貞操観念逆転で男女比率1:9とかどんな罰ゲームですかね   作:annwfn666

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私としては墜ちるまでの過程を大事にしたいですが

まぁそれはさておき白状しましょう。タグの「キャラ崩壊」、彼女のために付けたようなものです、今のところはという枕詞は付きますけど。

後、この話は昨日の話2つ更新からチマチマと書いてたら出来上がりました、なんでですかねぇ…


「即堕ち2コマ?まぁ好きですよ」

-数時間後、前線基地-

 

エクスキューショナー撃破後、404小隊と合流できたAR小隊は鉄血残党がいることも考慮し即座の撤退をM4が提案。損傷はあるもののハイエンドモデルの機体であるエクスキューショナーのボディを回収し、彼をM4がおぶったままヘリの待つ前線基地まで急ぎ移動した。鉄血の別働隊などと接敵することなく到着し、準備でき次第、グリフィン本部への帰還となった所で。M4は404小隊隊長であるUMP45に救助の礼を言っていた、「仕事よ」と返して軽く笑みを浮かべた彼女に、正直、M4は胡散臭いものを感じていたが。それを知ってか知らずか、UMP45は視線をある方へ向けながら口を開く。

 

「それで…あそこに座って説教されているのが保護対象の男の子?」

 

「…ええ、そうです。本当にもう…」

 

顔を顰めながら返事をするM4、彼がエクスキューショナー戦最終段階で取った行動を思い出してだ。そうしつつM4も視線をUMP45と同じ方へ、其処では。

 

「自分が何をやったか分かっているのか?一歩間違えば死んでいたんだぞ!!」

 

「自分でも言っていたけど、態々まともに相手する必要はなかったのでしょう?自分を危険にさらしてまでする必要はあったのかしら?無いでしょう?」

 

「すっごく心配したんだよ!!本当に何考えてるの、もぅ!!」

 

「いえ、ですからほぼ確実に撃たれることはないという確信g「「「言い訳はいらん!!(しない!!)(ダメだよ!!)」」」…はぃ、ごめんなさい…」

 

物資の詰まった木箱に座らされ、正面にM16、左右にはAR-15とSOPMODが仁王立ちして3ch同時お説教を食らう涙目な彼の姿があった、涙は演技でも何でもなく、ガチである。並列思考ができると白状しているため、同時に言っても聞き取れるだろうということからなった聖徳太子状態!な訳だが…軽々しく能力を話すと痛い目を見るということか、なんか違うな。そんな彼を見ながらUMP45は考える。

 

(大人しく人形であるM16達の説教を聞いているし、本気で反省もしてる様子。どうやら私達が今まで扱った子供とは似ても似つかないタイプのようね、短い付き合いだろうけど不快な思いをしなくて済みそうでよかったわ、416なんかすぐに顔に出すからそれでまた…止めましょう、思い出すのは。でも…)

 

この時代、特別な出自ということもあるがそれなりに真っ直ぐに育っている彼を見て、UMP45は思う。

 

(移動中に聞いただけでも高い指揮能力、そして特殊な能力。クルーガーが放っておくかしら?さっき連絡はしているから今頃根回しに忙しいかもね。この子が承諾すれば初の男性指揮官誕生?保護団体をどう黙らせるかがクルーガーの腕の見せ所ね、ま、上手くやるんじゃないかしら…私達の小隊には関係ないでしょうけどね)

 

少し、ほんの少しだけだが…彼の下で正規の作戦をこなす自分達を想像し、首を振る。詮無きことだ、そんな未来はあるはずがない、気を取り直し、いつもの表情の裏に感情を隠し、UMP45はM4に問う。

 

「お説教も大事だけど、彼に挨拶くらいはさせてもらえないかしら?さっきも慌ただしく名前だけだったし、ね」

 

「そうですね、そろそろ出発も近いですし」

 

そう言いながらM16達の方へ近づく、UMP45の意向を伝えるとM16も渋々、という感じで頷いた。それにあからさまにホッとした彼に対し、M16の「続きは帰ってからも出来るしなぁ…」とトドメが突き刺さり、彼がorzのポーズを取る、何かを思い出したAR-15が青い顔で彼の手を取り、励ましていたが何かあったのか?訝しむもあまり関係ないと思い、メンバーに声をかけ、彼に近づくUMP45。G11は相変わらず居眠りしていたようで、HK416に耳を引っ張られての登場だ。M16とすれ違う際、視線で「余計なことをするな」と釘を差された気がするので肩を竦めて応えておく、相変わらずUMP45への信頼は最低値を観測しているらしい。

