Genre Over   作:ロードゲート

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あれ?この投稿楽しくなってきたw
Genre Over、駆け足投稿だぜ!


第二話 未来の残酷世界

前回までのあらすじ

時は2519年。宇宙防衛隊のルナ、カイ、ルイは、地球に侵略してきた謎の生命体退治に向かっていた中、500年前の2019年、防衛学校の小学生であるユウ、ムーン、リンは職業選択センターの帰りに別れた後、リンは不良の中学生──ケン、ジンに絡まれ、右足をナイフで切られ負傷したが、ケンとジンは警視庁巡査部長──レンの活躍により、少年院へ送られ、リン、ムーン、ユウ、レンも病院へ向かった。疲れたレンは眠りにつき、目を覚めたらユウとムーン、さらにリンも行方不明になったのだ。彼等は一体、何処へ消えたのだろうか───。

 

─────────────────────────────────────

 

───ここは、外界。死んだ者や動物達は、ここで転生するのか、あるいは成仏するのかを決める場所である。そこに、3人の子供達が眠っていた。

 

「───ん……?ここは…?」

「───ん?…病院着いt…え?」

「───ん…お母さん、夕御飯ま……だ…?──え?」

 

『えぇぇぇぇぇ!!!!?』

 

彼等が目覚めた場所は、全て白く、何もない殺風景な世界だった。この状況に彼等は混乱しており───。

 

「うわぁぁぁ!夢の世界だー!」

「白いし何もない!学校も!」

 

 

───混乱はしていなかったようだ。小学生だから仕方ないだろう。しかし眼鏡を掛け、ガリ勉の彼──リンだけは驚きを見せていた。

 

「どういう…事?レンは…?何処…?レン!」

「レン?」

「ほら、あの赤髪のお兄さんだよ!僕を助けてくれた!」

「知らな~い」

「───え?」

 

どうやら、警視庁の巡査部長であるレンをムーンとユウは記憶に無く、知らないらしい。

 

「嘘…知らない?」

 

リンは先程まで一緒に喋っていたレンがいない事に焦りを浮かべたのか、探し始めた。

 

「レン!レン!…何処なの、レン!」

 

一方レンを知らないユウ達は、気楽に遊びをし始めた。

 

─────────────────────────────────────

 

───30分後…

 

「飽きた」

「うんうん。」

 

ユウとムーンは遊びに飽きたが、リンは休む間もなくレンを探す。探す。さらに探すも、レンは見当たらなかった。

 

「そんな…レン…」

 

そんな子供達の元に、サンタクロースによく似ている老人がやってきたのだ。

 

「あ、サンタさんだ!」

「本当だ、サンタさんだ!」

「ホッホッホ、プレゼントを持ってきたよ…って違う!…私は、この外界の神の一人、ウォッカ・エクストレイルだ。」

 

「外界の…神…?」

 

外界の神だと名乗る老人──ウォッカ。この老人は一体何者なのか…

 

─────────────────────────────────────

 

───時は戻り2519年。宇宙防衛隊のルナ、カイ、ルイは、地球に侵略してきたエイリアンを退治しに向かっていた。

 

「ところでルナ、場所分かんの?」

「実は知らな…と言うとでも思った?私は知っている…その…場所を…!」

「格好つけてるよな?」

「なんだって?」

「ナンデモナイデススイマセン」

 

知っていると言い張るルナに仕方なく従うカイとルイだが…

 

「違う…違う…ここも違う…一体何処ナノォ!?」

 

なんと宇宙防衛隊の中でも一番真面目なルナが目的地を知らなかったのだ。

 

「ビシッとしなさい!(ルナの真似)」

「wwwwwwww」

 

その後馬鹿な男2人はルナに拳骨を喰らい、たん瘤が出来たのはおいといて、そうこうやってるうちに、奴等は現れた…

 

「きゃーーー!」

 

『!?』

 

《ハッハッハ、オマエハモウ、オレタチ『ゲル』ニコロサレルノダァ!ハッハッハ!》

《シネェ!》

 

女性が謎の生命体──ゲルに襲われ、殺されそうになったその時、彼女達が現れた。

 

