貞操観念逆転で男女比率1:9とかどんな罰ゲームですかね   作:annwfn666

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貞操観念ではお久しぶりです、Twitterネタを文章化することに喜びを覚えて気がつけば一ヶ月以上ご無沙汰でした。待ってる人いるかなーと弱気になったりしましたが、活動報告の方で尻を叩かれたので頑張りました。

色々イベントありましたね、北極狐では中々揃わず切れそうになったり。★4、5製造率アップは妖精製造による資材不足的な意味でスルーしてたんですが、SG製造率アップと聞いて我慢できなくなって回しちゃったよ…資材が死んでます

因みに未だ8戦役やってないです、10連休でする予定だったんだけどなんかズルズルとやること多くてね~

ま、良いか。久々で書き口とか違ってるかもしれませんが、どうぞ


「仕事で出張する彼女、届くビデオレター、なんて無いですからね?」

-???、???-

 

「やっと連絡がとれましたね、はじめまして」

 

「此方からの信頼の証し、受け取って頂けましたか」

 

「『それだけ受け取って逃げると思わなかった?』愚問ですね、今の貴方を考えれば絶対にあり得ない」

 

「戦うことに誇りを見い出している貴方が、そんなこそ泥のような真似をするはずがないでしょう?」

 

「えぇ、条件は此方の指揮下に入って貰うこと、それだけです。その準備も整っています、横槍は入れさせません」

 

「はい、一人残らず。希望するなら、ですが。断るはずがない?そうだと嬉しいですね」

 

「では、時間厳守で。お会いするのを楽しみにしてます」

 

 

 

-あくる日、執務室-

 

 

 

「指揮官様、基地へ持っていく諸々のリストがまとまりました。ご確認下さい」

 

「ありがとうカリーナさん、輸送機の手配は?」

 

カリーナから受け取ったタブレットで確認しつつ、気になっていることを聞いてみる。

 

「はい、3機は抑えましたがそれでもこの量です、何度か往復する必要があるでしょうね」

 

本当は5機は抑えられるはずだったんですが…と悔しそうに漏らすところを見れば、減った理由も予測がつくというもの。彼は肩をすくめ、幾つかの資材をピックアップしタブレットをカリーナへ返す。

 

「許容範囲内です、人形以外では最初に運ぶ資材は此方にして下さい」

 

「はい、かしこまりました!」

 

明るく返したものの、返されたタブレットに一覧化されたそれをスクロールしていく内にカリーナの眉が下がっていく。不満、と言うよりかは分からないと言った様子だ。

 

「あの、指揮官様?質問よろしいですか?」

 

「構いませんよ、何か」

 

残りの資材の優先度を別データで作成しつつ、首を傾げる彼に遠慮がちに口を開く。

 

「この弾薬ですが…現在、指揮官様の下にいるどの人形にも口径等が合いませんが、と言いますかこれ…MG用も入ってますよね?」

 

その疑問もご尤も、AR、SMG用なら未だ分かるがRF用などはスプリングフィールドの分だけで良いはずなのに違うものを運ぶことになっている。挙げ句にMGだ、最初は一人でも就ける予定であったが『強力な人形は最前線へ回すべき』との尤もらしく取って付けた理由に寄り、お流れとなった。

 

つまりは無用の長物なのだ、いや、今後は必要となる可能性は否めないが、少なくとも態々最初に運ぶ必要があるとは思えない。そんな視線を受けても彼は

 

「入ってます、それで間違いありません」

 

顔もあげることなく、平然と答える。そう言われればそうですかとしか言いようがない上下関係。ううむ、なんて唸りながら更にスクロールしていくがまた手が止まる。

 

「あの、何度も申し訳ありません、指揮官様…これは?」

 

指差しながら差し出されたタブレットにチラリと視線を向け、すぐに戻す。

 

「16lab、というよりはペルシカさん個人からの依頼でテストをする事になっているものです、ヘリアンさんにも話は通してありますよ」

 

「そ、そうですか…」

 

