Genre Over   作:ロードゲート

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話が違って混乱している方は活動報告をご覧下さい。
心の傷は次話公開です。

ちなみに今回はバトル回です。
ガバガバだったらすいません><


第十話 マリオネット

前回までのあらすじ

時は2519年。

2019年から外界を通じてタイムスリップしてきた10人の子供達は、カイとルイと共に宇宙防衛隊として活動していた。

そこに入隊してきた謎の男、ゼンの正体がレンだと知るも、各世界で存在している事にリンは混乱し、気絶してしまう。

そしてリンが目覚めた場所は謎の白く殺風景な部屋。

目覚めた彼はハルと言う少女からある事をしろと命令される。

 

彼女の宇宙防衛隊に対する企みとは…?

 

──────────────────

 

宇宙防衛隊の拠点にやって来たハル・メテウス。

彼女に対する反応はカイとルイにとっては子供達とは全く違って、異常な程の睨みを浮かべていた。

 

「久しぶりだね、カイ君とルイ君。」

「ハル…お前、二年前戦争は二度とやらないって言ってたんだろ?何でまた戦争なんか起こすんだよ!」

 

実は二年前にも宇宙大戦があり、宇宙防衛隊に押されていたハルは彼等に「二度と戦争はしない」と宣言していたのだが、その宣言は真っ赤な嘘で、戦争をやめる気など一切無かったのだ。

 

「気が変わってね。地球の人口も増えたりしたから掃除をしてるだけ。まさかこんなことになるとは思わなかったけど。」

「てめえ何の冗談で…「落ち着け、ルイ。」くっ…」

 

彼女は微笑を浮かべながら話すと、怒りを押さえられなかったのかルイはハルを殴ろうとするも、カイが止めて何とか抑える。

 

「あら、女の子に殴ろうとするなんて、最低ね」

「てめぇ…!」

 

ハルの煽りにカイはそろそろ怒りが限界に達し、怒声を放とうとしたその時…

 

パァン

 

「え?」

 

銃声のような音がカイの倒れと同時に鳴り響く。

 

どうやらカイは何者かに背後から撃たれたようだ。

 

──誰に?

 

彼は銃声のした方に顔を向ける。

 

「ゼン…?」

 

彼の視界には銃を構えたゼンの姿と彼に撃たれたのか、他の子供達が倒れている光景が入っていた。

ゼンはカイを撃つと悲しみの表情を浮かべながら、

 

「すいません、カイさん。」

 

と呟くと同時にカイは気を失う。

それを見ていたルイは咄嗟にゼンを殴る。

 

「おい、カイ!…てめえ…!」

「うっ…!」

 

ルイはゼンを殴ると、彼はバランスを崩し、後ろに倒れる。

 

「…ゼン、裏切ったのか!」

「裏切ってはないよ。彼は命令に従っただけ。君達を撃つと。」

「…!ハル・メテウス…!」

「やって。」

 

彼女の命令と同時に再び銃声が鳴り響く。

ルイもその場に倒れ、気を失う。

 

「これでいいですか、ハルさん。」

「オッケー!後はリンのところまで連れてってくれれば報酬をあげるから。」

 

ハルがそう言うと、ゼンは片膝をつき、

 

「──はい。ハル・メテウス様。」

 

そう言った。

 

──────────────────

 

───三日後

 

リンは部屋から外出し、ドーナツ型のような基地を上から見ていながらなにやら考えていた。その基地の真ん中にはマグマがあるのか赤く、その周りにはゲル達が何匹か見張っていた。

 

「ハルさんのやることってなんだろう…あれから二日経ったけど…。」

 

リンがそう呟くと、ミディアムボブの少女がやって来た。

 

「そろそろ時間だよ、リン君。」

「ハルさん。」

「こっちへ。」

 

リンはハルの誘導についていく。

 

この時の彼はまだ、あんな事が起きるなんて、まだ知る由もなかった。

 

──────────────────

 