「そこまでよ!」

《ン?》

「謎の生命体よ!お前達は俺達、」

「『宇宙防衛隊』が倒s──って、オワッ!?」

《ヒーロードモノヤクソクノキメゼリフナンカイマノジダイオワッテルンダヨ!》

『はぁ!??』

 

テレビでよくやっている特撮のヒーローは、決め台詞がお約束なので、怪物達などは必ず待っているのだが、ゲイ達は違う。そんなものは時代遅れだと、問答無用で攻撃してくるのだ。これを特撮で流したら子供達は見なくなるだろう。多分。

 

「ヒーローのお約束だぞ!?」

「お前らは待ってれば良いんだよ!」

《…シカタネェナ、マッテヤル。マッテレバイインダロ?》

「そうだ!マッテレバイインダ!」

 

カイの発言が途中からカタカナになっているのはおいといて、ゲル達も待っているので、気を取り直し、彼等はもう一回決め台詞を言った。

 

「そこまでよ!」

《ン?》

「謎の生命体よ!お前達はおr──オワッ!?」

《ヤッパリマッテラレン、シネェ!!》

『はぁ!??』

 

やっぱりゲルにはヒーローのお約束は通じなく、決め台詞中に攻撃を仕掛けて来た。

 

「待ってるって約束なのに!」

《ツマンネェヨ》

『あのさぁ…』

「…お前達の名前は?」

《オレタチノナマエハゲル。ワクセイ『ヌルヌルワクセイ』カラキタ。オレタチノモクテキハ、『チキュウ』ヲノットルコト、タダソレダケダ。》

「ゲルだと!?まさかいつも俺達に負けてるあのゲルか?」

《ソウダ、アノゲルダ。》

 

基地でルナが予測した通り。やはりこいつ等は長年、宇宙防衛隊に敗北しているゲルだと言う。

 

「なら、私達の目的はただ一つ!」

『お前達を倒す事だぁ!』

《ギャアアア!》

 

ゲルは3人の攻撃により、一発で倒され、悲鳴を上げたと同時に液状化していった。カイはその液体に触ろうとしていたが…

 

「ちょっと触ってみようz「絶対に駄目!」なんでさ?」

「それは…」

「?」

 

何故触ってはいけないのかはルナがいつも答えるはずなのだがそのいつもとは違い、なんと口ごもったのだ。

 

「なんか隠してるだろ。俺達に隠し事は無しって言ったろ?」

「パトロール帰りに漫画買ってたお前に言われたくないけどな。」

「───言ったら驚くかもしれないけど」

「別にいいから、喋ってみろよ。」

 

その液体の種類を彼女は言う。このゲルの衝撃の事実を。

 

「酸素奪取液」

「何ぃ!?」

 

酸素奪取液(さんそだっしゅえき)』。この世の中で一番有名な薬品。一滴触れただけでも体内の酸素を全て奪い、即死状態にする代わりに、液体が人間の酸素を吸い、怪物化し、人を襲うと言うまさに危険な薬品。

 

「でも俺達、ゲルに余裕で触れてたよな。」

「あぁ。」

「ゲルの状態なら大丈夫なんだけど、液体化したら酸素奪取液に変化するの。」

「「マジか…」」

「これ以上あいつらの好きになんかさせない。行くよ!」

「あぁ。」

 

─────────────────────────────────────

 

ルナ達が残りのゲルを倒しに向かった一方で、外界では、睨み合っている外界の神と名乗る老人──ウォッカとレンを探すリンと、気楽に遊んでいるユウとムーンの姿があった。

 

「レンは何処ですか?」

「詳しい場所はわからん。しかし、今お前達のいるここ外界にはいないだけで、ちゃんと下界にはいる。下界が見える窓を見てみ。」

 

リンはウォッカの言った通りに、『下界が見える窓』から下界を見下ろすと、レンはリン達を探しているのか、非常に焦りながら走っている。

 

「良かった…レンは無事だったんだ…」

「安心している暇はないぞ。」

「あ。そうだ、ユウとムーンの様子がおかしいんだ!レンを知らないって!」

 

そう。下界にいたときはレンの事を知っているはずだが、外界に来てからは様子がおかしく、記憶が無いのか「知らない」と言ったのだ。これについて、リンは違和感を感じたらしい。

 

