貞操観念逆転で男女比率1:9とかどんな罰ゲームですかね   作:annwfn666

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連続投稿です、それだけです、ええ

ところで通常や戦闘描写よりもセクハライチャコラしてるところのほうが筆が乗るし、分量も増えるんですがどういうことだと思います?


「真面目キャラが突発的イベントでアタフタするの、尊いよね」

-同日深夜、病室-

 

 

(さて、どうしたものか…)

 

少々、いやかなりかび臭い毛布に包まりながら彼は寝返りをうった。三姉妹のナデナデを堪能し、ぎこちない笑みを浮かべて立ち直った風を装いその場を締めた後、食事を取り就寝と相成った。食事の方は彼が見つけていたそこそこの量のカロリーバーとAR小隊持参のレーションを仲良く分けて…と言えば聞こえは良いのだが人形用ということもあり、そのレーションは栄養摂取さえできれば良いというコンセプトを、タップリ振りかけた味に仕上がっていた。その酷さはナノマシン制御すらしている彼の表情筋を動かし、しかめっ面をさせたと言えば何となくは伝わるだろうか?

 

苦笑を浮かべたM4の「基地にでも戻ればきちんとした食事はありますから、我慢してくださいね」との慰めに頷きながらも(でもローディング画面4コマだとマックレベルのバーガーが給料日の贅沢だぞ?本当にマトモなの?信じるぞ大天使エムフォエルぅ!!)等と不安を覚えつつ流し込み、口直しにカロリーバーを齧り(此方は一応、チョコ風味だった)水で流し込む食事が終わるとM4からもう寝るように促された。

 

「明日の午後までに迎えが来る地点まで行かなくてはなりません、少々遠いので少し早起きする必要があるの、キツイかもしれないけど御免なさいね。だ、大丈夫!キツかったらおぶって移動するから!!」

 

顔を赤らめながら両拳をぐっと胸の前で握る彼女はたいそう可愛かった、彼の中では途中でおんぶをして貰うことは確定するくらいに。さて、此処までは実に和やかな空気だったのだが部屋割りの段になり、それが凍ることになる。実はこの病院、地上部分の病室は全て個室で5人全員で寝るのは流石に無理、無論、交代で見張りはするがそれでも狭いのは間違いない。

 

ナースステーションで全員寝ることも考えたが廊下の奥まったところにあり、有事の際の逃走経路を考えるとあまり良くない。ならば仕方ないと二組に分けて個室にそれぞれ就寝することになった。と、此処までは良かった、此処までは。別部屋から未だ使えそうなマットレスを引っ張り込み、マシと思える毛布を探し出し、運び込むのは彼も手伝い、それなりに楽しかった。和気藹々とした空気をぶち壊したのはSOPMODの何気ない一言だった

 

「でさ~、誰がランと同じ部屋で寝るの?」

 

その一言で先程言った空気となる。M4はM4で隊長としての責任があるとか言い出すし、AR-15は有事の際に指示を出す者が保護対象と共に行動するのはどうかとそれに反論する始末。SOPMODは単純に一緒にいたいと口を挟むしで収拾がつかなくなった、頭を抱えるM16を他所に二人の論争と一人の茶々はヒートアップするのを彼は無表情に見守っていた、心中では(愉悦ぅ!!)等と思いつつそれを愉しんでいたのだが。だが、そろそろM16の限界が近いことをその震え具合から何となく察し、(仕方ないニャァ…)とばかりにあざとく介入を決意する。

 

「クシュン」

 

少し冷えるとばかりにくしゃみを一つ、全員の目が集まった所で眠たげに目をコシコシと擦ってみせた。「僕、そろそろ限界です」アピールである。流石に此れには言い合いを続けていた二人も少しやりすぎたとシュンとなり、此処は平和にジャンケンで決めようということになった。M16は最初に自分が見張りをすると言って個室から出ていった、事実上の棄権である。そして残った三名で始まるジャンケン、(ああ、未だジャンケンは生き残ってたんだね)等とくだらないことを考える彼の前で始まった。

 

まず最初に勝ち抜けたのはSOPMOD、出したチョキをそのままピースサインにして彼に近づき、嬉しさを表すためか後ろからギューっと抱きつく。この程度なら倫理コードは発動しないのか、そのままの態勢のSOPMOD。恐らくは対象男性の心拍数や呼吸数を読み取って心理状態を判断してるのか?嫌悪感を覚えたり興奮しすぎたりしなければ結構行けるのではないか?そんな事を考えながらも彼は背中に感じるSOPMODの胸の感触を堪能していた、彼女の重傷絵を見てもらえば分かるが結構あるのだ、小柄にしては。

 

(マーベラスッ!!この感触!!たまらんッ!!誰か知らんが転生させた奴!!この瞬間だけはお前に心から感謝しよう!!アッでもそろそろ止めないかな?お姉さん二人がすっごい顔してこっち見てるよ?アレ、多分だけど鉄血を見る目じゃないかな?ってくらいすごいですよSOPMODさん?あぁもしかして俺の頭で隠れて見えてない?気づいてない?気づいて?なんか立ち位置的に俺が睨まれてる気がすると言うか、此れもう殺意こもってるレベル!!ジッサイコワイ!!)

