Genre Over   作:ロードゲート

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デザートって、ケーキとか食後に食べる物って意味があるけど、砂漠って意味もあるんだ!

by リン

デザートって名前は砂漠から取りました。



第十三話 デザート様

前回までのあらすじ

時は2519年。

2019年から外界を通じて時空移動してきたリン達率いる宇宙防衛隊は、宇宙大戦を止める為、世界中に散らばる幹部達を倒す事を目指し、世界中を旅する。

現在砂漠を旅しているが、そこで謎の子供達と出会う。

子供達は宇宙防衛隊の隊員の一人──優衣を「デザート様」と間違えて呼ぶ事に。

 

この子供達の正体とは…?

 

──────────────────

 

砂漠で出会った謎の子供達に「デザート様」と呼ばれた十人の子供達の一人──優衣。

リン達は子供達の発言に唖然としていた。

 

「は?私の名前は優衣だ、二度と間違えるな!」

「何処から見てもデザート様ではありませんか。」

「は…?」

 

ますます分からなくなって来たリンは何故か気を失ってしまう。

 

「リン!?」

「すいませ…ん…混乱状態で…す…」

「リンーーー!!」

 

そんな状況に目もくれない(最低)な子供達は優衣と話していた。

 

「だから私は…!」

「デザート様万歳!デザート様万歳!デザート様万歳!」

「混乱してき…た」

『デザート様!?』

 

話の通じない子供達に優衣もお手上げで、リンと同じく混乱し、気を失ってしまう。

この状況を見た子供達は優衣だけを村まで連れて行き、リンはゼンとジークが子供達に着いていく事に、他の隊員達はテントの中で休んでもらい、翌日村集合という事になった。

 

──────────────────

 

───翌日

 

「…ん…?」

「起きたか、リン。」

「ここは…?」

 

彼が目覚めた所は、天井や床が木で出来ていて、窓がリンから見て左手に付いていて、そこに花瓶が置かれている部屋だ。

左手に座っているジークがリンを見張っている。

 

「宿だ。昨日お前気絶したから俺とゼンでお前をここまで運び込んだんだ。」

「また僕気絶したのか…。…ゼンさんは何処ですか?」

「──それがだな…」

 

リンはジークに案内され、村の宮殿まで足を運ぶ。

そこには隊員達が優衣の為に給仕している姿が見受けられた。

 

「優…デザート様、お茶はいかがですか?」

「今は飲む気分じゃないからいい。」

「失礼しました。」

「デザート様、和菓子はいかがですか?」

「いらない。てか何やってんの?」

「左様でございますか。(子供達に操られてるんだよ…!)」

「抵抗出来ないの?」

(無理…!)

「デザート様!」

「デザート様!!」

「デザート様!!!」

 

優衣は何でこうなっているか分からなく、他の隊員達は子供達に操られていて、勝手に体が動かされている状態である。

 

「えぇ…。」

「俺は何とか免れたんだが、他の隊員達は、見ての通り操られてるよ。」

「何で免れたんです?」

「髪の毛が派手だとか、偉そうだとかな。」

「偉そうは仕方ないんですけど、派手だったら祐司さんだって同じですよね?」

「それは俺もよく分からん。」

 

ジークは派手だと言われて免れたのだが、何故かジークより格好が派手な祐司が選ばれたのだ。

子供達の見方が特殊なのか、祐司に何かしらの秘密があるのかは分からないが、取り敢えず良かったという話だ。

 

「それよりここは何の村ですか?」

「『グルン村』というらしい。砂漠なのに水が盛んなのが特徴らしい。」

「砂漠なのに?」

 

『グルン村』

面積は東京ドーム1個分位で、人口はおよそ1000人。

砂漠なのに水が盛んな村で、人口の殆どが子供。

何故ここの村は水が盛んなのか?それは、ここの王──というか村長は《デザート》と言う人らしく、この村に一生分の水を降らした…という事があり、水が盛んになったそうだ。

デザート本人は現在失踪中らしく、優衣がそのデザートと似ていて、子供達は勘違いをしているという事だ。

 

「しかもデザート様は一週間前、ハルが俺達によって倒された日から失踪したらしい。」

「それはデザート様が幹部の可能性がある…という事ですね。」

 