「それに、何だか保育園児みたいになってるし!」

「あぁ。それについてはリンとか言ったのう?「はい」リン以外の子供2人の年齢を下げさせて貰ったのじゃ。因みにお前だけは特別だったのか年齢が変わらなかったのじゃ。」

「嘘…だろ?ねぇ、嘘と言ってよ!外神さん!」

 

リンは彼等2人の年齢が下がった事を信じたくないのか、ウォッカに嘘を言えと要求したのだ。これについて怒りに触れたのか、ウォッカは怒声を放った。

 

「嘘じゃないって言ってるのが分からないのか!」

「!?」

「お前、この事を信じたくないのか?このガキ共の、年齢が下がった事に気に食わなかったのか?」

「そんなこと……」

 

「そんなことない!」と言おうとしたのか、彼は途中で口ごもった。

 

「まだ信じられんか。じゃあお前ら、着いて来い。」

「行くよ、2人共。」

「「は~い!」」

 

─────────────────────────────────────

 

───ウォッカに案内されてから約15分が経過していた。

 

「ねぇ、どこまでつづくの?」

「つかれた~」

「後もう少しだ。頑張れ。」

 

─────────────────────────────────────

 

───30分後、ようやくその場所に着こうとしていたが…

 

「着いたぞ。ここじゃ。」

 

そこには、何もなかったのだ。これにはレンも我慢の限界みたいで──

 

「ふざけんなよ。僕達を散々歩かせといてこれはないだろ!」

「───そろそろじゃ」

「シカトですか?」

 

ウォッカはリンの怒声に耳一つ傾けようとはせず、安物の腕時計を見て、そう呟いた。

 

───そして10秒も経たずにそこには子供2人が一瞬にして現れた。

 

「うわっ!?」

「新たな転生者の登場だ。」

「?…転生?」

 

転生(てんせい)』。現世で死んだ後、成仏せず、異世界でまた目を覚ますと言う現象。下界には帰れず、異世界で暮らさなければならない。因みにユウ達の場合、外界からウォッカが召喚させた為、死んだ訳ではなく、下界に帰ることも出来る。

 

「下界で誰かが死ぬとまずは『死の裁判所』と言うところで成仏するか転生するかが決められるのだが、君達のように死んですぐに外界に来た場合、『転生者』としてここに扱われるのだ。」

「じゃあ僕達は、死んだんですか?」

「いいや、君達の場合は私に召喚されたから、死んではいない。下界にも帰ることが出来る。」

「じゃあ帰らせてよ!」

「それは無理な話だ。この召喚魔法は魔力を大量に使うから、連続には使えないんだ。」

 

召喚術士の召喚魔法の欠点の一つが連続で使えない事。一度に多くの魔力を使い、無理に使えば死に至ることも。次回までの魔力装填が終了のは一年~十年である。

 

「次魔力装填が終わるのは何時ですか?」

「恐らく二年半だろう。」

「じゃあ二年半後にまたくれば返してくれますよね。」

「保証はする。」

「そうですか。」

 

するとリンは、ポケットの中に入っていたメモとペンを取りだし、何かを書き始めた。

 

「何をしてるのか?」

「───」

 

リンはウォッカの問いを無視しながら無言で書き続けている。

 

─────────────────────────────────────

 

メモに書き終えたのか、メモの紙を1枚破き、ペンとメモをまたポケットに入れ、ウォッカに紙を差し出した。

 

「僕達3人の転生特典です。勝手に召喚されたので貰って良いですよね?」

「あ、あぁ…」

 

その要望は転生特典だけではなかった。

 

「後、僕達3人と今いる他の子供達を一緒の世界に、連れて行って下さい」

「何!?」

 

驚きの望みだった。今ここの外界にいる子供達を一瞬に連れて行って欲しいと言うのだ。それにはウォッカも無理な話なようで…

 

「これはさすがに無理な話だ。いくらなんでもここの無駄に広く、殺風景な外界にいる子供達を全て連れてくるのは…」

「──はぁ…じゃあ他の神様達を呼べばいいんじゃないですかね?」

「無理d「勝手に召喚したことあそこにいる神様に言い付けても良いんですか?」はい…」

 

ウォッカはされるがままに他の神様と子供達を集め始めた。

 

