少女☆歌劇レビュースタァライト 君とキラめくために 作:レリ
皆様、こんにちは。この作品ではじめましての方ははじめまして。知ってるという方はこんにちは。レリです。やっと投稿することにしました。この作品はオリ主系なので無理な方はブラウザバックを。楽しみにしていたという方は楽しんでいただけたらと思います。
それでは君とキラめくために、第一話です。どうぞ。
聖翔音楽学園。それは、舞台俳優を育てる学舎であり、舞台創造科もある学舎だ。そして女子高である。
「・・・」
俺、岡峰零(おかみねれい)はその学園の校門前に立っている。相棒のバイクと共に。
「着いたけど、ここからどうしよう・・・」
なぜ男子がここにいるのかと言うと、実は母親がここの卒業生でここの理事長と友達で女の子たちだけだと重い荷物とか運ぶのが大変と母親に話すと、なぜか俺がここに特別編入させて働かせてもいいと冗談半分で言ったら理事長はすごい助かると言ってきて成り行きで俺が編入することになったというわけだ。
「確かここには華恋がいるよな」
幼馴染の愛城華恋。彼女もここに入学している。華恋に会うのはざっと12年ぶりだ。
「元気にしてっかな~。とりあえず入るか」
バイクを押しながら校内に入っていく。
校舎内。
「・・・迷った」
さっそく迷子になりました。
「職員室ってどこ?ん~とりあえずこっちか?」
勘で進んでいくと職員室と書かれた札を発見。
「ビンゴ♪」
コンコン・・・。
『どうぞ』
ガラッ!
「失礼します。今日から編入することになっている岡峰零です」
「お、お前が特別編入生か。まさか本当に男子とはな。理事長から話は聞いている。今は理事長がいないから後であいさつしておけ」
「はい。ところで俺はこれからどうすれば?」
「これから教室に行く。岡峰もついてこい。教室は2年A組だ」
「A組って・・・舞台俳優育成科じゃないですか!!なんで男の俺がそのクラスに!?」
「知らん、理事長がそのクラスならうまくやっていけると思うからと言っていた。クラスは舞台俳優育成科だけどいろんなクラスの手伝いをやるということにもなっているが」
「それならいいです」
「平常に戻るの早いな」
ここには手伝いで来ているため、どんな手伝いもする気なので一つのクラスの手伝いだけではないのなら別にいいと思っている。
「私が先に入るから合図をしたら入ってこい」
「わかりました」
ガラッ!
『おはよう』
『おはようございます!』
教室から女子の声がよく聞こえる。男子が編入してくるなど誰も予想してない。
『今日から編入生がこのクラスに入ってくる。皆、仲良くするように』
『また編入生?』
(ん?また?)
『昨日も編入生が来たよね。二日連続で?』
どうやら昨日も編入生が来たらしい。いったい誰なのか。
『ひかりちゃん、知ってる?』
『知らない』
(ん?今の声……そしてひかり?)
『入ってこい』
先生から合図があったので扉を開けて教室に入る。
『え?』
俺を見た瞬間全員が固まった。当然か。
「はじめまして。編入生の岡峰零です」
「な、なんで男が?」
「ここ、女子高だよね?」
(君たちは当然の反応だな。そして、いるし。二人が)
「え?レイちゃん……?」
「なんで、零がここに……?」
幼馴染の華恋とひかりがびっくりして見ている。
「愛城、神楽、知り合いか?ちょうどいい、愛城と神楽、岡峰の案内を頼むぞ。露崎も頼む。どうしても心配だからな」
「はい」
(華恋の隣に座ってる女の子が露崎っていうのか。他にも個性豊かな子たちがいるな。そしてさらっとあだ名なのかわからない名前で呼んだな、華恋のやつ)
「華恋、ひかり、あいさつとかはまた後でな」
「う、うん」
「………わかった」
放課後。
「レイちゃん久しぶりだね!何年ぶり?」
「12年ぶりだな」
「え?ひかりちゃんと同じ?」
「………そうなる」
「ひかり、なんか変わった?」
「そ、そう?」
「昔と比べるとだいぶ無口になってるような気がするんだが」
「………気のせい」
「さいですか」
「レイちゃん!ひかりちゃん!早くしないと置いてくよ!」
「案内役が俺を置いていくな!」
多少騒ぎながら廊下を歩いていく。
「あ、すまん。ちょっと待っててくれ」
「どうしたの?」
「ちょっと持ってくる物があるからな。すぐに取ってくる!」
「行っちゃった」
「何を持ってくるんだろ?」
「さあ?」
ブオン、ブオンッ!
