貞操観念逆転で男女比率1:9とかどんな罰ゲームですかね   作:annwfn666

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主人公、チート発揮(ただし単体だとクソ雑魚ナメクジ)

戦闘シーンのみですが、一度はその有能さを発揮しておかないといけないのでお付き合いください。


「俺っ娘はポイント高いけど、そのブレードの原理は?光波?」

「やっと移動しだしたか。チッ、待たせやがって」

 

苛立つ声を上げるエクスキューショナー、病院から移動し始めているのは確認済みでもう少しで彼女の仕掛けた包囲網にかかる、という所でAR小隊が小休止を始めたのだ。焦らされているようでイライラがおさまらない、こういう時には良くつるむハンターがいてくれると良いのだが…等と考えつつも移動の報告には内心、喜んでいた。その報告にはどうやら人間、体格からして子供を連れているらしい、という事実が含まれていたがあまり重要視はしていなかった。どうせ病院内に物資を漁りに来たガキでも保護したのだろう、自ら足枷を増やすとは何ともお優しいこと、程度にしか。

 

(フン、上手くそのガキだけ捕まえて、奴らの目の前で嬲り殺しにするなんてのも面白いかもな。ま、難しいしあまり好き勝手するのもアレだ、きちんと仕事をこなさないとな)

 

さてそろそろだ、偵察から送られてくる映像では小隊が通りの端を進み、もう少しで封鎖部隊を配置している横道を通り過ぎる。後、もう少し、数歩で…

 

「…は?」

 

そう漏らし、笑顔のままで固まるエクスキューショナー、映像の中のAR小隊がその横道へと突然、向きを変え走り出したからだ。最後尾にいたM4が一瞬だけ止まり身を屈める、その背に子供がしがみついたのを確認すると再度走り出す。其処まで確認した所で我に返るエクスキューショナー。まさか、気付かれていた!?否定したいが罠にかかるギリギリのところでの転進、偶々だと思うほど彼女は愚鈍ではない。舌打ち一つ、AR小隊の進行方向にいる封鎖部隊へ足止めを命令する。装甲兵とライフル部隊の組み合わせだ、そこそこは時間を稼げるだろう。

 

(装甲兵への攻撃手段を持つのはSOPMODくらい、後の奴らなら装甲を抜けねえ。榴弾も限りがあるし連発は無理、倒すにしても時間を食う。その間に彼奴等がいる側の部隊を回し、続いてストリート反対側に配置していた奴らもそれに追随させてやりゃあすり潰せるだろ。地理にも不慣れだろうし、なんで気付かれたかは気になるが…まぁ、追い込んで仲間を嬲ってやりゃァ吐くだろ)

 

そう思い全隊へ指示を出した彼女だが、それが実に甘ったるい希望的観測だったと知らされることになる。道に並び進行を阻害するよう展開するアイギス、その後ろ、隙間から狙い撃たんとするイェーガー。それに対しAR小隊の前衛3名は立ち止まり、立射の体勢を取る。そんな事をしても的になるだけだろうに…窮してヤキが回ったか?焦る必要はなかったかと訝しむエクスキューショナー、が…

 

「何だとぉ!?」

 

驚愕に叫ぶ、彼女の視線の先では次々と頭部のアイカメラを撃ち抜かれ倒れていくイェーガーの映像が。馬鹿なあり得ない、サポート有りで攻撃される可能性がないと分かっているライフルでもない限り、こんな精密射撃できるはずがない。だが、現実として映像の中では次々に撃ち抜かれ、活動停止していくイェーガの姿が。残っているのが散発的に反撃しているがそれもまるで弾道が見えているかのように避け、掠りすらしない。そうしている内にイェーガーは全滅、残りはアイギスだけだが。

 

「まぁ、そうなるよなぁ!!畜生!!どうなってんだ!!」

 

