貞操観念逆転で男女比率1:9とかどんな罰ゲームですかね   作:annwfn666

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お久しぶりです、結婚ドッキリもAR小隊分書けたので戻ってまいりました、と思ったら体調崩して微妙に遅れましたが何とか更新です、後、今回は二話連続更新です

そんなこんなの内にナガンお婆ちゃんが副官してる所の指揮官さん、ご結婚なされたようで、おめでとう御座います。

コラボ絡みたかったけど、世界線がかなり違うからなぁ、と自重しました残念。ただ、あちらの指揮官さんの「目」に此方の指揮官の彼が「どう映るのか」私、気になります!!(愉悦顔)

…その内、書ける設定思いついたらコラボ許可貰いに行こうかな。


そういや第8戦役、明日開放ですね、後、妖精。資源的もストーリー的にも胃が痛いゾ


「書類仕事は悪い文明だと思います」

-???、???-

 

 

「あ~、何時までこんな事続けるにゃ?」

 

「分からんわ!でも私らに任された仕事、大事ってことくらいは分かってるよなぁ?」

 

「『鉄血の侵攻を止められなくなりそうなら近場でまともな支部へ走り、知らせる』にゃ?分かってるけど…暇にゃ~後、何であんな私らを捨てた指揮官の為にやらんといかんにゃ!」

 

「別にあのアホンダラのためや無いわい!!ええか?今のあたしらはハグレや、つってもまだあの指揮官の所有権は生きとる、でもこうして働いとるとこ見せたらなんや、上手くいくかもしれんやろ?」

 

「…かも、かにゃ」

 

「…かも、や…」

 

「ああもう!!何でこんな事になるにゃああああああ!!」

 

「喧しいわ阿呆!!だったらあのアホンダラの下、男を虐げるプログラム入れられてあんなクソッタレな仕事したかったんか?ん?」

 

「う、うにゃ~、それを言われると弱いにゃ~」

 

「ほな、諦めて仕事に精出しいや」

 

「分かったにゃ~」

 

「ね、ねぇ…チョコ無い?チョコ…」

 

「その質問、何度目や?もう無い!スッカラカン!!」

 

「私の甘味も分けてやったにゃ!!もう諦めるにゃ…」

 

「うううぅぅ…ち、チョコぉ~…」

 

『食べます?』

 

「!!チョコ!!頂きます!!」

 

「おおきにな~…って誰やねん!!」

 

「にゃにゃにゃ!?」

 

『どうもはじめまして、ドローン越しに失礼します。近い内に其処へ赴任することになりました指揮官です』

 

「ま、マジかいな?しかも…お、男ぉ!?」

 

『はい、此方がその証拠になります』

 

「あ、どうもご丁寧に…このデータ、ホンマや」

 

「にゃ~、男の指揮官なんてありえないと思ってたにゃ~」

 

「ま、アンタが指揮官ってのは分かったわ、で?ハグレのあたしらになんか用か?」

 

『貴方達に…と言うか、ある戦術人形に連絡を付けたいのです、『星』を持つ彼女に』

 

「ほ~ん、あたしらの仮のリーダーの調べもついとるんか、んで?簡単にホイホイ話すとでも?」

 

『いえ全く、前任指揮官の傀儡と思われても仕方ないかと。ですのでまずは信頼してもらうために此方を』

 

「…あ、アンタこれ!?」

 

『それが一番近場なので、キーコードも同封してるので選り取り見取りですよ』

 

「…取り敢えず確認させてもらうわ、話を『星』まで持っていくかはそれ次第で」

 

『今はそれで結構です、そのドローンを同行させるので何かありましたら連絡を。後、貴方方の任務はもう一つのドローンが受け継ぎます』

 

「ん~、鉄血来るなら途中で気付くわな、此処は信用しとくわ。ほな、な」

 

『ええ、またいずれ』

 

「ね、ねぇもう無いの!?チョコ!!」

 

『後はチュッパチャップスが何本か、大事にどうぞ』

 

「わ~い♪」

 

「アンタ、自由やなぁ…」「にゃ~…」

 

 

