リン達の、新たな物語が始まります!
第十二話 砂漠
前々回までのあらすじ
時は2519年。
2019年から外界を通してタイムスリップをしてきた10人の子供達は、日本担当のゲル達の幹部であるハル・メテウスを倒し、日本の戦争を幕を降ろす。
しかし、ハルは世界中にも幹部達がいる事を教える。
それを知った彼等は世界中を旅し、幹部を倒す事を決意する。
果たしてどんな旅になったのか?
世界編、スタート。
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《砂漠行きの航空便は、間もなく出発致します。》
キイイイイイン
───時は2519年。
第三次宇宙大戦の真っ只中、十人の子供達と三人の男性達が砂漠に今、足を踏み入れようとしていた。
「着いたぁ…!」
「この場所に幹部がいるんだな。」
「よし、行くか!」
『オー!』
彼等の名を宇宙防衛隊と呼ぶ。
宇宙防衛隊とは、宇宙の平和を護衛したり、この世界に散らばっている生命体──ゲル達を駆逐するために結成された正義の組織である。
その宇宙防衛隊には、10年以上勤務しているカイとルイに加え、2019年から外界を通じてタイムスリップしてきたリンにムーン、ユウをはじめ、十人の子供達と彼女を殺したゲル達を復讐する為に入隊したゼンが隊員として活動している。
彼等はこの戦争に一刻も早く終止符を打つ為、日本担当の司令幹部であるハル・メテウスを倒す。
しかし、彼女はこの世界中に自分以外の幹部達が居る事を彼等に伝える。
それを聞いた彼等は世界中に散らばる幹部達を倒す為、現在旅に出ているのである。
その一人が、この砂漠に居ると知り、彼等は今、砂漠を旅しているのだ。
しかし、その旅はそう簡単では無く…
「暑すぎるよぉ…」
「我慢するんだ、レイ。この世界に散らばる幹部を倒さなければ、この戦争は終わらないんだからな。」
「しかし、こんな暑苦しい場所に幹部なんてよく居れるよな。」
「同感。」
隊員達は、汗をかきながら幹部関連の話をしながら幹部の拠点のような場所を目指し歩く。
しかし、その日は一向に拠点らしき物は見つけられず、収穫もあまり無かったのでその場所で野宿をすることにした。
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───その夜
夜遅く、眠れないのか焚き火を焚いていたゼンがいた。
彼はため息をつきながら腕に装備している腕輪を見ながら考え事を始める。
(そういえばハルが渡してきたこの腕輪…何に使えるんだろうか…?)
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───時はハルとゼンが会話している場面に遡る。
「あ、そういえば渡したい物があるんだった。」
「何だ?」
彼女は何かを思い出した後、懐に手を入れ、全体の色がエメラルドグリーンに染まっていて、中央に窪みがある腕輪を取り出すと、ゼンの腕に装着する。
「腕輪…何なんだ?これは…」
「お守り。…旅の途中の役に立つと思うよ。」
「あぁ、ありがとう。」
「いやいや、喜んでくれてよかった。」
「大切に使わせてもらうぜ。」
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彼はハルからもらった腕輪には、とある窪みが細工されている。
その窪みの形は半径1cm程で丸く、球体をはめる事が出来るようだ。
それに気付いたゼンはとある検証を始める。
まずは土で球体を作り、窪みにはめてみるが…
──勿論何も起きない。
次に石を丸く加工し、窪みにはめるが…
──これも何も起きず。
どうやら土や石では無く専用の丸い物ではなければ起動しないようだ。
しかし、ここである疑問が生じる。
「これの専用の玉をどうやって入手するかだな…」
彼が疑問を考えていると…
三角形のテントから十人の子供の一人──リンが出てきた。
ゼンと同じく眠れなかったのだろうか。
「リン君か。」
「眠れないんですか?」
「あぁ。ちょっと考え事があってね。リン君もかい?」
「ちょっと…レイさんの寝相が悪くて…。」
「そうか…ハハハっ」
リンの記憶にレイの寝相の悪さが蘇ってくる。
レイの足がリンの顔に当たったり、大事な所を蹴られたり…と。
彼女に女の子なのか?と疑える。
話は変わり、リンの視線もエメラルドグリーン色の腕輪に変わる。
「その腕輪…」
「え?…あぁ、これハルからもらった物なんだ。」
「ハルさんから!?」
「声がでかいよ…!」
「あ、すいません…」
リンはゼンの発言に唖然とする。
「え、えぇ?ハルさんって、敵でしたよね?何で腕輪をプレゼントするんですか?」
「彼女とは和解してね。旅の途中で会ったら宇宙防衛隊に入るって言う位敵対心が無くなったらしい。」
「ほぇー…。宇宙防衛隊に入りたいと…。」
ハルとゼンは旅の途中で必ず会うと約束をしている。
彼女は会ったら援護(宇宙防衛隊入隊)をするとも言っている。これは宇宙防衛隊に対しての敵対心が無くなった事の意味を示している。
しかし彼女は嘘をついている可能性も無い訳でも無い。
「嘘をついている可能性は?」
「無くは無い。だが約束をしたからそれはまずあり得ないと思うんだが…」
ゼンとリンが腕輪について話しているですその時だった。
ザッ
「!?」
「?…どうしたんでs「静かに!」え…?」
リンがゼンに話し掛ける途中に、足音が聞こえて何かを察したのか、リンを黙らせる。
ザッ
(誰だ…?)
(ゲルかもしれないです。隊員達読んで来ますか?)
(いや、その必要はない。リン君も戦闘態勢に入ったほうがいい。)
(分かりました。)
足音はどんどん近づいてくる…
ザッザッ
(来るなら来い…!)
暗い影から見えたのは…
「おや、旅人ですか?」
子供の声が聞こえた。
「え?」
「ここに旅人さん達がいます!」
大きな呼び声につられ、子供達がぞろぞろとやって来た。
その呼び声に起こされたのか、テントの中から隊員達も出てきた。
「うるせぇな…静かにし…誰?」
「…誰ですか?」
リンの問いを無視し、子供達は不良少女──優衣の元にやって来て、お辞儀をする。
『お帰りなさいませ、デザート様。』
「は?」
「「えぇぇぇぇ!?」」
優衣を「デザート」と呼ぶ子供達の正体とは…?
to be contenued...
地球なのに砂漠…?
マ○オのやり過ぎで砂漠要素を取り入れてしまいました。
エジプトだと思えばokです。
次回「第十三話 デザート様」
優衣が謎の子供集団に連れてかれる…?
子供達の正体とは…!
乞うご期待!