───五分後、目的地へ到着したリンとハル。

リンは目の前の機械がふんだんに使われている大きな扉に驚いていた。

 

「おぉー…凄く大きな扉…この先に僕のやることが?」

「そうだよ。さぁ、行こうか。」

 

ハルがそう言うと、リンは一回唾を飲み、返事をする。

 

「はい。」

 

───そして、扉が開かれ、リンはその光景を目にする。

 

「──え?」

 

そこには、宇宙防衛隊の隊員達が十字架の棒に紐で拘束されている姿とゼンとゲルの姿が目に見えていた。

 

「…っ!…みんな!」

「!…来るな、リン!」

「…えっ?」

 

リンは隊員達の元へ向かうも、カイの大声に足を止める。

 

《シャベルナ!》

「くっ…!」

 

ゲルは大声を出したカイに拳を入れる。

 

《ツギハヨウシャシナイゾ》

「クソ…」

「ハルさん…もしかして、僕のやることって…!」

 

その様子を見ていたリンはハルに対し声を荒らげながら質問すると、彼女は答える。

 

 

「簡単な事よ。──彼等を、殺すの。」

 

 

「!?」

 

彼女の答えにリンは唖然とする。

 

「出来るわけ無いですよ!そんなこと!…というか、いつこの人達を捕まえたんですか!?」

「リン君の眠っている間、こいつらを捕まえたの。…そこにいるゼン君に協力してもらってね。」

「え?ゼンさんが?」

 

リンはゼンの方向に視線を変えると、彼は無表情を浮かべながら隊員を監視していた。

 

「ゼンさん、裏切ったんですか!?」

「───」

「ゼンさん!?」

「───」

 

リンがゼンを呼ぶも、何も反応せず、ただただ無表情のまま隊員を監視していた。

 

「無理だよ、彼は私が操作してるから君達が起こしても反応しないよ。」

「何だって!?」

「リン!何とか奴を止めてくれ!」

 

銀髪の青年──ジークは大声でリンに止めるように伝え、リンはそれに応じ、彼女を止めようとする。

しかし…

 

「無駄無駄無駄!『スパイクショット』!」

 

彼女は呪文を唱え、手を銃の形にし、リンに向かって魔法を放つ。

リンは避けようとするがそれは命中し、彼の身体に電流が流れる。

 

「ああぁぁああぁ!!!」

「リン!」

「もっと、もっと痛めぇ!」

「チッ、ゼン、起きろ!」

 

舌打ちをしながらジークはゼンを起こそうとする。

勿論彼は操作されていて操り人形の状態の為起きない訳だが…

 

「起きろォ、ゼン!お前の「彼女」が悲しむだろォ!」

 

 

───それは彼の心に響く。

 

 

───アイツはゲルに殺された。

 

 

───俺はゲルに復讐する為に宇宙防衛隊に入ったんだ。

 

 

───俺は、俺は…

 

 

 

 

 

───ハルを倒す…!!!

 

 

 

 

 

「うぉぉぉぉおおお!!!」

『ゼン(さん)!!』

 

なんとジークの後押しによってゼンは操りから解放されたのだ。

ゼンは雄叫びを放つとハルを抑えつける。

 

「な、何!?『マリオネット』が解除されたって言うの!?」

「ハル、お前を絶対に許す訳には行かねェ!」

「くっ、邪魔よ!『マリオネット』っ!」

 

彼女はゼンに操作魔法の呪文を唱え、手をかざすが、魔法は効かなかったのか、変わった様子は無く、攻撃を受けるだけだった。

 

「何で効かないの!?」

「同じ技は二度とくらうか!」

「う…っ!」

 

ゼンは彼女に殴る蹴るはせずに『ノックバック』能力で彼女を飛ばし、壁に打撃させダメージを与える。

 

「こうなったら…ゲルっ!攻撃して!」

《ショウチシマシタ。》

 