-顔合わせから数日、グリフィン本部内、会議室-

 

 

あれから数日、担当地区へ向かうことが延期となったためこれ幸いと彼は業務に関する学習を行っている。指揮官ともなればデスクワークだってある、ご存知、戦闘報告書やら物資に関する物やらその他も。このご時世、データでのやり取りは逆に信頼性が欠けるとのことで時代は紙によるそれに逆戻りだ、いや、前世でも結局は書類仕事からは逃れられなかったし、それどころか社長の判子に頭を下げてるように見えるよう、以下は斜めに押すこと、なんて考え出した奴に「お前病院行ったら?頭のな」と真顔で言いたくなるマナー()が蔓延っていたな、と笑う。

 

なんかそういう愚痴と言うか、感情に結びついた記憶は残るのか、だから娯楽関係が?等と下らない考察をしつつ、基地に輸送予定の物資に目を通し、サインする。早めにしておかないと『排斥派』から横槍が入って減らされる可能性もあるからだ。ぶっちゃけ、その気になれば物資は科学MODを入れまくったMinecraftの如く、とまでは行かないがそれなりに創造可能なのだがやり過ぎると目をつけられるので最終手段としておく。

 

当然ながらこのような書類の作成については無知であるため、最初のうちはカリーナとその同僚に教えてもらい、2,3日でマスターした。その同僚がアイドル育成ゲーでプレイヤーと言うかプロデューサーにドリンクを売りつける系の事務員に似てたような気がするのは気のせいだったろうか?まぁイラストを見た程度なので確証はないが、他にも何処かでみたような人物がいるかも知れないとそれを見つけるのがまた、彼の少ない楽しみの一つになっていた。

 

因みに言語だが、当然、日本語などない。確か何体か、一〇〇式を始めとして日本製の銃が元になった人形がいたが、彼女等も日本語を話すのか?食べ物といった文化について語っていたからワンチャンか、会うまでお預けである。基本は英語で後は土地柄もあり、ロシア語がたまに入るくらいだ。クルーガー含めた人間や人形達とも英語だし、人形によってはロシア語やそれぞれの母国語を使ったりもする、たまにだが。つまりはかなりな国際色溢れる職場!になるわけで前世は日本語に日常会話レベルの英語が手一杯だった彼にとって、かなり厳しい職場になる。

 

では何故?となる訳だが答えは唯一つ、『ナノマシンってすげー!』である。文章の翻訳については病院でもやっていたが、他にも会話の翻訳もそうだ、彼女等の台詞をそのまま聞きその訳が網膜投影される字幕形式と、声色は同じだがそれが日本語になって聞こえる吹き替え形式の選択式である。此れは気分によって切り替えており、今日は文章を読む機会が多いので吹き替え式にしている。喋るのもまたナノマシンのサポートにより、自分としては日本語を喋ってるつもりだが、きちんと英語、その他の言語となって彼の口から紡がれる。筆記にしても書くべき文章が紙面に光の線で投影され、それをなぞればキチンとした文章になるという訳だ。

 

…今更だが、記憶喪失のはずの子供が此処まで読み書きスラスラなのは疑われないか?とも思ったが今から言語習得しましょう、なんてことになれば何時まで経っても話が進まない。学習させられていたのだろう、ということで納得してもらうことにする。取り敢えず、全て終わった訳ではないが今すべき書類仕事が終わったことを確認し、後でカリーナに取りに来てもらうことにする。さて、現状できることは後、何があるか?こういう時は誰かと会話すれば思い出すもの、早速とばかりにAIを呼び出す。

 

 

LAN>>何か報告することある?