「レン…僕は必ず成長して見せるよ。…必ず!」

 

リンが下を向き、レンにそう呟いた事を、レンは知る由もなかった…

 

─────────────────────────────────────

 

一方、ルナ達はと言うと…

 

「コイツら、キリがねぇ!」

「今までの量より格段に増えてる…何で!?」

「知らねぇ、それよりもコイツらを倒さなければな。」

 

前回侵略してきた際のゲルの量は差ほどいなかったのだが、今回の方が爆発的に増えていたのだ。

 

《コノマエトハチガウンダヨ!》

《シネェ!》

「あ、ルナ!後ろォ!」

「──え」

 

ゲルがルナを後ろから攻撃しようとした事に気付いたカイはすぐさまルナに伝えたが、ルナが気付いた時にはもう遅かった…

 

「───ぁ」

 

 

ルナの何かが、潰れたような音がした。

 

 

「ルナァァァア!!!」

 

 

───ルナは、ゲルに殺されたのだ。

 

 

「ルナ、ルナ!」

《ヒッヒッヒ!コノオンナ、ツヨソウナコトヲイッテタケドヨワカッタナ!ハッハッ──》

「クソがァァア!」

《ギャァァァア!!》

 

カイはすぐルナの場所に行き、ルナを殺したゲルを殺し、まだ少しだけ命の灯がある事に気付き、起こそうとした。

 

「ルナ、ルナ!起きろ!ルナァ!」

「──……カ…イ……?」

「ルナっ!」

 

ルナはカイが起こしたおかげで起きたが、ルナの体は貫通しており、今死んでもおかしくない状態だった。先程ゲルを倒していたルイもすぐさま合流した。

 

「おい、ルナ?…嘘だろ…?」

「──ル…イ……も…来…た…のね…。」

「おいルナ、喋るな!ルイ、早く手当てを…「無理…よ…」は?」

 

カイはルナの傷口を治す為、ルイに直ぐに手当てをするよう要求したが、ルナに止められ、手を止めた。

 

「心臓…を……や…られ…た…わ…手……当て…し……て…も……無…駄……よ」

「ルナ、お前死ぬなよ!お前が死んだら、俺達宇宙防衛隊はどうすれば良いんだよ!」

「───……あ…んた……ら…で…がんば……り…な…さい…よ…」

「ルナが居ねぇと俺達……ぐっ…」

「…が…ん…ば……れ…よ……」

「ルナ!死ぬなぁ!」

「……カ…イ…そして…ル……イ…」

「ルナ?」

 

「……会…え……て…うれ……しかっ……た…」

 

「ルナぁっ!」

 

 

───ルナは、命を引き取った。

 

 

宇宙防衛隊のリーダーとして10年、ルイとカイを引っ張って来たルナ。

 

 

──2519年3月6日、ゲルにより殺害され、ルナ死亡。28年の幕を、閉じた。

 

 

─────────────────────────────────────

 

───ルナが死んで30分後…

 

「ルナは死んだ。これから俺達でやって行かなきゃいけなくなる。」

「あぁ。…けど俺達2人でやって行けるのか?」

「分からない。しかし、宇宙防衛隊として頑張らなきゃいけない。」

 

───そう決意し、残りの宇宙防衛隊の2人は立ち上がる。

 

「行くぞ!」

 

「オォ!」

 

─────────────────────────────────────

 

───一方、子供達を集めているウォッカを待っていたリン、ユウ、ムーンは…丁度子供達と神様収集が終わったようだ。

 

「これで全部だ。」

「───お疲れ様です。……10人か。まぁまぁですね。」

「神様も集めたぞ。」

『リン様の役に立ちます!』

「よろしくお願いします。」

 

10人の子供達(リン以外眠りについた)と総勢15名の神が集まり、今まさに、異世界に召喚されようとしていた。

 

「異世界へ、召喚せよ!」

 

 

───リン達の戦いが、始まる。

 

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何か最近のアニメ凄くなってない?演出とかさ。まぁそれぐらい頑張れって訳だな。頑張ろっ!

次回「第三話 リン達とゲル」
リン達が遂に異世界に召喚されます。ルナが死んだ後宇宙防衛隊のカイ、ルイと出会います。お楽しみに!
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