 

流石にこれ以上は耐えられないと、SOPMODの手を突付き、二人の方を指差す。SOPMODも気づいたのかそっと離れる、名残惜しそうに「エヘヘ~」なんて幸せそうに微笑みながら。ここから更に二人のジャンケンはヒートアップした、なんかもう「此処だけ少年ジャンプ」というくらいに。人形の身体能力と演算能力を駆使し、残像を残すスピードで後出し、フェイント、終いには出した瞬間に風圧で床のホコリがブワッと舞うほどに。それなりに掃除した筈なんですけどねぇ?どんだけだよ

 

(「私は次、チョキを出します」「なら私はグーを出すわ」とかそんなジャンケン心理戦台詞ガチで使ってるの初めてみましわ、何が君たちをそうさせるの?俺だね?なんかゴメンね?「やりますね、さすが姉さん」「貴方もねM4」とか夕焼けの河原で殴り合いからの認め合いみたいなシーンになってるんです?握手までしますかねぇ。て~か、そろそろ不味いんじゃないかな~)

 

等と思っていたが、入り口に影がさしたので視線をそちらに向け、己の考えが当たっていたことを知り、目を逸らした彼、だって怖かったから。

 

「仲が良いようで私も嬉しいよ二人共、で?何時までやってるつもりなんだ?ん?」

 

「ね、姉さん…」「M16…その…」

 

(ほらね~結局、5分はずっとジャンケンしてたわけだしそらキレますわ)

 

ガチギレ長女降臨である、声を荒らげないのに物凄く怖い、てかなんか目が光ってないです?関係ないSOPMODも軽く震えながら彼の背に隠れている、一応保護対象だよね?彼

 

「そんなに仲が良いんだからお前達二人が別部屋だな、こっちは私とSOPMODで交代して使う「「そ、それは…」」あ゛?「「何でもないです…」」良し、最初の見張りはM4だ、一寸話がある」

 

「はぃ…」

 

「その、M4…頑張って「なに他人事みたいに言ってるんだAR-15、ん?お前は帰ってからだ、一晩じっくり話し合おうじゃないか」そ、そんな…」

 

ドナドナ流れるM4の背中に声を掛けるも、結局、執行が遅れるだけと知ってうなだれて続くAR-15。なんか流石に可哀想に思った彼は去りゆく二人に声を掛ける。

 

「あの、お休みなさい…」

 

「!?お、おやすみなさい!!」

 

「お、お休み、また明日ね」

 

手を振る彼に振り返し、少しだけ、軽くなった足取りで二人は退室する。その背にため息を一つ、M16は振り返る

 

「すまないな、初めて君みたいな子と触れ合えるものだからはしゃいでいるようだ、不快に思ったなら代わりに謝るよ」

 

本気ですまなそうなM16に彼は首を振る

 

「いえ、特に嫌な思いはしませんでした、多分…楽しかった、んだと思います」

 

「そうか…」

 

「はい、それに人形の能力は凄いですね、ジャンケンの出した手が全く見えませんでした、僕(いやマジで、ナノマシン強化でやっととかどういうレベルよ…タイムアルタートリプルアクセルなんてレベルじゃなかったぞアレ)」

 

「そ、そういうところで我々の能力を判断されるのは複雑だが…ハハ、頼りにして貰っていいよ。さて、そろそろ寝たらどうかな?眠かったんだろう?SOPMOD、お前も休んでもいいが警戒は怠るなよ」

 

「了解!任せてよ♪」

 

返事に頷き部屋を出るM16、これから夜長の警戒任務のお供にお説教タイムが始まるのだろう。心の中でM4に合掌しつつ、彼はSOPMODにもお休みを言い、自分に割り当てられた寝床に潜り込み、目を閉じた。特に疲れては感じていなかったが、転生からのドタバタにやはり疲労はあったのだろう、睡魔は比較的すぐに訪れ、彼は意識を手放した。

 

そして冒頭に繋がる。ある理由から夜中に目が覚めた彼、視界内に表示させた時計によると真夜中の3時頃。見回すと寝るときにはSOPMODがいた、少し離れたところにある寝床にはM16が寝ている。タイミングはわからないが見張りを交代したのだろう。さて、彼が目を覚ました理由だが

 

「クシュン」

 

