貞操観念逆転で男女比率1:9とかどんな罰ゲームですかね   作:annwfn666

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今回、と次回、ほぼセクハライチャコラはありません。なんてことだ、なんてことだ

そしてこの作品、お気に入りが1000件超えました。紳士の多さにビックリです

そろそろグリフィン本部について薔薇色の日々が続くのでお待ち下さい。


それから誤字報告、皆様ありがとうございます。頑張ってチェックしてるのですが矢張りありますね


「セクハラできない?何してるんですさっさと片付けますよ」

-朝6時、病院一階フロア-

 

 

全ての準備を終え、出立の時間となる。彼を真ん中にしつつ前にM16、左右をAR-15とSOPMOD、背後警戒にM4を置く布陣、彼は心の中で(インペリアルクロスう!!)などつまらない事をのたまっていたが。

 

「何とか靴や服が見つかってよかったけど…女物でごめんね」

 

「いえ、あるだけ嬉しいです。最悪、ナノマシンの治癒強化を利用して怪我は無視して歩くつもりでしたから」

 

今、彼が履いているのはナース用の院内シューズ、彼と小隊が出会う前、探索中に床に転がっていたのを思い出し、食事後に拾ってきたのだ。彼が其処まで大柄ではないということもあり、運良くピッタリであった。間違いなく、スリッパ行軍に比べてばマシなんてレベルじゃないだろう。服も手術着からリネン室に残っていた子供服の中からサイズが合いそうなものを選び、着替えている。誰ともなく「ズボンがあって良かった…」なんて呟いたのを聞き(そりゃ俺のスカート姿に我慢できなくなるってことかな?)なんて馬鹿なことをまた考えていたが。

 

「出会った時にまさかと思ったけど、本当に会った時の格好で移動する気だったのね。本当に出会えてよかった…」

 

ため息混じりのM4の呟きに残りの3名もウンウンと同意する。流石にもう少し探索すべきだったかなと思う彼、だが兎に角人に会うことを優先していたためどうしても衣服は後回しになっていたのだ、やはり、彼も人恋しかったのだろう。

 

「後は念の為とはいえ、私の予備ジャケットを着て貰っている訳だが…キツかったりしはしないか?」

 

それは置いといて、と心配そうに聞いてくるM16に彼はその場でくるりと回りながら「大丈夫です」と応える。先程言った服装の上から防弾ジャケットを装備しているのだ、矢張り備えは必要ということだろう。前世含めて初めて着るジャケットだが其処までM16と体格が違わないため、備え付けの帯でギリギリまで締めれば問題なく着用できた。彼的には其処よりも(此れは★2?3?どっちかね?この時点で4以上はないだろうなぁ。なんか製造可能になったらどのレシピでも異様にジャケットが出るようになった記憶が…M16姐さんの呪いかとか思ってたな~0-2、改修MAX★5ジャケット装備M16、貧乏ラン…ウッ、頭が)なんて馬鹿なことを考えることに終始していたが。なお、着せてもらった後にM16をじっと見ながら「お揃いですね」なんて言うのを忘れないのは流石?と言えるのだろうか。

 

それを聞いたM16が嬉しそうに照れ笑いを浮かべ、それに若干2名がイラッとするのも、もはやお約束だろう。

 

「じゃあ迎えの部隊との合流地点へ向かうわ、鉄血との接敵の可能性もある。出来る限り戦闘は避けるけど最悪、銃撃戦になるかもしれない。その際は此方の指示に従ってもらいます。ハンドサインを幾つか教えたけど、覚えてる?」

 

流石に仕事となると会ってからこっち、鼻血を出したりジャンケンでポカしたりと良いとこあまりないM4だが表情は引き締まり、凛々しい、戦乙女なんて単語が彼の脳内に浮かんでたりする。この状況で茶化すほど彼も空気を読まないわけではない、素直に頷く。昨夜の夕食後に敵対関係にある鉄血の説明と共に教えて貰ったりしたのだ。無論、記憶もナノマシン頼りなんですけどね。彼の返事にM4もうなずき返し、視線を他の小隊員へ向ける。

 

「出発!」

 

短く、ただ一言だけ。全員が入口の方へ向き、一歩目を踏み出そうとした時。

 

ウィン…

 

小さな駆動音が響く、瞬時に音のする方を振り向き、射撃体勢に入る。M16は彼の側に寄り、攻撃があった場合は自身が盾になる準備をする。音源はエレベーター、彼が使ってから勝手に地下3階へ戻り、その後如何なる操作も受け付けなかったそれが今、上がってきている。表示される数字が「1」になり、そして

 

チン…

 

軽い音ともに開く扉、小隊に緊張が走る、が…

 

「なにも…ない?」「え?」

 