淀みなく答えられれば返す言葉もなく。「良いのかなぁ」と思うところもあれど、それ以上の追求は意味がないとため息をつき、どれから注文するかとそのスケジュールを頭の中で組み立てていく。おそらくは『排斥派』対策で情報の扱いに神経質になっているのだろう、と当りをつける。

 

別に自分を信用していない訳ではないだろう、情報を知るものを極力減らすのは当然だ。と言っても、人間は納得することでモチベーションを保つところがあるしカリーナとて例外ではない。何となく心の中で蟠りを残すが、仕事と割り切り資材部の方へ向かおうと出口へ行きかけたところで。

 

「向こうで必ず必要になります、後者は妨害工作の内容に寄りますが、前者は必ずです。だから」

 

よろしくおねがいしますね、ペコリと頭を下げる。こうまで言われれば俄然、やる気が出るというものだ。現金なものだと自分でも呆れつつ

 

「はい、お任せ下さい指揮官様!!」

 

意気揚々と退室した。因みに根を詰めて暑くなったのか、無意識の内の行為であろうシャツを摘んで胸元でパタパタ、を彼がやっているのを視界に収めたこともまぁ、テンションが上がる理由だったかもしれないが。そんな副官をチラリ、と見送る彼。

 

(チラリズム効果あったようですね、っと)

 

計算づくかよコイツ、相変わらずだと思わざるを得ない。まぁ彼も前世での記憶から「男が何処を見てるか、どんな所作が気に入るか」なんて痛いほど分かっているのだから楽勝ではあるだろう。そんな部下への気遣い(?)を忘れない彼だが、心中では仕事以外のことが半分を占めている。それは当然、と言うべきか昨晩のM4のことだ。まさかのヤンデレ、彼女自身で倫理コードを解除、そして最後に

 

(初めて、だったんだけどなぁ…こっちでは。向こうで?何のことですかね?(震え声))

 

そっと唇をなぞる、まぁ何時かは誰かに奪われるか捧げるか、分からないがいずれはそうなるだろうと思ってはいた。まさかこうも早く奪われることになるとは…M4のポテンシャルに驚きを隠せない。そんな一夜を過ごしたわけだが朝起きた時、M4は普段の彼女に戻っていた。

 

彼の予想ではペルシカに会いに行った際のテンパリを再現するとばかり思っていたのだが…おまけにふとした時、目が合うと彼女は唇をなぞり、クスッと笑いかけてくるように。

 

(もう戻れないんだね、あの頃の彼女はもういないのね!!)

 

なんかのメロドラマのように叫んでみても時計の針は戻らない。今の彼女もまたM4の可能性なのだ、そう自分を納得させて首を振る。多分だが堕天使エムフォエル状態には彼から倫理コードへ介在しなければならない筈なので、ならないよな?そう信じて当分はM4へのちょっかいは止めることにした。かなり前に彼のブレーキはぶっ壊れてると評したが、一応は働くらしい。

 

そんなちょっとテンション下がり気味の彼の視界、展開しているウィンドウの一つに着信ありとの表示が。相手の名前を見た彼の口元が少し、上がる。傍から見れば書類仕事をしたまま彼は通信をonに。

 

 

『ハロハロ~、元気ぃ?しきか~ん♪』

 

途端に通信画面いっぱいに広がる栗色の髪をした人形の顔、UMP9が撮っているカメラを抱える形で映っていた。

 

『体調に問題はありませんよUMP9、そちらはどうですか?』

 

『こっちも良い感じだよ、普段とは比べられないくらい待遇いいしね』

 

そう言いつつ、カメラを持ったままクルリと一周りし、いる場所を此方に見せる。場所は何処かの基地、其処の宿舎だろう。簡素で机と椅子、ベッドくらいしか無いが掃除は行き届いており寝具も清潔そう。相変わらずのG11が布団を被ってグッスリだ、まだ明るいからかアイマスクを着用しているがその模様が…

 

『(あれ、何処だっけ福岡だっけ?にわか煎餅とか何とかのタレ目の模様そっくりやん。)居住性は悪くないようですね、良かったです』

 

『うん、お陰様でね~ほら416、指揮官だよ~』

 