 

SUP1>>現在、幾つかの廃棄工場を改修中です。プランは以前に決めた通り、『ワンオフ人形の開発』『動物をモチーフとした人形の開発』『高速輸送を可能にする飛行機の開発』、此方で宜しいでしょうか。

 

LAN>>宜しいです、優先順位はそのままね。人形は俺の陰ながらの護衛に必須だから早めにね、エクスキューショナーの素体をほぼ無傷で入手できたのはラッキーだったわ。データは頂いてるからそれを元に、あ、男性型でな?差別化を図らんと。動物型は逆に難しいな~参考にする人形はおらんし…っておったわ、原作で飼えたペット、あいつらバッテリー必須でどういうこっちゃと思ったらイベント時に配ってた奴、あれペットロボットだったのな?いや、野良の生きた奴もいるけどさ。そういうの参考に巨大化、シミュレートすれば何とかなるでしょ。鳥も確か、人類生活圏でも綺麗な所なら飛んでたし。

 

SUP1>>了解。飛行機の開発ですがかなり困難です、参考にするものが一切ありません。

 

LAN>>あ~、あってヘリだよなぁ。あれだって原作でCAPCOM製かよっていうくらいの落ちっぷりを見せる輸送用しか無いし。ん~、ある程度反重力でものを浮かせる技術はあるよな、そうじゃなきゃ可笑しいことが幾つかあるし。

 

SUP1>>肯定、しかし人員輸送するほどの大きさを持った機体を浮かばせる程の出力はないと思われます。

 

LAN>>だよ、ねぇ。ん~それである程度軽減しつつジェットエンジンか何かで垂直離陸?理想を言えばX-メンやらアヴェンジャーズやらで見かけるあのカッコいい垂直離着陸機を再現、なんだが。

 

SUP1>>現状の手持ちの技術では不可能です、ノウハウが不足しています。

 

LAN>>畜生くそう、ナノマシン無双で何とかしてくださいよー

 

SUP1>>無双ではありません、我々も出来ることと出来ないことはあります。

 

LAN>>知ってる。仕方ない、近場の正規軍施設のデータを漁れ、何処かに残ってるはずだ。

 

SUP1>>不要なデータを残しているとは思えませんが。

 

LAN>>ウンにゃ、何処かには残ってる。人間な、手に入れた技術をポイポイと捨てるものかよ。何時かいる、何時か使う日が来る、今でこそゾンビ共がいるから表には出てこないが、万が一にも落ち着いたらまた国境引き直しゲームを再開するさ。そうなったら航空戦力は必須だ、そんな事を考えて何処かには残ってる。ま、最悪アレだオスプレイにブースター装備する感じでもこの際、妥協しよう。

 

SUP1>>…了解。

 

 

護衛人形、普段は麾下の人形達が交代でしてくれてるが今後、戦場に移った場合はそれも難しいし何より、グリフィンやIOPが間に挟まる以上、完全に彼の私兵という訳ではない。あくまで此方に貰えるのは指揮権であり、所有権ではないし。今後、何かどうしょうもない事態があれば切り捨てられる可能性がある以上、必要なことなのだ。人形達も所詮は機械、記憶を弄られれば一瞬で敵に変わる、既にどこぞの宇宙戦争映画のようにオーダー66的なサムシングが仕込まれてるとも限らないのだから。現状、彼はグリフィンと一蓮托生だがグリフィンからすればそうでもない、その時の保険としては必須、そう彼は思っている。

 

 

SUP1>>現状は存在するヘリコプター、此方の形状を変更し考えうる最高速を出せる機体を開発することが現実的であると提案します。

 

LAN>>だね、確か大型ヘリのハインドってやつ?アレもデカイ割には速いって言うし、取り敢えずはそれで、他に何か提案することは?

 

SUP1>>提案ではありませんが、忠告ならあります。

 

LAN>>およ、なんでしょ?

 

SUP1>>先の問題もですが、まずは目先の問題を解決すべきかと。

 

LAN>>…それこそ何かいい案、無い?

