員としてターバンと草原を駆けている。
ザガロはまだ見習い騎士だ。
とはいえ近々叙勲を受けることが決まっており、扱い的には正式な騎士と大差はなかった。
流石チートなイケメンホースメンである、リメイク仕様なのか割と強くなりつつある。
ロシェはソシアルナイトの部隊に所属している。
俺はターバンと戦術を練る係なのであまり詳しくはわからないがやはり厳しい訓練は待っているらしい。
ビラクは来るべき時まで相変わらず自主トレを続けている。
努力の甲斐があり馬には既に乗れるようになっており槍の腕前もまぁまぁといった感じらしい。
こうしてみると、ビラクだって普通の騎士なんだよな……なんでSFCまではゴミのようなステータスなんだ。
さて、そんなある日のこと。
ターバンと次の実戦での演習場所を相談した時に俺はある廃村を示した。
「ここは……7年前に山賊に潰された村か。」
「はい、そして現在も山賊たちが付近を縄張りにしていることがわかっています。」
ターバンは知らないだろうが俺には深い意味があった。
ここは俺が転生して最初に来た村。
7年前に山賊に潰された村。
ここには院長先生の遺物がもしかしたらあるかもしれない。
その僅かな可能性に賭けた提案である。
「この辺りの山賊は卑怯な手を好み今尚騎士団でも退治しきれていません。しかし、卑怯な手を使わねば略奪も出来ない山賊団ですから練度そのものは他の山賊に比べてあまり質が良くありません。」
「だから敢えてこいつらを討伐しより実戦的な訓練とする……か。」
ターバンはリスクも考慮し少し考え込んでしまった。
やがて、この意見は通ることになった。
ターバンとしてもメリットの方が強いという判断であった。
この話し合いから1週間。
ターバンを指揮官とした見習い騎士の部隊がオレルアン城を発ち、およそ1日の距離にある廃村を目指し突き進んでいった。
部隊はソシアルナイト小隊20人とホースメンの小隊10人。
その内ソシアルナイト15人とホースメン5人が見習い騎士である。
無論、ロシェとザガロもここに参加している。
そしてウルフも今回はホースメン部隊に所属して共に行軍している。
俺は馬にこそ乗っているがあくまでも軍師見習い。
多少剣は扱えても魔道士なので戦いの際には馬から降りて戦う。
この大陸にマージナイトが存在しないからね、仕方ないね。
そして途中に1度野営を挟み、翌朝目的の廃村に到着した。
野営の訓練はあまりないため貴重な経験になった。
「ハーディン様、山賊は恐らくこの近くに拠点があるはず。騎士団が来たとなれば必ず姿を現すでしょう。ここはこの廃村を拠点に4人1組でこの辺りをくまなく調べ、見つけ次第狼煙で知らせて皆で各個撃破致しましょう。」
「わかった、皆の者!これより4人1組で辺りをくまなく調べる。何かあればすぐに狼煙で知らせるように!」
このターバンの号令に皆が従い一斉に散開した。
廃村に残ったのはソシアルナイト6人とホースメン2人。
そして、奇しくもこの中にはロシェ・ザガロ・ウルフの3名も残っていた。
ビラク……ごめんよ。
そして残った部隊は廃村の探索になった。
廃村に山賊が潜む可能性もあるからだ。
あらゆる危険な可能性すら油断せずきっちり処理するターバンは普通にすごいと思った。
「ロシェ、ザガロ。覚えているかいここを。」
「あぁ、忘れもしない。俺たちが初めて出会った孤児院があった村だ。」
「懐かしいけど、あの山賊たちがまだいるということに驚きを隠せないよ。」
俺はロシェとザガロと孤児院の近くを探索していた。
ウルフ?あいつなら他の場所を探索している。
「そこ、私語は慎め。何があるかわからんのだからな。」
ターバンに注意された。
何か、こうして私語を注意されると学生時代を思い出すな。
死んでしまったから卒業出来なかったけどな……
そして、注意されたからには仕方ないので黙って探索に戻った。
院長先生が死んだあの場所にエルファイアーの書は流石にもうなかった。
山賊が持ち出したのだろう。
そして俺たち3人とターバンは孤児院の中を調べ始めた。
残りの兵は外を調べている。
「燃えてしまったけど、まだこうして廃墟になって残っているんだな……」
「あぁ、ほら見てよザガロ。僕たちが初めてサトシを案内した洗面所だ。」
ロシェとザガロは孤児院跡の洗面所だった場所に来たみたいだ。
話し声がこちらにまで聞こえてきている。
俺はターバンと院長先生の部屋だった場所に来ていた。
瓦礫などもあったためあまり行けない場所もあったが院長先生の私室は幸いにも通路が残っており入ることが出来た。
「……何か手がかりがあればいいけど。」
そっと呟きながら棚などを漁った。
ターバン?ターバンがこんなことするわけがないだろう。
何もないことを知って雑談してるロシェとザガロを注意しにいった。
その間に家捜しをしているわけだ。
そして、壊れかけの棚の奥からなんと手紙とシェイバーの書を見つけた。
ターバンが戻ってきたのでシェイバーの書のことを報告したところ俺が持ってて良いことになったためそのまま懐に入れた。
手紙は読もうとしたら外から兵の声が聞こえたため懐に一緒にしまいターバンと外に出ていった。
「騎士サマがわざわざこんな辺鄙な場所までご苦労様だな?死ね!」
外に出ると廃村は既に戦場になっていた。
ターバンも馬に乗りはがねのやりを振り回し山賊と戦闘を開始した。