困惑気味の声を上げるM4、呟いたとおり開いたエレベーターの箱の中には何もいないし、何もない。油断した所で屋根から何か落ちてくるかとも思ったがそれもない。緊張する4名の前で数秒後に扉が閉まり、再び地下へと戻っていくエレベーター。一体全体、何だったのか?困惑を隠せないが考えた所で答えは出ないし、害もなかったのだから構わない。そう結論づけてM4は再度、出発の合図をすると同時に未だエレベーターの方を見つめている彼に声を掛ける。

 

「ラン君、さっき声を上げてたけどどうかした?」

 

そう、M4が「なにもない」と言った時疑問の声を上げたのは彼なのだ。彼は問いかけに対し、視線を外さないまま

 

「M4さん、何も見えませんか?」

 

「え?えぇ、特には…」

 

訝しげに応える彼女に彼は「そうですか、気の所為でしたか…」

 

目をこすって首を傾げ、本人も良く分からない風で入り口へと進み始める彼。その様子を不思議に思いながらもそれに続くM4。そのまま何事もなく彼らは扉を抜ける、その瞬間

 

「!?」

 

凄い勢いで彼が振り向き、M4の後ろを覗き込むように身を乗り出す、エレベーターの方に。

 

「ど、どうしたの!?」

 

ほぼ表情を崩さない彼の顔に、驚愕が張り付いているのだ、何かあったのかとM4も軽く焦る。他の3名もどうしたのだと寄ってくるが彼はじっと見詰めたまま喋らない。数秒間そのままで見ていたが、フッと肩の力を抜いて振り向く。

 

「何か聞こえた気がして…気の所為だったようです、すいません」

 

「そう、大丈夫なのね?」

 

「はい、行きましょう」

 

頷く彼の顔を見つめるが異常は見られない、元から顔に出ないというのもあるが。多少の不安を拭えないものの時間が圧しているのも確か、皆、チラチラと彼を心配そうに見ながらも郊外の集合地点へ足を進める。

 

 

 

 

 

 

 

 

『行ってらっしゃい』

 

・・・

・・

 

それから一行はトラブルなく進んでいた、先程の彼の行動を心配する面々だったが、その後は普通に応対し、今も静かに水を飲んでいる姿に安堵していた。よく考えてみれば日光の下に出てくるのはこの時代で目覚めてからは久しぶりなのだ、何かしら衝撃を受けたのだろうと思い、特に言及することなく済ませていた。

 

その彼だが、内心で不安と安堵が半々という所だった、不安に関しては彼にだけ聞こえた声、ただその声に不安を覚えることはなく逆に安心できると言うか、懐かしいとも違う寄り添ってくれている、そんな感じを受けたと言うか、正直、本人も良く分からない。その辺りから来る根源的な恐怖、わからないから怖い。とはいえ、考えていてもどうしようもないのは分かる、取り敢えず棚上げにすることにした。

 

逆に安堵したことは今から説明しようとしていることに、信憑性を持たせることが出来ることだ。エクスキューショナー、彼女とその部隊がAR小隊を殲滅せんと接近していることに彼は昨夜から既に気づいていた、と言うより本来ならエクスキューショナーは夜戦を仕掛ける気でいたし、その準備もしてきていた、キューブ作戦のように。だがそれをしなかったのは彼が思考誘導したからだ、ナノマシンを用いて「昼に囲んでボコったほうが面白い」と。故にエクスキューショナーは夜襲をかけるのではなく偵察にとどめていたのだ。何故、そんなことをしたのか?

 

 

そんなの添い寝イベントを実行するために決まってるだろ、言わせんな恥ずかしい。

 

 

彼の行動に深い意味など、欠片もない。ただ兎に角、何時まで続くかわからないこの世界で終わりの時が来るその瞬間まで、ただただ楽しくエロく生きることのみが彼の目的だ。持てる力を使い世界を救う?いい考えだ、感動的だ、だが無意味だ。そんなストーリーは別の世界線に任せておけばよい。何処までも彼は自分本位に生きていく。それはさておき

 

(そろそろ、頃合いかな)

 

このまま少し行くとエクスキューショナーが構築しているトラップのど真ん中に突っ込むことになる。彼らが進んでいるのはメインストリートだが少し先の左右伸びている脇道の先、それぞれに夜戦でお馴染みのアイギスとライフル装備のイェーガー部隊が配置され、進んだ所で彼らの退路を断つ作戦のようだ。後はジワジワと後ろから圧力をかけ、包囲した部隊で損耗させつつ最後は自身で相手取る積もりなのだろう。だがそうはならない、させない。

 

「少し、話があります…そのままの体勢で、皆さんで今後の相談をしている風を装いながら聞いてください…」




セクハラはないとは言え、チマチマと点数を稼ぐ主人公、あざとい

人形主観によるお話はあった方が良い?無くても良い?

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