 

「はろはろ~、さっきは名前だけだったけど改めてUMP9だよ、宜しくねっ」

 

「(うぅ、自業自得とは言え酷い目にあった…スキル使うのが楽しすぎてテンション上げすぎたわぁ…って、おおぉ、生404小隊キター!)はい、宜しくおねがいします。先程は援護射撃、助かりました」

 

「ウンウン、お仕事はこなすよ?でもさっきM16達に怒られてたけど…迷惑かけちゃダメだよ?君が傷ついただけで彼女達も、私達も困っちゃうからね」

 

「あ…(しまった、男子の希少性を甘く見てたわ、俺が怪我しただけでも皆責任取らされるじゃんやっちまったぁ~)です、ね、本当にすいません」

 

素直に認め、かすかにションボリとして頭を下げる彼に何度か頷き、「次からは気をつけてね~」と自己紹介の番を譲る、次は「私は完璧よ」の彼女だった

 

「HK416よ、長く付き合う気はないわ、まぁ適当に宜しくね」

 

これまた素っ気ないものだった、だがまぁ…

 

「(視線を逸らしつつ、頬を染めながら言ってもなぁ…照れてるのバレバレよ?意外と面食いですか?いつか取って代わる人)それでも助けてもらって有難うございました、短くなるかもしれませんが宜しくおねがいします」

 

かすかに微笑み、頭を下げておく。それに顔の赤みを強め、フンと離れていくHK416、そのついでにネボスケを強引に彼の方に押し出して。

 

「G11だよ、じゃぁ…おやすみぃ…」

 

「アッハイ(すげぇ!これが現状日本鯖では最強AR!!全然見えない!!なんかマスコットっぽい!!後、製造率アップ時に来てくれなかったの、忘れてないからな!!終了後に来てくれてありがとね!!)有難うございました、その、お休みなさい?」

 

脳内恨み節+感謝を炸裂させつつ、どう相手をしていいか分からない風を装って首を傾げておく、それに対し何やら満足したのかニヘラーと笑い、また寝ようと去っていこうとして…HK416にどつかれていた。此処までテンプレってやつ?最後に隊長であるUMP45がそっと近づいてくる。だが正直、彼はどう対応して良いものか悩んでいた、転生前にドルフロSSを読み漁っていたが其処の描写では大体、指揮官とイチャツイていたか、ヤンデレてたか、酒のんで逆レしてたか、まぁ概ね好意を持って接していた。だからまぁ、そういう性格なのかなぁと思って進めていたがキューブ作戦などをやる限りでは「…ちょっと指揮官LOVE勢になるの想像つかないですね」としか思えなかった。「404小隊と基地に着任するのは別物?ううむ」と少し悩んだのを覚えている。

 

だがまぁ、偏見は良くないと思い直す。彼女とて暗部の仕事をこなす部隊の隊長なのだ、バカ正直に考えを晒すなどあってはならないのだろう。此処は余計なことを考えず、自然体で相手をしようと彼女の言葉を待つ。

 

「最後に私がこの部隊の隊長、UMP45よ、グリフィン本部までだろうけど宜しくね。そのグリフィンからの依頼で迎えに来たわ、まぁ…話を聞く限りでは来なくても何とかなったかしら?」

 

薄く笑う彼女に彼は首を振り、否定する。

 

「いえ、そちらが戦闘状態に気付き、救援に来てくれて本当に助かりました。確かに何とかなったかもしれませんが…無事に切り抜けられたかは」

 

そう言ってチラリとAR小隊の方へ視線を送る、実際ギリギリではあったのだ。残った弾薬ではエクスキューショナーを撃破出来ても雑魚を削りきれず此方も損耗し、A勝利という所だった。正直、第二戦役のボスだしと無意識に舐めていたのだろう、気を引き締めないといかんな、と彼は思う。初期戦役のボスとは言え、人間を遥かに超えた能力を持った敵なのだ。慢心して良いのはどこぞの金ピカな王様だけだ。