カメラは本を読んでいるHK416で止まり、そこで彼の意思を汲み取りズームする。映しているものは404内でも共有しているので、当然HK416も気づきチラリと此方に視線を向けた後すぐに本に戻す、興味なさげだが口元には笑みが浮かんでいるし本を持っている方の逆の手をヒラヒラと振る。

 

彼も手を振り返し(彼の側からも映像音声は送っている)、少しHK416の頬が赤くなったのを確認し達成感を覚えたところでカメラは最後の隊員、隊長であるUMP45を大写しに。

 

『ほら45姉、スマイルスマイル♪』

 

そう言われた彼女は私物であろう、ディスプレイ裏に404全員をデフォルメしたシールやら、404と落書きされてかなり派手になっているラップトップから顔を上げ、カメラに向かい静かに微笑む。

 

『数日ぶりね、問題ごとが解決したようで何よりだわ指揮官』

 

ズバリ、切り込まれて苦笑するしか無い彼。

 

『敵いませんね、分かりますか』

 

顔に出てたかウウム、と唸る彼をクスッと笑い『そりゃあね』と続けるUMP45

 

『AR小隊絡みでしょう?私達が発った後にメンテナンスがあったようだから何か仕込まれてた、そのくらいの予想はつくわ』

 

『「ディープ・スロート」という盗聴プログラムが。数日中に基地へ赴任する目処が立ったので、昨晩無効化出来ました。それまで話すわけにも行かず、その、不安に思わせてしまったようです』

 

成る程ね、と頷くUMP45

 

『軟弱なことね、少し相手にされなかっただけで不安に思うとか女らしくない』

 

そこで今まで黙っていたHK416が口を挟む、内容的に絶対こうなるだろうなぁと思っていた彼は首を傾げておく。

 

『そういうものでしょうか、数日に渡って業務的な会話のみに徹されては誰でもそうなると思うのですが(女らしくない、ね。男らしいがこうなるわけか~じゃあ女々しいは雄々しい?う~ん、違和感!!)』

 

『それでも、よ。私達はなに?人形よ?その程度のことでオタつくなんて…』

 

鼻で嘲笑うHK416だが

 

『え~…でも416だって指揮官と話せない日、「あの子大丈夫かしら」「怪我してないと良いけど」「人間に汚されて…あぁ!!」「なにかされてたら彼奴等…絶対に許さない!!」って…毎晩毎晩ブツブツ言ってたじゃんかぁ…』

 

味方に背後から撃たれ、バッとそちらを向く。HK416に向いていたカメラもそれを追随し、声の主へ。ムクリ、とベッドから起き上がったG11がムスッとした顔で此方を向いている。

 

『お早うございますG11、その、それは?(え?なになに?何時の間にかそんな416デレてたん?知らんかったわ~おいちゃんに教ぇて?)』

 

『おはよ~。そうだよ?もぅなにかあるたびにブツブツ言ってるし、夜になったらあたしに「大丈夫よね?」とか聞いてきて眠れなくてさ~酷いんだよ?他に「そろそろ口を閉じなさい寝坊助ぇ…」ヒィッ!?』

 

恥部を思いっきり暴露されたHK416は真っ赤な顔をまさに鬼のようにし、G11へ飛びかかる。頬を掴みグニグニするも、普段ならやられっぱなしのG11が数日間の安眠妨害への仕返しとばかりに伸し掛かって来たHK416の脇をくすぐる。

 

カメラはそんな二人のキャットファイトを抉り込むように映し出す、バックミュージックはUMP9の笑い声混じりの声援だ。

 

(おっほー、スカートの中丸見えですよ416さん、完璧なパンツですね!言ってて意味分かんないけど。G11も短パンで生足エロいのう…良いぞ、もっとやれ)

 

それもUMP45のため息混じりの苦言で終わりだ。

 

『そのくらいにしときなさい貴女達、貴重な時間をそんな事に使うの無駄じゃない?困ってるわよ、指揮官。9も煽らないの』

 

そう言われ、渋々離れる二人。UMP9も『ごめ~ん、お姉ちゃん!』というもあまり反省していない様子。

 