 

SUP1>>感情面における情報蓄積が不完全です、残念ながら有効な案は出せません。

 

LAN>>そっか…分かった頑張る、そっちも宜しくな。

 

SUP1>>了解、そちらもご武運を。

 

 

ご武運を、とか軽いジョークかなぁと思いつつAIとの通信を中断し、書類を机にぶつけることで揃えつつ、AIから受けた忠告の原因にチラ、と視線をやる。其処には机から頭半分だし、塀か何かにぶら下がっているかのようなポーズで、無言のまま此方を見つめるSOPMODの姿があった、多分、漫画だったら背中に「ジ~」的な擬音を背負っていたろう。グリフィン本部と言えども安心は出来ないため、こうして護衛役を必ず一体就けることになっている。ただ、今日はスオミの番だったと彼は記憶しているが。

 

「どうかしたんですか?SOPMOD」

 

実はこのまま09地区へ行くまで有耶無耶にし、誤魔化しておこうとした問題がこうして噴出してきた訳だが、取り敢えずは何も気付いていないふりで話しかけてみることにする。それに対してSOPMODはプーッと頬を膨らませ

 

「ねぇ、ラン」

 

「SOPMOD、プライベートでは何と呼んでも構いませんがこうして仕事中は指揮官と呼んで下さい」

 

「…指揮官」

 

呼び方を訂正するとさらに機嫌が悪くなったように感じる、が、流石に此処はしっかりしておくべき事なので引く訳にも行かない。

 

「何でしょうか」

 

「最近、私達のこと避けてない?」

 

「いえ、そんな事はありませんが(避けてますごめんね)」

 

質問の内容は予想の範疇、だからノーモーションでどもることなく否定できた。それでもSOPMODの不満顔は解消されていないが。因みにこの私達、というのは想像はつくとは思うがAR小隊のことである。

 

「護衛とか、副官任務に私達使わないし」

 

「戦闘能力もですが、それよりも書類仕事の処理能力を優先したんですよ、此処数日は書類の山が敵でしたから。そう言うならSOPMOD、此方の僕からグリフィンへの資材要求概算とグリフィン側の回答とのすり合わせをお願いできますか?」

 

実際、今必要なのは敵を吹き飛ばす能力ではなく、書類の山を片付ける方だ。彼の質問にSOPMODはツイッと視線を逸らす、まぁそれも短時間でまた戻したが。

 

「そう言えば、今日はスオミにお願いしていたはずですが」

 

「…頼んで10分だけ変わって貰った」

 

脅しはしてませんよね?そう聞きたい所だが流石にないだろう、と思いぐっと飲み込む。まだ納得はしてないようだ、彼は溜め息を何とか抑え込み、書類を更にまとめながら説得を続ける。

 

「09地区に向かったら主戦力はAR小隊です、それでなくとも他の人形と組んで実力を発揮してもらいたい。他の人形とローテーションを組んで慣れておいて貰わないと困るのですが」

 

それは分かってますよね?と聞くと無言で頷きはする。実際、404小隊も合流できるよう工作はしているが間に合うかはギリギリ、その他の増員案も上手くいくとは限らない、そうなると現地の基地で製造という名のガチャを狂ったように回して増員するしか無い訳だ。それで増えても経験値0,レベル1の人形だ、即戦力と言えるはずもない。其れ故に、残り少ない時間でも彼女等には背中を預けられるとまでは言わなくとも、チームワークを磨いてもらわなければ。

 

スプリングフィールドにスオミ、ウェルロッドもウェルロッドを除けば其処まで実戦を積んでいるわけでもないらしい、編成拡大1回は可能なレベルと彼は解釈している。トンプソンはそれ以上のレベルのようだがやっていた仕事は基本的に警護だ、実戦とは程遠い。無論、初期における戦力ならそれでも過剰とも言えるが所謂、原作における第0戦役、OPに繋がる前日譚はゲームならばある程度進行することにより開放されるが此処ではそうも行かない、つまりはエージェント+鉄血の大軍相手に勝利、まではせずとも情報を抜き出し、無事に帰還せねばならないのだ。

 

失敗し、AR小隊が分散ともなれば第6戦役の悲劇が不可避となる、未だ『傘』の解析が済んでおらず、正直間に合うかも怪しいと彼は思っている、希望的観測は敵だ。故に残り少ない時間の間であっても彼女等には演習優先でやってもらっていたのだ。無論、他に理由はあるのだが…

 

「兎に角、僕が避けているというのは説明の通りSOPMODの勘違いですよ。だから…」

 

言葉は其処で飲み込まれた、微かに聞こえたのはすすり泣く声、見ればSOPMODが紅い目一杯に涙を溜め、それを零すまいと必死に我慢している。

 