ハルの命令でゲルはゼンに向かって攻撃を仕掛ける。

しかしその攻撃は電流を耐えるリンによって妨げられ、失敗に終わる。

 

「ゼン…さんの…、邪魔は…させ…ない…っ!」

《オノレガキゴトキガ!》

「すまない、リン君!」

 

ゼンはリンに礼を言った後、彼はハルに向かって飛び上がり、剣を抜く仕草を見せる。

すると、彼の手に金色に輝く剣が現れ、彼は輝く剣を左側の腰から剣を抜き、ハルに向かって剣技を言いながら斬りかかる。

それに続きハルもゼンに向かい手をかざし、呪文を唱える。

 

「『聖剣ノ輝キ』!」

「くたばれぇ!『メテオスター』!」

 

二つの魔法が合わさり、極光を放つ。

 

 

───その数秒後、決着がついた。

 

 

極光が消えると共に姿を現したのは、倒れているハルと立ったままそれを見ていたゼンの姿が見受けられた。

 

ゼンはハルに勝ったのだ。

 

『やったー!』

『よっしゃ!』

 

広い部屋に歓喜の声が響き渡る。

 

長い戦争に幕を閉じた──、

 

「馬鹿だね。」

「何?まだ戦争は終わらないのか?」

「私を倒した時点で終わるなんて思わないでね。この世界には私の他にも何人か幹部がいるんだよ。」

「この世界に何人も…。お前は知っているのか?」

「何を?」

「その幹部って言うのは何人いるのかって。」

「さぁね。」

 

ハルは立ち上がり、尻を叩いて汚れを取りながら話す。

 

「世界を歩いてればそのうち分かるよ。」

「旅をしろと言うのか?」

「まぁ私は日本担当だから、日本は戦争が終わった事になるけど、日本以外でも戦争は起こってるからね。旅をするしかないよ。」

 

彼女はゼンにそう言うと、彼に背を向け、出入口に向かって歩き始める。

 

「何処へ行くんだ?」

「戦争に疲れたからちょっと旅をするだけ。」

「お前も世界を旅するんだな。」

「そのうち会えたりしてね。」

「そうだな。あ、次会った時はどうするんだ?」

「その時は援護するよ。もうゲル達を従わせる事は出来ないからね。宇宙防衛隊に入るよ。でも今は旅をさせて欲しいな。」

「分かった。約束だぞ。」

 

ゼンはハルに手を差し伸べ、彼女も手を差し伸べ、握手をして約束を誓う。

 

「約束だよ。じゃあね。」

「あぁ。」

 

ハルはそう言うと部屋を後にする。

 

「ハル・メテウス。──うぉっ!?」

 

ゼンはそう呟くと、彼の身体に誰かがのし掛かる。

 

「ゼン、お前ハルと何してたんだ?」

「ジーク君か。さっき約束をしてたんだよ。」

「何の約束をしてたんですか?」

「後で話すよ。てか重いよぉ…」

『ハハハっ!』

 

宇宙防衛隊の隊員達も拘束から解放され、彼等も話ながらその部屋を後にする。

 

──────────────────

 

数日後、彼等はゼンの話を聞き、世界中の幹部の事を知り、幹部を倒す旅に出る事になった。

 

果たして、彼等の旅はどうなるのだろうか?

 

それは後に分かるだろう。

 

to be contenued...

 




令和初の投稿です!
実は第十話は平成の最後に投稿する筈だったんですけど、やはりアイディアが浮かば無かったので令和初の投稿という事になりました。
と言うわけで、令和もよろしくお願いいたします!

そして今回でアニメで言う第一期終了!
次回の話を挟み、その次から新しい話が始まります!
崩壊直前の世界を旅しながら、幹部を倒します。
果たして、どんな旅になったんでしょうか?
お楽しみに!

次回「第十一話 心の傷」
次回はハルの過去話を書きます。
次回はちゃんとした「心の傷」です。
今回はこのような結果になっちゃいましたけど…(すいません><)。
次回もよろしくお願いします!
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