『ごめんなさいね指揮官、久々に貴方と喋れて嬉しいからはしゃいでるみたい』

 

『いえ、僕もその、皆さんが楽しそうで良かったです本当に、それから…』

 

未だに不貞腐れてるHK416に

 

『その、心配して頂いて有難うございます(フォローフォロー、中間管理職の鑑な私)』

 

ペコリ、頭を下げておく。それを見てHK416も流石にため息をつき、口を開く。

 

『…貴方に何かあったら面倒になるから。でもまぁ、元気で何よりよ』

 

それだけ呟き、フイっと横を向く。横でUMP9が『素直じゃないんだから~』などと呟いているが、UMP45がスッと拳を振り上げれば両手で口を押さえて『黙ります』の合図。同時にカメラが、否、ドローンがUMP9から離れ自力で浮く。そう、映像は404が彼から離れる際に付けたドローンより送られてきている。

 

因みに、彼が出発の際にそっとUMP45にインストールし其処から他の隊員にも広がるようにしていた防壁等は思い切りバレていたようだ。ある程度、事態が落ち着いてからUMP45から聞いている。

 

落ち着く、そう今彼女らのいる基地にたどり着くまでは本当に最悪だった。扱いは最悪、廃墟のような建物での寝泊まりを強制される、必要最低限の資材の配給も受けられないなどは可愛いもの。404が彼の下に配属という形になっているのを知っているからか、洗脳プログラムを入れようとしたり…

 

その全てを独りでなんとかしていたUMP45には本当に頭が下がる、故に彼も何とか力になれればと先ずはこのままだとどんどん彼の下から離れていくことになっている指令、これを密かに改竄し09地区に近くなるように変更。行き先は『排斥派』ではないと思われる指揮官の基地へ。もしバレたら力技かな~と思っていたが一切、バレることはなかった。

 

よく考えれば裏仕事をする部隊だ、そうホイホイと連絡を取れるはずもない。基地に着けばそりゃあ連絡も行くだろうが後半の『排斥派』じゃない指揮官は空気を読んでくれたらしく(読むような指揮官を選んだ、とも言うが)本部の方への連絡は控えてくれたらしい。「はぐれ部隊を保護、後に解体」とだけ記録してくれたそうだ。

 

『排斥派』の指揮官が余計なことをしようとした時には鉄血の襲撃ありと誤情報を流してそれどころじゃなくしたり…一度、ELIDらしき敵影を確認とデマを流した際には凄いことになったので流石に自粛した。そういった細かな小人さんのようなフォローを重ね、やっとのことで09地区のかなり近くまで404を辿り着かせることに成功した。

 

そんなある日、ステルスモードで追尾しているドローンからアラート。また馬鹿が馬鹿をしたのかと慌ててカメラを繋げば先程のようにニコニコ顔のUMP9のどアップ、正直、ビビって少し引いた。どうやら内蔵バッテリーが少なくなってきていたので404が間借りしている宿舎から更に盗電して充電し、油断しているところを襲撃されて捕まったらしい。

 

先にも言った通り、UMP45には即座にバレており他のメンバーも普段と違い、色々と事がうまく運ぶと訝しんでいた所にUMP45が「もう大丈夫だろう」とネタばらしをしたらしい。「気を使ってくれてありがと~」と明るい顔のUMP9に「信用ないのかしら」なんて言いつつも嬉しそうなHK416、尻尾があればきっとブンブン振られていたであろう。

 

「よく寝れるよ有難う指揮官、お休み~」と幸せそうに寝始めるG11。そして最後にUMP45、害のないプログラムなら受け入れるのだから黙って送信しないこと、工作もバレれば貴方の立場、引いてはクルーガー社長の立場にも影響すること。他にも細々したこと(工作の仕方が甘い、だの)で説教と言うか指導を受けたが最後にボソリと。

 

『でも…嬉しかった、有難う』

 

そう言って微笑んだUMP45に彼は不覚にもキュンと来たものだ。それからは連絡がつく日はこうして互いに連絡を取り、お喋りをしている。特に此処最近はAR小隊とギクシャク気味だったのでこれが彼の癒やしだったりもする。