「SOPMOD…」

 

「うぅ、ひっぐ…だって指揮官、他の人形と話してる時に私達近づくと、話止めちゃうじゃない。ほ、他にもM16が今後のこと聞いても誤魔化すし!そ、それから、そ…うわあああぁん!」

 

たどたどしく語ることで思い出し、それが引き金になったのかついに泣き出すSOPMOD、誤魔化しきれるとは思っていなかったが、やはり彼女等の負担になってしまったのだろう。とはいえ、早い段階で説明することは危険だったのだ、AR-15やM16なら腹芸も出来るだろうがこうして感情のままに行動することの多いSOPMOD、そしてM4の態度でばれる可能性があるから。

 

(と、言っても限界か…後、数日だが止むを得ないか~SOPMODでこうならM4はもっとストレスに感じてるだろうし、仕方ない)

 

そう、AR小隊で一番忍耐強くない人形、それはSOPMODではなくM4だ。第7戦役をしたら分かるがSOPMODは隔離されたことに不満はあれど、納得はしていた。だがM4は違う、愚痴を零したネゲヴに激昂し、爆発している。他にもm45に当たったり…つまりSOPMODでこうなら今のM4は相当、危ないのではないか?彼は此処が限界点だろうと判断し、説明することを決めた、だがまずは目の前の彼女を慰めることから始めるべきだろう。

 

SOPMODの傍へより、グスグスと泣きじゃくる彼女の頭を抱き寄せ、服が濡れるのも構わず胸に抱きしめる。大胆な行動にピクリ、と反応するが突き放すことなくSOPMODは受け入れ、逆に抱きつき、静かに涙を流す。彼はそれが落ち着くまでその桃色の髪をなで続けた。(ウン、やっぱ胸結構あるよな~SOPMOD)こういうときぐらい止めないか!!数分後、落ち着いたSOPMODが泣きはらした眼を彼に向け、言葉を待つ。彼は席に戻り、ガサガサと机を漁る。

 

「…何度も言いますがSOPMOD、僕は皆さんに隔意はありません、避けているというのは思い違いです」

 

「で!…」

 

「でも」と言い募ろうとしたSOPMODだが彼が左人差し指を唇に当て、静かにと示すのを見て言葉を飲み込む。右手で彼は見つけた書き損じの書類の隅に何行か書き、それを畳みまたその表にも何か書いた後、再び立ち上がる。

 

「それで納得して下さい、命令です」

 

口ではそう言いつつ、SOPMODの手に書いて畳んだ紙を握らせる、一番上に書いた「M16へ」とだけをSOPMODに見せるようにして。

 

「分かりましたね?」

 

「…分かったよ、それじゃあ指揮官…」

 

「ええ、そろそろスオミが来るでしょう。余り無理を言ってはいけませんよ」

 

「うん…」

 

コンコン

 

ノックが響く、恐らくは交代に来たスオミだろう、彼は入室を許可し、SOPMODには退室を促す。スオミが開けたドアからフラフラと力なく出ていくSOPMOD、それを見送り心配そうに振り返るスオミ。

 

「余りに思い詰めていたので少しの間の護衛交代に了承したのですが、不味かったでしょうか?」

 

「いえ、恐らくは此処が潮時だったのでしょう。これ以上だと爆発の可能性もあったのでむしろ英断です、有難うございますスオミ。ただ、今後は一応連絡をしてからお願いしますね。」

 

「は、はい!申し訳ありませんでした!」

 

「いえ、有り難かったのは事実ですから。それでは仕事、手伝ってもらえますか?」

 

「はい!頑張らせて頂きます!!」

 

恐縮したり、敬礼したりと忙しいスオミに手伝わせ、彼は真面目に仕事をこなす。全ては己の欲望を満たさんがために…それでこの辺りが平和になるのなら良いのではなかろうか?多分。




後書きは二話連続更新なので、次でまとめて

人形主観によるお話はあった方が良い?無くても良い?

  • あった方が良い
  • 無くて良い
  • 本文途中で挟む程度で

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