小さく、M16を起こさないようにクシャミ。先程は気を引くためにワザとやったのだが今回は本当に、冬とまでは行かないが夜半になると冷え込むらしく、流石に毛布2枚重ねくらいではギリギリ耐えられるかどうかという寒さ。まぁナノマシンに体温調節させればすぐに解決する問題なのだが彼はジーッとM16から視線を外さずに考える、此れはチャンスではないのかと。なんの?そりゃもうセクハライチャコラのである、他に何があるというのか。それに気になっていることがあるのだ、それは先程からのM16の彼に対する態度である。

 

(最初は一歩引いて、妹たちに譲ってるんだと思ったんだが…どうも違う気がするんだよな~)

 

自分を撫でること、先程の部屋割りのこと。更には先程、寝床の用意をしてるときにもM16に近付こうとしたのだが何かと理由をつけてフィっと彼から離れるのだ。最初は男嫌いか何かではないのかと思ったが、たまに感じる視線に嫌悪は含まれていない、寧ろM4達と同じ感情が籠もっているように感じた。と、なると考えられるのは…其処まで考えて彼は決断する。

 

(良し、真実を見極められてなおかつ、俺は良い思いができる!一石二鳥とはこのことよぉ!!)

 

最悪な石投げもあったものである、彼はそっと寝床を抜け出しM16の方へと近づくのだった…

 

・・・

・・

 

「ぅん…?」

 

スリープモードが解除され、目を開けるM16。時間を確認するが未だ交代のために起きるよう設定した時間ではなく、別の要因だと気付く。それは何か、と思ったところで違和感を感じる、うまく寝返りが打てない、まるで何かが自分にしがみついているような…

 

「ま、まさか?」

 

違ってくれと思いつつ、彼が寝ているはずの寝床へ視線を泳がせるがもぬけの殻、と、言うことは、つまり…

 

「ヒィッ…ちょ…嘘だろ!?」

 

震える手で毛布を持ち上げると見えたのは黒髪のくせっ毛、自分に全てを委ねて胸に顔を埋めて腰に抱きつき眠る、彼の姿だった。それを確認した途端、ボンッと音がしたんじゃないかと思う勢いで真っ赤になる顔、実際熱暴走を起こしたように熱くなるのを感じる。感情モジュールも先程からエラーを吐きっ放しだ、普段のクールでニヒルな笑みが似合う姉御肌とは思えない姿、もし此れをHK416が見ていたらそれはもう、嬉しそうな笑みを浮かべて煽りまくること間違いなしである。

 

何のことはない、彼女が彼を避けた理由、単純に『男性への耐性がない』だけである、いや、正しくは彼のような男の子への、と言うべきか。今までは接する機会もなく今日、彼に会った事によって判明した意外な一面。他の姉妹二人は恐る恐る、一人は正面から好意を示し彼に接していたが、M16だけはうまく距離感をつかめず、ならばと他の姉妹を抑えるポジションに収まり誤魔化すことにしたのだ。残念ながら彼のスキンシップにより、無駄になってしまったが。

 

「と、兎に角落ち着いて起こさなきゃ…ら、ラン?起きてくれないかラ「んみゅ…ん」あ…寝言可愛いな、って違う!頼む、起きてくれぇ!!」

 

例え鉄血に囲まれたって此処まで取り乱すことはないだろう、そっと、割れ物に触れるように彼の肩を揺さぶり起こす。やっと目を覚ます彼、蒼い瞳をあげ、ぼんやりとM16と目を合わせる、半開きになった口がなんとも艶かしく感じ、M16は無意識に唾を飲み込んだ。倫理コードからの警告が出なければ危なかったかもしれない。

 

「お、お早うラン」

 

「…おはようございます」

 

色々と飲み込んで、出来る限り冷静に声を掛ける。だが後が続かない、口をパクパクさせているM16を尻目に彼はまた首を傾げ、寝ることにした。M16の自分を避けている理由はわかったし、何より眠いし。またM16の胸に顔を埋めようと顔を落としていき

 

「お休みなさい」

 

「お、おやすみって待て!そうじゃない、何で私の寝床に入った上、だ、だ、抱きついてるんだ!?」

 

「(顔真っ赤でどもるM16姐が斬新すぎる、絵師さんに描いてもらいたいレベルだわ此れ)ごめんなさい、寒かったので…」

 

「そ、そうか。だったら起こしてもらえれば追加の毛布を探してくるくらいはしたぞ?ほ、ほらあんまり異性の布団に簡単に入るもんじゃない、な?自分を大切にしないと、ウン、何だ、困るだろ?」

 

支離滅裂である。よくわからない説得を聞き、彼の悪戯心に火が点いた。

 

(へーふーんほー、言っちゃう?そういうこと言っちゃう?だったら私にいい考えがある!!)