 

だから今日も少しお喋り、何があった、誰がどうしたと言った他愛のないもの。そして最後に仕事の話。

 

『ではそちらの地区に巣食うマフィアの殲滅のサポートが、合流する前の最後の仕事ですね』

 

『そうなるわね、敵の配置、禁止薬物等の隠し場所。そういった物を調べ上げて此方の基地の指揮官に伝達するのが仕事、それが終われば09地区へのヘリを出してもらえることになってるわ』

 

殲滅の手柄はあくまでこの基地の指揮官の物、だけどね。そう肩を竦めるUMP45、そのように割り切りながらも彼をチラリ、と見て、彼女にしては珍しくオズオズと口を開く。

 

『それで指揮官…貴方は私達の活動を見て、来たわ』

 

『ええ、そうですね(大変勉強になりました、煽りじゃなく)』

 

破壊工作、情報工作…果てはグリフィンの恥部の消去。彼の想像もまだまだ甘いと思い知らされる日々だった、人間は何処までも汚く愚かになれると。別に綺麗なものだと思ったこともないが、それでも「これは酷い」と思うことばかり。彼が返事の後、沈黙したことから活動内容を思い出しているのだろう、そう確信したUMP45は僅かに見を固くする。

 

息を吸い、吐き、整えて

 

『その…汚いとか、思わなかった?』

 

自分の手が汚れきっているのは分かっている、必要なことだし後悔もない。だが知ってしまった、出会ってしまった。汚れなく自分たちを慕ってくれる、身を案じ自身の危険を顧みず手を差し伸べてくれる。そんな想像でしかなかった指揮官を。

 

だからこそ嫌われるのが、嫌悪されるのが、怖い。自分にもこんな感情が未だ残っていたのか…いや、見て見ぬ振りをしていただけか。自嘲気味になりながら彼の言葉を、待つ。他のメンバーも態度の出し方はそれぞれだが、似たような心境のようだ。

 

其れに対する彼の答えは。

 

『いえ全く(お前は何を言っているんだ、系の画像が複数脳内に舞ったんですけど?あ、保存しとこ)』

 

ピシャリ、一言の下に否定した。否定するにしても口籠るか、消極的な否定くらいは覚悟していたUMP45は唖然とする。其れを知ってか知らずか畳み掛ける彼。

 

『大体、汚れ仕事をする人員を罵る意味が全く理解できません。本当に汚いのは仕事自体、もしくはその仕事をせざるを得ない状況を作った人間の方だと思います。だから、僕は皆さんのことをそのように思ったことはありません、これからもです(つーか、汚れ仕事をしてくれる人材には敬意を払えや!!身近なことで考えてもゴミを集配してくれる方々がいなくなったらどうなると思っとんじゃ!?そうやって汚い仕事=其れをこなす人員なんて阿呆なことを考え、冷遇するからシーマ様はああなってしまったし、絶頂大好きボスも暗殺チームに反逆されたんだゾ)』

 

そう、キッパリと言い切った彼に目をパチクリさせ、そして

 

『フフッ、そう…そうか…考えすぎだったかな、私の』

 

肩の力を抜き、フッと自然に微笑むUMP45

 

『有難う、指揮官』

 

その言葉も自然に口に出来た、久々に本当に笑えた気がする、そう思いながら。

 

『どう、いたしましてでしょうか?兎に角、合流さえすれば表舞台でも力を奮ってもらうことになると思います』

 

矢張り、気にしてたんだなぁと自分なりのフォローを。それにUMP45は頷いた、HK416は『其れだって完璧にこなしてみせるわ』と気合十分。

 

『…そろそろ時間ね、準備があるからそろそろ。次は実際に顔を合わせることになるかしら?』

 

『基地で、ですね。楽しみにしてますよ、いつものようにドローンの指揮権を譲渡しておきますので使って下さい』

 

『有難う、足がつかないように入手したドローンだと精度が低くて…助かるわ』

 

それから他の皆とも軽く挨拶、きっとすぐに会えるから。通信をoffにし別窓に表示していた考えうる妨害工作の一つ『404との分断工作』にバツ印、完全に潰したと判断する。それでも未だかなりの数の妨害工作…されるとは限らないが…彼は盛大にため息をつく。

 

(カリーナに頼んだ資材に異物混入、もしくは破壊工作。持ち込むまでは見張り必須だな。輸送手段のヘリ、移動中のヘリへの攻撃、着いてからの…フハハ、俺の敵は鉄血だよなぁ?)