装甲はあるが動きは鈍重、更に近接武器しか持っていない人形などマトモに相手する必要はない、とばかりに道沿いにある鉄製の扉を蹴破り其処へ入っていくAR小隊。そのまま建物の中を駆け抜け、安全圏へと向かうつもりなのだろう。建物内からストリートを通るAR小隊を両側から挟み撃ってやろうと建物内部に部隊を配置しているにはしている、それらにAR小隊を補足、攻撃せよと命令はするがこうも立て続けに想定外が起こるとそれすら上手くいくとは思えなくなっているエクスキューショナー。そしてそれは的中する。

 

・・・

・・

 

[この階層はフリーです、そのまま直進し、突き当りの廊下右端から2番目のドアに入ってください。其処の窓から道を挟んだ建物のヒサシ部分に飛び移れます。移った後はそのまま窓から侵入、ドアの外で左右から挟撃しようと待ち構えているのでAR-15とSOPMODでドアを開けると同時に手だけ出して射撃を。エイムは此方でコントロールします]

 

[[了解!]]

 

[クリア。進行再開、次は道幅が広いので飛び移れませんが道路にトラックが乗り捨ててあります、そこに飛び移ったのちに再度反対側の建物へ。M16、その周りに鉄血が索敵中なので閃光手榴弾を]

 

[了解、残数3だが大丈夫か?]

 

[問題ありません、切れた場合もやりようはあります]

 

[了解だ、何とも頼もしいことだな]

 

[凄い、此方に損耗を出すことなく的確に移動を…此れがラン君の能力]

 

[最初は正直、半信半疑だったけど此れは…言葉もないわね]

 

[それにこの皆との一体感、すっごく気持ちいいよね♪]

 

現在、彼を含め意思疎通はすべて通信で行っている。こうして喋っている時も常に移動し、必要最低限の敵を屠り続けている。その感覚は共有され、彼によって整理され各々にフィードバックされる、M4の視界の隅に写った鉄血兵にそちらを向くことなくそれに最も近いAR-15が撃ち倒す。SOPMODの視覚情報で攻撃タイミングを知ったM16が一歩体をずらし、それを避ける。誰の視界に入っていなくとも、彼がそれをフォローする、ナノマシン散布による探知を妨害する術はこの場にはない。加えて先程のイェーガーを全員ヘッドショット、ワンショットワンキルしたエイムコントロール、彼の補助あってこそだが元々のスペックがあってこそとも言える、流石は主人公を含めたエリート部隊というところか。

 

さて、此処に至るまでに幾つか解決すべき問題があった。先程の小休止の際に彼はAR小隊に「鉄血に包囲されつつある」と説明し始めたがそれをどう信じさせるかがまず一点、時間もないので既に集めていた情報をM4が所持するタブレットに地図情報と共に送った。その詳細な情報とそれを可能にするスキル、何より彼に対する此れまでの印象から「此処まで手の込んだ嘘をつくとは思えない」と判断された、演技は大事ですね。

 

此処まではクリア、次の問題は「どうやってこの情報を得たのか」。ナノマシンについては思考、肉体と人体強化オンリーと説明しているためナノマシンです万歳、とは言えない。まぁ最悪「やってみたら出来ました、テヘ」と媚を売って、それでもダメなら「信じて貰えないんですか(ウルウル)」と泣き落しで誤魔化そうとも思ったが、先程の病院でエレベーターから出てきたものがこの問題を解決した。

 

AR小隊の面々には見えていなかったが彼には見えていた、開いた箱に数機のドローンが存在しているのを。かなり高度な光学迷彩と特殊能力として近場の機器にハッキングを仕掛け、自身を認識させないようにすることが出来る、攻殻機動隊風に言えば「目を盗む」というやつだ。正直、タイミングが良すぎるしあの『声』と言い作為しか感じないのだが…あまり深く考えるのは得意ではない彼、この肉体の補助として開発してたのが自分が起きたことで起動したんだろうくらいに考えることにした。ハッキングでエレベーターを動かしてきたんだろうと。

 