 

間違いなく碌でも無いか失敗する。まずは視線をM16から外す、そしてかすかに寂しそうに

 

「…迷惑、でしたね。ごめんなさい」

 

「あ…」

 

呟き、そっと彼女から離れる。しまったという顔をしたところで更に追撃。

 

「朧気にしか覚えてないけど、昔、眠れないときはあの人がギュッと抱きしめて寝てくれたんです。とっても暖かかった…それを少し思い出しちゃって…ダメ、なんですよね、こういう事。僕、我慢します。我儘言ってすいません」

 

「う…」

 

もう止めて主人公!M16姐さんの良心のLPはゼロよ!?そのまま自分の寝床に戻ろうとする彼の手をそっとM16は掴んだ。

 

「M16さん?」

 

「そ、その…悪かった、あまり君みたいな子に接したことがないのは仲間と同じでね。接し方と言うか距離感が分からなかったんだ…それにほら、私の顔はこうだし、他の3人に比べても可愛いとか、そういうのはないだろ?そういった自信がなくてね…こうも接してもらうことに戸惑いしかなくて」

 

右目、眼帯の横の傷跡をなぞりながら自嘲する。そういったコンプレックスもこの世界線でのM16は持っていたらしい。

 

「(は?そんな美人顔で何言ってんの?好みだとか思ってる俺を何だと思ってんの?)そうですか?記憶にある職員と比べても綺麗だと思いますよ、M16さん。それに傷を残してるのも何かあるんですよね、どうしてとか分からないけど、多分、嫌いじゃないです僕、そういうの」

 

「あ、う…」

 

正面からの容姿についての褒め言葉なぞ、聞いたことがほぼ無いM16は更に赤面を深め、まともな返事すら出来ずに黙り込む。それでも意を決し、顔を上げる。

 

「ありが、とう?」

 

「どういたしまして、でしょうか?」

 

フッと笑い、首を傾げながら応える彼をそっと抱き寄せた、大丈夫、顔が赤いのは感じるが先程のような焦りは感じない、感情モジュールがもたらすのは胸の奥から湧き出る温かさ。さっき、彼がしていたようにそっと胸元に抱き寄せる。倫理コードの警告もない、本当に彼がそう望んでいるのだろうと思うとM16は少し嬉しくなった。

 

「じゃあ、次の交代まで一緒に寝ようか?」

 

「良いんですか?」

 

「ああ、寒いんだろう?仕方ないさ」

 

「有難うございます…お休みなさい(やったぜ)」

 

「ン、お休み」

 

そのまま彼が寝付くまで彼の髪をなでつける、眠りに落ちたのを確認しM16も目を閉じ再びスリープモードに入る。彼の温かみを腕の中に感じながら…

 

 

なお、この後交代に来たSOPMODが幸せそうな顔で彼を抱きしめ眠るM16の姿を映像記録で撮った上、それを朝方、起き出してきた隣室の二人に見せびらかし一騒動あったことは割愛する。

 

 

-早朝、郊外某地点-

 

 

「エージェントか、ああ着いたぜ。偵察隊によるとやはり彼奴等いるな、病院内に留まっているみたいだ、何か見つけたのかもな」

 

「分かってる、戦闘行動は建物内では慎むさ、そっちの方が面白いしな。出てきたところを仕留めるさ」

 

「彼奴等が何を見つけたかは知らんが、状況によっては保証はせんぞ、良いんだな、了解」

 

 

「さぁてと、愉しませてくれよ?エリート部隊さんよぉ…」

 

「兎狩りの始まりだ」




明確な第一セクハラ被害者、M16姐さんでした。こう、普段キリッとしたキャラが可愛いとかカッコいいとか言われて「何言ってるんだ…」なんて顔を赤らめるの、好きです

SOPMODが倫理コードに弾かれないのは純粋に彼と触れ合いたいだけだから、色欲のたぐいが欠片もないからです。

倫理コードが警告するのは
・人形自身の持つ感情が男に被害(暴力、性的行為、etc...)を及ぼす可能性があると判断した場合
・男の表情、心拍数、呼吸数から不快感を覚えてると判断した場合
・男が音声、文字、と言った伝達手段で不快を伝えてきた場合
くらいを想定してます、ただ流石に生命が危険に晒される緊急事態ではある程度、無視されますが

ところで更新の文量的には今の状況どうなんでしょう?多少、ブツ切れになるかもしれませんが文字数減らせば更新頻度は上がると思うんですが今のままだと週1くらいですかね?大体

感想にでも何か一言お願いします。

人形主観によるお話はあった方が良い?無くても良い?

  • あった方が良い
  • 無くて良い
  • 本文途中で挟む程度で
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