ハルの過去が語られる回となってます。
番外編でよかったかも…w
(今回は前回のあらすじなしです。次回は前々回のあらすじでお送りします。)
私の名前はハル・メテウス。
ゲル達を従わせていた元幹部よ。
みんな知ってると思うけど私は今旅に出ているの。
何処に出ているかは秘密だけどね。
閑話休題
今日は私が何で幹部になっていたのか教えようと思ったのよ。
実は私相当嫌われてたんだ。
何で嫌われてたかは話してる内に分かるよ。
じゃあみんな早く聞きたいと思ってるだろうから、話をするね。
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私は15年前、日本の東京都に産まれたんだ。
産まれた時から私は魔法を取得していたらしく、赤ん坊の頃、よく魔法をいろんな所に使ってていろんな人に迷惑を掛けたみたいなんだ。
迷惑は両親にも掛かったみたいで、父親に虐待をされていて傷を付けられてたんだ。
その虐待は10歳前半まで続いて、学校でも迷惑を掛けた私は、よく虐められていて精神的にも傷を付けられてて自殺も考えた。
そんな私を癒してくれたのは図書館だった。
図書館だったら静かで誰かに虐められる事も無いから、私の憩いの場としてよく利用してた。
でも何年かしてその図書館も取り壊されて私の憩いの場も無くなって、私はその場所を出ていった。
居場所が無くなった私は疲れが溜まって気を失ったんだけど、そんな私を助けてくれたのは緑色の生命体──ゲルだった。
ゲルは私の話を聞いてくれたり、泣いていた私を慰めてくれた。
その後私はゲルと街へ帰って、虐めから守ってくれた。
ゲルは私を虐めていた奴等を攻撃したりしている姿を見て、私はゲルを好きになったんだ。
ある日、私はゲルに「君の帰る所はあるの?」と言ったんだけど、ゲルは《ナイ》と悲しそうな表情をしながら答えた。
あぁ、私と同じで虐められているんだな。と思ったよ。
私は彼に抱きついて一緒に泣いたよ。
何時間泣いたんだろ。覚えてないぐらい泣いたのさ。
私が12の時、彼は急に私の元から姿を消した。
私は彼をずっと探し続けた。
足が壊れても気にしない位探し続けた。
最後にたどり着いたいつもの木にもいなかったんだけど、手紙が置かれていたんだ。
手紙にはこう綴られていたよ。
カッテニイナクナッテゴメンナサイ。
オレハケンキュウシャニツレテイカレテイロンナコトヲシラベルンダッテ。
ダカラスグニハカエッテコレナイケドカナラズアイニイク。
アいしテるヨ。 ゲル
私は彼を信じて待ち続けた。
結局彼は来ることは無かったんだけどね。
それでも私は彼をずっと待ち続けた。
ゲルの死を知ったのはその数日後だった。
「研究者、謎の生命体『ゲル』の研究に失敗。」
新聞の記事にこう書いてあって、これをみた瞬間に泣き崩れた。
あんなに好きだったのに…
私…彼に何もしてあげられなかったって思ってた。
まだ話足りなかったし。
私は彼の事を忘れようとゲルの一員に入り、沢山訓練をした。
勿論、ゲルとも話したよ。
ゲルだけは優しくて、私の性格と相性バッチリだった。
そしてゲルの幹部になって、今に至るって訳。
ゲルは今でも旅の途中にちょこちょこ会うけど、幹部って事もあって、私とよく接してくれる。
心の傷は今でも付いてるけど、それを埋めてくれるのはゲルだけだった。
悪に染まっちゃったのもゲルと友達になっちゃって調子に乗ってたせい。
ごめんなさい。
でも私はゼン君によって目が覚めた。
ゲルだけじゃなく、人間とも優しくしなきゃね。
おっと、話してる内に日が傾いてきちゃった。
どうだった?私の過去。
みんなは人に迷惑掛けたりせず、人間と友達になることが大事。
私みたいになっちゃダメだよ。
じゃ、私はこの辺で。
じゃあね。
to be contenued...
どうでしたか?
結構シビアな過去にしました。
みんなはハルのように人に迷惑掛けたりしないでね。
次回「第十二話 砂漠」
次回から世界編に突入!
リン達の新たな物語が始まります!
乞うご期待!