「よく分からんが専用ドローンが起動したのでそれを使って」と説明すれば皆、何とも微妙な顔をしていた、さもあらん。しかし映像は本物で装甲兵もいる上に、はては指揮しているのはハイエンドモデルのエクセキューショナーと判明すればドローンの出処を云々している所ではなくなった。正直、全員の顔色は悪い、なにせ此処に来るまでの任務中、大した量ではないとは言え鉄血の部隊とも戦闘を行っている、物資も潤沢ではない。そして彼…保護対象を抱えた上でその包囲網を抜け、合流地点に到達。どう考えても不可能に近いミッションだ。

 

最悪は自分達が盾となっても彼とM4だけは逃がす、本人たちに知られないように三名は視線を送り合う、まぁ彼には原作知識から「あ~俺とM4だけ逃がす気ですね君たち」とバレバレだったが。なので彼は最後の問題をクリアすべくカードを切る。「僕を信じて、力を貸してもらえませんか」と自身を媒介として小隊全員をリンクし情報を共有する…仮称として「Full Link Mode」とでもしておくそれを行使させてくれと。それと同時にM4を除いた小隊が自身を囮に逃がすプランは、無理だと潰すオマケ付きで。

 

彼自身に軍事知識は皆無だが埋め込まれた戦争に関する知識は伊達ではない、中には要人救出or暗殺ミッションに関する知識も入っているので、如何に経験豊富なM16でもぐうの音も出ないほどに黙らされ、無言で睨みつけるM4から目を逸らし、バツの悪そうな顔をする。そしてため息、M16はM4に告げた「お前が決めろM4、隊長のお前がな。彼の力を借りるか、他の手段を取るか…どうする?」それに対し、M4は…

 

彼の提案を受け入れ、今に至る。正直、此れほどまでとは思っていなかった彼女らはその万能感とまでは行かないが、相手を圧倒している状況に高揚感を覚えていた。「人に使われる」という事に惹かれるのは人形だからだろうか?特に半信半疑だったAR-15ですら今の状態に幸福感すら覚えている、出来ることなら、ずっとこのままでいたいと思うくらいに。だが、何事もにも終わりは来る。

 

[後2ブロック進めばエクスキューショナーと接敵します、其処を抜ければ後は合流地点ですが…弾切れが近いですね]

 

[ああ、私も閃光手榴弾は使い切った。後は各自、通常弾が2マガジンほどだな、SOP、榴弾は?]

 

[装填分も含めて2発だよ、ちょっと苦しいかな?]

 

[いえ、それだけあれば後は問題ありません。別に倒す必要もないですし、一当てして逃げても良いですから]

 

[楽天的ね、疑うわけじゃないけどうまくいくかしら?]

 

[はい、上手く今の接敵ポイントにおびき寄せられましたし…もう彼女は詰んでいます]

 

[え?どういう事?ラン君]

 

[自分で言うのも何ですが、この時代で貴重な男性の保護を目的に寄越される迎えの部隊。腕は立つのでしょう?(多分だけど404だよね?)こうも派手に市街戦をすれば…この通りです(やっぱそうだった)]

 

一番遠くへ配置していたドローンの画像を展開すれば、全員の感嘆の声で通信が埋まる。それに少しこそばゆさを覚えながらも彼は宣言する。

 

[さぁ、終局です]

 

・・・

・・

 

「コソコソ逃げ回りやがって!!だがてめぇらも此処で終わりだ!!」

 

自身を鼓舞するようなエクスキューショナーの怒号が響く、眼の前の建物中にはAR小隊、それを残った部隊で半円状に包囲している現状、どうしてこうなったと自問するが上級AIは結論を出せず、エラーを吐くばかり。策は破られ、残存戦力もわずか3部隊。戻ればエージェントからの叱責は免れないだろう、下手すれば解体処分もあり得る。だがAR小隊も損傷はないにしろ弾薬は残り少ないはず、ならば残りの部隊で押しつぶせばなんとかなる。そう信じて突撃の命令を出そうとするが

 

「いえ、終わるのは貴女の方です」

 

意外にも自分の咆哮に返事が返ってきたことに驚き一瞬、出すのを忘れる。AR小隊ではない声、ならば奴らが保護した子供の声?何故、そんな人間が声を上げる?しかも勝利宣言を?湧いてきたのは怒りだ、何故、自分が下等な人間如きに見下されなければならない!