 

「そう、大事なの?彼女たち」

 

「はい、間違いなく命の恩人ですし…優しくしてくれます(あんな美人姉妹を傷物にするとか、許されざるよ)」

 

「ふぅん…そうは言っても彼女も私達も戦術人形、戦場に立つことは避けられない、それについては?」

 

「戦うことが存在証明、みたいなものですよね。命?存在かな?それを賭けて戦わなければいけないのは理解しています。それでも出来る限りは…傷ついては欲しくないですね、多分、そうなんだと思います。(えらく来ますね45姉さん、感情薄い設定だから程々にお願いしますよ?)」

 

彼女たちをどう思うか、等と意外と突っ込んだことを聞いてくるUMP45に、彼は正直に思うところを応える。その答えに何かしら掴むところがあったのか「そぅ」と小さく返し、少し微笑みながら、でもなんだか。

 

(寂しそう?よく分からんな、気のせいか?)

 

そう感じた彼はコテンと首を傾げつつ彼女を見る、それに対しUMP45は元の無表情に近い顔に戻し、「そろそろかしら、行きましょう」と踵を返す。その背に彼は何か声をかけるべきか?とも思うがなんと言えばいいか思い浮かばない、まぁ此処は無難なことを言ってみるかと口を開いた。

 

「そう言えば」

 

「何かしら?」

 

足を止め、顔を半分だけ此方へ向けるUMP45。

 

「(シャフ度ですね、分かります)いえ、大したことはないんですが…UMP45さんとUMP9さんは良く似てますね、もしかして」

 

「ええ、姉妹として設計されてるわ。M16達もそうでしょ?」

 

「そうみたいですね(すいません、M16姐さんとM4の黒髪以外はあんま共通点見いだせないっす)、じゃあUMP45さんの方が?」

 

「ええ、姉よ」

 

それだけ言うと今度こそ、とばかりに前を向き、歩き出す。正直、薄っすらと拒絶されたように感じた彼、だが、トークスキルは高いわけでもないし、あまり饒舌に喋れば疑われる。此れはどうしようもないな、と思いその背に続きながら、特に考えなしにポツリと漏らした。

 

「ふ~ん…つまり、『UMP45お姉ちゃん』なんですね?」

 

ピタリ、UMP45の足が止まった。それに気づき、自分も止まる彼。特に何を言うわけでもなく立ちすくんでいるUMP45、なんだか微妙に震えてるような気がするのだが…何か不味かったのか?事実を言っただけなのだが…訝しむ彼にそのまま、振り向くことなくUMP45が問う。

 

「い、今…なんて?」

 

その声すらも震えているように感じた、彼は(え?なんか地雷踏んだ?超危険球投げちゃった!?お姉ちゃん呼びはUMP9しか許さない!!みたいな!?え?この世界線のUMP45は姉妹愛ヤンデレでしたかぁ!?)とテンパる、ナノマシン制御で無表情を装うのがやっとだ。

 

「(と、取り敢えず返事せんとヤバいの!?)え、えと…何か気に触ったのならごめんなs「謝らなくて!良いから!今言ったの、もう一度言って!!」は、はい!その…『UMP45お姉ちゃん』…ですk」

 

最後まで言えなかった、何故なら彼の頭は抱えられ、UMP45の胸に押し付けられていたからだ。状況が飲み込めず、(どうしてこうなった!)と目を白黒させるがまぁ此れは此れで美味しいので良しとする、何というポジティブシンキング。取り敢えずどんな表情をしてるのかとそのままの体勢で視線をずらし、何とかUMP45の顔を捉えたが。

 

(えぇ~?)