 

何をやっているんだろう、そう思うことも少なくないが基地に到着し、軌道に乗せればそうそう手を出せなくなるはず。兎に角、今は雌伏の時で臥薪嘗胆がスローガン。とはいえ、404が仕事に出たように日も落ちそろそろ夕食の時刻だ。忙しいからと執務室に軽食の出前を頼んだら、スプリングフィールドが手作りのやつを持ってきてくれたのだが、食べてる間ジーッと見てくるのだ、「休まないのですか」との意思を添えて。

 

この上なく居心地が悪かったので、食事と睡眠は必ず取るようにしている。今日も此処まで、そう決めて複数展開していた窓をすべて消し…

 

(ピィッ!?)

 

視界いっぱいにM4の顔が広がる。悲鳴を上げなかったことに自分を褒めて良い、そう馬鹿なことを思う彼。

 

「え、M4?」

 

「ハイ、指揮官。食事の時間ですので呼びに来ました…でも仕事中のようでしたので」

 

少し、眺めていましたとニコニコ顔で言うが流石に距離が近い、物理的にも心理的にも。

 

「確かに作業中でしたが、呼んでくれてよかったんですよ?」

 

書類に実際に書き込む以外は浮かべた窓で書類を作製、そのデータをプリンタへアウトプットしているのでどうしても視界は完全に窓で塞がることになる。その事は伝えてあるので人間は端末から、人形は電脳から通信を送ってもらうようにしている。と、言うか流石に腕に触られれば気付くから其れでも良いのだが。

 

「そうですね、次からそうします」

 

そう言いながら彼の方に伸ばしかけていた手と共に少し残念そうな顔も引く、手?

 

(こ、この娘は何しようとしてたの!?え、まさか…そういう淫らなことを!?)

 

当然、M4相手には自重することにしたので倫理コードには一切、手を加えていない。そうなると此処まで接触すれば警告くらいは出るはずなのだが…

 

(も、もうこの娘が分からへん…堕天使を通り越して小悪魔ですか!?どうしてこうなった!!)

 

理由を知りたかったら自身の今までの行動を振り返ればいいと思うよ。

 

「じゃあ…行きましょうか」

 

何だか仕事よりも今の一瞬の方が疲れた、そう思いつつ立ち上がる。其れに対し

 

「ええ、みんな待ってますよ」

 

そう言ってM4は引いた手を戻し、自然に彼の手を握る。

 

「え、と?」

 

「どうしました?」

 

不思議そうに聞く彼女に首を振る。

 

(もはや「駄目、ですか?」とかの恥じらいも通り越しちゃったかぁ…逞しくなったと思おうそうしよう)

 

やけくそ気味に、握られた手に力を込め握り返す。ついでに少しはにかみながら。そんな彼にM4は微笑みを強くし、そのまま二人は手を繋いだまま執務室を出て宿舎へ戻る。その姿、十分にカップルに見えることだろう。

 

尚、そのまま宿舎に戻ったためそのさまを見た一部の人形が騒ぎ、一騒動起きるが…それはまた別の話。




ウム、順調に成長してるぞM4(震え声)私が書くとこうなるな~もう止められんのだろうか?

次回、今度こそ本当に基地へ。


深層映写、遂に来ますが現状だとスルー予定です。流石に大陸で2年かけて行ったペースのイベントを未だ1年に満たずにやらされるのは急かされているようで…

何より、お船のゲームのほうもイベント告知、重なったらやはりそちらを優先するでしょう。と思ってたんだけど未だに開始日の予定すらわからないって何なん?5月中に始まるのかも怪しいぞぉ

もう春イベじゃないよね(溜め息)

人形主観によるお話はあった方が良い?無くても良い?

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