 

「テメェ!!舐めてるのか?出てこい!!」

 

言って舌打ちする、なんて無様な挑発だ、出てくるはずもないのに。だが

 

「…は?」

 

まさか本当に出てくるとは、自分の胸元に届くかくらいの小さな人間、それが自分に相対している、後ろからは「戻ってこい」とか慌てる声も聞こえているが。もはや怒りも消えて呆れが湧いてくる、お陰で多少は冷静になり子供を観察する余裕も出た。そして

 

「お前、男、か?」

 

「その質問をされるのは二度目ですが、そうです」

 

跳ねた黒髪、青い瞳、そしてその顔立ちは多少は細くとも男のそれ。エクスキューショナーは首を振り、口を開く。

 

「まさかとは思うが…男だから殺されないとでも思ってんじゃないだろうな?」

 

「思ってませんよ、『殺せない』とは思ってますが」

 

「あ゛?」

 

冷静になった電脳がまた沸々と煮立ってくるのを感じる、それを知ってか知らずか子供はコテン、と首を傾げて

 

「お疑いなら試してみてはどうでしょう?」

 

もう限界だ、良いだろう、どうせそうするつもりだったんだ。エクスキューショナーは部隊全員に一斉射撃準備を命じ、自身の武器であるブレードを引き抜き衝撃波を放つ体勢を取る。

 

「そうさせて、貰おう…ガッ!?」

 

射撃命令、自身もブレードを振り抜こうとした途端に視界中に浮かぶ『警告』のポップアップ、動かなくなる腕。遮られる視界に映るのは同じように射撃できず、困惑するイェーガー達。此れはまさか

 

「り、倫理違反コードだと!?俺ら、鉄血にはもう入っていないはずなのに!?」

 

「ああ、やはりコードの束縛があったんですね。此処に至るまでの反応から確信していましたよ、僕を確認した人形の動きが鈍くなったり、射線がずれたり…気付かなかったんですか?」

 

指揮官としてそれはどうかと思います、等と真顔で言われ盛大に顔が引きつるのを覚える、此処まで虚仮にされて何も出来ない?舐めるなよ人間!!

 

「く…それでもテメェだけはぁ!!」

 

頭をドリルで掻き回されているかのような激痛に耐えながら、エクスキューショナーはブレードをかなぐり捨て彼との距離を詰める、正確な行動など出来なくても首を掴み、へし折るくらいは出来る、いやしてみせる。そんな彼女の必死な特攻を前にしても彼は平然としている。あと数メートル、という所で

 

「此れでお終いです」

 

ポツリと一言、それに疑問を覚える暇もなく、エクスキューショナーはの体は横合いからの銃撃に吹き飛ばされる。

 

「が、あ、何、が…」

 

頭部にも銃弾を受け、もはや機能停止も時間の問題。狭くなる視界に自身に近づく4つの影を捉え

 

「畜しょ…」

 

全機能を停止した。




倫理コード先生「何時から制限を受けていないと錯覚していた?」

鉄血側も外した気になっていましたが、コードは生産機械やパーツに紛れ込んでいる上、コードが入っている人形が調べても発見を阻害し、「コードは消した」と誤認させます。多少コードを削る、不活性化しても他の人形に入っているコードがそれを補完し、回復させる。なんかウィルスみたいだなオイ

この時代において、コードの入ってない人形、機械を作り出すのは至難の業です。

後、リンクによる戦闘シーンはMGS4でメリル達の部隊がナノマシン補助で互いをフォローしつつ戦っていたシーンを思い浮かべてください、あれの上位互換です。


この後は404小隊と合流、さあお前ら大好きなセクハライチャコラタイムだぞ☆

人形主観によるお話はあった方が良い?無くても良い?

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