「ロシェ、前衛を頼む!ザガロは弓でロシェを援護するぞ!」
そう言って俺はファイアーの書を出して敵に火の玉を浴びせにかかった。
火の玉を食らった山賊は死にはしなかったが顔を焼かれ悶えていた隙にロシェのてつの剣がそいつの首を狩り取った。
ザガロも弓でロシェの援護をしている。
山賊の脚を狙い足止めをしてロシェが馬で突撃しすぐ逃げる。
これは、ビラクとウルフも交えて練習していた作戦だ。
そこに俺がファイアーで援護をする。それだけを追加した即興アレンジだ。
「生意気なガキ共が、死ね!」
「危ないザガロ!ぐわっ!」
「大丈夫かロシェ、無理するなよ!」
「よくもロシェを、死ぬのはあんただよ……院長先生の仇!」
俺のファイアーとザガロの弓が同時にヒットした。
山賊の投げた手斧はザガロを庇ったロシェが喰らってしまい肩を抑えるもロシェの後ろから飛び出したザガロが放った矢がファイアーと同時に山賊の首筋にヒットしたのだ。
「大丈夫か皆よ!」
「はい、ロシェが少し負傷しましたが何とか撃破しました。」
「よくやった!こちらもほぼ鎮圧した。さぁ帰るぞ。」
ターバンたちは既に合流した兵たちと連携し騎士団が来たことで焦った山賊たちが潰しに来たのを返り討ちにしたらしい。
俺たちが相手にしたのはそのリーダー格だったらしい。
そりゃ手斧が飛んでくるわけだ。
ロシェだって肩からそこそこ血を流してるしな。
というわけで、止血を済ませた俺たちはこの辺りに陣を引き、一晩何もなければ城に帰還することになっている。
「大丈夫かロシェ?」
「あぁ、でもこれが戦争なんだね……」
その晩、孤児院の前で火に当たりながらロシェと会話をしていた。
ロシェの傷はきずぐすりを服用したこともあり既に大分塞がりかけている。
「ロシェは優しいからな。その優しさのおかげでザガロは無事だったわけだ。」
「そんなことないさ、それに……院長先生の仇は討てたんだからさ。」
そう言って話していたらザガロもやってきた。
見張りの交代があったので休みに来たらしい。
「ロシェ、ありがとうな。」
「気にしないでくれよ、おかげで俺は傷1つないんだからな。」
「でも、ザガロだって弓の腕上がったじゃないか。俺のファイアーだけじゃ勝てなかったぜ?」
「よしてくれよ、まだウルフに勝ったことないんだからさ。」
こうして俺たちは久しぶりに笑いあった。
ビラクとウルフがいたら良かったが、ウルフは正騎士だから見張りをずっとしてるしビラクはまだ見習い騎士になれていない。
だが、俺は知っている。
暗黒戦争では4人共ターバンと一緒に戦うことを。
「そうだロシェ、ザガロ。俺……院長先生の手紙を見つけたんだ。」
「院長先生のだと?見せてくれよ。」
「お前たちそこにいたのか。何をしてるんだ?」
「あ、ウルフじゃないか。見張りは大丈夫なのかい?」
「見張りなら交代の時間だ。それより院長先生がどうしたんだ。」
読もうとしたらウルフが来た。
ウルフにも事情を説明し、理解してもらったところで手紙を読み始めた。
手紙はかなり掠れていたが何とか読むことが出来た。
『親愛なる妹、エレミヤへ。今日も私は子供たちと仲良く暮らしています。最近山賊たちが幅を利かせているため中々会いに行けず申し訳ありません。こちらは今も大丈夫みたいです。一応エルファイアーの書くらいは買いましたがカダインにいる父上から頂いたシェイバーの書は万が一の時に備え私が持つことにしました。エレミヤの住む場所はパレスに近いのでしたね、ノルダの奴隷市場には気をつけてください。あと、シェイバーの書は私の孤児院の誰かに将来託すつもりです。エレミヤのリザイアはカダインでもあまり見ない魔道書、どうか大事にしてください。では、近々山賊たちが落ち着いたら会いに行きますね。ナハトより。』
院長先生の手紙は、妹に宛てた手紙だった。
しかし、エレミヤ……何か引っ掛かるな。
「そういえばシェイバーの書はあるのか?」
「あぁ、ここにな。」
「将来子供たちに託す……生き残りが俺たちしかいないんだからサトシが持っておけよ。」
「あぁ、そうするさ。」
ザガロにそう言われたため俺が正式に持つことになった。
院長先生……ナハトって司祭だったがカダイン出身だったのか。
ウェンデルに会ったら聞いてみようて心に決めた。
こうして、夜は更けていったのだった……
サトシ
魔道士 Lv:2
最大HP:18
力:0
魔力:4
技:3
速さ:5
幸運:6
守備:2
魔防:6
武器レベル:魔法D
武器
ファイアーの書
シェイバーの書
備考
現実世界では18歳の高校生。
趣味は読書とゲームで漫画研究会所属。
進学する理由もなく就職先を決めようとしたが交通事故で死亡して所謂異世界転生をした。
転生した先でウルフたちと出会い『草原の民』としての奴隷生活を経て狼騎士団に参加。
武器が不得手だがウェンデルに才能を見出だされ魔道士の道を歩み始めた。
見た目はルフレに近く、髪色も銀髪である。
ハーディンに対して忠誠を誓っているが他4人程ではなく柔軟に物事を考えている。
他のFEシリーズのクラスを出してもいいですか?
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出してもいいよロシェ
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だめだよロシェ