 

さっきまでとはうって変わって、何とも蕩けるような笑顔?あと一歩で雌のか…いや止そう、兎に角、この上なく嬉しげな顔で、目を潤ませ、彼を見詰めていた。なんかもうアレだ、好感度一定値超えてハートマーク浮かんでる感じ、目の中にも幻視するくらいに。取り敢えず、どう反応すれば良いのか彼も分からず、手をUMP45の背に回して抱きついておいた、正直、体勢的には自分よりは小柄な彼女に頭を抱えられるのはキツかったから。不快感を覚えたら倫理コードが彼女に警告を出してしまうだろうからだ、それはまぁ正解ではあったようでUMP45は深い笑みをさらに深くした。

 

(あ~やっぱ女の子って柔らかいよな~人形でも。AR-15と並んでちっぱ…スレンダーで弄られるけどさ、やっぱ此れは此れで良いものだと思うんよ。俺的には胸のサイズは問わないから!!と、まぁそれは置いといて!お姉ちゃん呼びはボークじゃなくてど真ん中どストライクでしたか~)

 

取り敢えず、嫌われてはいなかったのだろうと彼は安心する、嫌いな相手から姉さん呼びされても「たったまま●ね!!」って返しそうだし、「虫ケラが!」かも?だが彼は此処でふと思う、この、UMP45の行動は他の皆にどう映っているのか?と。抱きついたまま頭をずらし、片目を彼女の脇から出して皆の方を見るが…まぁだ概ね、予想通りの反応だった、寧ろ超えていた。

 

「あの、UMP45さ「お姉ちゃん」は、はい、UMP45お姉ちゃん」

 

「何?」

 

「その、この体勢嫌ではないのですが…皆が…」

 

「みん、な…」

 

ウットリとした顔で彼の頭を撫でていたUMP45だがそう言われてその顔がピキリ、と固まる。ギギギ、と音が聞こえるんじゃないか?というくらいゆっくりと彼女は振り返り、仲間たちへと視線を向ける。そりゃもう凄いことになっていた、それはそうだろう普段の彼女の行動と言うか、態度を考えれば仕方ないことではあるのだが。HK416は「今、私の目の前にいるコイツは一体誰だ」みたいな、恐怖すら覚えてるような顔でガン見してるし、G11はAIの処理が追いつかず例のダメイドモードに入って「ありえないものがみえるですごしゅじんさま」なんてブツブツ言ってるし。

 

ただUMP9だけは良かった良かったと言わんばかりにウンウン頷いてる、目尻を拭いながら…って泣くほどなんですかねぇ!?彼女も妹として姉の何かに気付いていたのだろうか?先程、彼がUMP45の微笑みに感じたように。まあ此処だけはイイハナシダナーな空気が漂っているので良しとしよう。

 

だからAR小隊の方は見ない、見ないったら見ない。全員で「その手があったか!!」みたいな顔をして「じゃあなんて呼んでもらうか」とか会議しているエリート部隊()なんていないから、イイネ?だいぶ毒されてと言うかこれもう手遅れじゃない?いや、「姉クン」とか…12人の妹ができる狂気のアレを思い出すから止めろぉ!!彼は取り敢えず、この場を収めようとそっとUMP45から離れた。「あっ」と小さくつぶやく彼女、少し寂しそう。そんな彼女に彼はそっと呟く。

 

「また、機会があったらその…撫でて貰って良いですか?」

 

「っ!ええ、良いわよ…それと急にあんなことしてごめんなさい、君にああ呼ばれたらこう、胸に色々湧き上がってきて我慢できなくて…」

 

「いえ、そういう触れ合い、嫌いじゃないです。僕も心が暖かくなる気がするから…(股間もなぁ!!)後、僕のことはランと呼んでください」

 

「ええ、改めて宜しくねラン」

 

フッと微笑み、UMP45は自然に彼の手を取り未だショックから抜け出せない仲間(一人は大団円!みたいな顔してるけど)と未だ呼び方会議をしているAR小隊へと歩み寄るのだった。




UMP45、完堕ち。良いじゃんお姉ちゃんと呼ばれてデレッデレの45姉がいても

さて、数話の内に指揮官就任、原作プレイヤーの立場となってセクハライチャコラしていくことに、ついでに仕事を(オイ)

出して欲しい人形がいたら感想なんかで書いてもらえると拾うかもしれません、シチュ込みでも可

特に無ければ現状、全くいないHG、MG、RF優先で出していきます。ARはリクエストがなければ先になる可能性が高いです


感想で指摘されましたがあまり感想でこういうの募集するのは良くないようですね。活動報告に書く場を設けますので、お手数ですがそちらにお願いします、ご協力の程宜しくです。

人形主観によるお話はあった方が良い?無くても良い?

  • あった方が良い
  • 無くて良い
  • 本文途中で挟む程度で

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