リンの発言にジークは頷く。

ジークの言う通り、ハルを倒した当日の日にデザートは何かを察した後、「出掛ける」と一言言ってから行方不明になったとのこと。

つまりデザートが幹部と言う可能性も無くは無い。

 

しかし実際に見なければ分からないので、まずは──、

 

「デザート様を探しつつ、幹部の情報を収集するしかないですね。」

「そうするしか無さそうだからな。」

「でもその前に──、」

 

リンはそう言った後、優衣の給仕をしている隊員達の方に指を指す。

 

「あの人達をどうするか…ですね。」

「確かに子供達の誤解を解く必要があるが、優衣がデザート様が帰って来た事に喜んでて今は何を言っても話が通じないからな。少し落ち着いてくるまで取り敢えずこのままにしておいて、二人だけで情報収集に回ろう。」

「分かりました。」

 

そして、二人は誤解を解かせつつ村人に事情聴取に回り、殆どの村人の聴取に成功した。

 

──で、気になる収穫なのだが…

 

「やはり誰も行方が分からないようです…。」

「行方は誰も知らないと言う事か…。残念な結果になってしまったな。」

 

行方についての収穫は無く、誰もが諦めかけていた。

 

そう思われていたが…

 

「ですがその他に関する情報は手に入れました。」

「本当か?」

 

リンはなんと他の情報を入手していたのだ。

その情報とは…?

 

「この村から南西の方にあるピラミッドらしき建物によく行っていたらしいです。」

「ピラミッド…?そんな建物あったか?」

「見えないように地下に出来ているようです。」

 

どうやらこの村から南西の方向にある地下遺跡──ピラミッドがあり、そのピラミッドにデザートがよく通っているらしい。

 

つまりデザートがその遺跡にいる可能性があると言う事だ。

 

「なるほど。そこにデザート様がいる可能性があるのか?」

「保証は出来ませんが可能性はあると思います。」

「分かった。俺達二人で一回探検するか。」

「はい。では明日の朝に行きましょうか。」

「あぁ、そうしよう。」

 

二人は約束をした後、それぞれの宿の部屋に戻る。

 

給仕している隊員達は置いて行き、二人でピラミッドを探検するようだ。

 

 

──しかし、この判断が後にあんな出来事を引き起こす事など、当時の二人は知る由も無かった。

 

──────────────────

 

───翌日、ジークとリンはグルン村南西のピラミッドへと足を運んだ。

 

「マジでピラミッドがあったんだが」

「まるで古代の人が建てたようには思えない造りですね。」

 

ピラミッドを前に、二人は外見や大きさ等に感心しながら、入り口へと入って行く──。

 

 

『───来るな』

 

 

「「え?」」

 

入り口に入った直後に突然、女性の声が聞こえ、二人の声が重なる。

 

──直後、気が付いた時にはピラミッドの外に移動していた。

状況が分からない二人はもう一度入り口に入ろうと扉を押す。

 

しかし──、

 

「開かない」

 

扉を押しても中から強い力で押されているのか開かないようだ。

 

「もう一度押してみては?」

「やってるんだけど、中から強い力で押されてるようなんだ。」

「…ちょっと二人で力を合わせてみますか?」

「あぁ、悪い。」

 

ジークとリンの二人で力を合わせて開かない扉を押す。

しかし二人の力でも開かず、流石にお手上げのようだ。

 

「二人じゃ無理だ、もっと応援を読んで来よう。」

「その方が良いですね──!?」

「どうした?」

 

リンは突然喋りを止め、何かを察したのか外の景色を睨み始める。

 

その理由とは──、

 

 

「空が、赤い血の色に染まってる…?」

 

 

先程まで青かった空が、赤く血液の色に染まっているのだ。

 

「何が起こると言うんだ…?」

 

 

空が赤く染まってしまった真相とは…?

 

to be contenued...

 




連休も終わり、学校が忙しくなってるので、小説投稿が遅くなります。

え?いつも遅い?
気のせいだろ()


次回「第十四話 死の世界」

空が赤く染まった理由は、絶対に来ては行けない『死の世界』!?
そして二人が引き起こす出来事とは…?

次回も絶対見てくれるよね?(威圧)
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