「「「え?」」」
零がバイクに乗って帰ってきた。
「そ、それ、レイちゃんの?」
「そうだよ。俺の相棒」
「双葉ちゃん以外のバイク乗りが来るなんて・・・」
「双葉?」
「赤紫っていったらいいのかな?そんな髪の色の女の子いたのわかった?」
「ああ、あの子か。そういや君の名前は露崎だっけ?」
「あ、うん。露崎まひるです。よろしくね、岡峰君」
「零って呼んでくれて構わないよ」
「じゃあ、零君!」
「おう。よろしくな、露崎」
「私のこともまひるでいいよ」
「わかったよ、まひる」
「うん!」
華恋とひかりに負けずの眩しい笑顔をみせる彼女も舞台少女だなと思った零であった。
「ところでこれからどこに向かうんだ?華恋」
「学生寮!」
「そうか、そうか。学生寮か・・・ん?はあっ!?」
「どうしたの!?レイちゃん!急に大声出して!」
「ここ女子高だよな!?そこに入学した男子が異例なのはわかってるが女子だけの宿舎に男子が入れるわけないだろ!!」
「落ち着いて!零君!実は先生から学生寮に案内してやってくれって言われてるの!そこに住むことになるんだからって!」
「いいのかよ!?」
「私は平気だよ!」
「私も」
「私もだよ」
「君たちが良くても他の子たちが許さないだろ!」
「大丈夫だと思うよ?みんなレイちゃんを見る目は普通だったから!」
「そ、そうか。なら案内させてくれ・・・」
「零君、一気に疲れた顔になったね」
「もうどうでもよくなったからな・・・」
「じゃあ、私たちの部屋に行こう!」
「はあっ!?」
「えぇっ!?」
華恋のとんでもない発言に俺とまひるの叫びが響いたのだった。
第一話を読んでいただき誠にありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。そしてみんなの話し方がこれで大丈夫なのか不安です。特に香子の京都弁が。
バイクの方は双葉が持ってるバイクと同型の色が黒と青と考えていただければ幸いです。
そして、零のプロフィールです。
岡峰 零(おかみねれい)CV.神谷浩史
容姿はノラガミの夜トに似ている。母親が聖翔音楽学園の卒業生で父親が自衛隊のお偉いさん。息子の零も父親の遺伝子で格闘技などが強く、国から銃等の所持を許されている。だが、零自身は銃を扱うのが苦手で銃ではなく剣を持っている。国にいい剣がないか頼んだら誰も持つことがができない剣があると言われ、試しに持ってみると少し重いが振れないわけではなく、一応使えると国に報告すると、その剣は君のだと言われ、その剣の所有者になった。ちなみにその剣は漆黒の剣で某人気アニメに出てくる剣にそっくりなため、名を夜天の剣(やてんのつるぎ)と名付けた。夜天の剣の所有を両親は許しており、逆に父親から大切な人をその剣で守れと言われている。
こんなところです。第二話はちょっとかかるかもです。あと、別作品の「ISーマテリアルズの魂を持つ者ー」を執筆してますのでよかったらそちらも読んでくれたら嬉しいです。
感想などお待ちしております。それでは今日も一日頑張りましょう!レリでした!